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映画『家族のレシピ』

斎藤工「日本の映画を待っている世界の映画ファンはたくさんいる」 映画『家族のレシピ』初日舞台挨拶

斎藤工主演 × 松田聖子共演 × アジアの巨匠・エリック・クー監督最新作

3月9日、斎藤工主演『家族のレシピ』の初日舞台挨拶がシネマート新宿にて行われ、主演の斎藤工、伊原剛志、別所哲也が登壇した。
本作は、シンガポールと日本の外交関係樹立50周年(2016年)をきっかけに製作された、ラーメンとバクテー(肉骨茶)、両国ソウルフードの「美味しい」がつなぐ家族愛を描いた感動作。
舞台挨拶ではロケ地となった群馬県・高崎市の名物だるまに目入れをし、ヒットを祈願。また、同作出演の松田聖子からビデオメッセージが届いた。(動画&フォトギャラリー)

映画『家族のレシピ』

伊原剛志/斎藤工/別所哲也

ラーメン・テー - 東京国際映画祭

2017年10月27日、東京国際映画祭にて、メディア向け完成披露試写会に登壇した時の松田聖子(当時の映画タイトルは『ラーメンテー』)

エリック・クー監督が描いた“TAKUMIクッキー”

初日に来場した観客に、映画特製の「エリック・クー監督が描いた“TAKUMIクッキー”」がプレゼントされた。
このイラストは、エリック・クー監督が撮影中に、斎藤工を描いたものだ。

映画『家族のレシピ』

エリック・クー監督が描いた“TAKUMIクッキー”

映画大ヒットを祈願して「高崎ダルマ」に目入れ!

舞台挨拶の途中、映画の大ヒットを祈願して、本作のロケ地ともなった群馬県高崎市の「高崎ダルマ」に、伊原剛志、別所哲也、斎藤工が共同して目入れを行った。

映画『家族のレシピ』

映画『家族のレシピ』

ダルマのお腹に書かれた金文字は「大ヒット祈願」!

斎藤工
この映画は高崎市が全面協力してくださってできた映画ですし、エリック・クー監督をはじめ、シンガポールスタッフもみんな高崎市のロケーションだったり、人々・文化に恋をして、そこから始まりました。
高崎市は日本とシンガポールを繋いだ象徴だと思いますので嬉しい限りです。

高崎だるま
本作のロケ地・群馬県高崎市は、全国一のダルマの生産地。
この「高崎ダルマ」は群馬県のふるさと伝統工芸品に指定されている。
眉毛が鶴、口ひげが亀と日本の吉祥を象徴する動物を表しており、また、ダルマは転がしてもすぐ起き上がることから「七転び八起」、どんな困難にも対処できる落ち着いた心と忍耐力を表している。

舞台挨拶レポ!

映画『家族のレシピ』

世界40ヶ国と旅してきて満を持して日本公開!

– 公開についてのメッセージをお願いします。

斎藤工
公開までに約2年の月日が経ったんですけど、ヨーロッパ、アメリカ、ひいてはブラジルまでこの作品は世界を旅して日本にようやく到着しました。
僕の俳優としての体験の中でも、こんなに心に素直にカメラのまでカメラを意識せずにいれたことは無い作品です。
作品の内容としても大変意義深く、大切な大切な作品です。

映画『家族のレシピ』

斎藤工

伊原剛志
今、(斎藤工と)横に並んでいると兄弟みたいですが(笑)、映画の中では彼の父親を演じました。
本作は約40ヶ国くらいで既に公開されていて、やっと日本ということでほんとに今日の日を僕自身も嬉しく思います。

映画『家族のレシピ』

伊原剛志

別所哲也
映画愛を通して同志のように思っている斎藤工さんとこの作品で共演できて、そして世界の舞台で上映されている素晴らしい作品として、僕の心に刻まれることとなりました。

映画『家族のレシピ』

別所哲也

共演について

– 改めて共演されていかがでしたか?

伊原剛志
僕の息子が斎藤工さんに似ていると言われることがあって、僕は工くんが俺の息子だと信じ切って演じてました。

斎藤工
世界を舞台に国境を越えていくお二人に憧れてまして、また松田聖子さんも含めて共演できるのはほんとうに光栄でした。

別所哲也
工くんとは、ショートフィルム映画祭でディレクションしてくれるようになったのがスタートで、東京国際映画祭にエリック・クー監督がいらっしゃった時に彼を紹介したことがきっかけで、本作に一緒に出られたことは非常に嬉しいですね。
そして井原さんは舞台もなさっていて、俳優の先輩として背中を追いかけてた存在です。

あるベテラン俳優が斎藤工を絶賛!

– この映画をご覧になった、あるベテランの俳優さんが斎藤工さんのことを絶賛されております。

斎藤工
それ、僕が多少の報酬を支払ってる可能性がありますね(笑)

– そんなことないと思いますけど、俳優の竹中直人さんなんです。竹中さんからのコメントを紹介します。

竹中直人コメント:
スクリーンを観ながら、斎藤工の“汚れなき”お芝居に圧倒された。
まるで少年のような工くんの在り方。
純粋すぎる工に乾杯!

斎藤工
ありがとうございます。

別所哲也
それ、“穢れなき”じゃないですか?

– あ、“穢れなき”でした。ごめんなさい。

斎藤工
僕もいつか、怒りながら笑いたいと思います(笑)
純粋と言ってもらえたのは、エリック・クー監督がそういう現場を作ってくれたからです。

伊原剛志
あと、親父役の僕が純粋(ピュア)ですから。

別所哲也
叔父役の僕も純粋(ピュア)ですから。

斎藤工
僕はそのDNAを受け継いでますので(笑)

映画『家族のレシピ』

『家族のレシピ』を観る方へ

– これから映画を観る方にメッセージを。

斎藤工
この映画がこれまで世界40ヶ国近くで上映されたこと。
僕自身もシンガポール、パリ、ベルリンだったりニューヨーク、いろんな地域に寄り添わせていただいて、この作品のプロセス・展開を見てきました。
その中で感じるのは、今の多くの日本映画は国内に向けて作られているということ。
やっぱり日本で映画を作るって、どうしても興行が大事になってくるので、損をしないっていうことが大前提としてプロジェクトが始動しがちです。
一方、エリック・クー、そしてアジアの多くのクリエイターが世界を見て、世界中の劇場めがけて、映画製作をしているというその一端を見ると、僕自身、日本映画に関わる人間として、この映画の持つとっても大きな意味・メッセージをいただきました。
世界中に映画館がたくさんあって、アジアの映画、特に日本の映画を待っている世界の映画ファンはたくさんいるってことを今回エリック・クー監督に教えられました。

斎藤工
そしてこの作品にはもう一つのポイントとして、日本とシンガポールの大事な歴史が描かれていること。
これはほとんどの日本の方は知らなかったんじゃないかなと思いますが、シンガポール側から見たひとつの歴史、それを踏まえた上でシンガポールの方たちは日本の方たちを受け入れてくれてるんだなと、とっても大事な学びがありましたし、この作品を日本で公開する大きな意味・意義となっています。
この作品を皆さんで育てて、大切な人から大切な人へ届けていける作品だと思っています。

とっても楽しい舞台挨拶全編&松田聖子メッセージ映像は動画で!

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フォトギャラリー

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映画『家族のレシピ』

STORY

ラーメン屋を営む真人は、父の死をきっかけに、幼いころ亡くしたシンガポール人の母が書いた、料理のレシピや写真など様々な思い出が詰まった日記帳を見つける。
両親の足跡を追ってシンガポールへ渡った真人は、叔父や祖母と出会い、初めて知る家族の過去と向き合うことに。
日本料理の板前だった父と、街の食堂の娘だった母を結びつけたバクテーはどんな味だったのか?
そして母が叶えなかった願いとは・・・?
バラバラになった家族を再び一つにするため、真人は家族の想いを融合させたある料理を完成させていく・・・・。

出演:斎藤工、マーク・リー、ジネット・アウ、伊原剛志、別所哲也、ビートリス・チャン、松田聖子
監督:エリック・クー
主題歌:シシド・カフカ「Hold my Hand」
シンガポール・日本・フランス合作映画 配給:エレファントハウス/ニッポン放送
(C)Wild Orange Artists/Zhao Wei Films/Comme des Cinemas/Version Oritinale
公式サイト:https://www.ramenteh.com/

3月9日(土)より、シネマート新宿 ほか全国ロードショー

[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]

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