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東大寺二月堂「修二会」

天平勝宝4年(752年)以来続く伝統行事・東大寺二月堂「修二会」。今年は、映画監督・河瀨直美がライブ配信

天平勝宝4年(752年)より不退の行法として一度も途切れず修せられ、今年1270回目を迎える十一面悔過法と呼ばれる古都奈良の伝統行事である東大寺二月堂「修二会しゅにえ」。本年はコロナ感染拡大対策で一般の立ち入りができないため、映画監督・河瀨直美がお松明の様子を撮影し配信することとなった。
河瀨直美監督が撮影した映像は、奈良公園内の「春日野園地」に設置される大型ビジョンの他、東大寺の公式YouTubeチャンネルでも配信される。
河瀨直美監督は奈良県出身・在住で、「なら国際映画祭」のエグゼクティブディレクターも務めているほか、自身の作品で奈良県をロケ地にすることもあるなど、奈良県に所縁が深い。

●河瀨直美監督コメント
1270年途絶えることなく連綿と続いてきた奈良東大寺修二会しゅにえ。私の中では通称「お水取り」。
高齢の養母は「お水取り終わらな春はこーへんから、上着一枚持っていき」とこの季節になると、出かける私にそう言って見送ってくれたものでした。
奈良はこうして千年の歴史が日常となっている町です。その街にもコロナ禍がやってきて、今年のお水取りは拝観を許されません。けれど、東大寺では広く多くの人へこんな時だからこその「祈り」を伝えたいと撮影を依頼されました。この度奈良公園に設置した400インチの巨大スクリーンでのライブビューイングとYouTubeによる世界配信を行います。
皆様とこの歴史を共に迎えられたら幸いです。

●東大寺庶務執事 森本公穣氏コメント
「お水取り」の名で知られる東大寺二月堂修二会しゅにえは、奈良時代から一度も途絶えることなく続く法要です。そこで用いられる「お松明」も広く知られていますが、新型コロナ禍の今回、拝観者及び僧侶ら関係者の感染予防とその無事遂行のため、東大寺ではお松明の拝観と堂内での行法の聴聞を禁止します。
代わりに、河瀬直美監督がその様子を撮影し、奈良公園のスクリーンとYouTubeを通じてお届けします。恐らく、皆さまにとって初めての経験となり、共に祈る時間となるでしょう。是非お参り(ご覧)ください。

東大寺二月堂「修二会」について(東大寺公式サイト解説ページ)
http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie1.html

東大寺二月堂「修二会」配信情報

主催:華厳宗大本山 東大寺 / 協力:奈良県公園室・なら国際映画祭・組画

配信日時:2021年3月12日(金)19:00~ 3月13日(土)18:30~ 3月14日(日)18:00~
※お松明上堂の約30分前から配信を開始。日によって開始時間が異なる。
また配信時間に関しましては、行法の都合上、若干前後する場合もあり。

会場:奈良公園内「春日野園地」
※1事前申し込み不要で、どなたでもご覧頂けます。
※2屋外鑑賞になりますので防寒・足元には十分ご注意頂き、来場くださいませ。
※3椅子のご用意はありません。
※4参加費は無料です。
※5駐車場はございません。
※6感染症対策として、37.5℃以上の発熱がある方や体調が優れない方はお控えください。
※7屋外会場ですが、マスクの着用をお願いいたします。また会場内での飲食はご遠慮願います。(水分補給は除く)

東大寺公式YouTubeチャンネルライブ配信
ライブ配信専用URL:https://www.youtube.com/channel/UCGTPllJKmWYh9fQnLwUmn5Q/playlists

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