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男の優しさは全部下心なんですって

「男女に友情は成立する?」映画『男の優しさは全部下心なんですって』舞台挨拶

6月12日、新宿シネマカリテにて、映画『男の優しさは全部下心なんですって』の舞台挨拶が行われ、主演の辻千恵、水石亜飛夢、のむらなお監督が登壇。撮影当時のことを振り返ると共に、「男女間に友情は成立するか?」というテーマについてそれぞれの思いを明かした。

本作は、MOOSIC LAB 2019での上映時は、全6回の上映全て SOLD OUTとなる人気を博した。今回は再編集を施した新バージョン・完全版としての上映となる。

舞台挨拶レポート

男の優しさは全部下心なんですって

水石亜飛夢/辻千恵/のむらなお監督

■タイトルの印象

のむらなお監督
『男の優しさは全部下心なんですって』は元々は「MOOSIC LAB 2019」に出品した作品なんですけど、その時からは、何度も編集を繰り返してバージョンアップしたものを、今回完全版として公開しています。
この脚本を書こうと思ったのは、男友だちに恋愛相談している時に「男の優しさは全部下心なんだから騙されるな」と怒られて、「そんなことはないだろう」という強い意志を持ったからです。
お二人はこの作品のタイトルを聞いた時はどう思いましたか?

男の優しさは全部下心なんですって

のむらなお監督

辻千恵(主人公・宇田みこ 役)
“全部下心なんですって”の“なんですって”が無かったらけっこうストレートですけど、“なんですって”があるのでちょっと他人事のように聞こえてそれはとても良い効果だと思います。

男の優しさは全部下心なんですって

辻千恵

のむらなお監督
“なんですって”がとても重要な意味を持っていて、この作品に登場する主人公の宇田みこを通して、ほんとのところはどうだと思いますか?というのを投げかけています。

水石亜飛夢(日向亮 役)
僕はキャッチーで大好きなタイトルだと思います。のむら監督が相談したという男友だちは、実は僕と監督の共通の知り合いの監督さんです。
で、映画のタイトルはもう1案あったと聞いています。なんでしたっけ?

男の優しさは全部下心なんですって

水石亜飛夢

のむらなお監督
ホラーみたいなタイトルだったかな。この作品は、メリーゴーランドがある栃木県小山市でみんなで合宿して撮影したんですが、その時、水石さんに「血肉を帯びた虹」みたいなタイトルはどうかなって相談したら、絶対にやめてくださいって言われて(笑)

■共演のお互いの印象

のむらなお監督
水石さんは辻さんと共演してみての印象はどうでしたか?

水石亜飛夢
とても透明な方だなと思いました。

男の優しさは全部下心なんですって

水石亜飛夢/辻千恵

のむらなお監督
わかります!辻さんってなんだか湖みたいな方ですよね。

水石亜飛夢
そうですね。とても穏やかな空気が流れている方だと思います。

のむらなお監督
普通なのに少し浮いているというか、無防備な雰囲気があるから、“宇田みこ”役にピッタリだと思いました。

水石亜飛夢
そう言われてどうですか?

辻千恵
そう思ってくださるんならそうだと思います(笑)
現場では自分がどうしたらいいかわからなくて、私を穏やかにしてくださったのは水石さんでした。
覚えているのは、車の後部座席で「どうしたらいいかわかんない」って泣いてたら、水石さんが「帰ってアイスでも食べようね」って言ってくださって。

男の優しさは全部下心なんですって

辻千恵

水石亜飛夢
えっ?覚えてない。

のむらなお監督
覚えてないくらい自然に優しい言葉をかけられたって素敵なことですよね。

辻千恵
水石さんがロケ地に来た時は私はもう撮影が終わってて、帰る車がてら駅に水石さんを迎えに行って、その時私たちはもう疲れすぎてテンションがおかしくなってて、それを見た水石さんが「ヤバイところに来た」って言ってました(笑)

水石亜飛夢
懐かしい。

のむらなお監督
水石さんは精神安定剤になったと思います。水石くんの安心感ってありますよね。

辻千恵
あります。ほんとに。

水石亜飛夢
ありがとうございます!

-“日向亮”を演じてみての感想は?

水石亜飛夢
僕自身にのむら監督が寄せてくださったと思います。撮影していた頃は、僕自身、友だちから恋愛相談を受けることが多かったので、その時の自分の気持そのままで演じられた感覚はあります。

男の優しさは全部下心なんですって

のむらなお監督
水石くんのことは、私の映画に出てもらう前から知っていて、出演映画も見ていて、さっき言った共通の友人の監督の映画にも出演されていました。水石くんは、男女分け隔てなく、そして嫌味じゃなく本当のことを言ってくれる感じが“日向亮”にピッタリだなと思って、キャスティングさせてもらいました。

■男女間に友情が成立する?

水石亜飛夢
「男女間に友情が成立する・しない」論で言えば、僕は「成立する」派です。

男の優しさは全部下心なんですって

水石亜飛夢

のむらなお監督
辻さんは?

辻千恵
成立しないかな。

男の優しさは全部下心なんですって

辻千恵

水石亜飛夢
監督は?

のむらなお監督
私は成立すると思うし、たとえ性交渉しても友だちだと思います。
一人一人の関係性でしかないから、友情はありえる。でも、いつどうなるかは、人間だからわからないなって。

水石亜飛夢
ほう、なるほど。

のむらなお監督
皆さんもこのあと話し合ってみてはいかがでしょうか?(笑)

水石亜飛夢
そうですね。家族、ご友人、仲の良い人と「男女の友情はあり得るのか?」と。

-辻さんは、水石さんの印象は?

辻千恵
本読みの場所で初めてお会いした時は、ツンとしていて、話しかけにくい方という印象がありましたが、現場に入ってからのあの包容力と、お芝居の中での説得力はすごいと思いました。

男の優しさは全部下心なんですって

のむらなお監督
それは私も共感します。

■完成品を観て。

のむらなお監督
完成した作品を観た感想は?

辻千恵
現場が過酷で、自分がやりきれなかった後悔もたくさんあって、完成のことまで考えられてなかったんですけど、時間が経って、完成品を観ると、諦めずにみんなと頑張って良かったなとか、オーディションで選んでもらえて良かったなとか、いろんなことに感謝の気持ちが湧いてきました。

水石亜飛夢
僕にとってのむら組はとても思い出深いし、楽しかったです。みんなで作り上げたという感覚がすごくあって、その作品を劇場で公開していただけるのは嬉しいことです。

■最後にメッセージ

水石亜飛夢
まだまだ大変な世の中ではありつつも、こんな思い出深い作品でみなさんの前に立てたことはすごく嬉しいです。
個性豊かなメンツが集まって頑張って作り上げた映画です。恋愛は人にとって大きな要素のひとつです。この作品で描かれていることに共感したり、反面教師としてもらったりと、是非、何度もご覧いただければと思います。

男の優しさは全部下心なんですって

辻千恵
この映画で長い“旅”ができてすごい幸せですし、今日皆さんの前で直接お礼を申し上げることができてほんとに幸せです。
皆さん、日頃、思うことがたくさんあると思いますが、この映画を観て、バカだなぁでもいいですし、日常とはちょっと違う気持ちに一瞬でもなっていただけたら嬉しいです。

男の優しさは全部下心なんですって

のむらなお監督
この作品の登場人物はいろんな色の風船を持っていますが、今、この劇場にいるお客さんもそれぞれの色の風船があって、それらを通して、新しい“宇田みこ”が生まれたりすると思っています。なのでより多くに人に観ていただければ、それだけ多くの“宇田みこ”が生まれていくと思います。
この作品を観て、恋はしたくないなって思ってしまう人もいるかもしれませんが、“宇田みこ”はそれでも誰かを信じようとしたかもしれないし、生きていくには、誰かを信じなければならないし、“恋”は生きることだと思うので、みんなで“恋をしよう!”と私は言いたいです。ありがとうございました!

男の優しさは全部下心なんですって

辻千恵/のむらなお監督

男の優しさは全部下心なんですって

■フォトギャラリー

[写真・記事:桜小路順]

映画『男の優しさは全部下心なんですって』

INTRODUTION
遊園地の跡地にできたショッピングモールのメリーゴーランドで働く宇田みこ。好きになる男には常に本命がいて、“恋愛体質純情セカンド”状態の日々を送っている。次々訪れる出会いと別れの中、日常と非日常の境界線も超え、宇田みこの奮闘は続く…!果たして宇田みこは好きな人の⼀番手になれるのか?

音楽×映画の祭典・MOOSIC LAB(ムージック・ラボ) から誕生した恋愛 映画のヒット作「おんなのこきらい」(14)、「月極オトコトモダチ」(18)…そのちょっと歪な恋愛映画の歴史にまた新たな 1 本が誕生。すべてのすれ違った愛への讃歌、または諸行無常のラブストーリー!

大学時代に制作した「からっぽ」(18)で PFF アワード 2018 のホリプロ・エンタテインメント賞を受賞したほか下北沢映画祭、田辺・弁慶映画祭などに入選。単独公開も果たした、のむらなお監督最新作。ポップで毒っ気のある世界観をカリスマ的な人気を誇るミュージシャン・DJ 後藤まりこが音楽を手がけパワフルな楽曲が牽引。「惡の華」など大作も手がけるベテラン・早坂伸が撮影監督を務めた映像美も魅力の1つとなっている。

また、キャスト陣も、SNS などで人気を博す面々が顔を揃える。オーディションで抜擢された、長編映画初主演となる人気モデル・辻千恵がヒロイン・みこに扮し、「MOOSIC LAB 2019」で女優賞を受賞。そのほか、水石亜⾶夢(『東京バタフライ』)、ファッショニスタの森蔭晨之介、五味未知子(『サクリファイス』)、田中俊介(『恋のクレイジーロード』)、田中真琴、こだまたいち(『アイネクライネ・ナハトムジーク』)、安倍⼄(『左様なら』)、加藤才紀子(『飢えたライオン』)、上田操(『根⽮涼香、映画監督になる』)、木口健太(『おんなのこきらい』)、そして大ベテランの原田大二郎など⼀癖も二癖もある面々が映画を彩る。
MOOSIC LAB 2019 での上映時は、全6回の上映全てSOLD OUTとなる人気を博した。今回は再編集を施した新バージョン・完全版としての上映となる。

STORY
宇田みこ(辻千恵)は、遊園地の跡地にできたショッピングモールに残る、数時間に一回動くメリーゴーランドの受付をしており、受付時間外はゆるキャラくまの着ぐるみを着て、メリーゴーランドの前で風船を配っている。100%目の前の人のことを信じるみこは、その度に全力の愛で迎え入れるが、総じて男達は最後にはみこの前から去っていってしまう。そんな彼女についたあだ名は”恋愛体質純情セカンド”。誰かには誰かがいて、みこは誰かの唯一になれずに、メリーゴーランドに一人、回り続ける日々だったが・・・。

出演:辻千恵、水石亜飛夢、森蔭晨之介、五味未知子、田中俊介、田中真琴、こだまたいち、安倍乙、木口健太、上田操、加藤才紀子/原田大二郎
監督・脚本・編集:のむらなお
音楽•劇中歌:DJ後藤まりこ
着ぐるみデザイン・制作:なみちえ
企画・配給:絶好調ちっちゃいもの倶楽部
配給協力:SPOTTED PRODUCTIONS
カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|72min
宣伝協力:MAP
(C)2021 Z.S.G.K
公式HP:otokonoyasashisa.com

予告編

新宿シネマカリテほか全国順次公開中!

 

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