【速報】河瀨直美監督最新作『朝が来る』がサン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門選出決定
河瀨直美監督最新作『朝が来る』(10/23全国公開)が、第68回サン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門への正式出品が決定した。合わせて、河瀨監督より喜びのコメントが届いた。
本日7月3日(金)スペイン時間の11時(日本時間18時)に、第68回サン・セバスティアン国際映画祭[9月18日(金)~26日(土)開催予定]のラインナップ発表が行われ、本作のコンペティション部門への出品決定が発表となった。
受賞結果は映画祭最終日の現地時間9月26日(土)に発表される。
河瀨直美監督にとってサン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門への出品は、国際批評家連盟賞を受賞した『玄牝』(10年)、『Vision』(18年)に続いて3作目となる。
尚、『朝が来る』ではカンヌ国際映画祭【CANNES 2020】、トロント国際映画祭に続く国際映画祭への選出が決定し、日本公開への期待が高まっている。
つきましては、第一報を受けた、河瀨直美監督からのコメントをご一読ください。
河瀨直美監督コメント
サンセバスチャンには、10年前、6歳の息子と一緒に行った時の記憶が鮮明です。小さな手を引いて歩いた海辺の街には映画を愛する人々がたくさんいて、とても温かな気持ちになった記憶があります。
コロナ禍において歴史あるサンセバスチャン国際映画祭が、開催の意志を持って世界を光の方向に照らしてゆく祭典に、正式出品作として『朝が来る』を選んでくださり感無量です!
10年ぶりのあの海辺の街へ、映画と共に訪れる日が来ることを、ピンチョスを食べて、シードルを飲んで、語らい、分かち合い、できる日が来ることを、願っています!
映画『朝が来る』
STORY
一度は子供を持つことを諦めた栗原夫婦は、特別養子縁組という制度を知り、男の子を迎えいれる。
それから6年、息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。
ところが突然、産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子供を返してほしいんです。それがダメならお金をください」という電話がかかってくる。
当時14歳だったひかりとは一度だけ会ったが、生まれた子供への手紙を託す、心優しい少女だった。
渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい彼女は何者なのか、何が目的なのか。
監督・脚本・撮影:河瀨直美
原作:辻村深月 『朝が来る』(文春文庫)
共同脚本:髙橋泉
出演:永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、田中偉登、佐藤令旺、利重剛
製作:キノフィルムズ・組画
配給:キノフィルムズ
(C)2020『朝が来る』Film Partners
10月23日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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