【インタビュー】前原滉「一度は出演をお断りしたんです」映画『ありきたりな言葉じゃなくて』
“映像業界で起きた実際の出来事”を基にした物語を描く映画『ありきたりな言葉じゃなくて』。脚本家デビューを目指す構成作家の主人公・藤田拓也を演じる前原滉演に本作への取り組みと俳優としての想いを聞いた。
映画『ありきたりな言葉じゃなくて』は、報道情報番組やバラエティ番組を数多く手掛けているテレビ朝日映像にとって初となる長編オリジナル映画。
“映像業界で起きた実際の出来事”を基にした企画をベースにした本作の物語は、青春から遠くもなく近くもない場所にいる男女の葛藤とあがきを、優しい視点で描き出している。ヒリヒリとしたビターな味わいの先に、ふっと温かな余韻が訪れる、心に沁み入る一作だ。
前原滉 インタビュー&撮り下ろしフォト
■一度は出演をお断りしたんです
‐本作の脚本を最初に読んだときの印象はいかがでしたか?
前原滉(主人公・藤田拓也 役)
僕、最初、このお話をお断りしたんです。それは、脚本の内容ということもゼロではないんですけど、それよりも当時の僕の状態的に、主演を受けることの覚悟を背負いきれないと思ったからです。日常で何かをすごく悩んでたとか、そういうわけじゃないんですけど、いろんな役をやらせていただいている中で、主演としての覚悟の決め方とその背負い方があると思っていて、その時の自分の状態が、それに対して前のめりになれてない状態だったんです。
なので、100%全てが整った上でやれる状態じゃないのに受けると、相手に失礼なんじゃないかとか、そういういろんなことを考えたのでお断りしました。
でも、そのあと、幾度もプロデューサーや監督が熱意を持って誘ってくださって、その想いに押していただく形で「やらせていただきます」ということになりました。
あと、お話をいただく中で、脚本も一緒に作り上げていきたいというお声をいただいて、そういうチャレンジって役者はなかなかできないことで、普通は完成された脚本をいただいて、こういう役ですね、じゃあ演じますという流れですが、チャレンジできる場を作っていただいたので今回は挑戦してみました。
本作に出演すると決まってから、物語の大元から一緒に話し合い、始まりはこのようにして、ラストはこのようにした方がいいと思うとか、そういう僕の話を監督は真摯に聞いてくださいました。
僕としてはそういった脚本づくりから作品へ入るということが無いので、、不思議な体験でもありましたね。なので、脚本を最初に読んだ印象というよりは、そういう作品への入り方の印象の方が強いです。
‐なるほど。前原さんの提案が本編に反映されている感じでしょうか?
前原滉
はい。いろんなところで反映していただいて、今のこの形になりました。ただ、じゃあその反映されたところはどこなんですか?って言われると、思っている以上に膨大な時間の話をしたので、どこがそれで、どこがそうじゃないのか、今見返してもちょっと分からないです。
‐その「膨大な時間の話」というのは、撮影中もですか?
前原滉
撮影中もです。途中から(りえ役の)小西桜子さんにも入ってもらって、(監督と僕と小西さんの)3人で話すことが多かったんですが、その中で印象に残っているのは屋上のシーン。このシーンはとても難しくて、屋上に向かう道中というか、プロセスをずっと話してて、改めてとても不思議な作品への関わり方だったなと思います。
■僕と似ている部分がある
‐本作は、原案・脚本の栗田智也さんの実体験がベースになっているそうですが、その栗田さんとお話される中で、意外だったと感じたことはありますか?
前原滉
意外だったのは、栗田さんは拓也には似てないんですよ。なんとなくの経歴とか、実際に起こった出来事の大枠は一緒なんですけど、でも物語にするにあたっては、キャラクターは変わっています。この拓也という人間は、どちらかというと渡邉崇監督に似ているなと感じています。
栗田さんが書いた物語のベースを渡邉監督が書き直して、途中から前原っていう人が脚本に入ってきて(笑)、初稿から変わったものの、それでも拓也って渡邉監督ですよねっていう印象です。
先ほどお話しした屋上シーンでも、栗田さんは良い意味で付かず離れずそこに居てくれて、「当時はこうだったけど、映画としてそれが有効かどうか分からないから」というようなお話は都度伺っていました。とても素敵な人でしたし、拓也っぽくないんだという点が意外でした(笑)
‐その“藤田拓也”というキャラクターについてどういう印象を持っていますか?
前原滉
僕とも似ている部分があるなと思っています。もちろん彼の浅はかな部分もあるんですけど、特別な存在になりたいという感情と、でも自分は普通なんだってことがちょっと分かっちゃってる現状とか、何かそういうことはとても共感できるなと思います。
先日、取材を受けたときに、記者さんの一人に「拓也のことがとても嫌いです」と相当怒っている方がいて、確かに演じたのは僕ですけど、でも僕自身じゃないしなぁとか思いながら、何か不思議な感覚を持ちました(笑)嫌いになる気持ちもわかるけど、嫌いになれない自分もいて、拓也という人間性に対しての賛否がすごく分かれるような面白さを感じました。
‐りえ(演:小西桜子)や家族など、拓也と関わる周りの人間模様についてはどう感じられましたか?
前原滉
拓也の両親を演じられた酒向芳さんと山下容莉枝さんは、そこに居てくれるだけで、僕が無理して息子ですよってしなくても、本当のお父さんとお母さんのような空気感がありましたし、内田慈さんも、脚本家として拓也の師匠でいてくれる安心感とか、素晴らしい役者さんたちがその場に役として居てくれたので、とてもありがたい環境で撮影に臨めました。
■小西桜子さんは、面白いバランスの俳優
‐今回、小西さんとの共演シーンが特に多く、先ほども屋上シーンなどで一緒に考えたとおっしゃってましたが、それも含めて小西さんとはどういうコミュニケーションを取られましたか?
前原滉
渡邉監督という人を軸に、拓也はこういう人間で、そして小西さんからしたら、りえはこういう人間なのかな?というやり取りはしましたが、“拓也から見たりえ”、“りえから見た拓也”という印象は、僕も小西さんもちゃんと持っていたので、その点のすり合わせはそんなにしていないです。
ただ、さっきもお話したように、短い撮影期間の中、脚本の内容については相談しましたし、現場でうまく消化しきれないなという日は、撮影後に連絡を取ることもありました。「今日の撮影はどう思いましたか?僕はこう思ったけど最終的に決めるのは監督だし、僕たちは演じるのが仕事だからお互いがんばりましょう」とか。
そうやって、この作品自体を良くするための話し合いはよくしました。
‐小西さんの印象は?
前原滉
小西さんの印象はって聞かれると難しいかもしれない。ふわふわされているけど、ちゃんとした芯があって、でもそこが見えないミステリアスなところも良さなんだろうなって思いますし、でも抜けているところもきっとあって、面白いバランスの俳優さんだなっていうのが僕の中にあります。もちろん、お芝居の表現も素敵ですし。
■言葉を信用していない
‐拓也は脚本家という立場で、本作を通しても言葉の大切さ、難しさを感じました。前原さんが言葉に対して普段気をつけていることはありますか?
前原滉
記者さんに言うことじゃないんですけど、僕は言葉を信用していないんです。言葉のことを軽視しているわけじゃなくて、でも言葉ってやっぱり難しいなって思うんです。その時のテンションや熱みたいなものを伝えることって、限りなく僕は不可能に近いと思っているから。
でも、だからこそ映画やドラマとかって何回でも観たくなるものだと思うんです。言葉に対して思っていることは、「すごく信用したいけど、信用し過ぎないようにする」という距離の取り方をしてる気がします。そのことで保たれる心の健康もきっとあって、そのことでちゃんと相手のことを見るようにもなれる。究極、表現の最たるものって言葉を発しなくても見えるってことだと思うんですよ。そう考えると、言葉に頼りすぎると良くないなと思う部分がどこかにあって。
そういう意味で「言葉を信用していない」ということで、どんな言葉を使うにしても何か意味が伝わればいいなっていうぐらいの距離感でいます。
例えば「ありがとうございます」の一言でも、その言い方で受け取り方が変わっちゃうこともあるなと考えると、コミュニケーションとして難しいなって。でも海外の人とは、言葉が伝わらなくても(気持ちは)意外と伝わったりする瞬間があると考えると、思っていることがやっぱり大事。その上でそこに言葉が乗ってたらより素敵だと。
あ、でも、僕の場合、言わない方がいいことをつい言っちゃうので(笑)、正確に言うと「僕が出す言葉を信用しすぎないようにしよう」ということですね(笑)
■作品を通して考え方も変化していっている
‐前原さんの俳優キャリアは10年ぐらいでしょうか?
前原滉
養成所の時期を入れると12年、事務所に所属して仕事として俳優を始めてからは9年です。
‐そのキャリアを振り返って、俳優としての成長や大変だったことをどう乗り越えたとか、実感として心に残っているものはありますか?
前原滉
僕は本当に運がいいなって思うんです。もちろんアルバイトでしか食べられない時期もあったんですけど、でも25、6歳ぐらいで無理やりアルバイトを辞めたんです。俳優の仕事1本で行くぞ!って決心して。
それからのことを振り返ると、この仕事に絶望は感じていなくて、運良くいろんなお仕事をさせていただけるようになってってということで言うと、成長していなのかもしれません(笑)
‐俳優のお仕事を続けてこられた中で、ここがターニングポイントだったなということはありますか?
前原滉
作品のターニングポイントはあります。『あゝ、荒野』(2017年/岸善幸監督)という映画では、初めて役割を任せてもらえたので、そこに対して応えようという想いとか、スタッフさんとの接し方はこういう風にするのが良いのかもという気付きもあったし、この作品がきっかけで僕のことを知ってくださった映画業界の方もいて、そこからまた、お話をくださるようにもなりました。
その後、朝ドラの「まんぷく」があって、そして「あなたの番です」という(日本テレビ系列の)ドラマで、世間的に認知してもらえるようになったという感覚があります。
そういった作品に出会えていることは運が良いなって思うし、その度に、共演した方や監督、スタッフさんはもちろん、事務所のマネージャーさんとかを通して、僕自身の考え方も変化していっていると思います。
そういう意味で今回の『ありきたりな言葉じゃなくて』もそのひとつだと思います。
‐今回は、先ほどお話いただいたように、脚本づくりから入られたということですが、今後、創作側としての作品への関わり方をしてみたいと思われますか?
前原滉
思いません!(笑)僕が世の中に出したいことは、あまりないんです。僕が普段こういうことを思っていて、これを変えたいんだっていう強烈な想いが無いままでやると、自己満足になっちゃう気がしていて。
面白いなと思ったことを映像にしてみようよって言われてやることは、もしかしたらあるかもしれないですけど、どうしてもこれがやりたいんだとか、だから僕はそのために動くんだっていうことはないかもしれません。
■俳優という仕事が好き
‐オフの日の好きな過ごし方は?
前原滉
僕、無趣味なんです。ただ、最近は、銭湯やサウナに行くのは好きでよく行きますね。あと、家に猫が2匹いるので、猫と一緒に過ごすとか。
ずっと続けられる一生の趣味を見つけたいんですけど、なかなか見つからないんですよね(笑)
でも、人の趣味聞くのはすごい好きです。人の趣味を聞いて、あ、それにハマってるんだっていうのを感じるのが好き。自分に無いので(笑)
‐リフレッシュはサウナや猫ちゃんと過ごすことだと。
前原滉
あとはシンプルに寝ること。しっかりと寝ると幸せになれる。あ、お笑いなんかのバラエティ番組を観たり、ラジオを聴くのも好きです。あれ?これって趣味あるのか(笑)
‐いち視聴者として、映画やドラマなどを鑑賞されることは?
前原滉
ほとんど観ないです。俳優の仕事を始めてから、純粋じゃなくなったというのは理由としてあります。けど、観なきゃダメだよなっていう自分もどこかにいるし、人から「観なきゃダメだよ」って言われたこともある。ただ、それへのアンチテーゼがあって、「観なくてもできる!」みたいな、そういう想いも多分どこかにあるんです(笑)
僕は、俳優という仕事は素敵だと思っているし、好きです。だから今、映画を観ていようが観てなかろうが、カッコ良かろうがカッコ良くなかろうができる仕事なんだよって僕は思いたい。
そういう意味で、観ないでやれることってあるよなっていうのもあって、観なくなったのもあります。ただ、そうは言いつつも、なんだかんだ観ているかもしれません(笑)
■賛否がある俳優になれるように頑張ります!
‐今回は作り手としても関われたというお話でしたが、いち映画ファンとして見たとき、『ありきたりな言葉じゃなくて』とはどんな作品でしょう?
前原滉
“ありきたりな言葉じゃなくて”って書いてあるけど、ありきたりな日常はやっぱりこの作品の中にある気がします。
拓也のことにしても、「その気持は分からないよ」っていう人もいると思いますが、良い映画って賛否がちゃんと分かれることだと思うんです。
残るものが何もないとか、ただ面白かったんじゃない?ってなるよりは、“めっちゃ好き”と“めっちゃ嫌い”が分かれるのが僕は良い作品だと思っていて、この映画もそうなってくれたらいいなと思います。
あと、映画っぽくない映画だなとも思います。ドラマ映画というか、展開や構成はわかりやすいものにもなってるし、その辺のさじ加減みたいなのは、ずっと映画ばかりやってきた制作チームじゃないからこそのさじ加減で、そこは観終わった時も「こういうのもありだな」と思ったんです。
最初の脚本の時に「もっと暗い話にしませんか?そこに落ちる方が魅力的な気がするんです」って言ったけど、渡邉監督はそうじゃなかった。そして完成した映像を観たときに改めて渡邉監督のその想いに納得しました。
‐最後にこれから本作をご覧になる方へのメッセージをお願いします。
前原滉
インタビューで答えることじゃないかもしれませんが、試写で観た時、素直に僕が監督に言った感想は、意外と面白かった!です。
脚本の話をずっとしていく中で、正解が分からなくなってしまって。(共演者や監督と)たくさん話してるけど、その分この映画が面白くなっているのか、実はこの話し合いをする前のまっさらなものの方が映画として面白くなったんじゃないかとか、やれることやっているつもりだけど、最終的に作品としてひとつに繋がった時にどうなるかっていうのが分からなくなる感覚がありました。
なので、あとは、渡邉監督お願いします!と思いながら、完成した映像を観たら、ちゃんとテンポ感もあって、物語としてもピークがあって、飽きやすい僕が最後まで楽しく観れたんです。面白いじゃん!って思ったのが、率直な感想です。
だから、観た方にもそう思ってもらえたらいいなと思います。観る方によって、共感できることもありますし、逆に激しく反感することもあると思いますが、そういったものすべてを持ち帰ってもらえたらいいなと思います。その上で、自分はどうするのがいいかなとか考えたりと、何か想いを馳せてもらえたら嬉しいです。
‐先ほど、賛否が分かれる作品が良い作品だというお話がありましたが、改めて、この『ありきたりな言葉じゃなくて』はどうでしょう?
前原滉
ありがたいことに僕が携わらせてもらった作品で評価が悪かったことってあんまり無くて。役として嫌われることはあっても、「前原くんの演技が生理的に無理だ」って言われることは少なくて、そういう意味では、いい役者ではないのかもしれないですけど(笑)
だから、強烈な否定という経験もしてみたいので(笑)、そういう率直な感想も聞いてみたいと思います。賛も否も無いことの方がしんどいので、『ありきたりな言葉じゃなくて』も賛と否のどちらかがある作品になってくれたらなって願っています。
そして、僕自身も賛否がある俳優になれるように頑張ります!(笑)
前原滉(まえはらこう)プロフィール
1992年11月20日生まれ、宮城県出身。事務所の養成所を経て2015年にデビュー。以降、映画・ドラマ・舞台とジャンル問わずは幅広く活躍。主な出演作品として、映画『あゝ荒野』、『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』、『彼女来来』、『散歩時間~その日を待ちながら~』『沈黙の艦隊』『笑いのカイブツ』『マッチング』、やドラマNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」、連続テレビ小説「まんぷく」、NTV「あなたの番です」、TX「直ちゃんは小学三年生」TBS「俺の家の話」、TBS「ユニコーンに乗って」NHK連続テレビ小説「らんまん」、「VRおじさんの初恋」、YTV「クラスメイトの女子、全員好きでした」、EX「スカイキャッスル」など。1月から始まるCX「119 エマージェンシーコール」の出演も控えている。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[写真・インタビュー:三平准太郎]
映画『ありきたりな言葉じゃなくて』
《INTRODUCTION》
“彼女”との“出会い”をきっかけに、“彼”は全ての信頼を失った……。
実際の体験を基に創り上げた、“痛切な青春”物語。
テレビ朝日のグループ会社として65年の歴史を持ち、報道情報番組やバラエティ番組を数多く手掛けているテレビ朝日映像。2021年に発足した『映画プロジェクト』から、初となる長編オリジナル映画が誕生!
夢を掴んだ矢先、偶然に出会った“彼女”に翻弄され、奈落の底に突き落とされる主人公を演じるのは前原滉。『沈黙の艦隊』(23)や『笑いのカイブツ』(24)、NHK連続テレビ小説「らんまん」(23)、「クラスメイトの女子、全員好きでした」(24)、「スカイキャッスル」(24)など話題作への出演が続く注目の個性派が、他人の傷みに鈍感な男の失敗と成長を、自然体の演技で表現。また物語の鍵を握る“彼女”を『初恋』(20)や『佐々木、イン、マイマイン』(20)の小西桜子が繊細に好演するほか、内田慈、奥野瑛太、酒向芳、山下容莉枝ら実力派俳優が結集。
青春から遠くもなく近くもない場所にいる男女の葛藤とあがきを、優しい視点で描き出す本作。ヒリヒリとしたビターな味わいの先に、ふっと温かな余韻が訪れる、心に沁み入る一作だ。
《STORY》
32歳の藤田拓也(前原滉)は中華料理店を営む両親と暮らしながら、テレビの構成作家として働いている。念願のドラマ脚本家への道を探るなか、売れっ子脚本家・伊東京子(内田慈)の後押しを受け、ついにデビューが決定する。
夢を掴み、浮かれた気持ちでキャバクラを訪れた拓也は、そこで出会った“りえ”(小西桜子)と意気投合。ある晩、りえと遊んで泥酔した拓也が、翌朝目を覚ますと、そこはホテルのベッドの上。記憶がない拓也は、りえの姿が見当たらないことに焦って何度も連絡を取ろうとするが、なぜか繋がらない。
数日後、ようやくりえからメッセージが届き、待ち合わせ場所へと向かう。するとそこには、りえの”彼氏”だという男・猪山衛(奥野瑛太)が待っていた。強引にりえを襲ったという疑いをかけられ、高額の示談金を要求された拓也は困惑するが、脚本家デビューを控えてスキャンダルを恐れるあまり、要求を受け入れてしまう。
やがて、事態はテレビ局にも発覚し、拓也は脚本の担当から外されてしまう。京子や家族からの信頼も失い、絶望する拓也の前に、りえが再び姿を現す。果たして、あの夜の真相は?そして、りえが心に隠し持っていた本当の気持ちとは……?
《テレビ朝日映像とは》
テレビ朝日グループの制作会社として365日、コンテンツを発信し続けるクリエイター集団です。
番組制作を手掛けている『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』などでは、“笑いの物語”を…『大下容子ワイド!スクランブル』『スーパーJチャンネル』などでは“喜びや哀しみ、あるいは怒りの物語”を…そして放送開始から40年以上、長寿番組としてギネス世界記録に登録されたトーク番組『徹子の部屋』では、“芸能人の人生という物語”を映し出します。
テレビ朝日映像の仕事は、喜怒哀楽といった「こころ」を、映像に、精一杯詰めることです。具体的には企画作業に始まり、リサーチ、ロケ撮影、編集、ナレーション、音響効果…各過程で驚くほど多くの人々が関わり、時に笑い、時に苦しみながら、作品が完成します。
たった1秒の映像に詰まった感動や興奮…つまり“みんなのこころ”。これこそがテレビ朝日映像、最大の財産です。
出演:前原滉
小西桜子 内田慈 奥野瑛太 那須佐代子 小川菜摘 山下容莉枝 酒向芳
池田良 八木光太郎 沖田裕樹 敦 士 鈴政ゲン 加藤菜津 佐々木史帆 高木ひとみ◯ 谷山知宏 今泉マヤ 根岸拓哉
チャンス大城 土屋佑壱 浅野雅博 外波山文明 玉袋筋太郎
小西桜子 内田慈 奥野瑛太 那須佐代子 小川菜摘 山下容莉枝 酒向芳
池田良 八木光太郎 沖田裕樹 敦 士 鈴政ゲン 加藤菜津 佐々木史帆 高木ひとみ◯ 谷山知宏 今泉マヤ 根岸拓哉
チャンス大城 土屋佑壱 浅野雅博 外波山文明 玉袋筋太郎
脚本・監督:渡邉崇
原案・脚本:栗田智也
製作:テレビ朝日映像
制作プロダクション:テレビ朝日映像
配給:ラビットハウス
宣伝:ブラウニー
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予告編
12月20日(金)より全国公開
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