片山享監督特集上映決定。「何か」を背負って生きる3人の男の3つの物語
2020年2月1日(土)から、1週間限定のレイトショーで片山享監督の過去の短編作品と本企画の為に新たに制作された新作の中編映画の公開が決定した。池袋シネマ・ロサ新人映画監督特集vol.5の上映プログラムのひとつとなり、様々な境遇の中で抗う男の3篇の物語が上映される。
また2月は同監督の作品『つむぐ』『未来の唄』『轟音』がシネマ・ロサ にて公開決定。2月は、シネマ・ロサにて片山享監督作品が6本も上映される貴重な機会となる。
監督プロフィール&コメント
監督プロフィール 片山 享 / Ryo Katayama
1980年福井県鯖江市生まれ。大学卒業後から俳優活動を始める。主にインディーズ、単館系映画にて多く出演を重ね、主演も果たしている。舞台では賞レースを賑わせたトラッシュマスターズに多く客演。安定感のある演技力を武器に着実にメジャー作品にも進出しつつある。これまで監督した短編映画は国内の多数の映画祭で評価され、2019年に公開された『1人のダンス』では脚本を務める。近年の主な出演作は『22年目の告白-私が殺人犯です-』(監督:入江悠)、『リングサイド・ストーリー』(監督:武正晴)『DEVOTE』主演(監督:田島基博)
監督コメント
僕は嘘が嫌いだ。では嘘とはなんだろうか。僕の言う嘘とは、そこに居るのに居ようとすること。
僕は嘘がない映画が撮りたい。だって生きてたら嘘つかないから、全部本当だから。
でも、ドキュメンタリーではない、嘘がない物語を切りとりたい。
それが僕にとっての映画なんだ、しかしながらウソのない世界はつまらないなぁと思うから面白い。
特集上映 作品情報
『名操縦士』
あらすじ
サトシ(森本のぶ)はサラリーマンとして働いている。その妻リョウコ(田山由起)はサトシに「トイレ掃除をしたら金運があがるらいいよ」と言い、トイレ掃除をさせている。サトシはそうやって掃除させられていることを知っている。そんなおしどり夫婦に流れる優しくも切ない時間を描いたヒューマンストーリー。
クレジット
出演:森本のぶ 田山由起
スタッフ:撮影・照明 安楽涼 監督・脚本 片山享監督・脚本:片山享
2018/日本/カラー/16:9/ステレオ/DCP/8min/©オフィス森本
『いっちょらい』
あらすじ
福井駅前のシャッター商店街で中華料理屋を営むテツヤ(松林慎司)。お店の経営不振に加え、父親の介護も重くのしかかるそんな時、昔付き合っていた女性と再会する。彼女は商店街の会長の息子と不倫の末結婚していた。
クレジット
出演:松林慎司 宇野朱美 たにぐちともこ 谷口裕宣 宮田和夫
スタッフ 撮影:高野充晃 照明:黒川拓夢 録音:鈴木聖也
プロデューサー:宮田耕輔 監督・脚本:片山享
2018/日本/カラー/16:9/ステレオ/DCP/27min/©ふくいまちなかムービープロジェクト
『生きる、理屈』
あらすじ
不動産屋に勤める柴田(片山享)は、なんでも「しょうがない」と言う。
しかし自分の身に起きた「しょうがなくない」状況に向き合えず、何もない空き物件に住み始める。生きていくために理屈は必要ない。
しかし、理屈がなければ生きてゆけないことがある。
柴田は「しょうがなくない」状況と向き合い始めるが・・・
クレジット
出演: 片山享 辻凪子 安楽涼 大須みづほ 峰秀一 森本のぶ 仁科貴
スタッフ 撮影・照明:深谷祐次 安楽涼 録音:坂元就
プロデューサー:夏井祐矢 脚本:片山享 安楽涼 監督・編集:片山享
主題歌:ナオリュウ「枯れない花~もしも明日が今日のままなら~」
2020/日本/カラー/16:9/ステレオ/DCP/60min/©Ryo Katayama Film.
公式Twitter: @ikirurikutsu
2月1日(土)から池袋シネマ・ロサにて、1週間限定レイトショー
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