
【インタビュー】黒崎煌代×鳴海唯×UTA「ヘタレ」「真っ直ぐ」「不器用」…個性あふれる3人が明かす撮影舞台裏と素顔。ドラマ『赤灯えれじい』
テレ東ドラマ『赤灯えれじい』でW主演を務める黒崎煌代、鳴海唯、共演のUTAが集結!原作の魅力や大阪での撮影現場で生まれた化学反応、役柄への共感からキャスト陣の不器用な素顔まで、熱い想いを語り尽くしたスペシャルインタビューをお届けする。(読者プレゼントあり)
本作は、きらたかしによる同名コミックを原作に、ほぼ全編大阪ロケで実写化した青春純情ラブコメディー。
自堕落な日々から抜け出そうと交通誘導のアルバイトを始めた無職のヘタレ青年・サトシ(黒崎煌代)と、現場で出会った金髪で喧嘩っ早いヤンキー娘・チーコ(鳴海唯)の不器用な恋模様を描く。
正反対な性格の二人が衝突を重ねながらも、互いの優しさに触れて惹かれ合っていく人情味あふれる愛おしいストーリーをUTA、鈴木紗理奈、木村祐一ら豪華なキャスト陣が彩る。
黒崎煌代 × 鳴海唯 × UTA インタビュー&撮り下ろしフォト
■オファーと原作の第一印象
‐ 本作のオファーのお話を初めて聞いて、原作に触れた時はどんな感情が一番大きくなりましたか?
黒崎煌代(柳川智史/サトシ 役)
お話をいただいてから原作を読んだのですが、「こんなにも面白いラブストーリー漫画があるのか!」と驚きました。ここまで大阪の街や男女、下町をリアルに描く作品には初めて出会ったので、「これはぜひやりたい!」と思いました。特にサトシに関しては「これ俺じゃないか」と思う場面が多くて、すごくワクワクしました。
鳴海唯(秋山智子/チーコ 役)
純粋に、20年前に描かれた原作とは思えないくらい全てのシーンが新鮮に映りました。本当に大阪の匂いがしてくるというか、リアルに人情を描いた作品ってすごく久しぶりに読んだなという印象でした。
チーコというキャラクターも、ただ喧嘩っ早いヤンキー女ではなくて、言いたいことがなかなか出てこない奥手なところがあったり、サトシも含めてすごくチャーミングなキャラクターがたくさん登場するので惹かれました。実写化したらどんな映像になっていくんだろうと、自分が挑戦したいという欲がすごく掻き立てられる作品でした。
UTA(矢間勇作/ユーサク 役)
お話をいただいた時に原作を読んで、今煌代が言っていたように「こんなに面白く描かれているラブコメがあるんだ」と驚きました。実写化を想像した時に、最近のテレビドラマであまり見かけなかったような新鮮な印象もありつつ、今回はDisney+で配信もされるので、普段の地上波放送では見られないような映像とストーリーになるのかなと感じました。
ユーサクに関して言えば、現場に入ってからの煌代と唯ちゃんの演じるサトシとチーコが原作を読んだ時のイメージ通りで「本当にすごいな」と思いましたし、早く皆さんに見てもらいたいです。
■役柄と自身の共通点・相違点
‐ 先ほど黒崎さんから「これ俺じゃないか」というお話がありましたが、3人それぞれ役柄とご自身で「似ているところ」「全然違うなと思うところ」を教えていただけますか?
黒崎煌代
似ているなと思うのは、このヘタレ具合ですね。自分もそんなにかっこいい男ではないので、だらしなかったりウジウジしてしまうところがサトシに似ています。普段もダラダラとした服を着ていますし、格好や髪型も高校生の時の自分に似ていて、まず見た目が似ています。
逆に「サトシと全く違うな」と思った点はないですね(笑)。「サトシは私だ」と思って観てもらえたらと思います。演じるにあたって全然違うところがないというのが、やっていて楽しかったですね。
鳴海唯
私は一見似ても似つかない、真逆ですね(笑)でもチーコを「演じられるんじゃないか」と思った1つの理由は、チーコは嘘が苦手で、曲がったことが許せない性格だからです。そこは自分にも通じる部分があります。怒りの発出の仕方は違いますが、物事に対する怒りの感情のルートみたいなものはすごく似ています。
作品を通して見てもらうと気づくと思うのですが、チーコって自分に何かをされて怒っているシーンはあまりなくて、サトシが何かされているところでブチ切れることが多いんですよね。私自身も身近な人が何かされている時に怒ってしまうので、感情のルートは共通しているのかなと思いました。
UTA
ユーサクというキャラクターが生きてきた人生は自分とは真逆ですが、物静かなところや、ちょっと不器用なところは自分と一致するのかなと原作や本(台本)を読んで思いました。
物静かとはいえ、ユーサクは言わないといけない時にストレートにはっきりと言うキャラクターで、自分も普段からどちらかというとストレートなタイプので、そこがすごく自分とコネクトした部分でした。
■3人でお芝居をしてみた手応え・共演の刺激
‐ 実際に3人でお芝居をしてみてどんな印象を受けられましたか? 想像していたのと演じてみてのギャップや、合わせてみて感じたことをお伺いしたいです。
UTA
とにかく煌代と唯ちゃんが本当にすごいんです。1話だけ見させてもらったのですが、原作通りというか、そのままキャラクターが生きていると感じました。
現場に入る前にマネージャーさんから「とんでもない2人だから絶対にご一緒した方がいい」と言われていて、お2人の過去作やインタビュー動画を見て探ろうとしました。
1人1人と対面するシーンの前はすごく良い緊張感とプレッシャーがあり、「ちゃんと決めたいな」という毎日でした。普段はすごく人間味があって優しいお2人ですが、現場に入った時のスイッチがすごくて。俳優として駆け出しの自分にとってはすごく良い刺激になりましたし、たくさん勉強させていただきました。
鳴海唯
UTA君の存在はもちろん知っていましたが、このお話があった時は『ガス人間』で俳優デビューすることを知らなかったので、最初は「元彼のユーサク役は誰になるんだろう」と思っていました。
プロデューサーからUTA君の名前を聞いた時、「とんでもない化学反応が起きる予感がする」と直感で感じてすごくワクワクしました。現場でも本読みを丁寧に何回も重ねて、本当にピュアで真っ直ぐなお芝居をぶつけてきてくれました。
チーコにとってユーサクは6年ほど共にした元彼なので、生涯絶対に忘れることがない存在なのかなと。彼が今のユーサクでいるという説得力が出せるのは、UTA君の持つピュアさや存在感があるからこそで、一緒にお芝居をしていても本当に泣けちゃうくらい素晴らしかったです。
黒崎君とはドラマでカップル役を最初に共演させていただいていて、2年越しにまた共演できました。2年前の印象と違ってさらに魅力的になっていて、以前はお姉ちゃん気分だったのに、気づいたらお兄ちゃんのように頼もしく引っ張ってくれました。間近で、黒崎君だからこそできるサトシの面白い表情をたくさん見せてくれて、だからこそチーコもパコーンとサトシを殴れたりして(笑)、素晴らしい化学反応が生まれました。
黒崎煌代
(鳴海について)クランクイン前は「チーコできるかな」と監督や僕たちに相談していたくらいだったのですが、初日のチーコを見て「あの心配は何だったの!?」と思うくらい100%のチーコで来て驚きました。逆に僕の初日はサトシをまだ若干掴みきれていなくてすごく焦りましたね(笑)。「この鳴海唯さんという俳優とお芝居をやり合うには、僕も気を引き締めないと」と初日に思いました。そこから役でいっぱい喧嘩(掛け合い)をしましたね。
(UTAについて)プロデューサーから「ユーサク役はUTA君」と聞いた時、僕も震えました。ユーサクはサトシにとって脅威で、絶対に勝てないような男でなければいけない。そこに身長190cm超えのイケメンなUTA君が入ると聞いて、「サトシとして勝てない前に、黒崎としてUTA君に勝てない!」と思いました(笑)
でもだからこそ完璧なキャスティングで、実際にユーサクを演じるUTA君を見た時、漫画の要素を全て含んだ上で、UTA君が演じることでキャラクターの奥までグッと見えるようになりました。ユーサクを演じられる日本人の俳優ってなかなかいないと思います。僕は変な話、ユーサクにもUTA君にも「絶対に負けないぞ」という気持ちで臨みました。この2人と対面して「やってやんなきゃ」という気合いがお互いに良い刺激になったと思います。これから一番とんでもないクライマックスを撮るので楽しみにしてください。
■役作りで心がけたこと・取り組んだこと
‐ 皆さんが「役作りで心がけたこと・取り組んだこと」はありますか?
黒崎煌代
役作りに関しては、この作品に限らず「1人ではできないものだな」と最近思うようになって、いろんな人の話を聞きました。
監督やプロデューサーにとってサトシはどういう人か、鳴海さんにとってサトシはどんな感じか、ネットで原作ファンの人がサトシをどう捉えているか調べたり。
自分だけのサトシ像で役作りをすると身勝手な感じがしたので、いろんな人のサトシ像を上手く繋ぎ合わせて形作ることを意識しました。
自分の中にサトシを演じる自信はあったのですが、現場に入ると違うこともあったので難しかったですね。
鳴海唯
役を演じる上で、不安要素を1つずつ潰していこうと心がけていました。クランクインするまでに本読みの時間や監督陣と「チーコってどういう女性だろう」と何度も話し合う時間を作ってもらったおかげで、自分とは一見似ても似つかないチーコを演じられたのだと思います。
アクションや喧嘩のシーンも多かったので挑戦ばかりでしたが、チーコに1つ成長させてもらえました。
UTA
僕は演技の経験があまりないので、前作の『ガス人間』の時の方がガチガチに役作りをしていった印象がありました。今回は周りに頼ったというか、山本プロデューサーと話をしたり、現場に行ってチーコやサトシがどういう演技をするのかを素直に受けて、自分がどう感じるかを大事にしました。
できるだけインフォメーション(情報)を集めて、原作や原作ファンの声、監督やプロデューサーに話を聞いて出来上がったユーサクを演じようと決めました。
あとは関西弁が初めての挑戦だったので、スピーチコーチをつけるなどして毎日録音を聞いて練習しました。
■自分自身の不器用な一面
‐ 劇中のキャラクターは不器用な人が多いですが、ご自身で「自分は不器用だな」と思う部分はありますか?
鳴海唯
「嘘がつけない」ところですね。嘘も方便という通り、良い時もあるので悪いものだとは思っていないのですが、社会に出ていく上で必要な嘘や、言わなくていいことの塩梅(あんばい)を見つけるのが苦手で、そこが不器用だなと感じます。
黒崎煌代
鳴海さんはすごく素直な方でお芝居も真っ直ぐだなと思いました。それは私と真逆で、私とアプローチが違う鳴海さんとの芝居は学びが多くて楽しかったです。
鳴海唯
私もたくさん吸収させてもらいました。
UTA
僕は、頑固な部分があるんですよね。
黒崎煌代
(UTAさんは)古風というか侍のような意志の強さを感じるときがあります。
UTA
意志が強すぎるかも知れない(笑)そもそも僕は不器用なんですけど、でも、ユーサクというキャラクター自体もすごく不器用な人ですよね。上手く伝えられない、変に伝わってしまう、はっきり言っているつもりなのに…という部分が一番不器用で、そこから面白さが滲み出ているのかなと思います。
黒崎煌代(くろさき こうだい)プロフィール
2002年生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(23年)で俳優デビュー。『さよなら ほやマン』(23年)で映画デビューを果たし、初主演作の『見はらし世代』(25年)はカンヌ国際映画祭監督週間に選出された。このほか映画出演作として、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』『アフター・ザ・クエイク』『ストロベリームーン 余命半年の恋』(いずれも25年)など。本年は『万事快調 〈オール・グリーンズ〉』『脛擦りの森』『九条の大罪』『サバ缶、宇宙へ行く』『急に具合が悪くなる』が公開された。
鳴海唯(なるみ ゆい)プロフィール
1998年5月16日生まれ 兵庫県出身
2019年に連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)にて女優デビュー。
主な出演作品として、ドラマ「どうする家康」(NHK)、「Eye Love You」(TBS)、「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS)、「あんぱん」(NHK)、「テミスの不確かな法廷」(NHK)、「100日後に別れる僕と彼」(MBS)、映画「さとこはいつも」(2026)がある。
Netflix映画「余命一年、男をかう」が11月5日配信と
2027年には映画「九条の大罪」が1月8日公開、連続テレビ小説「巡るスワン」への出演が決まっている。
UTA(うた)プロフィール
1997年生まれ、東京都出身。幼少期からインターナショナルスクールで学び、中学時代はスイス留学。高校、大学は米国のバスケットボールの強豪校に進学する。2018年にパリコレクションでモデルデビュー。東京を中心にミラノ、ロンドン、ニューヨークで活躍。2026年7月配信のドラマ「ガス人間」(Netflix)で俳優デビュー。現在、NTV「ZIP!」に水曜パーソナリティー(10月〜12月担当)として出演中。
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【インタビュー&撮り下ろしフォト】
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■撮り下ろしフォトギャラリー
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[インタビュー:安田寧子/写真:三平准太郎]
◆黒崎煌代
ヘアメイク:Tomoe Chika(artifata)
スタイリスト:能城 匠 (TRON)
衣装クレジット/
ジャケット¥93,500
(saby)
問)evolve
03-6823-5074
シャツ¥49,500
(SHEIK YERBOUTI)
問)STUDIO FABWORK
03・6438・9575
パンツ¥46,200
(DDDD)
問)DDDD
03・6834・7131
その他スタイリスト私物
◆鳴海唯
ヘアメイク:丸林 彩花
スタイリスト:道端亜未
◆UTA
ヘアメイク:高草木 剛(VANITÉS)
スタイリスト:カワサキ タカフミ
ドラマ「赤灯えれじい」
《INTRODUCTION》
原作は、2003年に第48回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞した、きらたかしによる同名コミック。”不朽の代表作”として長きにわたり愛され続け、連載終了から約20年の時を経て、待望の実写ドラマ化となる。大阪を舞台にした原作の人情あふれる愛おしい世界観をリアルに届けるため、ほぼ全編にわたり大阪ロケを実施し、数々の関西ゆかりのキャストが集結。ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」での国内見放題独占配信(アジア独占配信)も決定している。心温まるユーモアと青春の輝きを放つ、”大阪”青春純情ラブコメディー。
《STORY》
実家暮らしで自堕落な日々を送る、無職のヘタレ男・サトシ(黒崎煌代)。地元の不良に金をせびられる情けない毎日を過ごすなか、そんな日々から抜け出そうと、交通誘導のバイトを始める。理不尽な運転手たちに馬鹿にされながら、赤灯を振る現場で出会ったのは、自分とは正反対の金髪で喧嘩っ早いヤンキー女・チーコ(鳴海唯)だった。
「謝るくらいやったら、ちっとは根性見せてみいや」――気が強いチーコに最初はビビり倒すサトシだったが、心優しい一面を知るうちにどんどん心を奪われていく。やがて、ヘタレなりに彼女を守ろうと奮闘し始めるサトシ。その真っ直ぐな想いは、チーコにとっても次第にかけがえのないものになっていき…。人情と風情あふれる大阪を舞台に、最高に不器用で愛おしい凸凹カップルの純愛ストーリーが幕を開ける!
- 柳川智史(サトシ)/演:黒崎煌代
- 秋山智子(チーコ)/演:鳴海唯
- 矢間勇作(ユーサク)/演:UTA
- 稲葉正行/演:木村祐一
- 秋山安江/演:鈴木紗理奈
- 柳川仁美/演:濱田マリ
- 第1話 場面写真1
- 第1話 場面写真2
- 第1話 場面写真3
- 第1話 場面写真4
- 第1話 場面写真5
主演:黒崎煌代 鳴海唯
出演:UTA 濱田マリ 鈴木紗理奈 / 木村祐一 宮田佳典 チノ(たむらまろ) 稲光亜依 川﨑(生姜猫) 佐藤じゃろ丸(キス話)
原作:きらたかし『赤灯えれじい』(講談社「ヤングマガジン」所載)
監督・脚本:瀧悠輔 熊野桂太 長谷川賢三
音楽:フジモトヨシタカ
©「赤灯えれじい」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/sekitoelegy/
公式X:https://x.com/tx_sekito
2026年10月8日(木)深夜24時よりテレビ東京系にて放送スタート
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