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髙橋雄祐、眞嶋優らが貴重な制服姿で登壇!『あらののはて』舞台挨拶

2021年8月21日、22日の両日、池袋シネマ・ロサにて、映画『あらののはて』の舞台挨拶が行われ、主演の舞木ひと美、髙橋雄祐、眞嶋優、成瀬美希、藤田健彦、しゅはまはるみ、長谷川朋史監督が登壇。本作撮影時の思い出を振り返った。(動画&フォトギャラリー)
また、22日は主演の舞木ひと美の発案で、登壇者全員が学生服で登壇した。

本作は、池袋シネマ・ロサで記録的な動員を達成したルネシネマ第1弾・映画『かぞくあわせ』の第2弾作品。
これまで、門真国際映画祭2020で最優秀作品賞、優秀助演男優賞、優秀助演女優賞の三冠を達成し、うえだ城下町映画祭・第18回自主映画コンテストでは、審査員特別賞(古廐智之賞)を受賞。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020、日本芸術センター第12回映像グランプリでは入選を果たした。

なお、「ルネシネマ」とは、しゅはまはるみ(『カメラを止めるな!』)、藤田健彦(『イソップの思うツボ』)、長谷川朋史監督の3人が結成した自主映画制作ユニットで、舞台挨拶初日に登壇した藤田健彦は、2017年暮れに3人で話し合って結成したと改めてその経緯を語っていた。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて「高校時代の自由奔放でキュートな姿と、8年前の感情をこじらせてしまった現在のイタイ姿の風子の対比がなんとも切ない」と評された主人公・風子役には、女優・ダンサー・振付家とマルチに活躍する舞木ひと美。
風子が出した食べかけのガムを食べるクラスメート・荒野役には井筒和幸監督作品『無頼』や小平哲平監督作品『初めての女』で注目を集める髙橋雄祐。
一途さと冷めた距離感が同居しているそのかわいさを古廐智之監督に評価された、8年後、荒野と同棲しているマリア役に眞嶋優。
荒野が食べかけのガムを食べたのを見て嫉妬に狂う同級生・前田役に成瀬美希。
荒野に会うよう風子の背中を押す絵画教室の先生役でしゅはまはるみ、風子たちの担任の先生役で藤田健彦が、絵画教室の印象的な役所で、小劇場界のレジェンドである、劇団「動物電気」の政岡泰志や小林けんいちが脇を固めている。

舞台挨拶レポート

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しゅはまはるみ/髙橋雄祐/舞木ひと美/藤田健彦

■初日(8月21日)

長谷川監督
しゅはまはるみさん、「ルネシネマ」に期待することは?

しゅはまはるみ(絵画教室の先生・珠美 役)
たくさんあります。すごくタイムリーなんですけど、今日のミーティングで新作の製作が決まったんです!
ルネシネマ第2弾作品であるこの『あらののはて』も、日本中、世界中に広まっていって、ルネシネマが世界に轟くといいなと期待しています。

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しゅはまはるみ

長谷川監督
『あらののはて』では、しゅはまさんは、風子に8年振りに荒野に会いに行くようけしかける絵画教室の先生役です。撮影で印象に残っていることは?

しゅはまはるみ
私は小劇場出身なんです。結構長いこと売れない小劇場俳優をやってきたんですけれど、その頃から小劇場界隈では話題をかっさらっていた大先輩たちが、私が演じる珠美の絵画教室の生徒として出演して下さっています(劇団「動物電気」政岡泰志、小林けんいち)。
めったにそういう風には出演されない方々なので、めちゃくちゃ緊張しました。

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場面写真(山田伊久磨、政岡泰志、小林けんいち、しゅはまはるみ) ©ルネシネマ

長谷川監督
あの3人が並んでいるというだけで、小劇場界隈で話題になりました。

しゅはまはるみ
“あの3人が舞台上にあがったら、何か大事件が起こる”というようなお三方なので、普通のことをやったら舌打ちされるんじゃないかと私はめっちゃ緊張していました(笑)

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あらののはて

しゅはまはるみ/髙橋雄祐/舞木ひと美/藤田健彦/長谷川朋史監督

■2日目(8月22日)

舞木ひと美(野々宮風子 役/プロデューサー)
私は、撮影当時30歳ながら、8年前のシーンで高校生を演じました。また、プロデューサーということで監督と一緒に制作面も準備し、制服も自分で借りに行ったのですが、最初お店の方は私のことをスタイリストさんだと思っていたんですけれど、私自身がフィッティングをしているので、「着られる方っていうのは?」と聞かれて、「私です」と言ったら、びっくりされ、恥ずかしかったです。

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舞木ひと美

長谷川監督
舞木さん演じる風子は、高校時代に同級生の大谷荒野に早朝の教室に呼び出され、絵画モデルをした時に感じた理由のわからない絶頂感が今も忘れられないという役です。撮影で印象に残っていることは?

舞木ひと美
人に(自分の絵を)描いてもらうと、相手から自分の体を隅々まで集中して見られるので、役作りとかでなく、実際絶頂感を感じました!

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舞木ひと美/成瀬美希

長谷川監督
髙橋さんは、風子に絵画デッサンのモデルをするよう頼むクラスメートの荒野役。高校時代のシーンで思い出に残っていることは?

髙橋雄祐(大谷荒野 役)
監督から風子と荒野は“不思議ちゃん”と言われていました。舞木さんは、ご覧の通り普段から不思議ちゃんなので、役とカメラで回っていないところの隔たりのなさがすごく印象に残っています。

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眞嶋優/髙橋雄祐

長谷川監督
髙橋さんは、高校時代は、風子と前田の板挟み、8年後の現代では風子とマリアの板挟み。演じていていかがでしたか?

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成瀬美希/長谷川朋史監督

髙橋雄祐
高校時代のシーンでは、風子と前田がもみ合っているところを撮影中にこっそり見たら、ガチでやっているんで、ひたすら気まずい気持ちになりました。
8年後の現代でも、風子とマリアがジャングルジムのところで喧嘩しているので、やっぱり気まずい気持ちになりました(笑)

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眞嶋優/髙橋雄祐

長谷川監督
眞嶋さんが演じるマリアは高校時代のシーンはありませんでしたが、今日、制服なのはなぜでしょう?

眞嶋優(マリア 役)
なぜでしょう?(笑)

長谷川監督
マリアが彼氏である荒野と同棲している部屋に、知らない女・風子がやってくるというシーンを演じてみていかがでしたか?

眞嶋優
もともと荒野のお母さんから電話で聞いてはいたけれど、8年間って結構な年月なのに、突然現れると、まだ恋心があるのではないかと思うので、マリアとしては、ムカムカしたのではないかと思いました。

あらののはて

眞嶋優

長谷川監督
風子との喧嘩のシーンについては?

眞嶋優
真冬であのビンタは痛かったですね~!

舞木ひと美
すみません!

眞嶋優
住宅街の中の公園での撮影だったので、あまりテイクの回数を重ねられなく、緊張感がある中、思いっきり叩かれて、(演じるマリアと同じく)怒りも湧きましたし、やりがいがある撮影でした。

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眞嶋優

長谷川監督
成瀬さん演じる前田も、風子との取っ組み合いのシーンがあります。拳は握らないなど安全配慮のための細かいことは決めてはいましたが、どのように取り組みましたか?

成瀬美希(前田 役)
舞木さんとはもともと知り合いで信頼関係があったので、「行っちゃえ~」という感じでやりました(笑)

あらののはて

成瀬美希

長谷川監督
成瀬さん演じる前田は、実はオープニングのシーンから映っているんですよね。気づかない観客もいるかもしれませんが。

成瀬美希
そのシーンもそうですが、是非2回目も観ていただいて、絵画教室のオジサンズだとか、本筋のストーリーとは違うところにすごく面白いところがあるので、細かいところを見ていただきたいです。また今座っているお席じゃなく、今前の方は後ろだったり、違う位置でのご鑑賞をお勧めします。

長谷川監督
初めての長編作品として監督させていただきました。企画の最初から舞木さんにプロデュースをお願いして、こんなスタッフでこんなキャストでこんな話がやりたいということからスタートしたので、舞木さんが普段気になっている方々をオーディションでお招きして、その中からこの作品にぴったりな方を選びました。それがこのメンバーだったので、舞木さん’s スペシャルのこのメンバーで作品を作れてよかったなと感じています。

あらののはて

眞嶋優/髙橋雄祐/舞木ひと美/成瀬美希/長谷川朋史監督


舞台挨拶後、シネマ・ロサロビーにて、勢揃いの記念撮影。『あららのはて』以外の作品フライヤーも応援の意味を込めて手に持つキャストたち。
(『ベイビーわるきゅーれ』『階段下は××する場所である』『犬部!』『シュシュシュの娘』)

あらののはて

長谷川朋史監督/成瀬美希/舞木ひと美/眞嶋優/髙橋雄祐/藤田健彦

■初日&2日目舞台挨拶ダイジェスト動画

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■フォトギャラリー

[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]

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STORY
25歳フリーターの野々宮風子(舞木ひと美)は、高校2年の冬にクラスメートで美術部の大谷荒野(髙橋雄祐)に頼まれ、絵画モデルをした時に感じた理由のわからない絶頂感が今も忘れられない。絶頂の末に失神した風子を見つけた担任教師(藤田健彦)の誤解により荒野は退学となり、以来、風子は荒野と会っていない。
8年の月日が流れた。
あの日以来感じたことがない風子は、友人の珠美(しゅはまはるみ)にそそのかされ、マリア(眞嶋優)と同棲している荒野を訪ね、もう一度自分をモデルに絵を描けと迫るが…

出演:舞木ひと美 髙橋雄祐
眞嶋優 成瀬美希
藤田健彦 しゅはまはるみ
政岡泰志 小林けんいち 山田伊久磨
兼尾洋泰 行永浩信 小谷愛美 才藤えみ 佐藤千青 藤井杏朱夏

監督・脚本:長谷川朋史
プロデューサー:舞木ひと美
製作:ルネサンスデザイニング有限会社 宣伝デザイン:菊池仁・田中雅枝
配給:Cinemago
配給協力:ギグリーボックス/シネマエンジェル
販売元:オデッサ・エンタテイメント
2020年/日本/カラー/16:9/DCP/69分
©ルネシネマ
公式サイト:https://runecinema.com/aranonohate/
Twitter:https://twitter.com/aranonohate
Facebook:https://www.facebook.com/rune.aranonohate

8月21日(土)~9月10日(金)池袋シネマ・ロサにてレイトショー公開
名古屋 シネマスコーレ(近日)、京都みなみ会館(近日)、横浜シネマリン(9/25(土)~)、長野千石劇場(10/8(金)~10/21(木))等全国順次公開

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