こうの史代「幻の名作」が初の書籍化!描き下ろしスケッチコラムや単行本未収録漫画も収録
キュートなかっぱの女の子が大騒ぎ
『この世界の片隅に』『ギガタウン 漫符図譜』などユニークな表現活動で話題の漫画家、こうの史代氏。こうの氏のオールカラー漫画「かっぱのねね子」を含むコミックが、2018年12月に朝日新聞出版より発売される。
2001年4月から翌年3月まで子供向け月刊誌「おおきなポケット」に連載された表題作は、連載終了後こうの氏自ら同人誌として限定発売し、ファンの間では密かに人気のある”幻の名作”。今回が初の一般書籍化となる。
「かっぱのねね子」は、人間界に迷い込んでしまったかっぱの少女ねね子が、水の世界に戻るため善行を積まなければならなくなり、友達のいずみちゃんと遠足や夏祭りで奮闘する様子が、見開き×全12話で描かれる。
オールカラーの彩色は温かで美しく、ほのぼのとした中に切れ味良いギャグもたっぷり、楽しさあふれる世界だ。
他に描き下ろしスケッチコラム「かっぱ紀行」、単行本未収録の漫画「ストポ」、「みなみさんの夏休み」「考えるアシ」「ぷらづま記」などの4コマ漫画と大判イラストが収録される。
『かっぱのねね子 こうの史代小品集』
ISBN:978-4-02-214262-7
定価:972円(税込)
B5変形判104ページ(うち28ページカラー予定)
発売:2018年12月7日
https://www.amazon.co.jp/dp/4022142626/
こうの史代(こうの・ふみよ)プロフィール
1968年広島市生まれ。95年『街角花だより』でデビュー。
2004年発表の『夕凪の街 桜の国』でメディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞新生賞を受賞、07~09年発表の『この世界の片隅に』でメディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞、12~13年発表の『ぼおるぺん古事記』で古事記出版大賞稗田阿礼賞を受賞。
他の著作に『さんさん録』『平凡倶楽部』『日の鳥』『荒神絵巻』『ギガタウン漫符図譜』など多数。
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