暴れる、女

【武正晴監督×友近 インタビュー】昭和の活劇をもう一度我々が復活させた!

オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season1』(9/17公開)を構成する短編『暴れる、女』の武正晴監督と、主人公の女囚を演じた友近に本作の見どころと女優・友近の魅力について話を伺った。合わせて友近のコントへの取り組みエピソードも。

『MIRRORLIAR FILMS Season1』は、伊藤主税(and pictures)、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げる短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」によるもの。

“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36名が監督した短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開。9月17日(金)より公開となるSeason1は、短編9作品で構成され、それぞれを、安藤政信、枝優花、武正晴、花田陵、三吉彩花、山下敦弘、そして419作品の応募の中から選ばれたクリエイター、西遼太郎、針生悠伺、藤原知之の3名が監督として参加している。

武正晴監督×友近 インタビュー&撮り下ろしフォト

■“村西とおる”じゃない山田孝之の声で「武さん」って。

-山田孝之さんからお誘いで本作に参加されたと伺いました。

武正晴監督
はい。昨年の8月のものすごい熱い日のことでした。
当時、「全裸監督2」の撮影をやっていた頃ですが、コロナ禍のことがあって、2ヶ月ほど撮影を中断していたんです。その後、撮影再開して、ずっとセット撮影をしていたんですが、久しぶりにロケーション撮影に出たんです。そしたらものすごい熱くて、今は普通になってますけど、当時人生初の真夏のマスクをして撮影をやったという忘れもしない日のことです。
みんな汗だくの中、お昼ごはんを食べてたら、山田孝之さんがスーっと寄ってきて、「武さん」って言うから、「誰だ?」って思って。
普段は役が入っていると“村西とおる”で来るんですが、この時ばかりは山田孝之の声で「武さん」って来て、「今度、短編を撮るんですけど、やりませんか?」って不意な感じで(笑)
で、ちょと考えさせてくださいって言うヒマもなく、「えっ?あ、はい、いいですよ。短編ですか?いいですね!」って答えて。
で、「いつやるんですか?」って聞いたら「まだ決まってないんですけど、来年くらい」って。それで決まっちゃったんです。

暴れる、女

武正晴監督

-その時は、「MIRRORLIAR FILMS」のコンセプトの説明はなく?

武正晴監督
その後、プロデューサーの方からちゃんと連絡はいただきましたけども。
そして、年明けた頃かな。「15分くらいでやってもらえませんか?PGとかに引っかからないものがいいです。」と改めて山田さんからお願いされて。
そして、地方で撮るということだったので、いろんな候補地をあげさせていただいたんですけど、『暴れる、女』は刑務所の表が出てくるので、実際に撮影に使わせてくれるところが、大阪府堺市にあったので、そこで撮ることにしました。
堺市は、『嘘八百』(2018)の撮影でも2ヶ月くらいいたところですし、その時、友近さんもいましたし、撮影スタッフも半分は『嘘八百』チームなんで。堺市はとても協力的なんです。

-『暴れる、女』の内容はどのように決められましたか?

武正晴監督
足立紳さんが10年くらい前に書いたシナリオがあったので、それの頭の15分をやろうかと思ったんです。その時まだ僕は『全裸監督2』の仕上げをやってたんで、なかなか新しいものを書くという時間もなかったのもあります。

-その足立紳さんのシナリオというのは、もっと長尺向けなんですか?

武正晴監督
そうです。『MIRRORLIAR FILMS』の他の作品は短編として書かれてると思いますが、僕らのはそうじゃなくて、タイトルが出たら終わるっていうのをいつかやってみたかったんですよ。今回、ようやく念願が叶うなって思って(笑)
よく出来た映画って、タイトルが出るまでの部分も観ていて楽しいものです。最初の5分とか、10分っていうのは“アバンタイトル”っていうんですけど、映画を作る側は、ここにすごく力を入れるわけです。そういうものはいつも1本の映画を観たような気分になるので、いつかやってみたいなと思ってたんです。
『暴れる、女』のシナリオは、『百円の恋』(2014)よりも前、10年くらい前に、僕と足立さんが「女の活劇を作りたいね」って言ってて書いたシナリオです。
今回撮ることに決めて、そうしたら友近さんが年齢的にも作品の内容にピタっとハマる頃に来ていて、ちょうどいいんじゃないかなって思って、それでお願いしたんです。

MIRRORLIAR FILMS Season1

『暴れる、女』場面写真 ©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

■女囚といえば友近!

-では、友近さんをキャスティングされた理由は、年齢的なことですか?

武正晴監督
それもありますが、女囚と言えば友近さんですよ(笑)

友近
(笑)

暴れる、女

武正晴監督/友近

武正晴監督
大掛かりなプロジェクトじゃなくて、今回のように、仲間内でパッと集まって即興でなにかやろうぜっていうのを山田孝之さんが発信して始まったものは、機動力が必要で、そういうことを考えた時に、友近さんは話をしやすいなって思ったんですよね。ノリがわかってくれる人なんです。
我々は、決して社会性のあるすごいものを作るというよりも、“女囚”というものにこだわって何か作りたいと思っていたので、あまり複雑な説明をしなくてもすぐに乗ってくれそうな人っていうと、友近さんだなって。

-友近さんって、武監督作品に多く出演されてますが、監督から見た、俳優・友近の魅力とは?

武正晴監督
いるとありがたいです!楽ですもん。友近さんは、長年人間研究されてますからね。「全裸監督」の時も、なんかよくわからない“SM嬢”としてお願いしても、スッと入ってきてくれるしね。
テーマがちゃんとある役に対してのフィードバックが素晴らしいんですよ。それは日頃の研究の成果だと思います。

-その点については友近さんはいかがですか?普段はいろんなモノマネもされてますが、キャラクターの設定はご自分で考えられるのですか?

友近
そうですね。キャラクター含めて考えます。今回の“女囚”役というのは、コントでもやったことありますし、その世界観を想像するだけでニヤニヤしちゃうんですよね(笑)
以前、武監督が指名手配のポスターを作ってくださった時、「指名手配犯に見えたら成功」ってことで、私は、そういう紙面上だけのコントにもすごく興味があって、この1枚で「うわ~、わかるわぁ」っていうのを出すのが好きなので、嬉しいお話でした。
そういう世界観をわかってくださるし、面白がってくださっている監督さんで、私もそこは同じように面白がってるので、“女囚”と聞いて、「あ、あのイメージか、これも絶対に楽しいに違いない」って思いました。

武正晴監督
そうなんですよ。映画の出来上がりのチラシでもそういうポーズで撮れるじゃないですか。そういう作品ってなかなか無いので(笑)、(友近さんは)そういうものを面白がってくれる人。

-『暴れる、女』のラストシーンも、友近さんのポスター的なスチールカットがいくつも映し出されますよね。

武正晴監督
そう、こういう時に友近さんで良かったなって思うわけですよ(笑)
遊びの部分なんですけどね。クレジットの最後の最後でああいうことができるかどうか。

友近
そうそう(笑)

武正晴監督
もちろん、みんな真面目にやっているんですけど、心の中のどこかで笑っているという。
でも演じる人は真面目にニコリともせずに一生懸命やる。そこが素晴らしいんです。

<インタビュー後の撮影で「女囚をイメージして」とお願いすると、快くポーズを取ってくれた友近さん。>

■長編に繋げたい!

-終わり方が続編を期待させるものにもなってますね。

武正晴監督
観る方がそう思ってくれて、長編に繋がるといいなって思っています。エンドクレジットに「この続きが観たい方は、お金とオファーをお願いします」って、そこまで入れようかとも思いましたよ(笑)
でも、実際の話、製作会社も長編への興味も持ってくれているようで、話が動き出すかもしれません。
僕も続きを観たいですよ。抑圧された刑務所から出てきた“暴れる女”こと友近が、本作だけでもすごいのに、その後、さらにどんな騒動を起こしていくのか。

-先ほどのお話のとおり、足立さんのシナリオは長編向けとして出来上がっているというこですよね。

武正晴監督
はい。友近さんにももう読んでもらってます(笑)

-ということは、友近さんは、長編向けの結末まで知った上で、今回の役作りをされているということですね?

友近
はい、そうです。

-では、友近さんが演じられた“響子”という女性は具体的にはどういったキャラクターでしょうか?

友近
何かがあってこうなっているはずなので、ただただ暴れるだけの女に見られるのはイヤだとは思ってました。
なので、渡辺大知さんが演じられたキャラクターに救われた部分はありましたね。彼の演じるキャラクターが見せる態度や表情に、「私が救ってあげないとこの子はダメなどうしようもない子やな」って“響子”の情みたいなものを表現できたので。

暴れる、女

■渡辺大知は信用の置ける人

-今、渡辺大知さんの名前が出ましたが、渡辺大知さんのキャスティングの理由は?

武正晴監督
友近さんも今言われたように、どこか憎めない笑顔とか、そういうのがいいんですよ。僕は『全裸監督2』で一緒だったから、そこでこの人はそういうのを持っている人なんだってわかってましたから。
あと、渡辺大知さんは、『MIRRORLIAR FILMS』シリーズの別のシーズンで監督をやることが決まってるんですよ。なので、このプロジェクトのことも理解しているから、絶対に面白がってくれるだろうなって思ったんで、ダメ元で声をかけてみようかって聞いたら、すぐにやってくれることになりました。

暴れる、女

『暴れる、女』場面写真(渡辺大知) ©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

-友近さんから見た渡辺大知さんの印象は?

友近
すごく真面目な方だなと思いました。ひとつひとつのことにすごくこだわっていらっしゃるし。

武正晴監督
友近さんもそうだけど、彼も音楽をやっているからか、ちょっとしたことのこだわりがすごい人ですね。

友近
自分の中で消化しきれないことがあると、追求して、「そういうことか」って思えるようになるまで自分の中で理解しようとされる方やと思います。

武正晴監督
そう、わかるまで自分から「もう1回やらせてください」って言ってくれますし、とても信用を置ける人ですね。

暴れる、女

『暴れる、女』場面写真(友近/渡辺大知) ©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

暴れる、女

■“刑務所暮らし”はディテールがしっかりしていた

-女囚役ということで、刑務所のシーンが冒頭にありますが、“刑務所暮らし”はいかがでしたか?

友近
ディテールがしっかりしていましたね。女囚としての共演者の方々もとても雰囲気が出てて、それが嬉しくて思わず記念写真を撮ったくらい(笑)
その他のシーンも、登場人物が「わかる~」っていう感じで、とにかくディテールがしっかりしていて、そこにポンって入っていけました。
私は、“成りきる”ということが好きで昔からコントでもやっているので。

暴れる、女

『暴れる、女』場面写真(服役中シーン/友近) ©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

-たしかに、友近さんは、芸人としても、瞬間的にその人に成りきっていらっしゃいますね。

武正晴監督
もう、芸人という言葉よりもね、俳優でいいんですよ。友近さんは。あ、でも芸人でいいか(笑)。芸人の下に俳優がいるくらいの感じですよね。
やっぱり芸事ですから。歌も歌うし、踊りもやるしね。

-先ほど、友近さんはやりやすいというお話がありましたが、武監督からの演出はどうでしたか?

武正晴監督
いやぁ、特に。お好きにどうぞって感じでした。「女囚ですから、わかりますよね?」「大江戸捜査網のくノ一みたいなイメージでいきましょうか?」って、周りの人からしたらなんの会話をしてるんだ?って会話はしてましたけど(笑)

-武監督作品に多く出演されている友近さんからみて、武組の印象は?

友近
手作り感と共に、みんなで協力してやっていこうという信頼感がチームにあるのを感じます。
武監督がこういうのをやりたいんだと声をかけられると、みんながどうすればそれを実現できるのかって一つに向かっていく空気感がすごくありますし、それが好きです。チームづくりっていうのが一番大切やなって思わせてくれます。
私もコントを共同作業で作っていくことがありますが、一人でも「早く終わらないかな」っていうことを言うと、「あ、今、みんなの気持ちがひとつになってなかったんや」ってちょっとショックを受けたりすることがあるので。

暴れる、女

■人を観察するのがクセでした

-友近さんは子どもの頃から人間観察がお好きだと伺ってますが、それは芸人活動としてはもちろん、俳優活動としても活かされていると感じられますか?

友近
人を観察するのがクセでしたからね。モノマネも人を笑かそうとするよりは、自分がやりたいからやっている感じですね。家でもずっとやってました(笑)

武正晴監督
誰からも頼まれてないのに?

友近
そう(笑)

武正晴監督
それはやっぱり、尊い仕事ですよ。我々もそうですけど、誰にも頼まれていないことを突き詰めていくと、時々誤解を受けることはあるんですけど、そこは“情熱”という言葉の綾で乗り切るという。
「何をこの人は一生懸命言ってるんだろう?」みたいな、だんだん周りの人が呆れていくという(笑)でもそのうち、その熱にほだされていくということもあります。

■若い作家にとってハードルが高い登竜門に。

-「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」の取り組みについて感じられていることがあれば教えてください。

武正晴監督
多くの若い作家の登竜門になればいいですし、そして、水準の高い作品が揃っていくといいなって思っています。そういう意味では、ハードルの高い登竜門になってほしい。
そして、今回はシーズン1で最初の試みなんですけど、続けていくことが大事だとも思っています。
なおかつ、作品のクオリティーの後押ししてくれるために、予算が増えること、そのために協賛してくれる人も増えてきてほしい。

-シーズン1を通して感じられていることは?

武正晴監督
今回のシーズン1を見ていると、俳優さんたちの協力っていうのが素晴らしいと思ってます。山田孝之さんの力っていうのもあるんでしょうけど、レベルの高い俳優さんたちが集ってくれてます。そして、こういう俳優さんがいるんだと発見の場でもあってほしい。
今後も、水準の高い作品の集まりになっていって、それを後押ししてくれるような環境を作っていってほしいなと思います。その最初のスタートとして、そういう気持ちがあります。

友近
女優さんで、この方も監督をされるんだとか、そういう驚きもありますよね。

武正晴監督
友近さんも監督をしたら?俺、助監督やるから(笑)

友近
私、監督は向いてないんですよ。こうなったらいいんだろうなってフワっとした構想はあっても、それを的確に人に指示する自信が無いんです。

暴れる、女

■友近のネタの作り方

-ふだん、複数人でやるコントはどうやって作り上げていかれるんですか?

友近
私、全員がそういう作り方をしていると思ったんですけど、実はあまりいないみたいで。
とりあえず、「こんな設定どう?これでそれぞれセリフを言ってみよう」って皆に投げかけるんです。
そしたら、たとえばロバート秋山さんとか、ハリセンボンの春菜ちゃんとか、みんなそれに対応できる人なんですよ。

武正晴監督
すごいなぁ。

友近
だから、こっちがこう言ったら、こういうセリフで返してくれていって、で、どんどんストーリーが出来上がっていくんです。

武正晴監督
一人コントの時はどうやってるんですか?「西尾一男」さんネタの時とか。

友近
一人の時もブツブツ言いながら、おっさん、こういうこと言いそうやな、じゃ、ちょっとしゃべってみてどこまで話が続くかなって、一人でしゃべっていく感じです。

-今のお話を伺っていると、音楽でいうとミュージシャンどうしのセッションみたいな感じですね。

友近
そうですね。

武正晴監督
ジャズだよな。

友近
ほんと、そうです。
予めあらすじを考えておかなきゃって思うこともあるんですけど、皆さん、やっぱり力を持っている方ばかりなので、やっていく中で違うものが出来上がっていったりとか。

-その場で生まれるものが面白いこともあるってことですね。

友近
はい。だから、毎回必ず録音しておくんです。

-最近の友近さんのネタですと、「ヒール講談」が好きなんですけど、あれはどうやって考えつかれるんですか?

友近
「ヒール講談」は、講談っぽいという、すなわち、“なんとかっぽい”というのが私は好きなんですよね。でも講談自体は既にあるものだし、じゃ少し違うジャンルをってこと考えると、ヒールのターンって音がめちゃくちゃいい音やなって思ったんで、これはイケそうやなって思って、で、間にしゃべるネタを考えていった感じです。

武正晴監督
たしかに講談っぽいですよね。

友近
そうですよね(笑)

武正晴監督
講談師の役も絶対に合うなぁ。

友近
そういう役、ほしいです。弁士とか講談師とか。

武正晴監督
弁士っぽいですよね。

友近
なんか、リズム系がやりたいんですよ。

-また次にどんなネタが出てくるのか楽しみにしています。

友近
ありがとうございます(笑)

暴れる、女

武正晴監督/友近

■最後にメッセージ

-最後に『暴れる、女』のPRをひとことずつお願いします。

武正晴監督
続きが観たければ、是非ご連絡ください(笑)
この先がすごいんです!
僕も続きが観たいので、是非応援をよろしくお願いします!

友近
私もこの先へと続くものだと思って演じてました。ここで終わってほしくはないですし、続きを演じたいです。
で、私のことを知っている芸人仲間とか、友だちとかは、友近からこういう設定の物語を作ってくれと頼み込んで作ってもらったんちゃうかなと感じてしまうと思う作品にはなっていると思います。私の好きなものばかりがはいっているので(笑)
でも実際は、武監督の世界観で、私もそれが好きで是非!ってことで出させていただいた作品なので、是非皆さんにも観ていただきたいですね。

武正晴監督
活劇です!昭和の活劇をもう一度我々が復活させました!

暴れる、女

■フォトギャラリー

聞き手・写真:桜小路順 / ヘアメイク:根本茉波 / スタイリスト:藤井良子、横山千花子 / 衣装協力:creek / 撮影協力:Fogg Inc.

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©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT
公式サイト:films.mirrorliar.com

予告編

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9月17日(金)全国順次公開!

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MIRRORLIAR FILMSとは?
「だれでも映画を撮れる時代の幕が開く」
《MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)》はクリエイターの発掘・育成を目的に、映画製作のきっかけや魅力を届けるために生まれた短編映画制作プロジェクトです。年齢や性別、職業やジャンルに関係なく、メジャーとインディーズが融合した、自由で新しい映画製作に挑戦します。
“変化”をテーマとした36名の監督による短編映画を4シーズンに渡りオムニバス形式で公開。初監督多数、俳優、漫画家、ミュージシャンらが参加し、一般公募枠の12作品は、419作品の応募から選抜されました。映画祭の開催ほか、多様な作品を多様な形で国内外に届けていきます。 全国の地域と連携した制作支援や上映会、ワークショップと連動することで、だれでも参加できる参加型プロジェクトを目指します。

参加監督:Azumi Hasegawa/阿部進之介/安藤政信/井樫彩/池田エライザ/枝優花/GAZEBO/紀里谷和明/Ken Shinozaki/駒谷揚/齊藤工/志尊淳/柴咲コウ/柴田有麿/武正晴/西遼太郎/野﨑浩貴/花田陵/林隆行/針生悠伺/福永壮志/藤井道人/藤原知之/真壁勇樹/松居大悟/三島有紀子/水川あさみ/三吉彩花/村岡哲至/村上リ子/ムロツヨシ/山下敦弘/山田佳奈/山田孝之/李闘士男/渡辺大知 (五十音順)

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