
三代の宿命を背負う市川染五郎、初舞台の當真あみらが語る新たな「生きた演劇」舞台『ハムレット』製作発表記者会見レポート
2026年2月24日、品川プリンスホテルにて、舞台『ハムレット』製作発表記者会見が行われ、主演の市川染五郎をはじめ、當真あみ、石黒賢、柚香光が登壇し、作品への意気込みや初対面の印象を語った。(動画&フォト)
会見レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
市川染五郎(ハムレット 役)
ハムレットという作品は、私の家にとっても大変大切な作品であり、その挑戦への第一歩を踏み出せることをとても嬉しく思います。デヴィッド・ルヴォーさんの演出を受けるのはこれからですが、公開されているポスターからも今までのハムレットとは違う空気を感じていただけるはずです。私自身、どのような作品になるのか楽しみにしています。
當真あみ(オフィーリア 役)
私自身、今作が初めての舞台となります。分からないことだらけですが、楽しみという気持ちが強く、緊張も含めてすべての経験を楽しみながら作品と向き合っていきたいです。
石黒賢(クローディアス 役)
まさか自分がシェイクスピア作品に出演することになるとは思いもしませんでした。シェイクスピアも、今日いらっしゃる俳優の皆さんとの共演も、外国人演出家との仕事も初めて尽くしです。どのようなことになるか分かりませんが、精一杯頑張ります。
柚香光(ガートルード 役)
私も初めてのストレートプレイ出演ということで、本日は多少緊張しておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
‐ 市川さん、本日のジュエリーはいかがですか?(本会見では、協賛のブシュロンのジュエリーを登壇者全員が着用していた)
市川染五郎
今日はリングとイヤーカフを身につけています。昨年、パリの本店に伺ったご縁もあり、今回お力を貸していただくことになりました。格式と伝統を感じさせつつ、どこか瑞々しさもある素晴らしいジュエリーだと改めて感じています。
‐ 當真さんは多くのアイテムを身につけていらっしゃいますね。
當真あみ
ネックレス、イヤリング、リング、ブレスレットをつけさせていただきました。これほど素敵なジュエリーを身につける機会は少ないので緊張しますが、特別な日だからこそ気持ちを高めてくれる、素晴らしい輝きだと感じています。
‐ 石黒さんは指輪とブレスレットですね。
石黒賢
普段はあまりつけないのですが、俳優は様々な手がかりを得て演じるものです。今日は初顔合わせですが、これらを身につけることで『ハムレット』への入り口が開いたような、そんな気がしています。
‐ 柚香さんはいかがでしょうか?
柚香光
イヤリング、チョーカー、ブレスレット、リングを着用しています。ブシュロンのジュエリーは、光の少ない場所でも驚くほどの輝きを放つのですね。その美しさに感動しました。
役柄への向き合い方と初対面の印象
‐ 市川さん、祖父(松本白鸚)、父(松本幸四郎)と三代続けてのハムレットとなります。今日つけている指輪も特別だとか。
市川染五郎
はい、これは祖父がハムレットを演じた際につけていた指輪で、直接譲り受けたものです。今日はお守り代わりに身につけています。祖父や父からは、最後の試合のシーンのために『フェンシングをやらなきゃね』と言われました(笑)。稽古に入って疑問が出てきたら、経験者である二人に色々相談したいです。
‐ 共演者の皆さんの印象はいかがですか?
市川染五郎
オフィーリア役の當真さんは、後ろが透けて見えるのではないかと思うほどの圧倒的な透明感に驚きました。石黒さんは本当にお優しく、柚香さんからは宝塚のトップスターとして活躍されてきたオーラを強く感じます。皆さんとこのチームで向かっていけることに、とても安心感を抱いています。
‐ 當真さんは舞台初挑戦、今の心境は?
當真あみ
1年ほど前からお話を聞いていて、毎日一度は頭に浮かぶほど緊張していましたが、今日皆さんとお会いして楽しみな気持ちがより強まりました。以前ドラマで共演した上白石萌音さんに『舞台を全力で楽しんで』とアドバイスをいただいたので、柔軟に色々なことを吸収したいです。染五郎さんとは年齢も近いので、心強く感じています。
‐ 石黒さんはシェイクスピアにどのようなイメージをお持ちでしたか?
石黒賢
正直、敷居が高く理解が難しいものだという先入観がありました。しかし改めて原作を読むと、言葉の使い方が見事です。2026年の今、世界が不安定な中で『メメント・モリ』、つまり『生を感じろ』というテーマが根底に流れている作品だと感じ、身が引き締まる思いです。
‐ 柚香さんは初のストレートプレイですが、出演が決まった時の感想は?
柚香光
いつか挑戦したいという夢でしたが、まさかこんなに早く機会をいただけるとは思わず、正直ヒヤヒヤしています(笑)
宝塚時代は常に剣を持って戦うような役が多かったのですが、今回は全く違う雰囲気の舞台になります。全身全霊でガートルードという役を、皆さんと共に作っていきたいです。
記者からの質疑応答
‐ 市川さんへ質問です。有名な「To be or not to be」というセリフを、今どのように捉えていますか?
市川染五郎
セリフの解釈を言葉で説明するのは難しいですが、舞台上の姿を見て感じていただきたいというのが本音です。
ただ、今の段階では『生きるか死ぬか』というよりも、『自分がどうあるべきか、どう生きるべきか』という自分自身への問いかけ、という解釈が自分の中で一番しっくりきています。
‐ 皆様へ。斬新なビジュアルのポスターが話題ですが、撮影時のエピソードを教えてください。
市川染五郎
衣装合わせの時は『これがハムレットか!?』と驚きました。撮影は曇り空の海岸で行われたのですが、岩場で荒波が打ち寄せるシチュエーションが、一所に留まらないハムレットの揺れ動く感情を表現しているようで、素晴らしいポスターになったと思います。
當真あみ
私は青のイメージを持っていなかったので、自分の衣装を着て、出来上がった写真を見た時はワクワクしました。現代的な雰囲気もありつつ、新しいものができていく予感がしました。
石黒賢
イギリスという国は伝統を重んじつつ、パンクロックのように古いものを壊して新しいものを作る気質があると感じています。今回のビジュアルからも、作り手が『新しいハムレット』を作ろうとしている気概を感じ、非常に楽しい撮影でした。
柚香光
染五郎さんのポスターを拝見して、ルヴォーさんの頭の中に広がるイメージにワクワクが止まりませんでした。他のキャラクターがどのような世界観で描かれるのか、想像するだけでも楽しかったです。
‐ 當真さんへ。市川さんの印象を改めて教えてください。
當真あみ
一度舞台を拝見したことがあるのですが、一つの物事にずっと向かい続ける姿勢や、柔軟に対応される姿が本当に素晴らしい方だと思っていました。今回ご一緒させていただけることで、私が知らないことをたくさん学べるのではないかと、とても楽しみにしています。
クロージングメッセージ
柚香光
実年齢ではハムレットと近いのですが、今回は一回り以上も年齢が違う母親役を演じます。私にとって大きな挑戦ですが、皆様に『柚香に任せてよかった』と思っていただけるよう努めます。
石黒賢
私にとっても大きなチャレンジです。足を運んでくださるお客様の誠意に応えるため、死ぬ気で頑張ります。
當真あみ
いよいよ作品が動き出すのだとワクワクしています。見に来てくださる皆様にその気持ちを届けていけるよう頑張ります。
市川染五郎
『ハムレット』は若者の葛藤だけでなく、デンマーク王子として生まれた宿命の中でどう生きるか、という男の話だと解釈しています。先日デンマークのクロンボー城を訪れ、その空気を感じてきました。その経験も注ぎ込みながら、現代に生きる『生きたハムレット』を目指したいと思います。
■フォトギャラリー
- 當真あみ/市川染五郎
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- 當真あみ/市川染五郎
- 當真あみ/市川染五郎
- 當真あみ/市川染五郎
[動画・写真・記事:三平准太郎]
舞台『ハムレット』
《INTRODUCTION》
シェイクスピアの四大悲劇の一つであり、人間の苦悩を深く描いた傑作として愛されてきた『ハムレット』。葛藤、狂気、そして裏切りが複雑に絡み合い、観る者の心に深く突き刺さる普遍的なテーマが凝縮されたこの作品に、2026年、新たな息吹が吹き込まれます。
若き王子ハムレットを演じるのは、新時代の歌舞伎俳優・市川染五郎。祖父・松本白鸚、父・松本幸四郎も演じてきたハムレット役で、ストレートプレイ初出演、初主演に挑みます。
リアルを追求し、過去と現在、生と死など相対する要素を繊細に表現する世界的な演出家 デヴィッド・ルヴォーの演出と多彩なキャストが紡ぐ、新たな『ハムレット』にご期待ください。
《STORY》
デンマークの王子・ハムレットは、父王の急死と、直後に母ガートルードが再婚し、叔父クローディアスが王位についたことに深く苦悩していた。
ある夜、父の亡霊が現れ、自らの死はクローディアスによる毒殺だったと告げられたハムレットは、復讐を誓い、狂気を装いながら周囲の反応を探る。疑心暗鬼にさいなまれ、恋人オフィーリアや友人との関係も複雑に絡み合っていく中、彼は芝居を利用して叔父の罪を暴こうと試みるが、その行動は悲劇的な連鎖を引き起こし……。
<キャスト>
市川染五郎 當真あみ
石川凌雅 横山賀三
梶原善 柚香光 石黒賢
竹森千人 吉田ウーロン太
浅野彰一 石原由宇 川原田樹 近藤隼 佐々木優樹 常住富大 伯鞘麗名 前東美菜子 水口早香 森内翔大
(オンステージスウィング)栗原功平 佐々木誠
<スタッフ>
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:デヴィッド・ルヴォー
翻訳:松岡和子
主催:メ~テレ・メ~テレ事業
共催:一般財団法人稲沢市文化振興財団
【東京】 日生劇場 2026年5月9日(土)~30日(土)
【大阪】 SkyシアターMBS 2026年6月5日(金)~14日(日)
【愛知】 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール 2026年6月20日(土)~21日(日)
公式サイト:https://hamlet2026.jp/
公式X:@hamlet2026
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