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映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

30年来の友人・井浦新&市川実和子が夫婦役に「私たちにしか出せない空気感」映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

2026年7月11日、テアトル新宿にて、現代を生きる在日コリアンのひとつの<今>を描いた映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶が行われ、恒那(はんな)、井浦新、市川実和子、ちすん、孫明雅監督が登壇。(動画&フォト)

映画『トロフィー』は、是枝裕和監督らの監督助手を務めてきた孫明雅監督の長編デビュー作。朝鮮学校に通う14歳の少女・ソヒ(恒那/はんな)が、推しのK-POPアイドルのライブ代を稼ぐため、父が大切にしていた北朝鮮の勲章をフリマサイトで売却してしまうことから始まる物語だ。
朝鮮舞踊への情熱、理解し合えない父との関係、そして社会からの視線に揺れながら、自らの世界を見つけていく少女の姿をみずみずしく描く。
井浦新や市川実和子ら実力派俳優陣が、繊細な家族の絆を紡ぎ出す青春映画となっている。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画レポート

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■フォトレポート

満員御礼で実施されたこの日、主人公・ソヒの葛藤や成⻑、そして朝鮮舞踊までを⾒事に演じきった恒那は「本日はお越しいただきありがとうございます。本日は短い時間ですが宜しくお願いします!」とニッコリ挨拶。
250名を超えるオーディションから大抜擢されたが「舞踊がだいぶ難しくて、撮影中は『代役使おうか』『整体に行け』『オーディションで一番下手』と沢山言われましたけれど(笑)、舞踊部の子たちとも一緒にレッスンを受けるようになって徐々に踊ることが楽しくなりました。最後は終わるのが寂しくて号泣しました」と熱演を報告した。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

恒那(はんな)

孫監督はそんな恒那について「1次面接の時に良いなと思って、2次の芝居のオーディションでは、この子が良い!と思いましたが、3次の踊りのオーディションでは…(笑)」と絶句して笑いを誘っていた。

または恒那は、ソヒの⺟親ミリョン役の市川について「撮影の合間にずっと話しかけてくださって、そのお陰で緊張がほぐれて楽しく撮影することが出来ました」と気配りに感謝。
ソヒの⽗親サンジュ役の井浦については「喧嘩するシーンで私が『やめて!』というセリフを言うタイミングを間違えて落ち込んでいたら、『それは自分の感情で出たものだから失敗じゃない。自分の感情で自分のやりたいようにお芝居をしていい』と仰っていただいた」とアドバイスに感激するも、当の井浦は「…全然覚えていない」と照れ隠しでとぼけていた。

一方、市川は恒那を「見た目とは裏腹にどっしりしっかりしている。なかなか肝が据わっている。浮いているところがなくて現場でも自然にいる。言い方は悪いけれど…中身はオッサン!(笑)」と評しながら「いい女優さんって中身が大体オッサン」と持論を述べると、井浦も納得しながら「大物になる」と期待の新人にエールを送っていた。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

市川実和子

また是枝裕和監督の門下生である孫監督からのオファーに井浦は「僕も是枝監督の下で俳優デビューした御縁もあるので、孫監督と一緒に映画を作りたいと思いました。台本を読んで受けた印象以上にキラキラと美しく逞しい映画になったと思うし、参加して良かった」としみじみ。孫監督も「社会のために俳優として出来る事をする井浦さんは、まさに、遠くを見ているサンジュそのものだと思った」などと起用理由を明かしていた。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

井浦新

朝鮮舞踊部の先生役のちすんは「私は学校の部活で9年間朝鮮舞踊をやっていたので、私にとって朝鮮舞踊は青春そのもの。このような形で映画として描いていただき、沢山の方々に観ていただけるのは本当に感慨深い」と大喜び。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

ちすん

同じ朝鮮学校出身の孫監督は「学生時代から朝鮮舞踊が上手いレジェンド級の人がいると聞かされていて、その方こそちすんさんだった。そんな方に先生を演じてもらえてとても嬉しかった」と奇縁を紹介していた。

朝鮮学校や朝鮮舞踊をテーマにした本作で長編映画監督デビューを果たした孫監督は「北朝鮮のミサイルのニュースの背景に朝鮮舞踊が使用されることで、朝鮮舞踊という本来美しいものが変な見方をされてしまう事に疑問があった」と本作誕生の起点を口にしていた。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

孫明雅監督

最後に孫監督は「朝鮮学校や朝鮮舞踊を知ってもらいたいと思って作った映画です。作品を少しでもいいなと思っていただけたら、皆さんの口コミで周りの方にも作品のことを広めていただけたら嬉しいです」と期待。
井浦も「この作品は、強く世の中の不条理を訴えるような作品とは一味違った、キラキラとした青春映画であり家族の物語です。その中には強い芯があって、自分や家族と重ね合わせて観る事が出来ると思います。観て感じたことを沢山の方々に伝えてください」と大ヒット祈願。
主演の恒那は「本日は沢山の方々に観ていただけてとっても嬉しいです。観た人たちの心の中に残るような作品になっていたら良いなと思っています」と締めくくり、舞台挨拶は終始和やかなムードで終了した。

映画『トロフィー』公開記念舞台挨拶

孫明雅監督/井浦新/恒那/市川実和子/ちすん

■フォトギャラリー

[動画:三平准太郎]

映画『トロフィー』

K-POPアイドルのライブにいくためにソヒが売ったのは
父が大切にしていた、祖国・北朝鮮の勲章だった−−−

《INTRODUCTION》
在日コリアンのひとつの〈今〉を描いたオリジナルストーリー
近くても分かり合えない父との関係、朝鮮舞踊に対する社会からの視線。そして思春期ならではの未熟さ。
家族、友達、そして朝鮮舞踊。そのすべての間で揺れながら、少女は少しずつ自分自身の世界を見つけていく。
是枝裕和監督や西川美和監督の監督助手を務めてきた新鋭・孫明雅監督の鮮烈な長編デビュー作。
監督自身の在日コリアンのルーツを起点にした、波立つ少女の日常と心を美しく繊細な感性で紡ぎ出した映画『トロフィー』が誕生した。

《STORY》
在日コリアンのルーツを持つ14歳の少女・ソヒ(恒那)は、朝鮮学校に通い、部活で朝鮮舞踊に打ち込む日々を送っている。
ある日、日本学校との交流会で日本人の未来(梨里花)とK-POP好きという共通点で仲良くなり、ソヒは少しずつ外の世界と繋がりを持っていく。
そんな中、ふたりは推しのK-POPアイドルのライブチケット代を稼ぐために、ソヒの家にある不用品をフリマサイトで売ることに。
そこで意外にも高値で売れたのは、朝鮮学校の校長である父・サンジュ(井浦新)が持っていた一枚の北朝鮮のCDだった。
それに味をしめたソヒたちは、サンジュが祖国・北朝鮮から授与された”勲章”までも売ってしまうー。

出演:恒那 / 梨⾥花 原⽥花埜 ⽲本珠彩 千就 / ちすん 笠松将
ソウジ・アライ ⿊⽥⼤輔 ⼭中崇 ⽩川和⼦ YOU きたろう / 市川実和⼦ / 井浦新
監督・脚本:孫明雅
製作・配給:K2 Pictures
企画:分福
制作プロダクション:K2 Pictures Production
©2026 K2 Pictures
公式サイト:https://k2pic.com/film/trophy
公式X:@trophy_film_710
公式Instagram:@trophy_film_710

2026年7⽉10⽇(⾦)より テアトル新宿 ほか順次全国公開

映画『トロフィー』

ポスタービジュアル

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