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河童の女

「映画って何度も同じ芝居をするの?」舞台人が映画初主演・出演で驚いたこと。映画『河童の女』初日舞台挨拶

7月11日(土)に映画『河童の女』の初日舞台挨拶が行われた。本作は、動員224万人を突破し、社会現象と化した上田慎一郎監督作品『カメラを止めるな!』など数々の話題作を輩出しているENBUゼミナール主催の「シネマプロジェクト」 最新作(第9弾)となる。

本作は、とある民宿を舞台に長編映画初主演の青野竜平と郷田明希の2人が織りなす物語で、トラウマを抱えながらも懸命に生きる人々の姿を描き、クスッと笑えるエピソードと共に最後にはホッと温かい気持ちに包まれる作品になっている。

この日の舞台挨拶は公開を記念して行われたもの。主演の青野竜平、郷田明希、ゲスト出演の近藤芳正、51歳の新人監督である辻野正樹をはじめ、キャスト・監督計14名が、新宿 K’s cinemaに集結した。
そして、満席(1席空けで着席)の会場に、全員映画オリジナル河童マスクを着用し登壇した。

舞台挨拶レポート

舞台挨拶は、3つのグループに分けて行われたが、本記事は、青野竜平、郷田明希、ゲスト出演の近藤芳正が登壇したグループ①のレポートをお届けする。

河童の女

郷田明希/青野竜平/近藤芳正/辻野正樹監督

辻野正樹監督
この映画はワークショップの映画ですので、ベテランの近藤さんと、若くこれから頑張っていこうという無名の俳優さんたちと、みんなでチームになって作った作品です。楽しんでいただけていたら嬉しいです。

近藤芳正(主人公・浩二の父親役)
先ほどご紹介頂いたように、一人だけキャリアのあるベテラン俳優と言われますが、ただのおじさん俳優なのですが、一人だけオーディションを受けずに今回参加させて頂きました。
(プロデューサーの)市橋さんとは、ENBUゼミに衣装合わせでお邪魔した際にお会いしました。
たまたまこの年齢の役の方がオーディションにいらっしゃらなかったようで、それで僕の方にオファー来ました。

河童の女

近藤芳正(場面写真)

– 今回はシネマプロジェクト初の企画コンペを行い、結果、辻野さんの企画が選ばれて監督デビューした訳ですが、この初日を迎えた感想はいかがですか?

辻野正樹監督
企画が『河童の女』に決まってからも長かったですし、その間にどんどんチームができ、役者さんが決まり、スタッフさんが決まっていき、たくさんの人が一緒になってチームになったのがすごく嬉しかったです。
最初は僕一人で脚本を書き始めて、5年間ずっとどこかで映画化できないかなと思ったのですが、シネマプロジェクトに決まって、どんどんチームができ、それでやっと今日の上映を迎えられ、長い旅だったなと思いました。これから旅はまだまだ続くと思いますが、そういう気持ちです。

– 近藤さんはオーディションでなくキャスティングという形で参加して頂き、他の方々はまだ新人で演技経験がなかったり、辻野監督も51歳にしての新人監督でしたが、現場はいかがでしたか?

近藤芳正
衣装合わせのときに監督と初めてお会いした時に非常に緊張されていて、多分僕に対して緊張されていたんじゃないかと思います。
僕が喋ってないと怖いようで、そんなことはなく弱い人間なんですが、どこか無意識に威嚇してしまうところがあるみたいで、最近漸くその癖に気づきました(笑)。
辻野監督とお会いしたときに、脚本が面白かったので、「すごく本が面白かったです」と言ったら、すごくホッとしていらしたのを覚えています。
こちらも一緒にいいものを作りたいと思うので、緊張させてはいけないし、本の素直な感想を言ったら素直に喜んで頂けたのが嬉しかったです。
青野くんはリハーサルの時に、ほぼ初めてという状況でお会いして、結構緊張しいのタイプだなと思って、それで実際に撮影に入ったらめ〜っちゃ緊張していました。
よくあるあの慣れない緊張の仕方で、もうテンパってて、「大丈夫だ大丈夫だ!」なんてやり取りをしましたね。昔を思い出して懐かしかったです。

– 青野くんは舞台に出ることが多いのですが、最初に映像を撮る時に、「え!同じ芝居を何回もやるんですか?」ということを言ってましたね。

近藤芳正
そうなんですよ。お芝居は一回でおしまいですけれど、映画はどうしても僕を撮ったりとか二人を一緒に撮ったりとか青野くんだけを撮ったりだとか、広い画やアップなど色々撮ったりするんです。
青野くんは毎回本気でやってくるので、二人のシーンで、カメラは僕を撮られていたんですけど、青野くんが動くので、カメラさんが僕を撮れなくなったりして、「その時は本気じゃなくていいんだよ。」って話をしたんですけど。でもこれは誰しもが通る道なので。

– 青野さんは初主演でしたが、いかがでしたか?

青野竜平(柴田浩二 役)
そうですね、初日入った時に市橋さんが「大丈夫か!」って。初日が永遠に続くのかと思い、撮影終わるのかなと思いました。
そのあと郷田さんとのシーンが始まって、その辺から落ち着いて演じられました。
そうですね、本当に今近藤さんからお話が出た通りです(笑)。

– 郷田さんは初主演いかがでしたか?

郷田明希(梅原美穂 役)
最初、私は主演だと思っていなかったので、青野さんだけだと思っていたので、撮影の前にスタッフの方から「郷田さんも主演だよ!」って言われ、そうなんだ!と思って、一気に緊張したのを覚えています。

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郷田明希/青野竜平(場面写真)

– そんな二人を見た斎藤さんはいかがでしたか?

斎藤陸(浩二の兄・柴田新一 役)
青野くんとの芝居が多かったのですが、(嫌いな兄貴だ!という設定なので)途中からイラついているなという目をたまに感じていました。
なので集中してお芝居されていたのかなと思うのですけど。本当の僕のことは嫌いにならないでほしいなと思いました。

斎藤陸

斎藤陸(場面写真)

最後に近藤浩二から、「今日ここで初日を迎える前に、ここに立っている俳優たちは本当に一生懸命この作品の宣伝をしてきました。毎週、宣伝会議を重ね、どうやったらこの映画が多くのお客様に届けられるのか、真剣に議論して実施していました。どうか、この若い才能のある俳優たちを今後もサポートしてあげてください。」と会場に訴えかけ、来場者からは大きな拍手が上がった。

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映画『河童の女』

<STORY>
柴田浩二(青野竜平)は、川辺の民宿で生まれ、今もそこで働きながら暮らしている。
ある日、社長である父親(近藤芳正)が、見知らぬ女と出て行った。浩二は一人で民宿を続ける事となり、途方に暮れる。
そんな中、東京から家出してきたという女(郷田明希)が現れ、住み込みで働く事に。
美穂と名乗るその女に浩二は惹かれ、誰にも話した事の無い少年時代の河童にまつわる出来事を語る。
このままずっと二人で民宿を続けていきたいと思う浩二だったが、美穂にはそれが出来ない理由があった。

出演:青野竜平 郷田明希 /斎藤陸 瑚海みどり 飛幡つばさ 和田瑠子 中野マサアキ 家田三成 福吉寿雄
山本圭祐 辻千恵 大鳳滉 佐藤貴広 木村龍 三森麻美 火野蜂三 山中雄輔/ 近藤芳正
監督・脚本:辻野正樹
撮影・編集:小美野昌史 照明:淡路俊之 津田道典 録音・整音:松野泉
音楽:桜井芳樹 プロデューサー:市橋浩治
製作・配給: ENBUゼミナール
(C)ENBUゼミナール
公式サイト:http://kappa-lady.net
公式Twitter:@kappalady1
公式Instagram:@kappa_lady

予告編

7/11(土) 新宿K’s cinema、7/18(土)池袋シネマ・ロサほか全国順次ロードショー

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