
千鳥・大悟、綾瀬はるかの“膝枕”に「ニヤつかないのは凄いこと」と自画自賛!映画『箱の中の羊』初日に爆笑の撮影秘話
2026年5月29日、TOHOシネマズ 日比谷にて、映画『箱の中の羊』初日舞台挨拶が行われ、綾瀬はるか、千鳥・大悟、桒木里夢、是枝裕和監督が登壇。カンヌ国際映画祭での熱狂冷めやらぬ中、撮影秘話や「目に見えない大切なもの」への想いを語り、満席の会場を沸かせた。(動画&フォト)
本作の舞台は少し先の未来。建築家の音々(綾瀬はるか)と工務店社長の健介(大悟)の夫婦は、7歳で亡くした一人息子・翔の姿をした最新型ヒューマノイドを迎え入れる。
喜び勇んで「おかえり」と迎える音々に対し、健介は「ルンバや」と呟き戸惑いを隠せない。最新AIにより翔として“成長”していくヒューマノイドを通じ、止まっていた家族の時間は再び動き出すが、在りし日の息子とのギャップや予期せぬ事態に夫婦の想いは激しく交差していく。
是枝裕和監督が「星の王子さま」に着想を得て描く、目に見えない愛と喪失、そして新たな家族の再生を問う物語だ。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
カンヌから帰国した「家族」の再会
イベント冒頭、大悟が綾瀬の手を取りエスコートして登場。次に、桒木里夢が大悟の手を取りエスコートする演出も。カンヌでの熱狂を経て、日本での公開初日を迎えた喜びを語った。
綾瀬はるか(甲本音々 役)
本日はお越しいただき本当にありがとうございます。温かい拍手で迎えてくださって、すごい嬉しかったです。2時間ちょっと見ていただいてありがとうございました。色々とお話ししていきましょう。よろしくお願いします。
大悟(千鳥)(甲本健介 役)
本日は本当にお忙しい中ありがとうございます。ステージに上がるまでの皆さんの目が、いつもの大悟を見るのと違う『役者を見る目』だったので、ほっとしております(笑)
ここで『あはは!』って笑われたら終わったなと思ったんですけど、どうやらそうじゃなかったみたいで良かったです。
桒木里夢(甲本翔 役)
こんにちは。初日に足を運んでくださりありがとうございます。出てくる時から緊張していましたが、こんなにファンがいてくれて良かったです。
大悟(千鳥)
(劇中ではヒューマノイドを演じた桒木に)人間です!
是枝裕和監督
こんにちは。こんなにたくさんのお客様の前で初日を迎えることができ、本当にありがとうございます。いいチームワークで作品ができたなと改めて実感しております。
カンヌ国際映画祭の裏側と「エスコート」の結末
‐ 是枝監督、企画から2年というスピードでの完成でしたが、今の心境は?
是枝裕和監督
濃密な2年間でした。現場でキャストの二人の様子を見ながら台本を書き直したりしたので、戸惑わせたかもしれませんが、自分が感じたことがそのまま作品になった手応えがあります。
‐ 綾瀬さん、カンヌを経ての今日、いかがですか?
綾瀬はるか
世界の方に見ていただき、いよいよ日本での本番という感じがして、緊張とワクワクが入り混じっています。
‐ 大悟さん、初めてのカンヌでの拍手はいかがでしたか?
大悟(千鳥)
一生懸命やってきたので嬉しいんですが、5分を超えると『いつまでやんねん』っておもろくなってくるというか(笑)。監督も拍手が長いと恥ずかしいっておっしゃってましたよね。
是枝裕和監督
(故・樹木)希林さんに『物欲しげにいつまでも手を振るな』と怒られた声が聞こえてくるんです。だからつい、この辺で……となってしまいます(笑)
‐ 完成披露の時に予告していた「綾瀬さんの手を取るエスコート」の結果は?
大悟(千鳥)
見事、することができました! 日本に帰ってきてからも『大悟さんすごいですね』って言われるんですけど、わし、46歳やから右手くらいは上げられますよ(笑)。楽しくできました。
綾瀬はるか
紳士的にぴょこっと手を出してくださって、安心感がありました。
大悟(千鳥)
帰国後、この話を各所で言ってくださるんですけど、「大悟さんの手が、緊張でビシャビシャだった」ってことは絶対に言わないんですね。そのへんが素晴らしい!
‐ 里夢くん、カンヌで一番嬉しかったことは?
桒木里夢
ちょうど誕生日で、大悟さん、綾瀬さん、監督からプレゼントをもらったのが一番嬉しかったです。一生忘れられない思い出になりました。
‐ カンヌでの意外な裏話はありますか?
是枝裕和監督
今回はリラックスしていました。大悟さんの相方のノブさんがレッドカーペットの正面に、とんでもない衣装とメイクでいたので(笑)
大悟(千鳥)
あいつがいたら、そこが日本になっちゃうんですよね。バラエティ的には無視してくれと監督にお願いしたんですけど、強烈すぎて無理だったかもしれません(笑)
撮影秘話:ジェスチャーゲームと「膝枕」のNGテイク
‐ 特殊な設定の家族ですが、どうコミュニケーションを築きましたか?
綾瀬はるか
クランクイン前に監督が、3人でジェスチャーゲームをして遊ぶ時間を作ってくださって、それで仲良くなれました。
大悟(千鳥)
1周で終わると思ったら、里夢が『あと3周!』って言い出してね(笑)。でもそのおかげで、本当の親子みたいな関係になれました。
‐ 里夢くんから見て、二人はどんなお父さんとお母さん?
桒木里夢
すごく綺麗なお母さんと、かっこよくて社長みたいな(笑)お父さんです。二人が遊んでくれたり励ましてくれたりするのが、すごく好きです。
‐ 監督から見た甲本家の様子は?
是枝裕和監督
控室に戻らずセットで3人でずっと話していて、理想的でした。大悟さんがセリフの練習のために『里夢、付き合って』と言っていたのも、実は優しさからだろうなと思って見ていました。
大悟(千鳥)
……いや、本当は自分が覚えるためでした(笑)
‐ 難しい役柄でしたが、どんな思いを込めましたか?
綾瀬はるか
音々は色々なものを背負っていて、あまり人に話さない人。監督のご指導をいただきながら、台本に書かれた感情に丁寧に向き合いました。
大悟(千鳥)
僕の演じた健介の方が、むしろ普通というか。もし未来にロボットが来たらこうなるだろうなという感覚を、そのまま自然に出しました。芸人としてのノリは消して、真剣に演じました。
‐ ぜひ注目してほしいシーンはありますか?
大悟(千鳥)
綾瀬はるかに膝枕をされて、ニヤついていない大悟ですね。あそこで男の顔を出さなかったのは、我ながら評価してほしいです(笑)
桒木里夢
踏切のところで、健介さんがわーって警察の人に囲まれて……親子が引き離されていくところが好きです。心が痛いけど見てほしいです。
綾瀬はるか
私はお風呂のシーン。大悟さんと里夢くんのやり取りが、ちょっとコントみたいで(笑)。おかしいけれど切なくて、大好きです。
‐ 撮影中のハプニングや奇跡的なエピソードは?
大悟(千鳥)
膝枕のシーンで、綾瀬さんがセリフの真ん中をすっ飛ばして、早くわしを呼んじゃったんです。監督がやり直すかと思ったら『こっちの方がいい』と言って、実はそのまま映画に使われています(笑)
是枝裕和監督
やってみたらその方が自然だったんです。映画に使われているのは、実は大悟さんが戸惑っている“NGテイク”なんですよ(笑)
「目に見えない大切なもの」とは
‐ 本作のタイトルにもちなみ、最近気づいた「大切なもの」は?
綾瀬はるか
人との繋がりですね。誰かを思う温かい空気や、当たり前の日常を共有できる大切さを改めて感じています。
桒木里夢
愛です! 家族の愛とか、お母さんがご飯を作ってくれることとか。気づいたらそこにあるんだなと思いました。
大悟(千鳥)
……里夢、愛に気づくのが早すぎるやろ(笑)。僕は、カヌーなどの式典に出て『ちゃんと立つ』とか『手を前にやる』とか、作法の大事さに46歳で気づきました(笑)
是枝裕和監督
映画の中の夫婦が、木に水をやりながら、そこにいない子供を想像する。そんな『見えないものを見ていく時間』が大切なんだと、作品を通して感じました。
クロージングメッセージ
大悟(千鳥)
初日から来ていただき、本当にありがとうございます。皆さんの顔を見てほっとしています。ただ、帰るまでが社会(遠足)ですので、気をつけてお帰りください(笑)
桒木里夢
こんなにたくさんのファンがいてくれて本当にほっとしました。応援してくれる皆様、本当にありがとうございます。
綾瀬はるか
音々の目線、健介さんの目線、色々感じるものがあると思います。目には見えない大切な何かが皆さんに届いていると嬉しいです。ぜひ広めてください。
是枝裕和監督
視点を変えて二度、三度と味わえる映画になりました。気に入っていただけたら、里夢くんのファンを増やすためにも(笑)、お友達を誘ってまた足を運んでください。
■フォトギャラリー
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[動画・写真・記事:三平准太郎]
■関連記事
映画『箱の中の羊』
《INTRODUCTION》
現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい眼差しで描き作品を作り上げてきた是枝監督が、最新作『箱の中の羊』で選んだ舞台は、“少し先の未来”。息子を亡くした夫婦はヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての時間が動き出します。やがて一家を待ち受ける、想像を超えた<未来>とは――。
日本映画では『万引き家族』以来、8年ぶりとなるオリジナル脚本。主演は綾瀬はるかと千鳥の大悟。夫婦を演じます。綾瀬は妻で、建築家の甲本音々(こうもとおとね)。大悟は夫で、工務店の二代目社長、甲本健介(こうもとけんすけ)。そして二人の息子、甲本翔(こうもとかける)、その姿をしたヒューマノイドには桒木里夢(くわきりむ)。200名以上のオーディションから抜擢されました。彼らが織り成す新たな“家族のかたち”に、世界中から期待の眼差しが向けられています。
そして先日、第79回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】への正式出品が決定!
是枝監督作品がカンヌ国際映画祭で【コンペティション部門】に選出されるのは、2023年の『怪物』以来3年ぶり、8回目の選出(本映画祭への出品自体は10回目)。
本作は国内に留まらず、早くも世界184の国と地域で配給が決定しており、NEONの配給が決まっている北米ほか、韓国、タイ、台湾などのアジア各国・地域、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、スペインなどヨーロッパ諸国、南米や豪州など全世界各国・地域で今後劇場の公開が予定されるなど、国際的な舞台においても期待と勢いが高まっています。
《STORY》
息子を亡くして2年、建築家の音々(おとね)と工務店の二代目社長を務める健介の甲本夫婦は、息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。
彼が到着した日、「おかえり」と駆け寄り喜びを隠さない音々と、戸惑いを隠せない硬い表情の健介。「パパだよね」と問いかけられた健介は、「おじさんでええよ」と答えるのだった。
少しずつ動き始める家族の時間。静かに広がっていく波紋。ほどなく予期せぬ事態が起こり、夫婦がそれぞれに抱く息子の死への想いが露わになっていくのだった。夫婦とは?家族とは?彼らは大きな決断に迫られる。
そんな中、ヒューマノイド翔は密かにヒューマノイドの仲間たちとつながり始める──。
- メインカット
- 場面写真1
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- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
- 場面写真9
- 場面写真10
- 場面写真11
- 場面写真12
出演:綾瀬はるか 大悟(千鳥)
桒木里夢 清野菜名 寛一郎
柊木陽太 角田晃広 野呂佳代 星野真里 中島歩
余貴美子 田中泯
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:坂東祐大
製作: フジテレビジョン ギャガ 東宝 AOI Pro.
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝 ギャガ
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
公式サイト:gaga.ne.jp/hakononakanohitsuji
公式X:@Hakohitsujifilm
公式instagram:@Hakohitsujifilm
2026年5月29日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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