【インタビュー】藤吉夏鈴(櫻坂46)「刺激的な毎日で楽しかった」『アオハライド Season2』
連続ドラマW-30『アオハライド Season2』(1/19放送開始)に出演する藤吉夏鈴(櫻坂46)。Season2から登場し、主人公の2人の関係に大きな影響を与える“成海唯”を演じるにあたっての取り組みや、櫻坂46としての活動についても話を聞いた。(読者プレゼントあり)
藤吉夏鈴 インタビュー&撮り下ろしフォト
■新しいことに挑戦できてワクワクした
‐本ドラマ出演が決まったときのお気持ちは?
藤吉夏鈴(成海唯/なるみゆい 役)
お芝居のお仕事の経験がまだ少ないので不安もありましたが、新しいことに挑戦してみたいという好奇心も強く、ワクワクしました。
‐原作はご存知でしたか?
藤吉夏鈴
人気のある作品で、同級生で読んでいる子がいましたし、そういった作品に出演できるという意味では驚きがありました。
‐今回演じられた成海唯というキャラクターをどう捉えられましたか?
藤吉夏鈴
私と比べるとあまり似ている部分はないんですが、(好きな人を)何としてでも手に入れたいという、唯ちゃんの強いこだわりと一途さは羨ましくも感じました。
‐ご自身との共通点が少ないキャラクターを演じるのは難しかったですか?
藤吉夏鈴
はい。一生懸命、成海唯に共感していくしかないと思って、とにかく原作を読み込みました。
‐その上で、役作りのアプローチはどのように?
藤吉夏鈴
成海唯は、Season2から登場するキャラクターです。Season1から観てくださっている方は、双葉(演:出口夏希)と洸(演:櫻井海音)に感情移入されていると思うので、そういう中、どうやって成海唯というキャラクターを愛していただけるのかということを考えました。双葉と洸の仲を邪魔するだけのキャラクターとして捉えられたくなかったからです。
なので、唯も自身の苦しみや悲しみがあって洸に頼るしかなかったということを観ている人に共感してもらえるように、木村監督ともたくさん話し合って撮影に臨みました。
■刺激的な毎日で楽しかった
‐そのほか、お芝居で難しかったことはありましたか?
藤吉夏鈴
長崎弁の方言のセリフです。私の母が長崎出身で、私も小さい頃に長崎に住んでいた時期があって、「~ばい」って喋っていたので、台本をもらうまで、長崎弁を覚えているかなって思っていたんですけれど、いざお芝居をするとなると、ぜんぜん喋れなくて(笑)
なので、台本に、(長崎弁の)上げ下げのイントネーションの矢印を書いて、ひたすら音で覚えるということをしました。
‐藤吉さんは大阪にも住まわれていましたが、今日も関西の方言はぜんぜん感じません。方言を喋り分けるのは得意な方ですか?
藤吉夏鈴
得意ではないと思います。なので、長崎弁のセリフは難しかったです(笑)
‐なるほど。だとすると、慣れないお芝居にさらに長崎弁だと、より難しかったですか?
藤吉夏鈴
難しかったです。でも、今回の出演は、私にとっては新しいことだらけで、刺激的な毎日は楽しくもありました。
‐ちなみにお母様に長崎弁の指導をしてもらうということは?
藤吉夏鈴
それはしていないですが、この作品に出演することを話したら喜んでくれました。
■元の自分が消えたような感覚があった
‐以前、バラエティ番組(「あざとくて何が悪いの?」テレビ朝日系列)内の「あざと連ドラ」に出演されたことがありましたが、そのときの経験が今回活きたということはありましたか?
藤吉夏鈴
その経験があってから、撮影などでマネージャーさんから表情がより豊かになってきたと言っていただいて、とても嬉しかったんですが、元の自分が消えたような感覚も覚えて寂しくもありました(笑)でもそうやって表現力というものはついていくのかなと思いました。
‐ちなみにそのドラマでは、インタビュアーとなるシーンをされていましたが、普段、インタビューされる側の藤吉さんにとって、する側というのはいかがでしたか?
藤吉夏鈴
私は人の話を聞き出す方はダメだ!って思いました(笑)相手の話すテンポ感を崩しちゃいけないと思いつつ、聞きたいことを質問していくのはとても難しかったです。
■大量のコミックが家に届いて楽しかった
‐原作も読まれたということですが、「アオハライド」の魅力について感じられていることは?
藤吉夏鈴
胸キュンの青春漫画なのかなと思っていましたが、いざ読んでみると、登場人物一人一人が抱えている悲しみや苦しみが描かれていて、信念を持って生きている子たちばかりだと感じられて驚きました。
‐気になるキャラクターはいましたか?
藤吉夏鈴
菊池冬馬が好きです。まるで布のようにヒラヒラっとやって来て、柔らかい優しさを感じさせてくれる人ってなかなかいないと思うんです。同時に唯ちゃんとはまた違う一途さも持っています。
どう生きてきたら、冬馬のようなたくさんの温もりを持った人になれるんだろうと思いました。お気に入りのキャラクターです。
‐藤吉さんは普段は漫画は読まれるんですか?
藤吉夏鈴
あまり読まないんです。今回「アオハライド」はネットで買ったんですが、全13巻のコミックをまとめて買ったのは初めてだったので、全巻が家に届いたときは「大量のコミックだ!」って楽しい気持ちになりました(笑)
■“制作”に興味がある
‐Season2からの出演ということで、すでに出来上がっている現場への参加での不安はありましたか?
藤吉夏鈴
私が現場に入ったときは、すでに皆さんは仲良くなられていたのでちょっと寂しかったですけれど(笑)、櫻井海音さん(馬渕洸 役)が私が現場に入りやすいように気にかけてくださったので、ありがたかったです。
‐藤吉さんご自身は、そういった出来上がっているコミュニティ入るのは得意ですか?
藤吉夏鈴
大の苦手です(笑)!
‐成海唯はこだわりが強いというお話がありましたが、藤吉さんご自身のこだわりがあるとしたらどういう点でしょうか?
藤吉夏鈴
櫻坂46のグループ活動でのMVやジャケット写真の撮影を制作面でこだわることが好きです。自分が出ていないシーンでも、現場に見に行くことがよくあります。スタッフさん含めてその日しか感じられない空気感を味わうことが好きなんです。
■先輩からの連絡をずっと待っています!
‐唯は、洸に対して積極的にアプローチしますが、人や物事に対する“積極性”という点で、藤吉さんご自身はいかがですか?
藤吉夏鈴
人に対しては待つ方です。もうグループを卒業されている大好きな先輩がいるんですが、自分からはなかなか連絡取れなくて、ずっと待っています!(笑)
物事に対しては、さっきもお話したように、グループ活動においての制作面にとても関心があるので、ジャケット写真やMVの撮影などには、かなり前のめりです。
‐その大好きな先輩とはどなたでしょうか?
藤吉夏鈴
渡邉理佐さんです。
‐なるほど!連絡が来るといいですね。
藤吉夏鈴
はい!
■「Start over!」を初披露したときはステージから降りたくなかった
‐先ほど、MV撮影などの制作への関心が強いというお話がありました。例えば藤吉さんがセンターを務められた「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」のMVでは、藤吉さんの表情の演技がとても印象的ですが、今回のドラマでの演技との違いで感じられたことはありますか?
藤吉夏鈴
演技に興味を持つようになったのは、グループ活動でのMVやライブで曲を表現することに似ている点があるのでは?と思ったのがきっかけです。
それもあって「アオハライド」の出演に挑戦させていただいたんですが、いざやってみると大きく違っているなと思いました。
MVでは、自分の中にある感情を探して、それをより大きく表現するという感じなんですが、ドラマでのお芝居は、自分の中に無い感情を表現しなければならない場面がたくさんあって、それを表現する技術が私にはまだまだ足らないことに気づいたからです。
でも同時に、お芝居に対する好奇心が強くなって、もっともっとやってみたいと思うようにもなりました。
‐6枚目のシングル「Start over!」(2023年6月リリース)では、表題曲としては初めてのセンターを務められましたが、振り返っていかがでしたか?
藤吉夏鈴
想像していた以上に居心地が良かったです。もっとプレッシャーの方が大きくて窮屈にさえ感じるのではと思っていたんですが、いざセンターとして立ってみると、とても自由な場所でした。
‐今まで見えなかった景色が見えたりとか?
藤吉夏鈴
「櫻坂46 3rd TOUR 2023」の大阪公演で「Start over!」を初披露したときはステージから降りたくない!って思いました。それほど、ステージから見える景色が神秘的にさえ感じられたんです。このときの体験がずっと忘れられないです。
■いろんな職業の方を撮ってみたい
‐今回のドラマ版の「アオハライド」は、まるでポートレート写真のような美しい映像が印象的ですが、ご自身が出演された Season 2の完成映像をご覧になっていかがですか?
藤吉夏鈴
おっしゃるとおり、ポートレート写真やミュージックビデオの中にいるような美しくて素敵な映像で、「アオハライド」の爽やかさが全面に出ていると感じました。
‐“制作”という観点でも刺激がありましたか?自分でもこういう映像の作品を撮ってみたいとか。
藤吉夏鈴
確かに、撮ってみたいですね。撮るといえば、MVの撮影のとき、監督さんやカメラマンさんの仕事風景を撮るのが好きなので、いろんな職業の方を撮ってみたいです。
‐いつか、藤吉さんが撮られた映像の個展ができると楽しそうです。
藤吉夏鈴
やってみたいです!
‐最後に「アオハライド Season2」をこれからご覧になる方々へのメッセージをお願いします。
藤吉夏鈴
Season2から登場する成海唯ちゃんに共感してくださる方がいれば、とても嬉しいなと思います。唯ちゃんと冬馬は、双葉と洸の恋の関係に大きく関わっていくことになりますので、そこを是非楽しんでください。
藤吉夏鈴(ふじよしかりん)プロフィール
2001年生まれ、大阪府出身。
2018年、坂道合同新規メンバー募集オーディションに合格し、デビュー。
櫻坂46のメンバー。2022年、ドラマ『あざとくて何が悪いの?』では演技に初挑戦。
2023年6月28日発売の最新シングル「Start over!」では自身初の表題曲センターを務め、MVも話題を集める。
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■撮り下ろしフォトギャラリー
[インタビュー:安田寧子/写真:三平准太郎/ヘアメイク:渋谷絵里奈/スタイリスト:市野沢祐大(TEN10)]
連続ドラマW-30「アオハライド Season2」
《Season2 ストーリー》
吉岡双葉(出口夏希)と馬渕洸(櫻井海音)は中学の同級生。
高校生になって再会した双葉と洸は次第に想いをたぐり寄せ、文化祭の日に急接近する。洸の本当の気持ちを知りたい双葉は、洸に想いを伝えようと決意。 “あと1ミリ”の距離に近づく2人―。そんな2人の前に、洸のかつての同級生・成海唯(藤吉夏鈴)が現れる。互いに同じ悲しみを知る洸は唯を放っておけず、双葉と菊池冬馬(曽田陵介)の目の前で唯を抱き寄せ……。双葉と洸、そして唯、冬馬、それぞれの想いが交錯する。
近くて遠い、あと1ミリの青春―。
《Season2 キャスト》
出演:出口夏希 櫻井海音
志田彩良 莉子 新原泰佑 宮里ソル(円神)
堀内敬子 野間口徹 板尾創路 比嘉愛未
藤吉夏鈴(櫻坂46) 曽田陵介 兼近大樹(EXIT)
原作:咲坂伊緒『アオハライド』(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:桑村さや香
監督:木村真人
音楽:横山克
主題歌:「この雨がやんだら」足立佳奈 feat.竹内唯人(SME Records)
プロデューサー:小林祐介 橋本芙美 関本純一
制作プロダクション:共同テレビジョン
製作著作:WOWOW
Season 2番組サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/ao-haru-ride2/
2024年1月19日(金) 午後11時 放送・配信スタート
[ Season2 全6話 ]
TVer/FODで最新話見逃し配信
初回放送終了後、WOWOWオンデマンドで全6話一挙配信
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