SEEDAがついに登壇「感情吹き込んでくれた。やべえよ!」映画『花と雨』公開初日舞台挨拶
1月17日、都内で映画『花と雨』公開初日舞台挨拶が行われ、主演の笠松将、土屋貴史監督、そして本作の原案となった、日本のHip Hop界で歴史的名盤と言われるアルバム「花と雨」のSEEDA本人が登壇。この日客席で映画を観ていたSEEDAは最後、泣いてしまったと言い、自身を演じた笠松将に「感情吹き込んでくれた。やべえよ!」と大絶賛した。(動画あり)
舞台挨拶レポート
– 初監督作品が初日を迎えた率直な感想は?
土屋貴史監督
今日はSEEDAさんご本人も観られていたということで、まずそっちが緊張します。
– 「花と雨」のアルバムから14年の歳月を経てこうして映画化されました。今スクリーンでご覧になっていかがでしょうか?
SEEDA
最高です。みんなのおかげ、昔からの人も、みんなありがとうございます。
– 初主演作が公開を迎えていかがですか?
笠松将
マジメな感じになっちゃうんですけど、自分が主演する作品の初日舞台挨拶って、人生の中でそんなに無いと思うんですよね。それを今見てくださっている一人一人の方々にほんとに感謝の気持ちです。ありがとうございます。
– 「花と雨」を映像化するにあたって一番大切にされたことは?
土屋監督
セリフにもいっぱい出てくるんですけど、リアルさだったり、生々しさみたいなものです。アルバムにこめられているものをどれだけ出せるかっていうのを一番考えてやってました。
– それを受けてSEEDAさんはいかがでしょうか?
SEEDA
今日は泣かないって思ってたんですけど、リアルな感情が溢れているから、最後泣いちゃったっすよ、監督!
– SEEDAさんから土屋監督に映像化をお願いすることになったポイントは?
SEEDA
圧倒的な映像のクオリティですね。俺、土屋監督は日本で一番だと思ってるし、最高です。ありがとうございます。
– 笠松さんが初めてSEEDAさんとお会いになった時の印象は?
笠松将
自分が吉田役、SEEDAさんの役をやらせていただくことが決まり、顔合わせの時に、なんの会話もないうちに「学生の頃聴いていた音楽は?」って言われて、一発目から不意打ちでした。そんなキラーパスが来るとは思わないんで。
– SEEDAさんは笠松さんと初めてお会いになった時は?
SEEDA
初めての時の印象よりも、彼はすごいハングリーで、ストイックで、ひとつのことにパワー、エナジーを入れる人だから、会う度、連絡が来る度にこの人ヤバイんだなって、イっちゃうんじゃないかなみたいな、すごい人だなった途中から思えてきました。(彼は)猫飼ってます。
笠松将
そうなんです、猫を飼ってます(笑)
– 映画を撮る前と後で、「花と雨」という作品、またはSEEDAさんに対する印象で変わった点はありますか?
土屋監督
アルバムを聴いてた時は怖い人なのかなってずっと思ってたんですけど、こういう感じでざっくばらんな方で。
やっぱりアルバムの通りというか、すごい正直だなという印象です。
– SEEDAさんご本人として、SEEDA的ハイライトシーンはどこでしょうか?
SEEDA
笠松さんが涙をこぼすシーンだったり、最後の歌詞がつまって見えなくなるシーンも「みるく」っていうクラブでリアルにあったことだし、やベえよ、感情を吹き込んでくれたよ。やべえよ。
いろいろあって、たまんないす!最高だと思いました。ありがとうございます!
笠松将
嬉しいですね。クランクインの前日に2人でドライブさせてもらったんですけど、いろいろお話させてもらった最後に、「笠松さんになら全部を任せられる」って言って背中を叩いてもらったんです。その時のことがあって、今こうやって同じ舞台で話ができているっていうことも、また嬉しく思っています。
最後にメッセージ
SEEDA
この映画、こっから始まってるけど、最高だと思ったら、みんなにどんどんと広めてほしいです!よろしくお願いします!
舞台挨拶動画レポート
舞台挨拶全編は動画でどうぞ!
「花と雨」の初ミュージックビデオが映画公開に合わせて完成
2006年に発売されたSEEDAの代表作にして日本Hip Hop史上に残る名曲である「花と雨」の初ミュージックビデオが映画公開に合わせて完成した。
MVの監督は、kiLLAやYENTOWN、ゆるふわギャング、SALU、JP THE WAVYほか、現在のHip Hopシーンの重要アーティストのMVを多数手がける若手で今一番人気のディレクター:Spikey John(スパイキージョン)。
今回MVの為にSEEDA本人の新規の撮り下ろしカットや、映画の映像も多数使用し、音楽と映画が見事に融合した作品となっている。
映画『花と雨』
【STORY】
幼少期、ロンドンで育った主人公の吉田は、閉塞的で村社会的な日本の空気に馴染めないまま、高校生活を送っていた。同級生や現実を冷めた態度で見つめ満たされない日々。そして次第に学校から距離を置くようになった時、”Hip Hop”と出会った。Hip Hopを通じて日本で初めて自分が表現できる場所・仲間とも出合い、身も心も”Hip Hop”にのめり込んでいく。吉田は、いつか海外での活躍を目指す姉・麻里との約束を胸にラッパーとしての練習や活動をしながらストリートでは、ドラッグディールで実績と自信をつけていく。しかし、物事はそう簡単にうまくはいかなかった。ラップバトルで再会する同級生には負け、掴みかけたチャンスは仲間に裏切られ次々と失った。初めて自分の居場所だと思えたからこそ、その現実の厳しさに晒され、自分を見失って行く。
Hip Hop への情熱も薄れ、いつしか単なるドラッグディーラーに成り下がっていた。
夢に邁進する姉の麻里とも距離を置くようになり、いつまでもうまくいかない現実から逃げる吉田は、ついに逮捕されるはめに。そしてその先に待っていたのは、最愛の姉との別れだった。これが、自分のやりたかったことなのか?
吉田はラッパーとして、1人の人間として、現実を乗り越えられるのか・・・。
出演:笠松将
大西礼芳 岡本智礼 中村織央 光根恭平 花沢将人 MAX サンディー海 木村圭作 紗羅マリー 西原誠吾 飯田基祐
つみきみほ 松尾貴史 高岡蒼佑
監督:土屋貴史 原案:SEEDA・吉田理美 脚本:堀江貴大・土屋貴史 音楽プロデューサー:SEEDA・CALUMECS
製作:藤田晋・中祖眞一郎 制作プロダクション: P.I.C.S. 配給:ファントム・フィルム
(C)2019「花と雨」製作委員会
公式サイト:Phantom-film.com/hanatoame/
ヒューマントラストシネマ渋谷 他、全国公開中
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