第73回毎日映画コンクールにて「万引き家族」が日本映画大賞など3冠達成！

2019.01.23

男優主演賞に柄本佑（「きみの鳥はうたえる」）、
女優主演賞に安藤サクラ（「万引き家族」）が受賞。

監督賞に「カメラを止めるな！」の上田慎一郎が受賞。
「泥の河」の小栗康平（第36回・1981年）、
「お葬式」の伊丹十三（第39回・1984年）に続く、
劇場用長編映画デビュー作・監督賞受賞は史上3人目の快挙！

国内で最も権威と実績、歴史のある映画賞「第73回毎日映画コンクール」の受賞作品と受賞者が決定した。
日本映画大賞に輝いたのは、是枝裕和監督の「万引き家族」。女優主演賞の安藤サクラ、女優助演賞の樹木希林と合わせて3部門で受賞し、最多の3冠を獲得。
日本映画優秀賞には瀬々敬久監督の「菊とギロチン」が、スポニチグランプリ新人賞の木竜麻生と2部門の受賞となった。

万引き家族

男優主演賞には「きみの鳥はうたえる」の柄本佑が受賞し、女優主演賞の安藤サクラは、「0.5ミリ」（第69回・2014年）に続き、同賞2度目の受賞となった。

監督賞は、「カメラを止めるな！」の上田慎一郎が選ばれ、劇場用長編映画デビュー作で監督賞受賞は、「泥の河」の小栗康平（第36回・1981年）、「お葬式」の伊丹十三（第39回・1984年）に続く、毎日映画コンクール史上、3人目の快挙となった。

カメラを止めるな！

男優助演賞は、「斬、」の塚本晋也が受賞。
美術賞は、「日日是好日」の原田満生、堀明元紀、録音賞に「日日是好日」の吉田憲義が受賞し、「日日是好日」は2冠を獲得。
また、音楽賞は、「きみの鳥はうたえる」のHi’Specが受賞し、「きみの鳥はうたえる」も、男優主演賞の柄本佑と併せて２冠を獲得した。
脚本賞は「鈴木家の嘘」の野尻克己、撮影賞は「モリのいる場所」の月永雄太がそれぞれ受賞。
「教誨師」の玉置玲央と「菊とギロチン」の木竜麻生には、スポニチグランプリ新人賞が贈られる。
また、田中絹代賞は白川和子が受賞した。
外国映画ベストワン賞は「スリー・ビルボード」（マーティン・マクドナー監督）、アニメーション映画賞は「若おかみは小学生！」（高坂希太郎監督）、大藤信郎賞は「リズと青い鳥」（山田尚子監督）、ドキュメンタリー映画賞は「廻り神楽」（遠藤協監督）が選ばれた。
さらに特別賞は、字幕翻訳家の戸田奈津子に決まった。映画ファンが選ぶ、ＴＳＵＴＡＹＡプレミアム映画ファン賞日本映画部門は「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」（西浦正記監督）、同外国映画部門は「ボヘミアン・ラプソディ」（ブライアン・シンガー監督）が受賞した。なお、表彰式は、カルッツ川崎で、2月14日に開催される。

＜公式HP＞ https://mainichi.jp/mfa/