
西島秀俊×市川染五郎×宮沢りえ×伊東蒼、“標本”そびえ立つ、幻想的なブルーカーペットに集結!『人間標本』プレミアイベント
2025年12月18日、TOHO シネマズ六本木ヒルズにて、ドラマ『人間標本』プレミアイベントが行われ、西島秀俊(ロンドンから中継)、市川染五郎、宮沢りえ、伊東蒼、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、湊かなえ、廣木隆一監督が登壇。(動画&フォト)
『人間標本』は「告白」「N のために」など数々の衝撃作を世に放ち続け、“イヤミスの女王”と呼ばれるベストセラー作家・湊かなえが、デビュー15 周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とする禁断のミステリーサスペンス。
湊と『母性』(22)でもタッグを組んだ名匠・廣木隆一監督のもと、主演の西島秀俊ほか、市川染五郎、伊東蒼、宮沢りえら演技派俳優陣が集結。
盛夏の山奥で発見された 6 人の美少年の遺体…。息子・至を含む少年たちを「人間標本」にしたと自首したのは蝶研究の権威・榊史朗教授だった。
幼少期から蝶の標本作りを通じて「美を永遠に留める」執念に取り憑かれていた彼は、なぜ事件を起こしたのか。彼の本質は、異常殺人者か、至高の芸術家か――。
その真相が複数の視点によって姿を変えていく。
イベントレポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
耽美と狂気が融合する禁断の世界観、観る者の予想を裏切る衝撃の物語を描く、ドラマ『人間標本』。いよいよ配信開始を翌日に控えた本作のプレミアイベントに400名を超える観客と多くの報道陣が詰めかけ、会場はイベント開始前から熱気に包まれた。
“世界で最も美しい蝶”と称される、レテノールモルフォをイメージした艶やかなブルーカーペットが敷き詰められた会場。
ステージには、作中に登場する蝶を収めた巨大な“標本”が立ち並び幻想的な空気が漂う中、突如姿を現したレーザー投影された一匹の美しい蝶。
一同が固唾をのみ、ひらひらと舞う蝶の行方に視線を向けると、市川染五郎、宮沢りえ、伊東蒼が客席通路から華々しく登場し場内は大歓声に。
観客たちによるサイリウムが生み出す神秘的な青色の世界に包まれ、声援に笑顔で応える染五郎氏らに続き、荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫、原作者の湊かなえ、廣木隆一監督も颯爽と登壇。
ステージ上に一堂が集結すると場内ボルテージは早くも最高潮に達し、盛大な拍手とともにイベントがスタートした。
「いよいよドラマ『人間標本』が、明日より世界同時配信されます。『やっとこの日が来た』という気持ちで、とてもワクワク、ドキドキしています。皆さん今日はぜひ楽しんでください!」と、少し緊張した様子で観客に感謝を伝える染五郎を皮切りに、
「サイリウムを沢山振って、こんなにも温かく皆さんが迎えてくださって本当にありがとうございます。劇場の大きなスクリーンで作品を観られる時間はとても貴重だと思うので、ぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです」(宮沢)、
「『人間標本』は、一度だけじゃなく見終わったらすぐに二度目が観たくなる作品。皆さんからどんな感想をいただけるのか、すごくドキドキしています」(伊東)と喜びを伝える一同。
MCより、主演の西島秀俊の欠席が明かされると残念な表情を浮かべた観客らも、西島演じる主人公・榊史朗の息子・至役を務めた染五郎氏キャスト・スタッフ陣を代表し、「撮影を振り返ると、はるか遠い昔のように感じる時もあれば、昨日のことのように鮮烈に思い出す瞬間もあります。それだけ濃密な撮影期間でした。本当に素敵なスタッフ・キャストの皆さんと出会わせていただいて、そんな経験が一つの作品として形になって、世界中に届くことがとても嬉しいです」と、配信開始に向け意気込みを語ると、場内全体が大きな期待感に包まれた。
また、本作で現代劇ドラマ初出演を果たした染五郎は、大先輩である西島氏との初の親子共演についても、「西島さんは本当に自然体で、ナチュラルに“父親”として存在してくれました。だからこそ僕も自然と“息子”になれた。作中に具体的には描かれない史朗と至が歩んできたこれまでの人生や、親子としての距離感、空気感が見えてくるほど自然な距離感を最初から二人の間で作れたのは、西島さんのおかげです」と喜びのコメント。製作発表会見で西島も太鼓判を押した、本作で描かれる深い“親子愛”について、見どころを強くアピールした。
続いて、史朗(演:西島秀俊)の幼馴染であり、蝶と同じ「四原色の色覚」の目を持つ世界的アーティスト・一之瀬留美役を演じた宮沢りえと、留美の娘・杏奈役を演じた伊東蒼もそれぞれ作品の魅力について言及。「脚本を手にした時に、湊先生、廣木監督、西島さんのお名前がまず飛び込んできて、それだけで『これはもう、 やりたい!』と思いました」と、脚本を読む前から興奮を抑えられなかったという宮沢は、「読み進めていくうちに、湊さんならではの世界観で言葉が立体的に飛び込んできて…。私が演じる留美という役柄も特殊な才能を持つ天才画家という憧れの職業でもあったので、演じられてとても幸せでした」と述懐。
そんな宮沢りえとは9年ぶりの共演となる伊東蒼。「(宮沢との再共演が)本当に嬉しいです。はじめてお会いした時から、大好きで尊敬の気持ちでいっぱいだったので…。昔は、こういう晴れの舞台の場で私はすぐ泣いてしまっていたので、今日は泣かずに少し成長した姿を見せられたのかなと思っています」と、照れ笑いを浮かべる。
そんな伊東に対し、宮沢も「(伊東が出演する)作品は観てきましたし、自分の芝居を積み重ねているんだなと見守っていたので、私の中では久しぶりの感覚はあまりなかったです。撮影当初から、『私たちの中には蓄積されたものがある』という感じが(伊東との間に)あって、お互いにすごく自然な芝居ができました」と、伊東との強い信頼関係を告白。「撮影現場では二人で写真を撮って、(『湯を沸かすほどの熱い愛』で共演した杉咲)花ちゃんに送ったりしたよね」と、秘話を明かす宮沢と伊東の仲睦まじい様子に、会場からは大きな拍手が送られました。
10年来温めてきた【親の子殺し】というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ湊かなえ。
冒頭の挨拶で「今日は原作者ではなく、ドラマ『人間標本』の応援団隊長として来ました!」と語った湊は、「単行本の発売(2023年12月)からちょうど2年。今までの中でも、最速で映像化していただき、皆さんに観てもらえることが楽しみです。私自身、このドラマは誰も見たことがない作品だと思いますし、『面白い』と言ってもらえることが一番嬉しい」と、改めて実写映像化に対する熱い想いを告白。
今回、『母性』(22)での再タッグとなった廣木監督も「湊さんの小説には色んなものが詰まっていて、いくつもの視点での見方ができる。(映像 化は)プレッシャーや苦労もあるけれど、本当に楽しくて。きっと観てくださる皆さんにもその想いが届くと思います」と湊作品の魅力を明かし、映像化する醍醐味を語った。
一方、作中で留美(演:宮沢りえ)に芸術的才能を認められ、後継者候補として集められた危うくも美しい少年たちを演じた荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫の5名は、裏表で模様が異なる蝶のように、登場人物たちの裏の顔が幾重にも交錯する物語にちなみ、「共演者の“意外な一面”」について、撮影時のエピソードを交えて述懐。
荒木が、「(松本)怜生君。手先が器用で、なんでもできちゃうところが意外というかすごいなと思っています」と先陣を切ると、
黒崎も「僕も怜生君。皆で撮影の合間にお風呂に入ったとき、細いのにすごい体をしていて。“標本姿”として本編でも垣間見えるので楽しみにしてください(笑)」と追随。
2人から指名された松本は黒崎の名を挙げ、「少年たちの中で唯一、宮沢さんを“ちゃん”づけで呼んでいるんです」と暴露すると、焦る黒崎は「ごめんなさい」と宮沢に向け平謝り。「でも“りえちゃん”とは呼んでいないですから ね!僕が演じる石岡翔くんが、留美先生のことを“留美ちゃん”と呼ぶので、その流れで“留美ちゃん”って呼んじゃって…」と弁明する黒崎に、山中も「宮沢さんで言うと、留美さんが自分の目を指さして発する『魔術師の目』という台詞が現場で流行って皆で言っていました」と続けると、宮沢が「それ、私が沢山噛んだ台詞だよね?皆でいじってるよね?」と鋭くツッコミ、場内に笑いがこぼれる一幕も。
また、松本と荒木を挙げた秋谷から「怜生君が(染五郎を含む)6人の中では最年長で、普段は優しく面倒を見てくれるのですが、たまに強めのツッコミが飛んでくることもあってドキッとするんです。でも、そんな時に食い下がるのが最年少の(荒木)飛羽で…」と、二人の意外な素顔が明かされると、松本が「結局、“染ちゃん”(染五郎)が一番大人だったよね?(笑)」と一同を諭し、笑いを誘った。
最後に染五郎からは「黒崎君が舞台をやっていて、叔母の松たか子と親子役をやられているので観に行かせていただいたのですが、本作では不良な役だが舞台では純真な青年役をやられていて、役幅にびっくりしました」と俳優としても同世代として刺激し合う関係性を明かした。
そんな中、イベント終盤にMCから突如「実は、皆さんにとっておきのサプライズがあるんです!」と発表されると、観客は騒然…。少し笑みを浮かべる染五郎が、改まった様子で「お父さーん!!」と叫ぶと、スクリーンに西島の姿が映し出され、「皆さん、こんばんは!」と挨拶。息子・至からの呼びかけに優しく手を振る西島秀俊の姿に、宮沢らも微笑み、場内ではひと際大きな歓声が巻き起こった。
現在、Amazon MGMスタジオ製作のハリウッド作品、『ロードハウス 2』の撮影でロンドンに滞在中の西島秀俊。イベント登壇は惜しくも叶わなかった西島は、開口一番「イベントに参加できずにごめんなさい!会場が凄く盛り上がっているのを観ていて、すごく行きたかったです・・!」とコメント。どこか安心した表情を浮かべる染五郎から「撮影頑張ってください!!」とメッセージが送られると、西島も笑顔で応え、遠く離れた地でも強い父子の絆を感じさせるやりとりに、会場では温かい拍手が送られた。
続けて西島は、会場に集まる多くの観客に向けて「『人間標本』は、“殺人の告白”からすべてが始まる物語。真実がどこにあるのか、それぞれの視点が交錯して分からなくなっていく中で、最後のカットまでじっくりと観てもらうと、本当の真実がきっと見えるんじゃないかなと、その先に、人間の業や愛が浮かびあがる作品じゃないかと思います。ぜひ最後の最後までご覧いただきたい」と、どんでん返しの結末が待ち受ける物語の魅力を熱くアピール。
MCから「西島さんが目撃した共演者の【意外な一面】については?」と質問が飛ぶと、「意外ではないと思いますが、宮沢さんは絵がすごくお好きで。実は、宮沢さん自身が描いた絵が、(宮沢演じる)留美の作品として、本編にも出ているんです。ぜひどの作品か探してみてください!」とまさかの秘話を明かし、観客を沸かせた。
最後に、染五郎は、いよいよ配信開始となる本作を待ちわびる大勢のファンに向け、「職人スタッフの皆さん、素敵なキャストの皆さん、全員の熱量が、映像作品という“平面な世界”を超えて、浮かび上がってくるような、力強い作品になっています。観るたびに発見があると思うし、最低でも、登場人物の数だけ周回していただいて、何度も楽しんでほしいです」と作品に自信を見せながら熱いメッセージを残した。
フォトセッション では、サイリウムを振る観客たちとともに染五郎氏の「ドラマ人間標本!」という掛け声のもと「みんな見てねー!」と声を揃えると、蝶々型のテープが盛大に噴射され、本日一番の歓喜に包まれ、イベントは終了した。
■フォトギャラリー
- 市川染五郎
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- 秋谷郁甫/松本怜生/黒崎煌代/山中柔太朗/荒木飛羽
[動画・写真:三平准太郎]
ドラマ『人間標本』
《INTRODUCTION》
Prime Videoは、Amazon MGMスタジオ制作の新ドラマシリーズ『人間標本』を、12月19日(金)より、プライム会員向けに世界配信いたします(全5話一挙配信)。
『人間標本』は、「告白」「Nのために」「母性」など数々の衝撃作を世に放ち続けるベストセラー作家・湊かなえ氏が、デビュー15周年を記念して書き下ろし、「一番面白い作品が書けた」と自負する同名小説を原作とする実写ドラマです。
“イヤミスの女王”と呼ばれる湊氏が、10年来温めてきた【親の子殺し】というセンセーショナルなテーマに正面から挑んだ本作は、蝶の研究者である榊史朗教授が、息子・榊至を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まる、禁断のミステリーサスペンス。
『余命1ヶ月の花嫁』(09)や『月の満ち欠け』(22)を手掛けた名匠・廣木隆一監督が、湊氏とは『母性』(22)以来 2 度目のタッグを組む本作はドラマ化発表当初から大きな話題を呼んでいます。
《STORY》
盛夏の山中で発見された六人の美少年の遺体—自首したのは有名大学教授で蝶研究の権威・榊史朗だった。幼少期から蝶の標本作りを通し、「美を永遠に留める」執念に取り憑かれた男は、最愛の息子までも標本に変えてしまう。蝶に魅せられた史朗は、なぜ事件を起こしたのか。その狂気の犯行の真相は、複数の視点によって新たな真実へと姿を変えていく……。
- 榊史朗(演:西島秀俊)
- 榊至(演:市川染五郎)
- 榊至(演:市川染五郎)
- 一之瀬留美(演:宮沢りえ)
- 一之瀬杏奈(演:伊東蒼)
- 白瀬透(演:荒木飛羽)
- 白瀬透(演:荒木飛羽)
- 赤羽輝(演:山中柔太朗)
- 赤羽輝(演:山中柔太朗)
- 石岡翔(演:黒崎煌代)
- 石岡翔(演:黒崎煌代)
- 深沢蒼(演:松本怜生)
- 深沢蒼(演:松本怜生)
- 黒岩大(演:秋谷郁甫)
- 黒岩大(演:秋谷郁甫)
- 場面写真01
- 場面写真02
- 場面写真03
- 場面写真04
- 場面写真05
- 場面写真06
- 場面写真07
- 場面写真08
- 場面写真09
- 場面写真10
出演:西島秀俊 市川染五郎 伊東蒼
荒木飛羽 山中柔太朗 黒崎煌代 松本怜生 秋谷郁甫 宮沢りえ
原作:湊かなえ 「人間標本」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督:廣木隆一
美術監修・アートディレクター:清川あさみ
主題歌:「愛情」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
製作:Amazon MGM スタジオ
©2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.
作品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0FWX9LPYQ
配信開始日:2025年12月19日(金)より世界配信開始話数:全5話 ※ 一挙配信
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