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豪華キャストが新年早々和やか舞台挨拶。吉沢亮は妻役の告白にタジタジ。映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶

2023年1月7日、新宿ピカデリーにて、映画『ファミリア』公開記念舞台挨拶が行われ、役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、MIYAVI、佐藤浩市、成島出監督が登壇。ベテラン俳優と映画初出演俳優とのコントラストが際立つ舞台挨拶となった。
本作は、言葉の違いや育った環境の違いを超えて<家族>を作ろうとする人々を描いた物語。

なお、この日登壇したワケドファジレは、1998年生まれのブラジル出身で5歳のとき母と2人で来日。1月6日に放送されたTBS「メイドインジャパン」に出演し、ブラジルにいる実の父がイスラム教徒であることから、当初モデルという仕事を理解しない確執から和解までが描かれた。日本ではモデルとして活動している中、本作が映画初出演となった。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

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■フォトレポート

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佐藤浩市/ワケドファジレ/サガエルカス/役所広司/吉沢亮/アリまらい果/MIYAVI/成島出監督

2023年新春というおめでたい時期での封切りに、主人公・神谷誠治役の役所広司は「みなさん、あけましておめでとうございます。新年早々に本作を見に来ていただきありがとうございます。たくさんの人に観ていただけるよう、宣伝部として頑張ってください」と感慨無量。
演じた役との共通点については「髪の毛はボサボサでヒゲがボーボー。朝から晩まで同じ服を着ても快適だと思えているところは自分と似ている」と照れながら挙げた。
誠治が陶器職人という役どころについては「陶芸は前からやりたいと思っていたので練習も苦ではありませんでした」としっくり来ているようで、「撮影の練習用に準備していただいた電気ろくろや粘土も自宅に持ち帰りました」とすっかりお気に入りのようだ。

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役所広司

一方、役所とは初共演で誠治の息子・学を演じた吉沢亮は「学と自分の共通点は…ない。というか自分が憧れる理想の詰まっている役でした。僕はビビリなので出来ませんが、学は自分の知らない世界に躊躇なく飛び込んでいく勇気を持っている。世界に飛び込む楽しさを感じているところは羨ましかった」と演じたキャラクターへの憧れを明かした。

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吉沢亮

誠治と学の自宅の隣町にある団地で暮らす在日ブラジル人・マルコス役のサガエルカスは「映画の撮影で驚いたのは一つのシーンに対するスタッフや機材の量の多さ。自分が想像していた規模より何倍も大きかった」と映画初出演ならではの初々しい感想。

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サガエルカス/役所広司/吉沢亮

マルコスの恋人・エリカ役のワケドファジレは「演じることの難しさを痛感。これからも沢山演技の勉強をしていきたい」と俳優業に意欲的だった。

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ワケドファジレ

学の妻・ナディア役のアリまらい果は、撮影現場での吉沢の様子に触れて「本番前に私はガチガチに緊張しているのに、吉沢さんは普通に話しかけてくる。何も考えてないの?準備いらないの?と思った。これがレベルの違いかと感じた」とビックリした様子。
この撮影時の振る舞いについて吉沢は、あくまで緊張をほぐすためのコミュニケーションだったと弁解しつつも「そうですよね、考えたいですよね…大変失礼いたしました」と恐縮しながら頭を下げて笑いを誘っていた。

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吉沢亮/アリまらい果/MIYAVI

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使をつとめるMIYAVIは、在日ブラジル人達を執拗に憎む榎本海斗という難民支援活動と相反する役を引き受ける上で「ファンが減るのではないかと思って迷ったけれど、映画で描かれている問題は日本にもあるということを知ってもらえる機会だと思った。僕自身も作品を通じてたくさんのことを考えさせられました」と得るものも多かったようだ。

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MIYAVI

誠治が唯一心を許せる刑事・駒田隆役の佐藤浩市とは久々の顔合わせ。役所との久々の共演について聞かれた佐藤は「芝居の話はしたことがない。そこに居たらスッとテストに行けるみたいな。そんな自然の流れの中で入っていける」と関係性を述べ、「数十年映画という世界で色々な監督と色々な現場をやってきたという、そんな思いがお互いを支えてくれている」と熱い信頼関係について話した。
役所も佐藤を「安心感」と笑顔で表しながら「浩市ちゃんが劇中で初めて僕のところに訪ねて来てくれる場面は凄く嬉しかった。来てくれた~!という感じで。その後のシーンも心地よく何かが伝わってきました」と久々の共演を噛みしめていた。
2人の共演作を撮るのが夢だったという成島監督は「日本で一番尊敬する役所さんと、二番目に尊敬する佐藤さん」と話し始めると、佐藤から「俺は二番目かい!」と突っ込まれつつも「お二人とご一緒するのは昔からの夢でした」としみじみ明かしていた。

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佐藤浩市

家族で過ごしたお正月の思い出

本作が新春公開ということもあり、「家族で過ごしたお正月の思い出」をそれぞれ発表。
役所は「大みそかは家族みんなで餅つき」と幼少期を振り返った。
今年のお正月の過ごし方について、吉沢は「実家の犬二匹を脇に抱えてテレビを見ていた。犬たちに愛された正月でした」とニッコリ。
MIYAVIは「昨日の朝5時にスタッフたちと気合を入れて初詣。でも神社が閉まっていた…」とションボリしていた。
一方、佐藤は「この歳になると年を越すまで起きているのが大変」と明かし、役所に「先輩はちゃんと起きていますか?」と質問。すると役所は「僕は起きれていますよ?」ときっぱり。驚く佐藤は「僕も去年から今年は目をバッチリと開けて年を越すことができました…いや、寝ていたかなあ?」と照れ笑いだった。

最後に主演の役所は「我々、映画宣伝部のためにも色々な人に本作を広めてください!」とさらなるヒットを祈願し、成島監督も「ヘビーなところもある映画ですが、希望が繋がるようにと皆で心を一つに合わせて撮った作品です。皆さまの心に届いてくれることを願っています」と満席の会場に呼び掛けていた。

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[動画:三平准太郎]

映画『ファミリア』

【STORY】
山里に一人暮らす陶器職人の神谷誠治(役所広司)のもとに、アルジェリアに仕事で赴任している学(吉沢亮)が婚約者ナディアを連れて一時帰国。結婚を機に会社を辞め、焼き物を継ぐと宣言した学に誠治は反対する。
一方、誠治が住む隣町の団地に住む在日ブラジル人青年のマルコスは半グレに追われたときに助けてくれた誠治に亡き父の面影を重ね、焼き物の仕事に興味を持つ。そんな中、アルジェリアに戻った学とナディアをある悲劇が襲い・・・・・・。

出演:役所広司
吉沢亮 / サガエルカス ワケドファジレ
中原丈雄 室井滋 アリまらい果 シマダアラン スミダグスタボ
松重豊 / MIYAVI / 佐藤浩市
監督:成島出
製作委員会:木下グループ フェローズ ディグ&フェローズ
制作プロダクション:ディグ&フェローズ
配給:キノフィルムズ
©2022「ファミリア」製作委員会 映倫:PG12
公式サイト:familiar-movie.jp
公式Twitter:@familia_movie

全国公開中

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