春本雄二郎監督 第2作映画『由宇子の天秤』、釜山に続き東京フィルメックス・コンペティション部門に選出
瀧内公美・光石研らが出演する春本雄二郎監督の最新作『由宇子の天秤』が、釜山国際映画祭ニューカレンツ部門に続き、第21回東京フィルメックス(10/30~11/7)のコンペティション部門への選出が決まった。ジャパンプレミア上映となる。
本作は、ドキュメンタリーディレクターである由宇子が、ある事件を追う中で、大切な唯一の家族である父・政志が起こしたある行動によって、突如、作家としての矜持や善と悪の価値観が激しく揺さぶられる事態に直面し、答えを求めてもがく姿を描いた物語。
東京フィルメックスは、「作家主義」を標榜し、アジアを中心とした世界の新進気鋭の「映画作家」を発掘・育成してきた映画祭。2000年に創設されてから21回目を迎え、今年は東京国際映画祭と同時期の開催となる。
コンペティション部門では世界各国から選ばれた創造性溢れる作品が最優秀作品賞をかけて競い合う。
また、『由宇子の天秤』は脚本が2019年の第1回フィルメックス新人監督賞にファイナリストとして選出。惜しくも受賞はならなかったが、今回、映画が見事、コンペティション部門選出を果たした。
また、映画祭出品、日本初上映の決定を受けて監督の喜びのコメントも到着した。
●春本監督(脚本・監督・プロデューサー)コメント
釜山に続き、東京フィルメックスという日本では貴重な「作家を発掘し育てる国際映画祭」に、しかもコンペティション部門に本作が選ばれたこと、とても嬉しい限りです。さらに喜ばしいのは、本作をより多くの方に観ていただき、感想をいただけることです。映画の言語が国境や人種をいとも簡単に越えて行く瞬間はいつも感動します。私自身も知り得なかった解釈に出会えることを今からとても楽しみにしています。
映画『由宇子の天秤』は、2021年公開予定。
映画『由宇子の天秤』
STORY
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、今、世に問うべき問題に光を当てることに作家としての信念を持ち、そのためには妥協を許さず、保守的な製作サイドと衝突することも厭わない。
一方で、唯一の家族である実父の政志が経営する塾を手伝い、慎ましくも幸せに二人三脚で生きてきた。
けれども、ある日、由宇子が思いもかけない政志のある行動によって、由宇子の信念を激しく揺さぶる事件が起きる…。
“正しさ”とは何なのか、物事を善と悪に二極化しがちなこの時代に一石を投じる、葛藤しながらも答えをみつけ出そうともがく人間の姿を硬質な視点で切り取る人間ドラマ。
瀧内公美 / 河合優実 / 梅田誠弘 /
松浦祐也 / 和田光沙 / 池田良 / 木村知貴 /
前原滉 / 永瀬未留 / 河野宏紀 / 根矢涼香 /
川瀬陽太 / 丘みつ子 / 光石研 ほか
脚本・監督・編集:春本雄二郎
プロデューサー:春本雄二郎 ・ 松島哲也 ・ 片渕須直
ラインプロデューサー:深澤知 / キャスティング:藤村駿
撮影:野口健司 / 照明:根本伸一 / 録音・整音:小黒健太郎 / 音響効果:松浦大樹
美術:相馬直樹 / 装飾:中島明日香 / 小道具:福田弥生 / 衣裳:星野和美 / ヘアメイク:原田ゆかり
医療監修:林恭弘 / ドキュメンタリー監修:鎌田恭彦・清水哲也
メイキング:荒谷穂波 / 英語字幕:ドン・ブラウン 櫻井智子
製作:映画『由宇子の天秤』製作委員会
製作協力:高崎フィルム・コミッション
特別協力:株式会社 鈍牛倶楽部 ・ 日本大学芸術学部 映画学科 放送学科
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
日本/152分/カラー/5.1ch/1:2.35/ドラマ/DCP
(C)2020 映画工房春組
公式Facebook:@yukotenbin
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2021年公開予定!
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