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のん「私の青春そのもの」。ミニアルバム「ベビーフェイス」発売記念トークイベント

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のんが「私の青春そのもの」と語る「GO!GO!7188」。その元メンバー・ユウとノマアキコから楽曲提供を受けたアルバム「ベビーフェイス」が発売された。それを記念したトークイベントが、6月20日、タワーレコード渋谷店で行われ、先着およそ100名のファンが集まった。
のんは「一番良い形でリリースしたかった。それがミニアルバムというギュッとつめこんだ形だった」と振り返り、自身の中学生時代の黒歴史も明かしつつ、アルバムに込めた思いを語った。(イベント動画&フォトギャラリー)

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「のん」という名札とタワーレコード店員用エプロンを着用して、自身のコーナーにサインをしたのん。

アルバムリリースライブを振り返って

6月16日、渋谷WWW Xにて、「のん“ベビーフェイス”ライブ!」と題したアルバムリリースライブを終えたばかりののん。「すごい気合が入っていて、リハから熱がこもっていてバンドも一体感があったし、来てくださった皆さんとも一体感があって、すごく嬉しかったです。」とライブを振り返った。
今回のライブから初めて、キーボードのサポートメンバー・はらかなこが参加。
のんは「はらさんのキーボードが入ったことでバンドの音が厚くなりましたし、CDには入っていない音も入れてくるので、私は演奏しながら楽しく感じてました。ライブに来てくださった皆さんも楽しんでもらえたんじゃないかなと思っています。」と語り、集まったファンに「どうでしたか?」と尋ねると、会場全体から「よかったよ!!!」との歓声があがった。

「ベビーフェイス」を語る上で欠かせない3つのポイント!

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トークイベントは、KAI(WA)RECORD&チームのん女子部の一人がMCを務め、のんに「ベビーフェイス」を語る上で欠かせない3つのポイントを尋ねる形で進められた。

ポイント1:「GO!GO!7188」

のん
中学生のころ友だちとコピーバンドを組んでいて、「GO!GO!7188」さんは、私の青春のヒーロー、私の青春そのものと言っても過言ではない存在です。
そんなお二人に私の青春時代の想いを連ねた手紙をお送りして、曲を書いてくださることになりました。
アルバムの1曲めに収録している「やまないガール」が上がってきた時は、「この曲を絶対に一番良い形でリリースしたい」と、悩みに悩みました。
悩んだ末にユウさんとアッコ(ノマアキコ)さんに作っていただいた曲にフォーカスするアルバムにするために、ミニアルバムという形にしました。
私の青春にもフォーカスしたアルバムになったらいいなぁと思って、裏テーマ「スーパーヒーローズ青春バージョン」みたいな、そんな感じで作りました。

のん

サバンナの草食動物のように?

– ユウさんとアッコさんとはレコーディングもご一緒されましたがいかがでしたか?

のん
レコーディング当日、私はお二人に混じってギターを弾いたんです。私がこうやって座ってギターを弾いているとしたら、そこ(右横)にユウさんがいて、こっち(左横)にアッコさんがいて、2人に挟まれる位置で。
「お二人が奏でている演奏に挟まれて、のんがギターを弾いている~!!!」というのが、もうミュージシャンとしてではなくて、ファンとして嬉しくて、なんか舞い上がっちゃうのを抑えるのに必死でした。
でも、お二人をガン見してはいけない!という冷静な気持ちはあったので、シマウマとかサバンナにいる草食動物たちみたいに、前を見据えているようで(真横を)見ているみたいな、端と端の視界に集中して、演奏していました(笑)

ポイント2:「青春」

ご飯づくり当番がイヤでスタジオにこもっていた

– 先ほども話に出ましたが、のんさんが「GO!GO!7188」さんの曲を聴いてコピーバンドをしていた青春時代はどんな青春時代だったんでしょうか?

のん
私にとってバンド活動そのものが青春って感じでしたが、当時私は、家族の中ではご飯当番を任されていたんです。で、毎日晩御飯を作らなきゃいけなかったんですけど、バンドの練習が無い日でも、無料で借りられる町のスタジオに行って、ギターの練習をしてご飯を作らなくていいように逃げていました(笑)
そのうちあばあちゃんがご飯を作ってくれるようになって、作戦成功なんですけど(笑)
そんな感じで毎日「GO!GO!7188」さんの曲を弾いていた青春時代でした。

青春の恥ずかしい思い出

のん
「ベビーフェイス」には、同じくユウさんとアッコさんに作っていただいた「涙の味、苦い味」という曲が収録されていて、歌詞に「ラストライブ」という言葉が出てきます。
これは、私が中学生の頃にGOGOさんのコピバンをしていたバンドのラストライブのことを指しています。
ラストライブで、人生初のアンコールが起きて嬉しかったんですけど、その時にはもうみんな燃え尽きてヘロヘロ状態だったんですよ。
「雨上がり アスファルト 新しい靴で」という私がメインボーカルの曲のリクエストをもらって演奏したんですが、どうやって歌ってたんだろう?どうやってギターを弾いていたんだろう?って感じなくらい、もうわけわかんない状態のグチャグチャな演奏になってしまったんです。
で、演奏が終わった後も客席から拍手が聞こえてこないというか、「パチ・・・、パチ・・・」みたいな。それほど酷い演奏でした。
「涙の味、苦い味」という曲は、そういう苦い味を思い知ったラストライブのことが書かれています。
青春と言ったらそういう恥ずかしい思い出です。そういう失敗も含めた青春たちはキラキラしているんだっていうメッセージをこめた曲になっています。

のん

ポイント3:「怒り」

器の広い自分を演じている

のん
私が自分で曲を作る時、少し気を抜くと必ず「怒りが」こもっちゃうクセみたいなところがあります。それは私の中で「怒り」っていう感情がいちばんストレスなく表現できるからです。
私は、よく「怒ったことないでしょ」って言われるんです。それは、器の広い自分を見せたいと、そう演じているところがあるんですけど(笑)
でも、ユウさんとアッコさんが私をイメージして書いてくださった「やまないガール」は、怒っている女の子の歌で、それが意外で「あ、怒ってもいいんだ」って思いました。

「怒りの先」へ

– のんさんの「怒り」は、前向きでポジティブなものが多いと思います。今回はさらに「怒りの先」も歌にしたと伺いました。

のん
1stアルバム「スーパーヒーローズ」の自分の曲は、ほとんど「私怒ってます!」という主張ばかりの曲でした(笑)
「ベビーフェイス」では、サウンドプロデューサーの飯尾芳史さんに「怒りの先も書いてみないか」って言われて、「確かに主張ばっかりだったら救いがないかもしれない」と思って、私の怒りに共感してくれる方々と一緒にその「怒り」を踏み台にするような、ポジティブな感情に変えていけるような曲が書けたらいいなって思ってそれを目指しました。

– 特に「モヤモヤ」という曲はそれが強く出ていると思います。

のん
そうですね。その曲はまさにそれを目指しました。

最後にメッセージ

のん
今日はありがとうございます。
たくさんお話して、こんなにしゃべられるようになったよ、成長しているんだよっていうところを今日は見せられたんじゃないかなって思います(笑)
皆さん、これからものんを応援よろしくお願い致します!
また会いましょう!ありがとうございました!

のん

トークイベント動画

動画にはお客さんの質問に答えて、関西弁を披露しようとするのんさんも。

YouTube player

フォトギャラリー

●Release Info

のん1st ミニアルバム「ベビーフェイス」
発売日:2019 年 6 月 12 日(水)
収録曲数:5 曲+ボーナストラック 1 曲
リリース形態:CD(20P 撮り下ろしブックレット付)
価格:1,944 円(税込)/ KRCD-00008

【収録曲】
やまないガール / 作詞:ノマアキコ・作曲:ユウ(チリヌルヲワカ)
モヤモヤ / 作詞作曲:のん
憧れて / 作詞作曲:のん
蒼い灼熱 / 作詞作曲:のん
涙の味、苦い味 / 作詞:ノマアキコ・作曲:ユウ(チリヌルヲワカ)
※ボーナストラック
この街は / 作詞作曲:のん (岩手銀行CMソング)

[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]

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