【完全レポ】神山智洋(WEST.)×松井愛莉×竹財輝之助×光石研の18歳写真も披露!『白暮のクロニクル』完成披露試写会
2024年2月19日、有楽町朝日ホールにて、WOWOW連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』完成披露試写会が行われ、試写前の舞台挨拶に、神山智洋(WEST.)、松井愛莉、竹財輝之助、光石研、中川和博監督が登壇。本作の撮影エピソードを語った。
原作は「機動警察パトレイバー」などの人気作品で知られる漫画家ゆうきまさみの「白暮のクロニクル」。「不老不死の種族“オキナガ”×公務員」という異色バディが、難事件の解決に挑む。
舞台挨拶【完全】レポート
神山智洋(WEST.)(雪村魁 役)
さっそく一個いいですか?前説終わったときに、ハァーって言うのはやめてください(笑)
※キャストを呼び込む前、初MCを務めるWOWOWプロデューサー・高江洲義貴が緊張のあまり、前説中に「ハァ~」という大きな吐息をマイクを通して劇場内に響き渡らせ、観客の笑いを呼ぶ一幕があった。
‐MC(WOWOWプロデューサー:高江洲義貴)
失礼しました(笑)
神山智洋(WEST.)
『白暮のクロニクル』は、めちゃめちゃ頑張った作品なので、皆さんに楽しんでいただければと思います。
‐今作は神山さん自身初の単独主演、初のWOWOW作品となります。オファーを受けたときのお気持ちは?
神山智洋(WEST.)
(お芝居のお仕事は)主に年1回、コンスタントにやってきましたが、約4年ぶりの映像作品となりますので、最初にお話を伺ったときはとても嬉しかったですし、ようやく来たか!という気持ちもありました。単独主演ということはもちろん、WOWOWさんの作品にもいつか出たい!と思っていたからです。
‐不老不死の体質を持つ「オキナガ」で見た目は18歳で実年齢は88歳。ちょっと難しい役柄でしたか?
神山智洋(WEST.)
そうですね。僕、30歳なんですよね。(見た目は)18歳の役ではあるんですけれど、「オキナガ」の体質になることでそこで(成長の)時が止まります。なので18歳の肉体のまま、70年間を生きて88歳になる。その70年間の人生にどういったことを経験したんだろう?ということをすごく考えました。
あとは、髪の毛も地毛で明るくして、そして体重も落としました。僕は18歳のときはガリガリやったので、そのときをイメージして、食事制限をして体重を落としました。
‐そんな雪村魁とバディを組む松井さんは、厚生労働省の新米職員という役柄です。
松井愛莉(伏木あかり 役)
あまり演じたことのないキャラクターだったので、自分からアクションを起こしていくのは、毎日ドキドキして撮影に臨んでいました。
「オキナガ」の知識が無い役柄でもあったので、ひとつひとつの事実に対するリアクションを大切にして演じるようにしました。
‐竹財さんが演じる役も「オキナガ」の体質で、約1600年間、国に仕えてきたとされる人物でした。演じてみていかがでしたか?
竹財輝之助(竹之内唯一 役)
未だに1600年生きたということが僕はわかりません。40数年しか生きてないので。何回転生したらいいんだろう?って考えましたし、現場ではフワフワとした状態で演じていました。
僕は、役は一人で作るものではないと思っているので、今回は力強い座長(=主演)の神山さん・・・
神山智洋(WEST.)
(照)
竹財輝之助
座長はほんとうにすごいんですよ。ただでさえスーパーマンなのに、気配りもよくされますし、お芝居でも助けられました。
そして座長だけではなく、ほかのキャストの皆さん、監督含め、プロのスタッフの方々が現場の雰囲気を作ってくれたので、それらにとても助けられました。
だから、そこそこ見れる“竹之内”になっていたらいいんですけれど、未だに自信が無いですし、正解がわかっていないです。
‐光石さんは今回の役はいかがでしたか?
光石研(久保園幹也 役)※あかりの上司で教育係
この作品はSF、ファンタジー、ホラー要素と内容がてんこ盛りで、どうやって撮るんだろうって、台本をいただいた最初はそう思いました。
そうして現場に入ると、監督、スタッフ、プロデューサーが旧知の仲だもんだから、もうやりたい放題やっていて、ジェットコースターのようでした(笑)
僕らはそれに頑張って付いていくという感じで、そのときは大変でしたが、振り返ってみるとそれが楽しかったですね。それが映像を通して皆さんに伝わるんじゃないかなと思います。
‐それを受けまして、中川監督、いかがですか?
中川和博監督
大変だったのは申し訳なかったですけれど、設定がSFなので、どういう世界観で、どういうお芝居を正解とするのかは、まさに皆さんがおっしゃったように毎日探りながら作っていました。毎日毎日の大変な撮影を皆さんと共に過ごせたことがとても良かったなと思います。
‐神山さんは本作でアクションにも挑まれています。
神山智洋(WEST.)
そうなんです。18歳という設定ですが、僕の実年齢は30歳なので、若い頃と比べると身体を動かすことが大変でした。
中川和博監督
そうなんですか?めちゃめちゃ動いてましたけど?
神山智洋(WEST.)
めちゃめちゃ動いて走ってます!ほんとに走ってます。スニーカーとかじゃなく革靴だったので走りづらいし、18歳の気持ちで走ろうとすると、ちゃんと足が絡まるようになってきてるんですよね(笑)
あとは、殺陣っぽいところもあったり、ほんとにいろいろ挑戦して、僕ができることをすべてぶつけた作品となりました。
‐皆さん、神山さんとは初共演となりますが、まず松井さん、バディを組むにあたって意識されたことは?
松井愛莉
それが特に無くて・・・
神山智洋(WEST.)
???
松井愛莉
違う、違うんです!語弊があるんですけれど(笑)、最初は魁とあかりのように、距離感を感じていましたが・・・
神山智洋(WEST.)
さすがに本読みの段階から、「ウイーッス!」とはいけないからね(笑)
松井愛莉
撮影が進んでいくうちに徐々に距離感が縮まっていって、自然と魁とあかりのようになれたと思うんですけれど、いかがですか?
神山智洋(WEST.)
松井さんの演じた伏木あかりもそうですし、松井さん自身も太陽のように明るい方なので、現場も松井さんがいるとパッと明るくなるんです。そこにとても助けられたところがありますし、僕たち一緒のシーンがとても多くて、魁とあかりの凸凹感、魁があかりを振り回している感が出ているんですが、それは松井さんが全力でやってきてくれたおかげで僕もやりやすかったからだと思います。
‐竹財さんは神山さんとの共演はいかがでしたか?
竹財輝之助
最高ですよ。いい役者をまた見つけちゃったなぁって、現場で嬉しくなっていました。僕が(役者として)嫉妬したのは滝藤賢一さん以来です。
神山智洋(WEST.)
えっ?恐縮です!(汗を拭く仕草をしながら)
(会場拍手)
竹財輝之助
僕が滝藤さんと初めて現場でお会いしたのは、10数年前なんですけれど、滝藤さんってとても芝居の瞬発力がある方だと感じたんです。
今回の作品でも、とあるシーンで神山くんにそれを感じて、「わっ、スゲーな!いきなりトップスピードでいけるの?すごい稀有な役者だな。」って思ったんです。
あの、(神山くんは)アイドルですか?
神山智洋(WEST.)
本職はアイドルです!
竹財輝之助
もったいない!もったいないって言ったらアレですけど、役者としてもっともっと映像作品もやってほしいです。現場でビックリしちゃった。ほんと、(役者としての)瞬発力は稀有だと思います。
‐光石さんは神山さんとの共演は?
光石研
現場では段取りの段階から、神山くんのこの作品にかける本気度が伝わってきたので、こちらも役者としてかかってこい!という気持ちになりました。僕は現場でほんとにいい加減なので(笑)、それを神山くんやみんなが引っ張っていただいたという感覚がありました。
(松井に向かって)だよね?
松井愛莉
は、はいっ!(笑)
‐光石さんが現場をすごく明るくしてくれたとか?
神山智洋(WEST.)
そうなんです。とても気さくに話しかけてくださるんです。僕は人見知りなところがあるので、そこは光石さんに助けていただきました。
‐監督はこういったキャストの皆さんとの撮影はいかがでしたか?
中川和博監督
撮影自体はとても大変でしたが、皆さんは一生懸命に取り組んでいただいて、この皆さんとじゃなかったら乗り切れなかったんじゃないかっていう気がしています。
光石研
監督も明るかったですよね。子どものように映画を撮ってましたよ(笑)
神山智洋(WEST.)
楽しそうでした。いい絵が撮れたときは目がキラキラしてましたよ。
中川和博監督
そうでした?(照)
竹財輝之助
「竹財さん、今のは良かったです!僕も竹之内のことがよくわかってなかったんですけど、今のでわかった気がします!」って言われました(笑)
中川和博監督
恥ずかしい(笑)
▼キャストの18歳の頃を振り返る「クロニクル」のコーナー!
神山智洋(WEST.)
バリ恥ずかしい!
僕、実はけっこう尖ってたんです。キレまくってました(笑)
光石さん、マイクを通さずに「不良の匂いがする」ってやめてください(笑)
18歳なので、制服はまだコスプレじゃないんで。2011年11月に発売された雑誌の写真です。
すごい時代を感じますね。めちゃめちゃ恥ずかしいです。
松井愛莉
幼いですよね。もうお仕事はしてましたが、それなりに青春はしていました。みんなで制服を着てディズニーランドに行ったりとか、そういう思い出があります。
竹財輝之助
20数年前の卒業式の時に撮った写真です。この頃はまだ心も綺麗だったねぇ・・・。
仕事はまだしていないですね。この頃は可愛かったなぁ。
光石研
男前だなぁ。モテたんじゃないの?
竹財輝之助
そうですね。モテたんじゃないかな。
光石研
僕のデビューとなった作品『博多っ子純情』(1978年)のオーディションに受かったその日に博多で撮った写真です。17歳のときで、ここから僕の俳優人生が始まりました。これが無ければ僕は俳優になっていないという。
竹財輝之助
右眉を縫っているんですよね?
光石研
よく知ってるな!
竹財輝之助
知ってますよ!光石さんのファンなので全部知ってます!
光石研
すごい!前の日に喧嘩してパックリ割れたので、この写真でも絆創膏を貼っているんだよね。
▼最後にメッセージ
神山智洋(WEST.)
キャスト、スタッフが一丸となって作品と向き合い、100%の力を出した作品です。撮影中もみんなが早く観たいという声が上がっていたくらい、キャスト、スタッフの期待値もとても高い作品となりました。
1話は体感5分、2話の体感は3分でございますので、この試写会は8分で終わります(笑)
それぐらい、いろんなことがギュッと詰まっているので、是非『』の世界観を楽しんでください!
■試写会後にサプライズでWEST.登場!
試写会後に、サプライズでWEST.のメンバー7人(重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望)が登場!本ドラマの主題歌で書き下ろしの新曲「FATE」が初披露された。
その後のメンバーによるトークセッションも完全レポートで別記事として配信中!
■フォトギャラリー
[写真・記事:三平准太郎]
連続ドラマW-30『白暮のクロニクル』
今年4月にデビュー10周年を迎えるWEST.の神山智洋が初の単独主演を務める連続ドラマがWOWOWでスタート!原作は「機動警察パトレイバー」などの人気作品で知られる漫画家ゆうきまさみの「白暮のクロニクル」。「不老不死の種族“オキナガ”×公務員」という異色バディが、難事件の解決に挑む。
神山が演じるのは、見た目は18歳で実年齢は88歳という不老不死のオキナガ・雪村魁役。魁は、60年間にわたり未(ひつじ)年のクリスマスに起きている連続殺人事件“羊殺し”で恋人を亡くした過去があり、犯人を突き止め、復讐を果たすことを目的としている。一方、その魁とバディを組み、衝突を繰り返しながらも事件解決に向け協力していく厚生労働省“夜間衛生管理課”の新米職員・伏木あかり役を演じるのは松井愛莉。さらに竹財輝之助、高橋努、大林隆介、伊藤歩、光石研ら個性豊かなキャスト陣が集結した。
時を超えて生きるオキナガに起きる怪死事件、彼らの想いが紡ぐ年代記・クロニクル。極上のミステリーエンターテインメントをお楽しみに!
《ストーリー》
厚生労働省の伏木あかり(松井愛莉)は、保健所での研修中に怪死事件に遭遇する。殺害された男性は“オキナガ”と呼ばれる不老不死の体質を持ち、特定の方法で殺されない限り死なない人間だった。後日、あかりはオキナガを管轄する夜間衛生管理課、通称“夜衛管”に配属され、上司の久保園幹也(光石研)とともに訪れた私設図書館「按察使文庫」で、見た目は18歳で実年齢は88歳のオキナガ、雪村魁(神山智洋)と出会う。魁の連絡係を務めることになったあかりは、魁とともに “オキナガ案件”と呼ばれるオキナガが関わる事件の捜査に当たることに。魁は個人的に12年に1度の未年ごとに60年間にわたり続いている連続殺人事件、通称“羊殺し”の犯人を追っているのだった――。
出演:神山智洋(WEST.) 松井愛莉 竹財輝之助 高橋努 大林隆介 伊藤歩 光石研 桜庭ななみ 水間ロン 田村健太郎 片山友希 原田佳奈 吉村界人 工藤遥 矢柴俊博 霧島れいか 利重剛 水野久美
出演:神山智洋(WEST.) 松井愛莉 竹財輝之助 高橋努 / 桜庭ななみ 水間ロン 田村健太郎 片山友希
原田佳奈 吉村界人 工藤遥 矢柴俊博 霧島れいか 利重剛 水野久美 / 大林隆介 伊藤歩 光石研
原作:ゆうきまさみ「白暮のクロニクル」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)
監督:中川和博 佐々木豪
脚本:小山正太 山崎太基 田中しおり
音楽:富貴晴美
主題歌:「FATE」WEST.(ELOV-Label)
プロデューサー:高江洲義貴 廣瀬眞子 皆藤一 歌谷康祐
制作協力:共同テレビジョン
製作著作:WOWOW
ドラマ公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/hakubo/
WOWOWにて3月1日(金)放送・配信開始
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