のん(女優、創作あーちすと)都内で展覧会開催
女優だけでなく、「創作あーちすと」としても活動の幅を拡げているのん(本名 能年玲奈)さんの展覧会が、4月24日、都内ギャラリー331 Arts Chiyoda(http://www.3331.jp/)で開催された(一日限り)。ムック『創作あーちすと NON』(太田出版)刊行記念としてのもの。
同ムック内で制作したオリジナルドレス、アクションペインティングの模様、本書未掲載の秘蔵写真など、創作あーちすと・のんの世界を堪能できる展覧会となっており、朝から多くのファンが訪れていた。
同ムックの表紙と同じショットが撮れる撮影コーナーやよせ書きコーナーなども設けられており、訪問者も創作あーちすととして楽しめるようになっていた。
よせ書きノートは、展覧会後、太田出版編集長北尾さんから「ファンの皆さんさんのすごい熱いメッセージがいっぱい入っている」として、のんさんに直接贈呈された。
◆トークセッション:テーマは「猪突猛進」
夜にはマスコミ向けのトークセッションが催され、同ムックに掲載されている「アクション・ペインティング」で制作した各衣装につけている「名前」を紹介しながら、制作秘話や対談の感想をのんさん自身が語った。
一番力をいれた(写真真ん中の)ドレスを「猪突猛進」と名付け、自分がやりたいこと・感じたことを信じて突っ走っていくと宣言。それは、矢野顕子さんと対談した時の「やりたいことをやり続けていると周りが諦めてくれるのよね」という言葉に「諦めさせるくらい突っ走るんだ!」ってことと強く影響を受けたこともあるようだ。実際、ふだんも周りのスタッフを置いてきぼりにするところがあるとかで、「やりたいと思った時にやるんだ!って。あれ?なんでついて来てないの?」と、スタッフをアタフタさせることがあるそう。のんさんは、「(スタッフには)私の猪突猛進的なところを諦めてほしいですね。」と語っていた。
また、司会者から「最近モノマネのレパートリーが増えているそうですが?今ここではやらなくてけっこうですけど。」という質問に、「あっ!でもやった方がいいですよね!」と、自らノリノリで寅さんのモノマネを披露し、会場の笑いを誘っていた。
記者からの「『この世界の片隅に』で声優としても活躍されてますが、女優としての今後の活動はありますか?」と問われたのんさんは、「女優としてもどんどんと、粛々と頑張りたいと思います。お楽しみに!」と力強く答えた。
そして最後に、
「これからも創作あーちすととして、猪突猛進のスピードでやっていきますので、みなさん、ついてきてください!」という力強い言葉で締めくくった。
◆本誌の企画の経緯「私が全部乗っ取りました(のん)」
太田出版の担当者によると、この企画はのんさんが改名される前から進めていたという。
世の中にのんさんの登場を待つファンが多いはずなのに露出が減っていたことが気になり、だったら太田出版でできることやろう!ということになり、当初は、同人誌に近いノリでのんさんの応援本を企画していた。
そんな時、のんさんが改名を発表し、FRIDAY誌に登場したことがきっかけで、いろんなツテを辿ってのんさんサイドに連絡を取ることができ、企画を提案した。
すると、のんさんの方から「こういうことをやりたい!」と次から次へと逆提案があり、結果、本誌の内容はすべてのんさん自身が提案した企画になった。
のんさんは「私が(企画を)全部乗っ取りました!」と語っていたそう。
また、桃井かおりさんや矢野顕子さんらとの「憧れ対談」も、人選はすべてのんさん自身の希望によるもの。
のんさんの故郷である兵庫県神河町への訪問もそんな中で生まれた企画で、それがきっかけで神河町PR動画への出演にもつながっている。
※本日の展覧会は、後日、別の形で再展示することを計画中とのこと。
【書誌情報】
3月16日発売
『創作あーちすと NON』
のん・著
定価(本体1,800円+税)
B5判/並製/本文120p
ISBN978-4-7783-1568-9 C0095
【本書の目次】
●アクション・ペインティング!の時間。
●そうだ、富士山行こう。
●憧れ対談1:桃井かおりさん×のん
●憧れ対談2:清水ミチコさん×のん
●憧れ対談3:矢野顕子さん×のん
●憧れ対談4:いのうえひでのりさん×のん
●宇野亞喜良さんのアトリエに突撃
●故郷の思い出を探しに
◆囲み取材の様子(動画)
◆トークショーの様子(動画)
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コメント ( 1 )
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展覧会観にいきました。とても動きを感じて楽しかったです。スタッフさんとお話できたのも収穫でした。
たった1日とはもったいない!