• HOME
  • News
  • 映画
  • カリコレ2018で連日満席を記録した話題作映画『歯まん』特別先行上映舞台挨拶

カリコレ2018で連日満席を記録した話題作映画『歯まん』特別先行上映舞台挨拶

主演・馬場野々香、岡部哲也監督、SPゲストに石井裕也監督が登壇!

映画『歯まん』

中村無何有/水井真希/岡部哲也監督/馬場野々香(前枝野乃加)/小島祐輔/石井裕也監督

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭をはじめ、・モントリオール世界映画祭、シッチェス映画祭など数々の映画祭に招待され受賞もしてきた日本映画界の新たなる異才・岡部哲也監督の最新作『歯まん』。
カリコレ2018(カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018)でも連日満席を記録。
2019年3月2日の公開に先立ち、1月28日、特別先行上映がアップリンク渋谷にて開催された。(動画&フォト)

上映後のトークイベントには、主演を務めた馬場野々香の他、小島祐輔、中村無何有、水井真希、岡部哲也監督が登壇。
さらにスペシャルゲストとして『夜空はいつでも最高密度の青色だ』等を手がけた石井裕也監督も登壇し、本作の魅力をたっぷりと語った。

舞台挨拶

舞台挨拶は、MC無しのフリートーク形式で行われた。

映画『歯まん』

大きな劇場では観られない特別な映画

岡部哲也監督
『歯まん』をご覧になっていかがでしたか?

石井裕也監督(SPゲスト)
自主で自分の監督作をつくるということは、自分の生活や色々なものを削らなきゃできないこと。
『歯まん』は大きい劇場では観られない特別なものを観られる映画。理不尽で横暴で、それでいてとても繊細な映画です。

映画『歯まん』

馬場野々香(現・前枝野乃加)/中村無何有/石井裕也監督

コンプレックスを乗り越えるファンタジー

石井裕也監督(SPゲスト)
『歯まん』を撮ろうと思ったのは?

岡部哲也監督
根本はコンプレックスを受け入れて乗り越えるというのをファンタジーとして描きたかったんです。
そして、みんなが頑張って力を貸してくれて、撮影した時には考えられないようなたくさんの人に見てもらえるようになりました。

映画『歯まん』

岡部哲也監督/水井真希

監督が伝えたいものを全力で演じた

石井裕也監督(SPゲスト)
前枝さんは、なぜこの役を受けたんですか?

馬場野々香(現・前枝野乃加)/主役・瀬戸口遥香 役
岡部監督がやろうとしている熱い思いが伝わってきたからです。
観た人に「がんばったね」、「体張ってたね」と言って頂けることが多いんですが、私の頑張りよりも、監督が表現したいもの・伝えたいものが一番なので、私なりに全力でやりました。

映画『歯まん』

馬場野々香(現・前枝野乃加)

石井裕也監督(SPゲスト)
ヒロインと衝撃のシーンを展開させる裕介役の取り組みは?

小島祐輔/裕介 役
岡部さんは自分をイメージして当て書きしてくださったので、自分自身はフラットに演じられました。
自分の役よりヒロインの馬場さんがどうしたらもっと引き立つようのだろうかと、彼女の演技を間近で見ていたので考えながら演じました。

映画『歯まん』

小島祐輔/馬場野々香(現・前枝野乃加)

“愛”とは、やんわり殺していくもの?

水井真希/みどり 役
前枝さんは、本当の愛には肉体は必要だと思いますか?

映画『歯まん』

水井真希

馬場野々香(現・前枝野乃加)/主役・瀬戸口遥香 役
肉体が必要かどうかはわからないですけど、すごく愛してる人に殺されたいというのは、なんとなくわかります。

映画『歯まん』

馬場野々香(現・前枝野乃加)

石井裕也監督(SPゲスト)
でも、愛って、やんわりと殺していくものなんじゃないですか?

中村無何有/洋一 役
なんか、名言っぽい?その意図は?

石井裕也監督(SPゲスト)
(記者さんたちが)記事を書きやすいかなって(笑)

岡部監督はサイコパス??

中村無何有/洋一 役
ずっと、岡部監督のことをサイコパスだと思ってたんですけど、この映画を観て、ほんとに純粋な人なんだなと思うようになりました。

石井裕也監督(SPゲスト)
完璧に“天然”ですよね?

小島祐輔/裕介 役
ほんとに真っ直ぐな方だなぁと思います。

岡部哲也監督
そろそろ、舞台挨拶の終わりの時間なので、このへんで(笑)

舞台挨拶のようすは動画でもどうぞ!

YouTube player

映画『歯まん』

私は初めてのSEXで人を殺した。愛する人を

今作は、『生と性と愛』がテーマのダークファンタジー。自らの肉体の変化によって愛する人を殺してしまった少女の悲痛な叫びから、愛とはなにか?生きるとはなにか?という普遍的な問いかけを観客に突き付けてくる作品。
『ハード・コア』(18)の山下敦弘監督、塚本晋也監督作『斬、』(18)で主演を務めた演技派俳優・池松壮亮さん(以下敬称略)など映画界の著名人からも多くのコメントが寄せられている注目作。
監督にはフリーの助監督として中村義洋、豊島圭介、三池崇史、山下敦弘など多くの監督の作品に従事し、本作初監督ながらも国内外で大きな注目を集めた日本映画界新たなる異才の岡部哲也。
禍々しくも繊細な愛と性を切り取った、ファンタジック・ラブストーリーがいよいよ幕開けとなる。

出演:馬場野々香 小島祐輔 水井真希 中村無何有 宇野祥平 泉水美和子 坂井天翠 古川真司 瓜生真之助 大石結介ほか
監督・脚本:岡部哲也
配給:アルゴ・ピクチャーズ 配給協力:武蔵野エンタテインメント
2015/日本語/カラー/95分/DCP/R18+ ©2015「歯まん」
公式HP:http://www.haman.link/

2019年3月2日(土)より アップリンク渋谷ほか全国順次公開!!

[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA