
【FRUITS ZIPPER 鎮西寿々歌】清水崇監督から「可愛いが出すぎ!」と異例の注意!?単独初主演ホラーで封印した“アイドルスマイル” 映画『だぁれかさんとアソぼ?』完成披露舞台挨拶
2026年7月9日、東京・有楽町の「丸の内ピカデリー」にて、Jホラーの旗手・清水崇監督の最新作『だぁれかさんとアソぼ?』の完成披露舞台挨拶が開催された。(動画&フォト)
本作は、学校の13段目の階段でカセットテープに名前を吹き込むという禁断の遊びを巡る学園ホラーである。イベントには、映画単独初主演を務めた鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)をはじめ、星乃あんな、大西利空、向井怜衣、小國舞羽、室はんなら、次世代を担う若手キャスト陣、そして清水崇監督が登壇した。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
華やかな登壇と、監督の「異様な」出で立ち
イベントの幕開け、キャスト陣が登場すると会場は割れんばかりの拍手に包まれた。この日の模様はインスタライブでも配信されており、登壇したキャストたちはカメラに向かって手を振るなど、ファンとの交流を楽しんでいた。
しかし、最後に登壇した清水崇監督の姿は一際異彩を放っていた。自らを「色々ぶら下げてる痛いおじさん」と自虐的に称した監督の右ポケットには、主演・鎮西寿々歌の(FRUITS ZIPPERとしての)グッズ「ちびぬい(ぬいぐるみ)」がぶら下がっていた。
さらに、右の頬には劇中の怪異「だぁれかさん」のタトゥーシールが貼られていたが、監督本人は「ゴキブリにしか見えない」と自虐するなど、ホラー映画のイベントとは思えない和やかな、あるいはカオスな雰囲気で挨拶がスタートした。
鎮西寿々歌が挑んだ「可愛い」の完全封印
本作で映画単独初主演にしてホラー初挑戦となった鎮西寿々歌は、心理カウンセラー・平瀬小春を演じる。普段はアイドルグループ・FRUITS ZIPPERとして「4年間、可愛いを届けること」を信条に活動している彼女にとって、今回の役作りは大きな挑戦であったという。
鎮西は「可愛いを全て封印して臨んだ」と語ったが、撮影序盤には、ついアイドルとしての「可愛さ」が漏れ出てしまい、清水監督から「可愛いが出てるよ」と厳しくも愛のある指摘を受けたエピソードを明かした。これまでの明るいイメージを覆し、恐怖のどん底に突き落とされる平瀬小春という難役に、彼女がどのように魂を吹き込んだのかは本作の大きな見どころの一つである。
キャスト陣が明かす、恐怖と絆の撮影現場
小春の妹・菜々美を演じた星乃あんなは、鎮西との姉妹役に触れ、「撮影当初から打ち解け、距離感なく演じることができた」と語った。二人は演技について熱い議論を交わす一方で、プライベートな趣味についても語り合うなど、深い絆を築いたようである。
菜々美を気にかける同級生・丈太郎を演じた大西利空は、恐怖に追い詰められていく表情の演技に苦心したことを振り返った。
劇中ではスクリーンに迫るような「引き攣った表情」を見せている大西だが、撮影現場の雰囲気があまりに良かったため、本番との切り替えに意識を注いだという。
また、ダンス部のリーダー・マキ役の向井怜衣からは、ホラー映画ならではの壮絶なエピソードが披露された。
向井はある過酷なシーンの撮影後、安堵からではなく「現場の環境が怖すぎて」ガチ泣きしてしまったという,。役としての感情を超え、本気で怯えてしまうほどリアリティのある清水組の演出が、キャストに与えた心理的影響の大きさを物語っている。
さらに、劇中で「推し活仲間」として特別な絆を見せる衣緒理役の小國舞羽と、ダイヤ役の室はんなは、本読みの段階からセットで呼ばれることが多く、自然と相棒のような関係性が出来上がったと語った。
清水監督は、室の持つ「ふわふわとした癒やしのオーラ」が、過酷なホラーシーンにおいて唯一無二の魅力を放っていると絶賛した,。
清水崇監督が込めた「SNS時代の言霊」への警鐘
清水監督は、本作がイベントの数日前に完成したばかりの「出来立てほやほや」であることを明かした。
2026年7月から9月にかけて3本の公開作を抱える多忙を極める監督だが、本作には現代社会への鋭い視点が投影されている。
物語のモチーフである「13段目の階段」と「カセットレコーダー」について、監督は「階段は誰にとっても身近な場所。そこにレトロなカセットレコーダーという手間のかかる要素を加えた」と解説した。
これは、現代のSNS上で飛び交うネガティブな言葉や、無責任な言霊が容易に呪いへと変わる恐怖を比喩したものである。「遊び感覚で始めたことが取り返しのつかない事態を招く」というプロットには、現代社会の闇に対する強いメッセージが込められている。
笑顔の絶えない「清水組ファミリー」の意外な素顔
劇中の恐怖とは裏腹に、現場は「ファミリー」と呼べるほど明るいものだったという。
主演の鎮西は、10歳ほど年の離れた若手キャスト陣とも「人狼ゲーム」やカードゲームを通じて親睦を深めていた。鎮西の明るいキャラクターは現場の清涼剤となっており、清水監督も「彼女がいると現場が明るくなる。アイドルとしての凄みを感じた」とその存在感を認めている。
しかし、仲が良すぎるあまりに起こったハプニングもあった。鎮西がカウンセラーとして初めて学校に登壇するシーンで、彼女が座るはずのポジションに「FRUITS ZIPPERのグッズ」が置かれていたことを監督が暴露し、会場を沸かせる一幕もあった。
令和の学園ホラーが提示する新たな感情体験
舞台挨拶の最後、主演の鎮西寿々歌は観客に向けて、「ホラー映画という概念がガラリと変わった。怖いだけでなく、登場人物のドラマにホロリと泣けたり、思わず笑ってしまったりする、感情の揺さぶりを楽しんでほしい」と力強く呼びかけた。
清水監督もこれに同意し、「姉妹のドラマの先に、怒涛のような展開が待っている。そして、エンドクレジット後にもある『仕掛け』があるので、最後まで席を立たないでほしい」と、本作が単なる恐怖映画に留まらない、多重的な魅力を持つ作品であることを強調した。
■フォトギャラリー
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[動画・写真・記事:三平准太郎]
映画『だぁれかさんとアソぼ?』
《STORY》
ただの遊びのはずだった。最初の一人が死ぬまでは――。
若者の間で密かに流行る、絶対にやってはいけない遊びがあった。
それは“学校の、誰もいない階段。その13段目—。カセットテープに名前を吹き込むと、その人は死ぬ。”というもの。
軽い気持ちで実行した学生達の日常は歪み始め、やがて校内で“とある事件”が発生。
事態を重く見た学校に招聘された心理カウンセラー・平瀬小春(鎮西寿々歌)は、学生のメンタルケアの為に事件を目撃した学生にカウンセリングを行うが、「遊び」を実行した一人は小春の妹・菜々美(星乃あんな)で…。
不可解な出来事が起こり、一人、また一人と怪異に巻き込まれていく学生達。
「……あんなこと、するんじゃなかった……」
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
- 場面写真9
- 場面写真10
出演:鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)
星乃あんな、大西利空
向井怜衣、小國舞羽、室はんな
マキタスポーツ(友情出演)/オクイシュージ、菜 葉 菜、染谷隼生/穂紫朋子
染谷将太
監督:清水崇
脚本:角田ルミ 清水崇
配給:松竹
撮影時期:2026年2月下旬~4月上旬
©2026「だぁれかさんとアソぼ?」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/darekasantoasobo-movie/
公式X:https://x.com/darekasan_asobo
2026年7月24日(金)全国ロードショー
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