宮野真守、ぐうたらポーズ披露。小野賢章・悠木碧『スパイダーマン:スパイダーバース』公開記念舞台挨拶
2019年アカデミー賞「長編アニメーション賞」、ゴールデン・グローブ賞「アニメーション作品賞」を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』の日本公開記念舞台挨拶がTOHOシネマズ新宿で行われ、日本語吹替えを演じた声優の小野賢章、宮野真守、悠木碧が登壇。
別次元のぐうたらピーター・パーカーを演じた宮野真守は、自宅でのぐうたらポーズを披露して会場を湧かせた。(動画&フォトギャラリー)
3月8日に公開された同作、既に5万2千人以上が映画館に足を運んでおり、舞台挨拶の模様も全国63箇所のTOHOシネマズの劇場にも生中継された。
マーベルシリーズ、特にスパイダーマンがずっと大好きだったという小野賢章は、「ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞を受賞した作品の吹替版に参加できて光栄です。」と感無量のようす。
別次元のうだつの上がらないおじさんピーター・パーカー役について、宮野真守は、「実年齢に近い役で、これはある意味僕にしかできない役かなと思いました。僕がぐうたらしたらというイメージで演じました。」と明かした。
そして、自分とはまったく共通点がないというグウェン役について悠木碧は、「私が一番付き合いたい女にしました。」と、映画を観る人もきっと好きになるキャクターになっているはずと自信をのぞかせた。
舞台挨拶詳細レポ!
時空の歪みと共に、劇場にマイルスのスパイダーマン、ピーターのスパイダーマン、スパイダーマン・グウェンが登場が登場し、興奮の中、舞台挨拶が始まった。
アカデミー賞受賞作品に関わって
– 本作はアカデミー賞「長編アニメーション賞」を受賞し、日本でも昨日公開されましたが、すでに5万2千人以上の方が劇場に足をお運びになっているそうです。
こういった作品に関わられていかがですか?
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
スパイダーマンがほんとに大好きで、今もここに立っているのが不思議です。
ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞を受賞した作品の吹替版に参加できて、ほんとうに感無量ですし、光栄です。
宮野真守(ピーター・パーカー役)
僕も嬉しいです。
最初、ピーター・パーカー役ですって聞いた時は正直僕でいいのか?とすごくドキドキしました。
でも、台本を読み進めていくと、ちょっと様子がおかしいなと(笑)
これはある意味僕にしかできない役みたいな、そんな自信を持って作品に臨むことができました。
僕が演じるピーター・パーカーは、別次元のうだつの上がらないおじさんピーター・パーカーです。
悠木 碧(グウェン・ステイシー役)
お話をいただいた時、スパイダーマンでヒロインですって言われたから、最初はM.J?って。
で、フタを開けてみたら、グウェンのところに私の名前が書いてあって。「戦うやつじゃん、最高!」って思いました。女子はなかなかマーベルシリーズのヒーローサイドに入れてもらえることはないので、枠がめちゃめちゃ狭いので、超嬉しかったです。
私のパブリックイメージとグウェンのイメージはぜんぜん違うと思うので、みなさん、すごく不安な気持ちで客席に座っていらっしゃると思うんですけど、アメリカ版のヘンリーさんの声を聞きながら、それにかなり助けてもらいながら吹き替えさせてもらいました。
でも、ぶっちゃけ、私が一番付き合いたい女にしました(笑)
キャラクターと自分が似ているところ
宮野真守は家でどんなふうにぐうたら?
– 今回のキャラクターで自分と似ているところは?
宮野真守(ピーター・パーカー役)
おじさんなところかな。僕のふだんの声優のお仕事は実年齢より若い役が多いので、自分の年齢に近い役を演じるというのや逆にプレッシャーというかドキドキして緊張感がありました。
そして食っちゃ寝するようなとてもぐうたらなスパイダーマンなので、ぼくがぐうたらしたらこんな感じなんだろうなと思いながら演じました。
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
マモさんはかっこいいところと面白いところとしか見てないので、ぐうたらしているところが想像できないです。
家ではどんなふうにぐうたらするんですか?
宮野真守(ピーター・パーカー役)
どんなふうに? こんな感じかな。
悠木 碧(グウェン・ステイシー役)
三角定規みたいでしたよ。足!
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
そのあと、コンパスみたいになっていた(笑)
宮野真守(ピーター・パーカー役)
ハハハ!
共感するところがたくさん
– 小野さんは?
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
マイルス役には、共感するところはたくさんありました。ほんとに普通の中学生なので。
台本読みながら、僕もこういうことがあったなぁっていうのがたくさんありました。
親に反抗してみたりとか、ちょっと自分を大きく見せようとするとか、誰しもが通ってきているんじゃないかなって思うところがたくさんありました。
かっこいい女子になりたかった
悠木 碧(グウェン・ステイシー役)
私は、さっきも触れたんですけど、私とは重なる部分がないくらいにグウェンがかっこよくて。
でも、ほんとうは私はこういうかっこいい女子になりたかったはずなんですよ。
だから憧れがたくさんつまっているので、逆にいかにその憧れ感を抑えてかっこよく見えるかっていうのを考えて演じました。
見ていただいたら絶対に好きになるキャラになっていると思います!
自信持って届けられるように、僕らがこの映画を楽しんだ
– これから映画をご覧になる方にメッセージを。
悠木 碧(グウェン・ステイシー役)
無責任なことは言いたくないタイプだから「絶対に面白いです」というのはあんまり言わないようにしてるんですけど、絶対に面白いです!
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
吹き替えできてとても幸せなのと同時に、自信持って届けられるようにと、僕ら自身がこの映画を存分に楽しみました。
笑って泣けて、勇気をもらえるほんと、素晴らしい映画になっていますので、ぜひこの作品から大事な想いを受け取ってもらえたらと思います。
小野賢章(マイルス・モラレス 役)
僕はほんとにマーベル作品が大好きで、特にスパイダーマンが大好きです。
この作品のキャッチフレーズの“運命を受け入れろ。”のとおり、この作品に出会ったのはまさに運命だなと思います。
ほんとに夢が叶った瞬間ですし、ずっとマーベル作品に参加したいと言っていたので、実現してほんとに嬉しく思っています。
本作は、誰もがスパイダーマンになれるという背中を押してくれるメッセージが込められています。楽しくて素晴らしい作品です。映画館の大きなスクリーンと上質な音で思いっきり楽しんでもらえたらなと思います。
楽しい舞台挨拶は動画でも!
フォトギャラリー
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『スパイダーマン:スパイダーバース』
ニューヨーク、ブルックリン。マイルス・モラレスは、頭脳明晰で名門私立校に通う中学生。彼はスパイダーマンだ。
しかし、その力を未だ上手くコントロール出来ずにいた。
そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により、歪められた時空から集められたのは、全く異なる次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマンたちだった――。
タイトル:『スパイダーマン:スパイダーバース』 原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse 全米公開:12月14日
製作:アヴィ・アラド、エイミー・パスカル、フィル・ロード&クリストファー・ミラー(『LEGO(R)ムービー』『くもりときどきミートボール』)、クリスティーナ・スタインバーグ
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本:フィル・ロード、ロドニー・ロスマン
公式サイト:spider-verse.jp
公式twitter: SpiderVerseJP/ #スパイダーバース
公式Facebook: SpiderVerseJP/
大ヒット公開中!
[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]
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