のん×東北伝統工芸「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。」インタビュー&のんによる解説
2023年10月12日、仙台パルコにて、「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。」内覧会が行われ、のん本人も登場。見どころを語ると共に、メディアのインタビューにも答えた。
今回の展覧会は、仙台PARCO開業15周年記念として企画。2018年に初個展「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく- 」、2022年に監督映画「Ribbon」公開記念展「のん Ribbon展 不気味で可愛いもの。」と、のん はこれまでPARCOで2度の個展を開催。
本展覧会は、のん本人がデザイン・監修を手掛け、 8月の「仙台七夕まつり」に合わせて仙台PARCO館内に展示した‘リボンアート’七夕飾りに続く、「仙台PARCO15周年×のん」の2つ目のコラボレーション企画となる。
会場には、目玉展示の東北の伝統工芸「こけし灯篭」「赤べこ」とのんのリボンアートがコラボレーションした新作が登場。「こけし灯篭」は高さ約180cm、直径約45cmの特大サイズ。のんがデザインをし、職人が絵付けをし、のん がリボンを纏わせる。
他にも、映画「Ribbon」の作中にも登場した大量の「リボン」を使ったインスタレーションやトルソー作品、2023年1月に「ikuno art stay」で発表した「試作・真っ赤童の部屋」を本個展向けに新たにアレンジした作品が展示される。
会見レポート
‐設営を終えて、今回の展覧会はのんさんにとってどんなものになったでしょうか?
のん(俳優・アーティスト)
今回の「のんRibbon展」のタイトルは「 怪しくて、可愛いもの。」としましたが、まさにそのタイトル通り、怪しさと可愛さが共存している表現が最大限引き出せたかなと思っています。
‐会場が大量のRibbonで埋め尽くされていますが、改めてのんさんにとってRibbonとはどういう存在でしょうか?
のん
私にとって大切なモチーフです。これからも追求していくと思います。Ribbonは可愛い装飾品というイメージがありますが、Ribbonを敷き詰めたり、ちょうちょ結びにして、びっしり張り巡らせると、ちょっとダークなものに見えたり、不気味なものにも見えてくる。
そういうものをRibbonで作っているんだということが、独特の味わいが出て、そこがとても気に入っています。
‐今回の展示の目玉の東北伝統工芸の「こけし灯籠」と「赤べこ」とのコラボ作品について、制作を終えての感想をお聞かせください。
のん
今回の仙台パルコさんでの展示のメインは、東北の伝統工芸品とのコラボなので、とてもワクワクしていました。私は、日本の伝統工芸品を見るのがとても好きで、地方にお仕事に行ったりしたときは、絶対にその場所の伝統工芸品を探して、お店で見るようにしています。
今回、こけし灯籠と赤べことコラボしたんですが、どちらも面白くって、どんなアートにしようかなって考える時間がとても幸せでした。
‐仙台を含む東北は、のんさんにとってどんな土地でしょうか?
のん
ホッとする好きな場所です。最初は朝ドラ「あまちゃん」のロケ地(岩手県久慈市)から始まって、のんになったから、音楽のライブツアーで仙台を訪れることもあり、東北で開催されるフェスに参加することもあります。そういう意味でも、愛情があって、自分の中で好きな場所がたくさんある。だから大切にしているし、東北が大好きという気持ちがあります。
‐今回の展示の見どころは?
のん
自分がアートを作る上で大事にしているのが、役者として演技をするときも大事にしているこなんですが、五感に訴えること、皮膚感覚に訴えることを大事にしています。
見たときに自分の中のなにかとと繋がって、皮膚感が動いて感動する。ご覧になった方がそのように感じてもらえるようにアートを作りました。
私のRibbonアート東北伝統工芸品とのコラボレーションがほんとうにうまくいったので、その怪しくて可愛い作品たちと観て、いろんなことを感じてもらえればなと思います。
■のん会見&こけし灯籠解説動画
動画の前半は、上記掲載の会見パート。後半は、のんによる「こけし灯籠」の詳しい解説です。是非御覧ください。
■フォトギャラリー
[動画・写真・インタビュー:三平准太郎]
「のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。」
《概要》
本展覧会は、のん本人がデザイン・監修を手掛け、 8月の「仙台七夕まつり」に合わせて仙台PARCO館内に展示した‘リボンアート’七夕飾りに続く、「仙台PARCO15周年×のん」の2つ目のコラボレーション企画となります。
会場には、目玉展示の東北の伝統工芸「こけし灯篭」「赤べこ」とのんのリボンアートがコラボレーションした新作が登場。「こけし灯篭」は高さ約180cm、直径約45cmの特大サイズ。のんがデザインをし、職人が絵付けをし、のん がリボンを纏わせます。
他にも、映画『Ribbon』の作中にも登場した大量の「リボン」を使ったインスタレーションやトルソー作品、2023年1月に「ikuno art stay」で発表した「試作・真っ赤童の部屋」を本個展向けに新たにアレンジした作品が展示されます。
場所:仙台パルコ本館6階スペース6
営業時間:10:00~20:30 ※最終日は18:00閉場、最終入場は閉場の30分前まで
入場料:700円(税込)
主催:仙台パルコ
企画制作:パルコ、チームのん、カルタ
協力:「Ribbon」フィルムパートナーズ、東京リボン、speedy
工芸品協力:株式会社金入/森勇一/野沢民芸品製作企業組合
公式サイト:https://art.parco.jp/sendai/detail/?id=1319
会期: 10月13日(金)~10月29日(日)
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