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映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

オダギリジョー、クズな兄役に「嫌悪感持たれるのが嫌」と本音!映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

2025年11月12日、TOHOシネマズ新宿にて、映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会が行われ、上映前舞台挨拶に、柴咲コウ、オダギリジョー、満島ひかり、青山姫乃、味元耀大、中野量太監督が登壇。(動画&フォト)
本作は、疎遠だった兄の急死という実話を基に、後始末で集まった家族の「てんてこまいな4日間」を描いた物語。特に、今回が主要キャスト3名(柴咲、オダギリ、満島)が初めて揃う貴重な機会となった。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画レポート

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■フォトレポート

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

味元耀大/オダギリジョー/柴咲コウ/満島ひかり/青山姫乃/中野量太監督

柴咲コウ(主人公・理子 役)
皆さんこんばんは、柴咲です。本日、映画公開に先がけてこの映画を見ていただけることを嬉しく思っています。
それと同じぐらい、本日オダギリさんが参加してくださって嬉しいです。実は、3ヶ月ぐらい前からプロモーションで監督や満島さんたちと舞台挨拶をやっていましたが、オダギリさんはずっといらっしゃらなかったんです。久しぶりにオダギリさんと共演させていただき、また一緒に登壇できることを嬉しく思います。

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柴咲コウ

オダギリジョー(兄 役)
ようやくこうやって参加できて本当に嬉しく思っています。僕がいない時は、皆さんが(ダメ兄の)プレートを持ってプロモーションされてましたよね(苦笑)
あれはあれですごく良かったなと思って見ていました。ほぼ今日が初めての参加のようなところですが、短い時間ですがよろしくお願いします。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

オダギリジョー

映画『兄を持ち運べるサイズに』完成披露上映会舞台挨拶

2025年8月7日 完成披露上映会舞台挨拶 @TOHOシネマズ日比谷

満島ひかり(元妻・加奈子 役)
兄を持ち運べるサイズには中野量太監督の作品に初参加で、この役で呼んでもらえるんだという嬉しさがありました。
台本を読んで、初見でめちゃくちゃ泣いて、めちゃくちゃ笑いました。共演の柴咲さんの表情のカットや、オダギリさんの最高なアップのショットが見どころだと思います。

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満島ひかり

中野量太監督
監督なんて現場を離れるともうただの人なので、今、このメンバーを眺めて、あ、このメンバーで去年映画を撮ったな、と感慨深く感じています。
作品自体はとても自信のある仕上がりになっているので、この後楽しんでみていただければ嬉しいです。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

中野量太監督

‐ 柴咲さん、昨年の撮影を経て公開まで約2週間となりましたが、お客さんを目の前にして今のお気持ちはいかがですか?

柴咲コウ
監督も常々おっしゃっていますが、公開されたらこの作品は一人ひとりお客さんのものになると思っています。今、その一歩手前まで来ていると思うと、早く公開されて欲しいという気持ちもあります。
一方で、この作品には撮影の準備段階からずっと関わらせていただき、自分の家族のことをこれほど考えたことがあったかなというぐらい、考えさせられる魅力が詰まった作品でした。
そのため、作品を送り出していく、ちょっとした寂しさのようなものも不思議とある感覚があります。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

‐ オダギリさんは「妹にお金の無心をしたり、妻にも三行半を突きつけられたダメな兄」という役柄を、今回はどのように捉えて演じられたのでしょうか?

オダギリジョー
監督から今回の役は「オダギリさんにぴったりですよ」と言われて、どういう捉え方をされているんだろうなと思いました(笑)
私自身もダメなところはたくさんあるし、社会に適合できないタイプの人間であると自覚しているので、監督のおっしゃることも納得はできるのですが、ただ、こういう役だからこそ、自分のダメな部分や許されない部分を許してもらいたいと思いながら演じさせてもらっています。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

‐ 中野監督、今回もオダギリさんを起用された理由は何でしょうか?

中野量太監督
僕が知る中では、ミスター・ダメな人を演じさせたら一番の人なので、もちろんオダギリさんしかないなと思いました。ただ、今回はダメなだけではなく、最後に素敵な温かさのようなものも表現しなくてはいけません。ダメな役者はたくさんいると思いますが、プラスでちゃんと人間らしい最後の温かみまでできる人はオダギリさんしかいないなと思ったんです。

‐ オダギリさん、試写をご覧になった方から「嫌悪感を抱いたが、最後には優しい気持ちになった」という感想が多いようですが?

オダギリジョー
なんか嫌悪感を持たれるんだなと思うと、この場にいるのが嫌ですね(笑)
でも、その変化を皆さんに感じていただければと思います。

‐ 満島さん、青山さんと味元さんという、子供たちとの家族の空気感を作るために、撮影中どんなことを心がけましたか?

満島ひかり
(青山)姫乃ちゃんは特に初めてのお芝居だったので、私が想像していないぐらいの緊張感で現場に来るんだろうなと思っていました。
ファーストカットで喪服を着て隣に座っている場面があったのですが、彼女がiPadの黒い画面でずっと前髪を直していて。緊張していないのかなと思ったけど、体が強張っているように感じたので、「撮影前にハグしない?」と提案して、2人で長い時間ハグしてから始めました。

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満島ひかり/青山姫乃

満島ひかり
(味元)耀大君は、長く会っていなかった役だったので少し緊張感を持っていた方がいいのかなと思っていたのですが、彼自身がお芝居の時と普段の時の切り替えがはっきりしていました。彼とはたくさんお話したりして、仲良くなったのですが、虫が好きかなと思って「ほら、虫だよ」って言ったら「キャー!」って言って逃げてしまい、すごい嫌いだったみたいで、申し訳なかったです。

‐ 青山さん、撮影中、満島さんとの関係性はどうでしたか?

青山姫乃(満里奈 役)
顔合わせで初めてお会いした時に、「ママって呼んでいいですか?」「ため口で話してもいいですか?」と聞いたら、満島さんが「うん、いいよ」と言ってくださったので、撮影期間中はずっとママとため口で話していました。今はちょっと敬語に戻った感じです。

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青山姫乃

‐ 味元さん、満島さんと距離が縮まったなと思った瞬間はありましたか?

味元耀大(良一 役)
撮影が始まった頃は、満島さんと青山さんがずっと一緒にいるなと思っていて、「どうやって(2人の間に)入ろうかな」と考えていました。
でも、ある撮影の待ち時間に車で待っていた時、満島さんが「どうぞ」ってビスケットをくれて、それが僕が普段から食べていて好きなビスケットだったんです。それを伝えたら、その時の満島さんの笑顔を見て、「ああ、なんか距離が縮まったな」「良一はお母さんのそばにいていいんだな」って思いました。

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味元耀大

‐ 中野監督、本作は実話の映画化ですが、原作にはないエピソードも取材して入れた要素があるとのことです。エピソードを選ばれる際にどんなことを大切にしましたか?

中野量太監督
原作が6割、取材で出たエピソードが2割、僕のオリジナル要素が2割ぐらいの構成になっていると思います。
大切にしたのは、原作が持っている「人が亡くなる話だけど、その中で人間が滑稽さを出し、くすっと笑っちゃったり、でも心の温かさが表現できる」というコアな部分を絶対に崩さないことです。
脚本を作って原作者の村井さんに読んでもらった時、一番喜んでくれたのが、「兄をすごく面白く描いてくれて、実際の兄も憎めない面白い人だったから、そこが一番嬉しかった」と言ってもらえたことです。大切な部分はちゃんと引き継げたと思っています。

‐ オダギリさん、村井さんが「憎めなくて面白い」と評価されたことについてどう思われますか?

オダギリジョー
実は原作を読まなかったんです。あまりお兄さんのことを知っちゃうと、ちょっと気を遣ってしまう怖さがあったので、それよりは中野監督が作り出したい兄を追いたいなと思っていました。村井さんがそう言ってくださったのはとっても嬉しいです。

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‐ 先行試写の感想には「亡くなった家族のことを思い出した」「自分の知っている顔だけが家族の全てではないからもっと知りたいと思った」など、普遍的な物語として受け止められている声が多いですが、柴咲さんはいかがですか?

柴咲コウ
そうなるだろうなと思っていたし、そうなってくれて嬉しいです。私たち(作中の家族)のスタイルは違えども、ご覧いただく方々にもいろんな家族のあり方があります。私自身もこの作品に携わって、嫌でも自分の家族のことを考えちゃうような作品でした。
私には家族を亡くした経験もあるので、どうにもしようがない、という状況がありながら、それを埋めるのは自分の想像力や、物事の捉え方の変化だと思うのですが、そういった変化をもたらしてくれたのが今回の作品でした。皆さんにも何かしらの変化があったら嬉しいです。

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‐ オダギリさんは観客の感想を聞いてどう思われますか?

オダギリジョー
本当に家族って知っているようで知らないことがたくさんあります。特に親のことなんか、どういう人生を歩んだのかほとんど知らないですよね。この作品を通して家族をもう一度考えたくなるような気持ちにさせる映画を作ること自体に、すごく意味があるというか、とても素晴らしい仕事だと思います。

‐ 満島さんはどうですか?

満島ひかり
私もいくつか感想を見ましたが、いい感想もあれば、「この映画は許しすぎだ」という厳しい感想もありました。まだ現在進行形で兄のような人が家族にいる方もいらっしゃるんですよね。観客の皆さんの感想を読むのがめちゃくちゃ楽しい映画です。監督が、一人の人を思う気持ちを、娘、息子、元妻、妹がそれぞれ別々の気持ちで描いているところが、多面的で魅力的だと思います。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

‐ 青山さん、観客の感想について、何か思うところはありますか?

青山姫乃
原作や台本を読んだ時も、やっぱり自分の家族を思い出して、ちゃんと気持ちを伝えられているかどうかを考えたりしていました。皆さんの感想はまだ見られていないですが、皆さんの当たり前の存在である家族に対して、どう感じているのか、いろんな方面から見られるのが楽しいです。

映画『兄を持ち運べるサイズに』舞台挨拶付きプレミア上映会

‐ 味元さんはいかがですか?

味元耀大
僕自身は身内を亡くす経験はまだないのですが、この映画を見て、そして皆さんの感想を拝見して、いつも一緒にいて当たり前だった人が亡くなってしまうということを想像すると、「あの時こうしておけばよかった」という後悔がないように、毎日を一瞬一瞬大切にしていきたいと強く思いました。

‐ 中野監督、観客の感想を聞いていかがですか?

中野量太監督
僕も毎日エゴサーチをするタイプなのですが(笑)、皆さんの感想を読んでいます。最初から「みんなの映画になればいいな」と狙って撮っていたので、それが実現しているのは嬉しいです。
この映画は「家族とはこうだ」と言っているわけではなく、「皆さんの家族はじゃあどうなのかな?」と問いかけている映画だと思います。見終わった後に、多分レビューが長くなってしまう、自分自身のことを書き出したくなる、そういう映画だと思います。

親しい間柄だからこそ聞けなかったこと。

‐ 本作で描かれているのは、家族だからこそ伝えられなかったこと、聞けなかったことです。皆様ご自身、家族や親しい間柄だからこそ素直に聞けなかったこと、聞きそびれてしまったことはありますか?

柴咲コウ
これという特定のことというよりも、やっぱりその時々の素直な気持ちで聞けてないし、自分も言えてなかったなと思います。
内に秘めてしまいがちな日本人だからというところもあるし、照れくさいみたいなものもあって。
根源的には、「愛している」と言ってほしいとか、そういうところだと思うんですが、全然言ってこなかったなと思って。つくづく、それって後悔になるなって思うんですよね。だから、本当に家族との距離って難しい、シンプルだったらいいのにと今も思います。欧米のように普通に「love you」って言ってハグできたら良かったな。

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オダギリジョー
柴咲さんの話、最高じゃないですか。自分もそうだったなと思いながら聞いていました。家族だからこそ気を遣ってしまうし、踏み込めないものもいっぱいあります。「聞いておけばよかった」と思うことはありますが、どんな生き方をしていても後悔はするものだと思います。生きるということは、後悔を背負い続けることなんじゃないですか。

満島ひかり
私は比較的素直な方かもしれませんし、「I love you」って言ってハグするような家庭で育っています。
ただ、大人になってきて、両親もそれぞれ人生があって、兄弟も自分よりたくましくなっていたりと、家族全員に違う感性があることを知りました。自分が良かれと思ってやったことが、相手の欲しかったことではなかったのかな、と思うこともあります。大人になってから、人としての家族との対話が始まってきていて、すごく学びになります。

青山姫乃
聞けなかったことは、お父さんやお母さんの思い出話になった時です。過去ってあまり聞きづらいなと思っていて。何気なく聞いた言葉が、その人にとってあまり良くない記憶だったりすることもあるので、そこを気にしてしまって、素直に聞けないことがあります。

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味元耀大
僕の場合は、言ったのに言葉のニュアンスによって伝わっていなかったりというのが、日々多いなと思っています。
「言わなくても知っていると思ってた」という気持ちが、家族だからこそあるんだなと感じています。
だからこそ、家族でも兄弟でも、伝えることはちゃんと直接目をみて伝えるなり、難しかったらメールなどで感謝や伝えたいことを伝えるということが大事なのかなと思っています。

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中野量太監督
もう何十年も前の話ですが、僕が22、23歳の時に「映画監督になるから学校に行くから金を出してくれ」と親に言って、親がお金を出してくれたんです。果たして本当に、その時「この子は映画監督になる」と思って出してたのか、「何を言っても聞かない子だ」と思って仕方なく出したのか、というのを聞いてみたいですね。いまだに聞けてないです。

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エンディングメッセージ

柴咲コウ
この映画は壮大なSF映画ではありませんが、だからこそ「語りたくなる」「レビューしたくなる」、そういう不思議な映画に仕上がっていると思います。もし私が一観客だとしたら、普段レビューを書かない人間だとしても、きっと書いてしまうでしょう。
この映画を見て「私はこう感じた」「自分の家族にこう思い直した」といったコメントをしていただけると、この映画が広がっていくうえで良い感じになると思いますので、ぜひ皆さんの力でよろしくお願いします。

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中野量太監督
映画は本当に見てもらって皆さんに育ててもらうものだと思っています。「良い感じで書いて」とは言いません。思ったことを思っただけ、皆さん周りの人に伝えてもらってこの映画を広めてもらえれば嬉しいです。
この映画は、決して「家族はこうだ」みたいな大仰で偉そうな映画ではありません。皆さんの映画にしたつもりです。どうぞ、この映画を愛していただければ嬉しいです。

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味元耀大/オダギリジョー/柴咲コウ/満島ひかり/青山姫乃/中野量太監督

■フォトギャラリー

[動画・写真・記事:三平准太郎]


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映画『兄を持ち運べるサイズに』

《INTRODUCTION》
宮沢りえ主演『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞・報知映画賞など多くの映画賞を席捲、二宮和也主演『浅田家!』では、国内の大ヒットのみならずフランスでも大ヒットを記録した中野量太監督が5年ぶりにメガホンを執ります。
脚本・監督を務めた最新作は、作家・村井理子氏が実際に体験した数日間をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」をもとに映画化した『兄を持ち運べるサイズに』。
絶縁状態にあった実の兄の突然の訃報から始まる家族のてんてこまいな4日間の物語を、11月28日(金)にカルチュア・パブリッシャーズ配給にて公開いたします。
マイペースで自分勝手な兄に幼いころから振り回されてきた主人公の理子を演じるのは、2001年公開の映画『GO』で、第25回日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演女優賞をW受賞、第44回ブルーリボン賞新人賞を受賞し、以降話題作に出演し続け、今年は『でっちあげ』(6月公開)の公開も控える柴咲コウ。
また、家族を振り回す原因となる、映画史上稀にみるダメな兄ちゃんを演じるのは、『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』で脚本・監督・編集・出演を務めるなど、俳優以外の活躍もめざましいオダギリジョー。
兄と一時は夫婦でありながらも、ある理由で離婚した元嫁・加奈子には、主演を務め興行収入51億円を突破した『ラストマイル』で第48回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した、満島ひかり。
さらに、兄と加奈子の娘で両親離婚後は母と暮らす満里奈にはnicola専属モデルでドラマ「介護スナックベルサイユ」に出演の青山姫乃、二人のもう一人の子供で最後まで兄と暮らした息子・良一には、ドラマ「3000万」の味元耀大が演じます。

《STORY》
理子の元に突然かかってきた警察からの電話。
何年も会っていない兄が、死んだという知らせだった。
発見したのは、兄と住んでいた息子の良一だという。
「早く、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう」
東北へと向かった理子は、警察署で7年ぶりに兄の元嫁・加奈子とその娘の満里奈と再会する。
兄たちが住んでいたゴミ屋敷と化しているアパートを片付けていた3人が見つけたのは、壁に貼られた家族写真。
子供時代の兄と理子が写ったもの、兄・加奈子・満里奈・良一の兄が作った家族のもの…
同じように迷惑をかけられたはずの加奈子は、兄の後始末をしながら悪口を言いつづける理子に言う。
「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」
もう一度、家族を想いなおす、4人のてんてこまいな4日間が始まったー。

出演:柴咲コウ オダギリジョー 満島ひかり 青山姫乃 味元耀大
脚本・監督:中野量太
原作:「兄の終い」村井理子(CEメディアハウス刊)
制作プロダクション:ブリッジヘッド/パイプライン
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2025 「兄を持ち運べるサイズに」製作委員会
公式サイト:https://www.culture-pub.jp/ani-movie/
公式X:https://x.com/ani_movie1128
公式Instagram:https://www.instagram.com/ani_movie1128

2025年11月28日(金)TOHOシネマズ日比谷他、全国ロードショー

映画『兄を持ち運べるサイズに』

ポスタービジュアル

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