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ikuno art stay 2023 non ribbon art

のん、重要文化的景観の古民家と融合する新作リボンアート作品の展示を観光プログラムと共に。

2023年1月20日、兵庫県朝来市生野町(あさごし いくのちょう)にある口銀谷銀山町(くちがなや ぎんざんまち)ミュージアムセンター(旧浅田邸・旧吉川邸)にて、創作あーちすと・女優ののんによる「ikuno art stay 2023 non ribbon art」の会見が行われた。
本アートイベントは、朝来市生野町を舞台としたアート作品の展示と観光プログラムで構成され、生野町の活性化を狙うもの。今回はのんの「リボンアート」が、朝来市の文化財や、重要文化的景観のいくつかの建築物内に展示される。
「リボンアート」は、のん主演・監督・脚本映画『Ribbon』でも題材としており、今回の展示では、劇中で使用された作品のほか、今回のために制作された新作「真っ赤童子(まっかわらし)」も含まれる。
なお、生野町は、のんの地元、神河町に隣接しており、ご家族や親戚の甥っ子も今回のアートイベントに既に訪れたそう。

会見レポート

ikuno art stay 2023 non ribbon art

のん

-のんさんのリボンアートのコンセプト・世界観について教えてください。

のん
リボンは普通は可愛いというイメージがありますが、私はアートとして捉えていく上で、感情を持った生き物のように感じられたんです。
ダークなものもリボンという可愛いもので表現すると、独特の味わいが出てきますし、いろんな表情が浮かび上がってきます。とても大切にしているモチーフですし、まだまだ探究できると思っています。やっと自分の中で「私のアートはこういうものだ」という確立された気がしています。
今回、そういったリボンアートが日本の旧家屋の空間とすごくマッチしていて、感動しています。

ikuno art stay 2023 non ribbon art

のん
また、今回の展示に合わせて、こけしをベースにした新作を作りました。それは「試作 真っ赤童子(まっかわらし)の部屋」(2023)です。
サテンのリボンをこけしにくっつけていった時に、可愛くもあり不気味にも見えたんです。それは私が目ざしていたものでもあり、さらに和の空間に並べてみると、洋室に飾るのとは違う光の入り方によって、赤が暗い赤になったりして、面白い展示になりました。
こけしはのっぺらぼうなんですが、こけしの感情はリボンで表現していますので、見る人によって、どのように捉えるかも変わってくると思いますので、それぞれで感じ取ってもらえたらなと思います。

ikuno art stay 2023 non ribbon art

「試作 真っ赤童子(まっかわらし)の部屋」(2023)@生野クラブ

-のんさんの故郷・神河町のお隣となるこの朝来市生野町でアートイベントを開催されたご感想は?

のん
とても嬉しいです。生野町はご近所さんで地元感覚もある場所だからです。
今回改めて訪れてみて、志村喬記念館があることを知り、志村喬さんが生野町ご出身だったということをお恥ずかしながら初めて知ったんです。また、歴史的な素晴らしい日本家屋も残っていて、そういった生野町に展示できることは嬉しいですし、楽しんでいます。

ikuno art stay 2023 non ribbon art

-今回のアートイベントの魅力は?

のん
町に点在するいくつかの日本家屋に作品を展示していて、散策しながら街並みの歴史館と共に作品を鑑賞できるという、美術館とはまた違った楽しさがあります。お家が持っている空気感ごと楽しめると思います。
ちなみに、新作の真っ赤童子は、部屋から飛び出して、お部屋の外で遊んでいるので、是非探してみてください。

ikuno art stay 2023 non ribbon art

のん

■動画レポート

会見の内容詳細、そしてのんさんからファンの方へのメッセージは動画でどうぞ。

YouTube player

【1クリックジャンプのための見どころチャプタータイム(動画概要欄に記載)】
00:00 オープニング
00:45 のんからファンの方へメッセージ
01:17 最初のあいさつ
02:42 リボンアートのコンセプト
05:35 新作「真っ赤童子」
07:51 生野町でアートイベント開催することの気持ち
09:36 見どころポイント
11:08 絵を描き始めた原点
12:48 地元の家族・親戚も観てくれた
13:42 生野町の日本家屋でアート展示をやることについて

ikuno art stay 2023 non ribbon art

■フォトギャラリー

会見

作品展示・町並み

[写真・動画・記事:三平准太郎]
【撮影データ】
スチール:Nikon Z9+SB-5000+NIKKOR Z 24-120、他レンズ
ムービー:Panasonic AG-CX350+RODE Newsshooter Kit & NTG3

「ikuno art stay 2023 non ribbon art」開催概要

会期:2023年1月21日(土)~29日(日)
会場:兵庫県朝来市生野町 各所(*)
開催時間:各企画プランにより変動(詳細は公式HPを参照)
主催:NPO法人J-heritage
共催:生野ルートダルジャン芸術祭実行委員会
協力:「Ribbon」フィルムパートナーズ、NPO法人芸法、全但バス株式会社、竹田城城下町ホテル EN、芒種、Ikunostay、生野自治協議会、NPO法人いくのライブミュージアム、AKEBONO DESIGN
協賛:但陽信用金庫
公式サイト:https://ikunoartstay.heritabi.com/

*会場(3か所/すべて徒歩圏内)

口銀谷銀山町(くちがなやぎんざんまち)ミュージアムセンター(旧浅田邸・旧吉川邸)
住所:兵庫県朝来市生野町口銀谷619-2
本館の旧浅田邸は、昭和7年(1932年)建築で浅田貞次郎の三男養蔵の旧邸で、別館は、井筒屋の六代目当主・吉川増太郎の隠居部屋として明治中期に建築された。

甲社宅(こうしゃたく)9号、19号
住所:兵庫県朝来市生野町口銀谷697-1
明治元年(1868年)、生野鉱山が我が国初の官営鉱山となり、政府はフランス人鉱山技師を招聘するなど近代化を進め、町内には外国人たちが暮らす洋館のほかに、日本人用の官舎も造られ、現在では一般来客用に解放し、宿泊もすることができる。

生野(いくの)クラブ
住所:兵庫県朝来市生野町口銀谷668−2
明治19年に鉱山経営者松本林右衛門の邸宅として建築。
その後、保養施設や迎賓館として使用され、現在は国重要文化的景観の景観重要建築物として公開施設となっている。

鑑賞コース

■一般鑑賞チケット

ガイドなしで各自が自由に作品を鑑賞できるプラン
チケット予約URL:https://ikunoartstay.peatix.com

■オプションプラン

ランチ・ガイド付き鑑賞ツアー(15名(最低催行人数2名以上)/1日)
‘のん’の作品を鑑賞しながら本格フレンチをお愉しみ頂き、ランチ後は地元ガイドの案内で作品鑑賞しながら生野の鉱山町を散策するプラン。参加者のみが鑑賞できる作品や特典もあり!(事前予約必須となります)
問い合わせ・予約URL:https://www.zentanbus.co.jp/ikunoartstay/

1泊3食付き鑑賞ツアー(限定1組4名様/日)
ランチ・ガイド付きプランの後も、生野の鉱山社宅に宿泊滞在して頂けるプラン。
夕食は生野の人気カフェにて、地元野菜をふんだんに使用したご夕食をお召し上がりいただきます。
宿泊者のみが鑑賞できる作品も!(事前予約必須となります)
問い合わせ・予約URL:https://www.zentanbus.co.jp/ikunoartstay/

ikuno art stay とは

2011年から朝来市生野町で開催してきた生野ルートダルジャン芸術祭の関連事業。
本プロジェクトは、招聘アーティスト1名による複数個所でのアート展示+食や宿泊、ツアーを組み合わせ、より地域の観光資源をクローズアップしてアートとコラボレーションし、地域の魅力の発信と想像・共有を目指す。

 

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