岡田将生の迫真の演技が怖かった(時任三郎)。鉄拳パラパラ漫画原作 映画『家族のはなし』初日舞台挨拶
2018年11月23日、映画『家族のはなし』の初日舞台挨拶が、イオンシネマ板橋で行われ、原作の鉄拳、そしてキャストの岡田将生、成海璃子、金子大地、財前直見、時任三郎らが登壇した。
今作は、鉄拳が2013年に信濃毎日新聞との企画として発表したパラパラ漫画が原作で、第17回アジア太平洋広告祭でフィルム部門・プレス部門のW受賞をしている。
リンゴ作り一筋。葛藤し成長していく息子を不器用ながらもじっと見守る主人公拓也の父親・小林徹を時任三郎が演じ、そんな父と息子を見守る優しい母親・小林愛子役には財前直見、また拓也に時には厳しく時には優しく隣で助言をする地元の同級生・明日香役に成海璃子と豪華共演者がそろい、主演の岡田将生とともに、家族の物語を彩る。(動画&フォトギャラリー)
映画『家族のはなし』
本作は2013年に長野県出身の鉄拳と信濃毎日新聞との企画として発表されたパラパラ漫画が原作。
この原作は、第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞し、各所で話題を集めた経緯がある。
物語は、リンゴ農園を営む両親とその息子の物語で、様々な挫折を経て家族の温かさを再発見しながら成長していく、心温まる感動作。
原作者の鉄拳はアートディレクターとして映画にも参加し、映画のために新たに描き下ろしたパラパラ漫画と実写との融合も見どころの一つとなっている。
STORY
リンゴ農園を営む優しい両親とその一人息子・拓也。
上京しバンド活動を営むが挫折。そんな彼を優しく見守る両親。
しかし、両親の気持ちを疎ましいと感じ、苛立ちを常にぶつけてしまう。
大学中退の秘密を持って帰郷した拓也だが、父、徹も拓也に言えない秘密があって―。
監督:山本剛義(WOWOW『海に降る』、NHK『絆~走れ奇跡の子馬~』)
出演:岡田将生、成海璃子、金子大地、佐藤寛太、水田信二(和牛)、渡辺憲吉/財前直見、時任三郎
日本/2018年/80分
制作:よしもとクリエイティブエージェンシー MBS
制作プロダクション:ドリマックス・テレビジョン
配給:KATSU-do
製作:吉本興業 MBS VAPユニバーサル・ミュージック
公式HP:http://kazokunohanashi.official-movie.com/
Ⓒ「家族のはなし」製作委員会
11/23(金・祝)、イオンシネマにてロードショー!(一部劇場を除く)
舞台挨拶
時任家の家訓?
岡田将生
皆様の心に残る映画になってほしいな思いながら作ったので、いろんな人に届けたいと思っております。
この映画を是非よろしくお願いします。
財前直見
鉄拳さんの原作はいつも心がとても温かくなるパラパラ漫画なんですけど、それが映画になりました。
ホッと心が温まって、親に電話してみようかなとか、そういう気持ちになっていただけたら嬉しいなって思っています。
時任三郎
時任三郎です。よろしくお願いします。
岡田将生
えぇ~!?(それだけ?)
時任三郎
我が家の家訓で、挨拶は短く、態度はデカくっていうがあって。
岡田将生
家訓? それはすみません。
山本剛義監督
財前さんがおっしゃってましたけど、映画を観終わった時に親に電話しようかなとか、そういうふうに思ってもらえればいいかなと思って作った作品です。
鉄拳
こんにちは。鉄拳です。
岡田将生
えぇ~!?
鉄拳
(時任さんが)挨拶は短く、態度はでかくって言われたんで、マネしてみました。
ダメなやつだなぁ
– 主人公の役柄に共感できる部分はありましたか?
岡田将生
いろいろな家族のありかたってありますけど、無償の愛を与える両親だったので、帰りたくなる家でしたし、お芝居も温かい気持ちと、そして怒りをぶつけるシーンがたくさんあったので、安らぎと怒りの絶妙なところでずっと撮影していました。
– 成海さんはそんな主人公の幼馴染役でしたが、そんな怒りっぽい主人公をどんなふうに見てましたか?
成海璃子
ダメなやつだなぁって思ってましたけど(笑)
幼馴染ということで、そう思いつつも放っておけないっていう。
これまで何度か岡田さんとは共演させていただいて、その上での今回の役柄の関係性だったので、やりやすかったです。楽しくできました。
岡田将生
楽しかったよね?
成海璃子
楽しかった(笑)
金子くんのことが好きになりました
– 音楽シーンの撮影はどうでしたか?
金子大地
練習する期間があって、鏡の前で歌っている自分を見るシーンが気持ちを作るのが難しかったんですけど、実際本番で、エキストラの皆さんがいる前で歌ったら、楽しく歌えました。
あと、岡田さんがほんとに優しかったので、バントメンバーという役柄でお芝居しやすい環境を作ってくださいました。
岡田将生
僕はこれまで年下の方と共演する機会があまりなかったので、すごい優しい金子くんに僕も癒やされました。
でもライブのシーンになると、100%で表現される方だったので、好きになりました。
鉄拳
音楽シーンの撮影現場は僕も行ったんですが、すごい盛り上がってて、このバンドが実際に存在したら売れるんじゃないかって思ったくらいでした。
夫婦役は、財前・時任に任せろ!
– お母さん役、お父さん役を演じれて。
財前直見
私も母になりましたから、とにかく美味しいもの食べてる?とか、元気にしてる?とか、気持ちをそのままセリフにこめました。
時任三郎
たまたまなんですけど、別作品でも私達夫婦役やってたんですよ。
その流れのまま、夫婦役なら財前・時任に任せろ!みたいな。
そういう雰囲気ができあがってました。
財前・時任の優しさに負けそうに。
– 時任さんからご覧になった息子、岡田さんはいかがでしたか?
時任三郎
怖かったです。
岡田将生
(固まる)?
時任三郎
お芝居がね。本人じゃないよ(笑)
岡田将生
あぁ、良かったです(笑)
時任三郎
迫真の演技だったんで。でもそのおかげでナチュラルな反応を作れたので、もう感謝・感謝ですね。
素晴らしいなと思いました。
岡田将生
でも、撮影期間は短かったんですが、短い中で、財前さんと時任さんが僕を優しく迎え入れてくれたので、僕自身、反発しなきゃいけないのに、たまに優しさに負けてしまう部分がありました。
鉄拳のパラパラ漫画はリアリティがある
– パラパラ漫画を原作に映画を監督されるのは珍しいパターンでは?
山本剛義監督
鉄拳さんのパラパラ漫画はどれもが温かくリアリティがあるので、あまり突飛なことはせず、そのまま映画化したいなと思いました。
– 原作のパラパラ漫画が映画化されると聞いた時はいかがでしたか?
鉄拳
嬉しかったです。そして、出演者の皆さん、スタッフの皆さんに感謝しています。
で、何が一番嬉しかったかって言うと、親父に映画ができましたってポスターを見せた時に、すごい喜んでくれたんですよ。
あげた(映画の)ポスターを近所皆に配ってて。それが僕の中で親孝行できたなって思えました。
キャスト・スタッフ全員の似顔絵を描いた鉄拳
山本剛義監督
鉄拳さん、スタッフ全員分の似顔絵を現場で描いてくださって、スタッフ全員大喜びでしたね。
鉄拳
皆さんが元気に撮影できたらいいなって思って描きました。
金子大地
僕は部屋に飾っています。
鉄拳
嬉しいです!
勤労感謝の日のサプライズ
勤労感謝の日ということで、サプライズとして、岡田将生から財前直見・時任三郎の二人に花束がプレゼントされた。
時任三郎
すごく嬉しいです。(撮影中、岡田くんの演技が)すごく怖かっただけに(笑)
ありがとう!
財前直見
昨日(11月22日)は、いい夫婦の日でしたもんね。
それも含めてこういうプレゼントをいただくとほんとに嬉しいです。ありがとうございます。
映画をご覧になる方に。
岡田将生
鉄拳さんとお会いしてわかったのは、鉄拳さんという優しい方が描くストーリーがほんとに素晴らしくて、その原作の映画をやれたことがとても嬉しく思っております。
なので、いろんな方々にこの作品を届けたいなと思っておりますし、タイトルどおり家族のはなしということで、観終わった後に家族とお話する時間を作ってもらえたら嬉しいなぁと思います。そういう気持ちでこの作品を作りました。
今日はありがとうございました。
舞台挨拶は動画でもどうぞ!
フォトギャラリー
[wppa type=”thumbs” album=”30″]
関連記事
[写真・動画・記事:Jun Sakurakoji]
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。