磯部鉄平監督特集上映スタート。初日舞台挨拶レポ

7月10日、アップリンク吉祥寺にて、企画上映「磯部鉄平監督特集」の初日舞台挨拶が行われ、磯部鉄平監督と、映画『ミは未来のミ』に主演している櫻井保幸、カレンが登壇した。
アップリンク吉祥寺でも、コロナ感染対策を徹底しており、客席が間引きなのはもちろん、舞台挨拶もキャストはマスク着用の上に、客席との間に透明のビニールシートが立てられた形で行われた。この状態に櫻井保幸も「ヴァーチャル空間にいるみたいですね。」と感想を述べた。

「磯部鉄平監督特集」は、7月23日（木）まで、監督自身初の長編映画『ミは未来のミ』に加えて短編作品4本が日替わりで上映される（『ミは未来のミ』は16日まで）。
『ミは未来のミ』は、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019でSKIPシティアワードを受賞した青春ドラマ。主人公が親友の交通事故をきっかけにある行動を起こす。短編・中編を手掛けてきた磯部鉄平監督が自身の体験を基にした物語。

■『ミは未来のミ』撮影のきっかけ。

磯部鉄平監督
僕は2016年から映画を撮りはじめまして、２年くらいで短編映画を６本ほど撮りました。
長編をそろそろ撮りたいなと思った時にずっと温めていた企画で、自分が高校３年生の時の実体験をベースに撮ったのがこの『ミは未来のミ』です。
東京の俳優さんで撮りたいと思って八王子映画祭に応募しました。八王子映画祭は20分の制限がある短編映画祭なんですが、予算をいただけるので、本作を撮りました。
映画祭には20分版で出品しましたが、今回上映となった60分版が完全版です。

■「嘘をついてますよ！」

磯部鉄平監督
櫻井さんと、カレンさんは私からオファーさせてもらいました。

櫻井保幸
嘘をついてますけど（笑）
僕は、磯部さんからオファーをもらったわけじゃなくて、オーディションの連絡を受けたんです（笑）
僕はオーディションに受かったと思ってて、オファーを受けたとは思ってないです（笑）
カレンちゃんは完全なオファーですよね。

磯部鉄平監督
以前、ハロルドっていうバンドのMVを撮る時にかわいい女の子を主役にとなって、インスタグラムで探していて、見つけたのがカレンさんでした。DMで、「私は怪しいものじゃありません」って、ものすごい怪しい文でオファーしました

カレン
それが私が19歳の時でした。もう6年前になります。

磯部鉄平監督
それが縁で、今回の映画にもオファーさせていただきました。

櫻井保幸
カレンちゃんは完全オファーだから羨ましいなと思います（笑）
僕もオファーで主演しましたって言いたいですもん（笑）

■最初は20分の作品だと思ってた。

カレン
『ミは未来のミ』は20分作品だと聞いてたので、台本見た時に「絶対に20分で終わらないよなぁ」って思いながら現場に出ました。
実際に撮ってても、これは20分で終わらないって確認しました。
で、監督に「これって20分で収まるんですか？」って聞いたら初めて「いや、これは長編にします。」って聞かされたんです。

櫻井保幸
オファーされた人が知らんってどういうこと？（笑）

■最後にメッセージ

カレン
この作品は2018年に撮りました。私も長編作品への出演が初めてで、すごい思い入れがあるので、ぜひ公開中にまた足を運んでいただけたらなと思います。
7月13日の舞台挨拶では裏話もしたいなって思っています。

櫻井保幸
１週間限定上映なので、7/16までとなります。僕は毎日劇場に足を運びます。

磯部鉄平監督
初めての劇場公開なので、気合を入れてパンフレットとポスターを作りました。
パンフレットは、僕の師匠でもある小谷忠典監督に評論も書いていただきました。
３人で20部、サインを書きましたので是非買ってほしいです。

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「磯部鉄平監督特集上映」

上映作品：『ミは未来のミ』（新作長編）ほか、短編４本（※作品概要、上映スケジュールはアップリンク吉祥寺サイトまで）
上映期間：2020年7月10日（金）～7月23日（木）
劇場：アップリンク吉祥寺
         7月10日～16日：https://joji.uplink.co.jp/movie/2020/5466
         7月17日～23日：https://joji.uplink.co.jp/movie/2020/5477