• HOME
  • News
  • 映画
  • 市川染五郎×杉咲花 劇場オリジナルアニメ『サイダーのように言葉が湧き上がる』の新公開日決定
杉咲花

市川染五郎×杉咲花 劇場オリジナルアニメ『サイダーのように言葉が湧き上がる』の新公開日決定

コロナ禍によって公開が延期となっていた劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』(松竹配給)の新公開日が7月22日(祝・木)に決定したことが、AnimeJapan 2021で発表された。

本作は、人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガールStory。
監督を務めたのは、「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」などを手掛け、繊細で叙情的な演出に定評のあるアニメーション監督・イシグロキョウヘイ。バンドで活動した経歴を持ち、音楽にも造詣が深い彼が、言葉×音楽をキーワードに、少年少女の「ひと夏の青春」を描いたオリジナルアニメとなっている。
主人公であるチェリー役には、初映画、初声優、初主演となる歌舞伎界の超新星・八代目 市川染五郎を起用。
ヒロインのスマイル役は、若手随一の確かな表現力で高い評価を受ける杉咲花が担当。
また、山寺宏一や藩めぐみ、花江夏樹、神谷浩史、坂本真綾ら旬な声優陣も勢揃いし、フレッシュな競演が「ひと夏のできごと」を輝かせる。
音楽制作を務めるのは、「マクロス」シリーズをはじめ、アニメーションの劇伴やアニソン制作において第一線を走り続ける音楽レーベルフライングドッグ。
同社の10周年記念作品ともなる本作は、『映画 聲の形』などの劇伴制作で知られる牛尾憲輔が担当。タイトルと同名の主題歌をnever young beachが、劇中歌を大貫妙子が書き下ろすなど、注目を集めている。

AnimeJapan 2021 イベントレポート

3月27日に行われたAnimeJapan 2021「AJスタジオ」にイシグロキョウヘイ監督と、脚本を担当した佐藤大が登壇し、『サイダーのように言葉が湧き上がる』の新公開日が2021年7月22日(祝・木)に決定したことを発表。「【プリプロダクション】作品の骨格を作る脚本」をテーマに、本作を通してじっくり解説した。

脚本のスタートについて、「企画自体はフライングドッグから音楽もののオリジナルアニメのお話をいただいて、1年半くらい自分1人で回していたのですが上手くいかず、僕の方から佐藤大さんにお声がけしました」とイシグロ監督。
佐藤大は「元々イシグロ監督から最初に頂いたときはSFものだったんです(笑) でも監督から現代劇ベースに変更したいと相談され、共同執筆という形でお互いに意見を出し合って、それを融合しながら作り上げていきました」と明かした。

本作の印象的な要素である≪ショッピングモール≫≪アナログレコード≫≪俳句≫の3つのキーワードについては、「毎週打ち合わせをしていく中で、1キロ圏内の限定的な場所で展開されるストーリーにしたいと思い、地方の風景が感じられるショッピングモールを舞台にしました。また、ありきたりな音楽ものにはしたくなかったので、音楽に関わる記憶を辿る話にしたいと思い、実際にレコードの現物を脚本打ち合わせの場に持って来たりして、互いに出てくるキーワードをピックアップしていきながらプロット化していきました」とイシグロ監督。

「少年が主人公の作品を作るとき、どうしてもモノローグに頼りがちになってしまうんです。でも今回はそこに頼らず、モノローグに匹敵するような心情のピンを打つものとして、最初にラップを思いつきました。ラップで練っていく中で、いとうせいこうさんの『俳句はラップの始祖だと思う』という言葉に感銘を受け、ラップから俳句へと繋がっていきました」と佐藤。

イシグロ監督からは、「こうやって、要素と要素が一方通行ではなく、回り道したり近道したりして脚本の中でだんだんと繋がっていきます。脚本は佐藤大さんが大元を担当して、自分は4パートのシナリオうち、1パートを担当しました。お互いが壁役になるとすごく意見が出しやすくて、一人で作業しているときには考えられないくらいのスピードでシナリオのアイディアが浮かんでくるんです。お互いアイディアをポンポン出し合って作り上げていったので、正直どっちが先に出したアイディアなのか分からないものも沢山あります(笑) それが共同脚本の面白いところです。」

サイダーのように言葉が湧き上がる

サイダーのように言葉が湧き上がる

■最後に、アニメ業界を目指す方々へのメッセージ。

佐藤大
アニメ以外に好きなことを隠し玉として1つ持っておくこと! 僕にとっては「音楽」です。まさにこの作品でもそうでした。

イシグロ監督
最終目標がアニメの監督だからとにかくアニメの勉強をしなきゃ!ということは全くないです。それよりも感性を磨いてほしい。技術は後からいくらでも付いてきますから。自分の中の好きを先鋭化することが大事です。

■関連記事

劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』

2020 年代、そのはじまりを告げる初夏――
サイダーのように甘く弾ける、少年少⼥たちの青春グラフィティ。

INTRODUCTION
人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と⾳楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガール Story。
監督を務めたのは、「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」などを手掛け、繊細で叙情的な演出に定評のあるアニメーション監督・イシグロキョウヘイ。バンドで活動した経歴を持ち、音楽にも造詣が深い彼が、言葉×音楽をキーワードに、少年少女の「ひと夏の青春」を描いたオリジナルアニメとなっている。
主人公であるチェリー役には、初映画、初声優、初主演となる歌舞伎界の超新星・⼋代目 市川染五郎を起用。
⼀方、ヒロインのスマイル役は、若手随⼀の確かな表現力で高い評価を受ける杉咲花が担当。フレッシュな競演が「ひと夏のできごと」を輝かせる。
音楽制作を務めるのは、「マクロス」シリーズをはじめ、アニメーションの劇伴やアニソン制作において第⼀線を走り続ける音楽レーベルフライングドッグ。同社の10周年記念作品ともなる本作は、『映画 聲の形』などの劇伴制作で知られる牛尾憲輔が担当。さらに主題歌や挿入歌にも豪華アーティストの参加が決定している。

STORY
17回目の夏、地方都市̶̶。
コミュニケーションが苦手で、俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。
ある日ふたりは、バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった想い出のレコードを探しまわる理由にふれる。
ふたりはそれを自分たちで見つけようと決意。フジヤマの願いを叶えるため⼀緒にレコードを探すうちに、チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。
だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って̶̶。
物語のクライマックス、チェリーのまっすぐで爆発的なメッセージは心の奥深くまで届き、あざやかな閃光となってひと夏の想い出に記憶される。
アニメ史に残る最もエモーショナルなラストシーンに、あなたの感情が湧き上がる!

【CAST】 
市川染五郎 杉咲花
潘 めぐみ 花江夏樹 梅原裕⼀郎 中島愛 諸星すみれ
神⾕浩史 坂本真綾 ⼭寺宏⼀
【STAFF】
原作:フライングドッグ
監督:イシグロキョウヘイ
脚本:佐藤大
キャラクターデザイン:愛敬由紀子
音楽:牛尾憲輔
アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション
製作:『サイダーのように言葉が湧き上がる』製作委員会
配給:松竹
©2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会
公式HP:cider-kotoba.jp
公式Twitter:@CiderKotoba

2021年7月22日(祝・木)全国ロードショー!

サイダーのように言葉が湧き上がる

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA