ミセス・ノイズィ

映画『ミセス・ノイズィ』に応援コメント到着

映画『ミセス・ノイズィ』(12/4公開)に、著名人からの応援コメントが届いた。

映画『ミセス・ノイズィ』は、第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアで大反響を呼び、劇場公開が熱望された衝撃の問題作。
ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2人の女の運命を狂わせる大事件へと発展。「SNS炎上」や「メディアリンチ」など現代の社会事情も絡みつつ、後半は思わぬ方向に事態が進んでいくサスペンスフルな展開の、あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野監督によるオリジナル脚本の意欲作だ。先日開催された北米最大の映画祭JAPAN CUTS(ジャパンカッツ)でも観客賞を受賞した。

『ミセス・ノイズィ』に寄せられたコメント

●池内ひろ美(家族問題評論家)
誰も悪くないのに何かしら問題を抱えるのが「家族」です。
悪意ではなく善意からトラブルとなることもありますし、
少しの誤解が家族を巻き込む大きな騒動へと繋がりかねない。
不安な時だからこそ観ておきたい作品です。

●大九明子(映画監督)
ミスターではなく、ミズでもなく、ミセス。エンターテインメントの形を巧みに取りつつ、日本の家族制度や婚姻制度の歪みをノイズィに訴えた映画、と見た。野郎どもに届け。ていうか、女ども何してんの?私もだよオイ!

●笠井信輔(フリーアナウンサー)
怖いオバちゃんがベランダでふとんを叩いて逮捕された「引っ越しオバサン騒音事件」。あの事件の真相はもしや…という視点で描くアナ―ザーストーリー。激突する女優2人に圧倒されながら、最後は目に涙する快作だ!

●コトブキツカサ(映画パーソナリティ)
メディア報道やSNSのあり方に警笛を鳴らすこの物語は
アップデートされたラショーモンアプローチだ。
観客に人間の尊厳と常識を投げかける本作のラストに救いを見た。

●柴田理恵(女優)
一言で、恐ろしい映画。ペンは剣よりも強しというが、ペンの持つ暴力はとてつもない。SNSもマスコミも、またしかり。暴力を振るわれた側はただ耐えるしかないのか。それでも強く生き抜くしかないのか。「表現の自由」が、弱い人を踏みにじっていないのか?

●渋川清彦(俳優)
今、いつもと違う日常、ミセス・ノイズィ観た。このご時世への警鐘と天野監督の眼差し。
役者の活き活きさ。
篠原さんの音が天野千尋の音に似ている気がして、天野さん本人の叫びみたいな気がした。
これぞ映画。最高でした!

●冨永昌敬(映画監督)
映画館にも幼稚園にも行けず、家に閉じこもるしかなかった今節の疫病禍のもとでは、泣く子がうるさいのもお互い様。わが家もお隣りさんも元気な証拠。しかし『ミセス・ノイズィ』の苛烈きわまる隣人関係には、「お互い様」なんて到底ありえなかったようだ。ベランダの仕切板を火蓋のごとく弾け飛ばした女たちの戦いは、匿名の視線によって物見高く消費され、傷だらけに炎上してゆく。でもそこで終わりなんかじゃない。篠原ゆき子と大高洋子がお互いに幸福なノイズであるために費やすその後の年月に、監督天野千尋の生活者としての本気を感じるのだ。

●福岡晃子(作詞作曲家/チャットモンチー済)
時代と共に変化する「常識」と「非常識」の狭間で、
わたしたちに求められる正しさとは何か。
この映画を観終えたら、その答えに近づくことができる。

●三島有紀子(映画監督)
篠原ゆき子の戦い。大高洋子の慈しみ。
これは、ふとんたたきから始まる、天野監督のスバラシキ反戦映画だと思う。

●水野美紀(女優)
私のように、前情報なるべく無しで見て欲しい。
予想は少しずつ裏切られ、その度に引き込まれ、胸いっぱいのラストに導かれます。
とにかく観てみて!

●森達也(映画監督)
後半の展開はまったく予想を超えていた。提起される問題は「SNS炎上」と「メディアリンチ」。
事実は視点で変わる。10人いれば10の真実がある。つまりこれは現代版『羅生門』だ。

映画『ミセス・ノイズィ』

INTRODUCTION
ネット社会に物申す!
今、あなたの《常識》が試される!
ささいなすれ違いから生まれた隣人同士の対立が、マスコミやネット社会を巻き込んで、やがて2つの家族の運命を狂わせてしまう。
まさに今、誰の身にも起こり得る「SNS炎上」や「メディアリンチ」などと共に、社会事情も絡みつつ、後半思わぬ方向に事態が進んでいくサスぺンスフルな展開は、最後まで目が離せません。
構想は3年。あらゆる「争い」についての普遍的真理をテーマにした、天野千尋監督によるオリジナル脚本。すでに第32回東京国際映画祭・スプラッシュ部門のワールドプレミアでは大反響を呼び、劇場公開が熱望された衝撃の問題作です。

天野監督の元に集まった驚異の異色キャスト
主人公の小説家・吉岡真紀を演じるのは『共喰い』『湯を沸かすほどの熱い愛』『楽園 』などの篠原ゆき子。本作の好演で第59回アジア太平洋映画祭主演女優賞を受賞しました。
また、存在感のある芝居が評判の謎の隣人夫婦役をオーデション選出の大高洋子と宮崎太一、ほか長尾卓磨、米本来輝、和田雅成そして、田中要次、洞口依子、風祭ゆきと、名優が脇を固めます。
また、真紀の娘は「パプリカ」を歌う人気ユニット「Foorin」のメンバー“ちせ”こと、新津ちせが演じているのも話題です。

STORY
小説家であり、母親でもある主人公・吉岡真紀(36)。スランプ中の彼女の前に、ある日突如立ちはだかったのは、隣の住人・若田美和子(52)による、けたたましい騒音、そして嫌がらせの数々だった。
それは日に日に激しくなり、真紀のストレスは溜まる一方。
執筆は一向に進まず、おかげで家族ともギクシャクし、心の平穏を奪われていく。
そんな日々が続く中、真紀は、美和子を小説のネタに書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまう。
2人のケンカは日増しに激しくなり、家族や世間を巻き込んでいき、やがてマスコミを騒がす大事件へと発展……。果たして、この不条理なバトルに決着はつくのかーー?!

出演:篠原ゆき子 大高洋子
長尾卓磨 新津ちせ 宮崎太一 米本来輝
洞口依子 和田雅成 田中要次 風祭ゆき
監督・脚本:天野千尋
制作:ヒコーキ・フィルムズ インターナショナル/メディアプルポ
企画協力:アクターズヴィジョン 配給:アークエンタテインメント 特別協力:アミューズメントメディア総合学院
2019年/日本/106分/シネスコ/5.1ch/カラー
(C)「ミセス・ノイズィ」製作委員会
公式サイト:http://mrsnoisy-movie.com/
公式Twitter:https://twitter.com/MrsNoisy_movie

2020年12月4日(金)~ TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開

ミセス・ノイズィ

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