木村文乃の誕生日に、青木崇高は背中文字サプライズするも誤字でスベる?
11月14日、都内にて、大ヒットクライムサスペンス「殺人分析班」シリーズ待望の第3弾「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」(WOWOW)の完成披露試写会が行われ、主演の木村文乃、青木崇高、そして内片輝監督が登壇した。
「殺人分析班」シリーズの第一作放送は、2015年「石の繭」。続く2016年「水晶の鼓動」と共に大ヒットしたクライムサスペンスドラマ。
主演・木村文乃演じる如月塔子は、警視庁捜査一課十一係の新米刑事。塔子を支える先輩刑事・鷹野秀昭を青木崇高が演じる。
2019年11月17日より放送スタートする3作目「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」では、新米刑事から大きな成長を遂げ、捜査一課十一係のエース的存在となる主人公・如月塔子の姿が描かれ、おなじみのメンバーが集結するほか、ドラマオリジナルの新キャラクター法医学者・相羽町子役を菊地凛子も登場。遺体の首に青い花が活けられる連続猟奇殺人事件が発生し、麻見和史著の原作シリーズの中でも、最もミステリー要素が強く難解な事件が描かれる。
舞台挨拶レポート
木村文乃(如月塔子 役)
まさか、「石の繭」から4年経ってこの作品に戻ってこれるとは思っておらず、すごくワクワクした気持ちで参加させていただきました。皆さんにもそのワクワクが伝わったらいいなと楽しみにしております。感想をお待ちしています。
青木崇高(鷹野秀昭 役)
前作からの木村さんの成長、見てましたよ!
卵がサナギになり、そして蝶になった。素晴らしいじゃないですか。僕の(衣装を)見てください。蛾みたいな色ですよ。
(会場笑)
– 今回で3度目、ふたたび塔子を演じられての率直なお気持ちは?
木村文乃
お話自体は割と早い段階でいただいていたんですけど、ほんとに素晴らしいキャストとスタッフの方々なのでなかなか集結が難しく、3年空いてしまいました。それにも関わらず、待っていてくださるファンの皆さんのおかげでできたなという気持ちが大きいです。
– 前2作と比べて、塔子のここが成長した、ここを注目してほしいというのがあればお聞かせください。
木村文乃
まず、最初の捜査会議から今までとは違う感じがありまして、監督から「(塔子は)エースやから!」って祭り上げられていて。
塔子の成長というのは、人間としての成長というよりは、自分のダメなところを人に頼ったり、自分でカバーしたり、周りの作り方が上手になって大人になったという印象が私にはあります。なので実際に演じてて思ったのは変わらない塔子ちゃんっていう部分もあれば、シャンっとして皆の前に立とうとしている部分とのメリハリがすごくあるなって思いました。
– 青木さんも、3度めの鷹野役はいかがでしたか?
青木崇高
僕ね、たぶん今まで仕事してきた中でこんなにカッコいい役をやったことがないんですよね。一番カッコいいと思うんですよね。セリフもカッコよくて、1話を見た時に(我ながら)「どの口が言ってんねん!」って思いました(笑)僕の普段の生活、キャラクターから考えるとね。
でも俯瞰で見たら、鷹野は塔子に対して彼女の才能と今後の成長を予感しているところがあります。
鷹野自身は、警官としての意地、犯罪を許せない気持ちがあり、小さいところから拾ってチームで事件を解決していくという執念を持ち合わしています。
– さて、内片監督。本シリーズすべてに携われてきて、今回の最新作公開についてどんなお気持ちでしょうか?
内片輝監督
これだけシリーズが続いているという理由は、キャスト、スタッフ皆で作品を作ってこれたんじゃないかなということと、何より、今日来ていただいている皆さん、お客さんが楽しんでいただいて、次の作品をもっと観たいって期待をしてくれた、その結果だと思いますので、感謝しかないです。ほんとうにありがとうございます。
– 1作目、2作目と比べてここがパワーアップしている!というところはありますか?
内片輝監督
3年経ってますし、「石の繭」からは4年経ってますから、やっぱり「石の繭」と同じように作りましたよだと、お客さんが納得しないのではないかなという気持ちもありますし、事実、もっと面白いもの、もっとカッコイイ塔子、鷹野を期待されていると思いますから、そのあたりはキャストの頑張りが魅力のパワーアップの源としてあると思います。
木村文乃
今回は、塔子がエースとして一人で頑張らなきゃいけないっていうシーンが多かったので、けっこう孤独だったんですよね。いつも十一係ってワイワイして誰かしか冗談を言っているっていう楽しいイメージがあったんですけど、一人孤独にモンモンとしているシーンが多くって、ずっと眉間にシワが寄るようなツライところもあったので、今、監督に褒められてホッとしました。
– 皆さんから見た、本作の魅力をお聞かせください。
木村文乃
今回、成長したエースとしての塔子のお芝居を組み立てるにあたり、現場でやりながら監督の反応を待つって進め方でした。こうしたらこういう反応があるという、殴り合いじゃないですけど(笑)
今回の撮影は皆が実家に帰ってきたような気持ちで進めることができたので、何をするにも誰がどこでどう動いているかが目の端でわかるんです。だから、自分に集中する時間だったり、自分に求められていることが空気でわかるので、アイコンタクトでお芝居を作っていける感じがありました。それが作品の独特の世界観にテンポの良さを与えいていると思います。
青木崇高
やっぱり、グロテクスさの表現が素晴らしいと思います。目を背けたくなるようなことが起きて、でもそれは絶対に許しちゃいけないという気持ちが刑事たちのモチベーションに繋がるわけで、そこの表現がしっかりとこのドラマでは描かれています。
そういうところがドラマを見る人を作品の魅力に引き込んでいくのではと思います。
内片輝監督
3年経って、塔子の立ち位置が変わっているというのはあります。成長して皆との距離感がちょっとずつ変わってきている。
もし、前2作を観ていただいている方は、余計にそれが楽しめるんじゃないかなと思います。たとえば、現場に入る時、塔子が何番目を歩くのか。今までだと鷹野の後ろなのかな、前なのかなってなってたのが、今回は塔子がどう自覚しているのか、それを周りのメンバーがどう見ているのかっていう距離感がものすごく自然に出ていると思います。そういう点に、前作からの「時間」を感じられて、リッチな魅力のひとつになっていると思います。
撮影中に木村文乃の誕生日を迎えた
内片輝監督
撮影現場で木村文乃さんの誕生日(10月19日)を迎えたんですよね。スタッフ一同お祝いをしたいなって思っていた中、木村文乃と俺は似ているところがあるなって実感したことがあります。
その日の彼女のスケジュールが午前中だけだったんですが、天気があまり良くなくて、もし雨が降ってしまうと、撮影が流れて、その日の木村文乃の出番が中止になる状況でした。そしたらケーキとかいろいろ準備をしても流れてしまうんじゃないかとドキドキしてたんです。
そしたら、当日、雨がぜんぜん降らずに、曇天なんですよ(笑)
僕も撮影の時は曇天が多くてですね、曇天監督って言わているくらいなんですけど、木村文乃は曇天女優だなって思いました(笑)
木村文乃
イヤイヤイヤ、晴れ女ですよ!!
雨、降らなかったじゃないですか!
内片輝監督
でも・・・そ、そやな、そういうことにしよな。
青木崇高
殴り合いですか?
(会場笑)
内片輝監督
雨が降らなかったので、ちゃんとお祝いができました。
木村文乃
でも銀杏がめっちゃ降ってました。
内片輝監督
そう、だいぶ匂ってたね(笑)
木村文乃
でも祝っていただいてとても嬉しかったです。サプライズもあって。
その日の撮影では、青木さんは最初と最後だけの出番で間が空いているわけですよ。その間、現場にいなくていいのに、なぜか青木さんがずっといると。そしてなぜか隠れていて、誕生日ケーキで皆で祝ってもらっている時もムネムネ(青木崇高)はいなかったんです。
で、最後、二人の出番の時間になった時、「今日、私の誕生日なんだー」って言ったら、隠れてたところから青木さんがバーン!って上半身ハダカで飛び出してきて、そしたら背中に「ハッピーバースデー塔子」って書いてあって(笑)
そのサプライズまで、その日の青木さんはずっとトボけてたんですよ。
青木崇高
演技をする現場で更に演技をしていました(笑)
背中にはメイクさんに書いてもらったんですけど、カタカナのハッピーバースデーを間違えて、最初「ハッピーバーデー」になってたんです(笑)なんか俺のボケみたいな感じでちょっとスベってるじゃないか?みたいな(笑)
最後にメッセージ
木村文乃
「石の繭」から4年間、ずっと応援してくださっている皆さん、それから興味あったけどまだ観てなかったなって方、どなたが観ても、ちゃんと入りやすく面白くできています。
そして長く見守ってくださっている方々、3作目だからといってたるむことはありません。すごく面白いです。臨場感とリズム感がほんとにマッチしていて、あっという間にエンディングを迎えられると思うので、是非楽しみにご覧ください。そして、是非、感想をつぶやいてください。
11月17日放送の第一話は無料で、皆さん、ご覧いただけます。そして第二話、第三話と観たくなること間違いなしです!
[写真・記事:Jun Sakurakoji]
「連続ドラマW 蝶の力学 殺人分析班」
<ストーリー>
警視庁捜査一課十一係の刑事・如月塔子(木村文乃)が最も信頼する先輩刑事、鷹野秀昭(青木崇高)の公安部への異動が決まり、その異動まであと数日後に迫っていた。そんな中、資産家の天野秀雄が、自宅で惨殺される事件が発生。遺体は切り裂かれた首に“青い花”が活けられた状態で発見され、秀雄の妻・真弓は事件の日から行方知れずとなっていた。捜査本部が真弓を最重要参考人として捜索していると、「クラスター16」と名乗る犯人から新聞社宛てに、犯行声明と真弓の居場所を示唆するメールが届く。次々と起こる猟奇殺人事件に翻弄され続ける警視庁と殺人分析班。鷹野の異動が迫る中で、塔子に寄せられる期待と責任も大きくなってゆく。しかし、期待とは反対に事件の捜査は難航し、焦りと不安が募る塔子。果たして、塔子や殺人分析班はこの猟奇殺人事件を解決することができるのか!?誰にも予想できない驚愕のラストが待ち受ける!
出演:木村文乃 青木崇高 渡辺いっけい 北見敏之 藤本隆宏 小柳 友/神野三鈴 勝村政信 段田安則 仲村トオル/菊地凛子
原作:麻見和史「蝶の力学 警視庁殺人分析班」(講談社文庫刊)
脚本:穴吹一朗 音楽 :諸橋邦行 監督 :内片輝(「連続ドラマW 石の繭 殺人分析班」「連続ドラマW 水晶の鼓動 殺人分析班」)
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/dramaw/rikigaku/
11月17日(日)よりスタート(全6話)[第1話無料放送]
毎週日曜 夜10時よりWOWOWプライムにて放送
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