
【インタビュー】「結婚は素晴らしい」瀬戸康史の幸福論と、橋本愛のドライな結婚観が交差。ドラマ『にこたま』
渡辺ペコ原作を実写化したドラマ『にこたま』で、12年同棲するカップルを演じた橋本愛と瀬戸康史。初共演ながら“阿吽の呼吸”を見せた二人が、作品への想いや、対照的な結婚観、撮影現場での意外な素顔までを語ったスペシャルインタビューをお届け。
FODオリジナルドラマ『にこたま』は、渡辺ペコ原作の同名作コミックを実写ドラマ化した作品。2009年に連載が開始され、恋愛観、結婚観、家族観といった身近なテーマで多様なあり方を描き多くの支持を集めた作品を、ドラマでは、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う、令和の今こそ必要な挑戦的なラブストーリーとして、橋本愛、瀬戸康史のW主演で描く。
《STORY》
東京・谷中にある弁当屋「よねすけ」で働く浅尾温子(橋本愛)。特許などに関する手続きをクライアントに代わって行う弁理士の岩城晃平(瀬戸康史)。2人は大学時代に出会って12年、長年同棲中で仲が良く、日々ともに食卓を囲み、互いの小さな変化にも気づける今の関係に満足した毎日を送っていた。
そんな中、晃平は同僚で弁理士の高野ゆう子(比嘉愛未)とたった一度、関係を持ってしまう。
橋本愛×瀬戸康史 インタビュー&撮り下ろしフォト
‐ お二人は俳優としてのキャリアは長いですが、今回がほぼ初共演だそうですね。撮影前後でお互いの印象に変化はありましたか?
橋本愛(浅尾温子 役)
もともと強い先入観があったわけではないのですが、実際にご一緒してみると、すごく親近感を抱きました。とてもフラットな方で、現場ではいつも笑わせてもらっています。これは役の「晃平」としてではなく、瀬戸さんご自身のキャラクターですね。
瀬戸康史(岩城晃平 役)
僕も、橋本さんにはクールなイメージを抱いていました。口数も少ない方なのかなと思っていたのですが、実際は真逆と言っていいほどよく笑うし、お話もされる方でした。何よりお芝居が本当に上手で、演じていてすごく助けられましたし、とてもやりやすかったです。
‐ 現場でお互いのお芝居を目の当たりにして、特に刺激を受けたことやハッとさせられた瞬間はありますか?
瀬戸康史
橋本さんのアプローチはいつも新鮮でした。ご自身の中で納得しないと演じないという芯の強さがあり、そこは役者として非常に信頼できると感じました。
また、僕が関わっていない彼女一人のシーンを映像で見たのですが、いろいろな葛藤を自分の中に押し込めて固めている「あっちゃん(浅尾温子)」の姿が本当に切なくて。見ていて辛くなるほどでした。
‐ 12年という長い年月を共に過ごしたカップルの空気感を出すために、意識したことはありますか?
瀬戸康史
特に向き合って話し合ったわけではありませんが、この二人だからこそ出せた空気感はあると思います。テンポやリズムが合わない相手だと成立しないので、このキャスティングは運命的というか、すごいなと感じました。
橋本愛
私も瀬戸さんでなければできなかったと思うくらい、阿吽(あうん)の呼吸を感じていました。瀬戸さんの温度感は私にとってすごく心地よかったです。
特に、瀬戸さんのお芝居からは「晃平としての生活感」が滲み出ていたのが印象的でした。寝る時の体勢や箸の持ち方といった細かな仕草から、彼がどう生きてきたかが見えて、そこに12年の月日を自然と感じ取ることができました。
‐ 劇中では結婚や家族の形に悩みますが、お二人が考える「理想のパートナーシップ」や「居心地の良さ」の条件は何だと思われますか?
瀬戸康史
僕は、価値観や好きになるもの、趣味がこれほど合う人は稀だと思うほど、妻が理想の相手だと思っています。結婚前、先輩方から「結婚は地獄だ」なんて話も聞いていましたが、実際は全くそんなことはなくて、結婚は素晴らしいものだと日々感じています。
橋本愛
素敵ですね。私は少しドライかもしれませんが、結婚を一種の社会制度として捉えています。夢を見るというよりは、その関係性にとってメリットがあるなら利用すればいい、という感覚が小さい頃からあります。パートナーシップについても、あっちゃんのように恋愛感情が薄い人が生きにくい世の中だとは感じていますが、誰かを好きになれなくてもそれはおかしいことではありません。その上で、自分らしくいられて、一緒にいたいと思える人に出会えたら、それは宝物だと思います。
‐ 忙しい撮影の合間に、これがあると癒やされるという「リラックス法」はありますか?
橋本愛
私は食べ物と「推し」です。現場では、台本に書き込む合間にラランドさんのYouTubeを見て笑ったり、好きなアーティストのライブ映像を見たりしてリフレッシュしていました。
瀬戸康史
僕は子どもですね。とにかく早く会いたくて、芸能界で一番着替えが早い自信があります(笑)。撮影が終わったらすぐに帰宅して、子どもと過ごすのが一番の癒やしです。
‐ 最後に、これからドラマをご覧になる方へ、特に注目してほしいシーンを教えてください。
橋本愛
二人の会話シーンはもちろんですが、あっちゃんが小指をぶつけて、溜め込んでいた感情を爆発させるシーンが印象に残っています。別々の人間であるという虚しさや孤独を感じつつも、誰かと一緒に生きることの希望を感じ取っていただけたら嬉しいです。
瀬戸康史
誰かといる時とは違う、一人でいる時にふと見せる表情や感情に注目してほしいです。物語の随所に散りばめられた微細な心の揺れを、見逃さずにキャッチしてください。
橋本愛(はしもと あい)プロフィール
2010年の映画「告白」に出演し注目を浴び、2012年の映画「桐島、部活やめるってよ」では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。最近では、映画「リライト」、「アフター・ザ・クエイク」、2025年NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演。
独自の感性を生かしてファッション、書評、コラムなどの連載を持ち幅広く活躍中。
瀬戸康史(せと こうじ)プロフィール
福岡県出身。2005年デビュー。近年の出演作は、『くるり~誰が私と恋をした?』(TBS)、『119エマージェンシーコール』(CX)、映画『違国日記』、『スオミの話をしよう』、『ドールハウス』など。幅広い演技でドラマ、映画、舞台と多方面で活躍。
舞台『関数ドミノ』(2017年)で「第72回文化庁芸術祭」の演劇部門新人賞受賞、映画『愛なのに』(2022年)では「第44回ヨコハマ映画祭」の主演男優賞を受賞している。
2026年は、EX1月期ドラマ『再会〜Silent Truth〜』(毎週火曜 よる9:00~)、映画『木挽町のあだ討ち』(2月27日公開)、舞台 ケムリ研究室 no.5『サボテンの微笑み』(3月29日~シアタートラムほか、兵庫・豊橋・北九州・新潟にて上演)などが控えている。
■撮り下ろし フォトギャラリー
- 瀬戸康史/橋本愛
- 瀬戸康史/橋本愛
- 瀬戸康史/橋本愛
- 瀬戸康史/橋本愛
- 瀬戸康史/橋本愛
[インタビュー・写真:三平准太郎/スタイリスト:田村和之/ヘアメイク:須賀元子]
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《INTRODUCTION》
FODオリジナルドラマ『にこたま』は、渡辺ペコ原作の同名作コミックを実写ドラマ化した作品です。2009年に連載が開始され、恋愛観、結婚観、家族観といった身近なテーマで多様なあり方を描き多くの支持を集めた作品を、ドラマでは、恋人、結婚、家族の“当たり前”を根底から揺さぶり、“正解のない愛”に徹底的に向き合う、令和の今こそ必要な挑戦的なラブストーリーとして、橋本愛、瀬戸康史のW主演で描きます。
《STORY》
東京・谷中にある弁当屋「よねすけ」で働く浅尾温子(橋本愛)。特許などに関する手続きをクライアントに代わって行う弁理士の岩城晃平(瀬戸康史)。2人は大学時代に出会って12年、長年同棲中で仲が良く、日々ともに食卓を囲み、互いの小さな変化にも気づける今の関係に満足した毎日を送っていた。
そんな中、晃平は同僚で弁理士の高野ゆう子(比嘉愛未)とたった一度、関係を持ってしまう。
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
出演:橋本愛、瀬戸康史
さとうほなみ、鈴木仁、清水くるみ、辻凪子、近藤頌利
高橋克実/キムラ緑子、黒田大輔、筒井真理子
比嘉愛未
原作:渡辺ペコ『にこたま』(講談社「モーニング」所載)
音楽:王舟
主題歌:くるり「oh my baby」(NOISE McCARTNEY)
脚本:政池洋佑
企画協力:ワタナベエンターテインメント
プロデュース:鹿内 植/加藤康介(ワタナベエンターテインメント)/櫻井雄一(ソケット)
プロデューサー:岡 美鶴(ソケット)/岸根 明
監督:瀬田なつき/椿本慶次郎
制作プロダクション:ソケット
制作著作:フジテレビ
FOD配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/80×2
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/drama_nikotama/
公式Instagram:https://www.instagram.com/drama_nikotama/
公式X:https://x.com/drama_nikotama/
公式ハッシュタグ:#ドラマにこたま
60秒告知動画
配信:FOD/Prime Videoにて12月26日(金)20時より1話・2話配信開始
以降毎週金曜日20時 最新話配信
※FODでは1話無料
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