
水上恒司、山下美月、宮舘涼太(Snow Man)、自身の「怪異体験」告白。【思念の籠った私物】紹介も。映画『火喰鳥を、喰う』大ヒット祈願イベント【詳細】レポート
映画『火喰鳥を、喰う』(10/3公開)の大ヒット祈願イベントが、2025年9月23日(祝・火)にベルサール六本木にて開催された。主演の水上恒司、ヒロインの山下美月、そして超常現象専門家・北斗総一郎役の宮舘涼太(Snow Man)らが登壇し、映画のテーマである「怪異」や「念」にちなんだトークを繰り広げた。
本イベントはインスタライブでも生配信され、1万3000人以上が視聴した。
映画『火喰鳥を、喰う』は、原浩による「第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」受賞作の実写化であり、信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と妻・夕里子(山下美月)が、戦死した先祖の日記に綴られた「ヒクイドリ、クイタイ」の文字をきっかけに不可解な出来事に襲われるミステリーホラーである。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)を加え、驚愕の真相を探る物語が展開される。監督は本木克英、脚本は林民夫が務めている。
イベント【詳細】レポート
登壇と挨拶:和やかなムードでスタート
イベント冒頭、主人公・久喜雄司役の水上恒司、妻・久喜夕里子役の山下美月、超常現象専門家・北斗総一郎役の宮舘涼太が拍手で迎えられた。
水上は、メディア関係者とインスタライブの視聴者へ感謝を述べ、「今日は短い時間ですがよろしくお願いします」と挨拶した。
山下は、イベントの直前まで3人で朝の情報番組「ラヴィット!」に生出演し、オムライスを作るなど「だいぶあったまっている」状態であると語り、「今日のイベントも楽しみたいと思います。よろしくお願いいたします」と意気込みを述べた。
宮舘は「(場が)だいぶ温まっていますね。でも僕は別に芸人さんではないわけですから」と冗談めかして話し、俳優としての出演であるため「ちょっと声のボリュームがいつもよりは下めに喋る可能性がありますので、皆さんぜひお耳を済ませて聞いてほしい」と“舘様”らしいコメントで会場の笑いを誘った。
ステージには、映画のモチーフである「火喰鳥」を模した巨大なマスコットが設置されており、宮舘が「当たり前のように低い鳥がいるんですけども」と触れると、MCから「これ100万円するらしいですよ」という驚きの情報が明かされた。
撮影の裏側と試写会の反響
3人は朝からのテレビ生番組での宣伝活動を振り返りながら、緊迫感のある本編とは対照的な撮影現場の様子を語った。
水上は、撮影中はシリアスなシーンが多かったが、その間の時間では芝居とは関係ない話をして過ごしていたと明かした。
山下は、水上や宮舘とセットチェンジやカメラアングルチェックの合間に「しりとりしてましたね」と告白し、時には「3文字で縛ってみたりとかね」というルールで遊んでいたと振り返った。
これに対し宮舘は、「全然面白くないですね」と自虐しつつ、「面白くない話を面白い風に喋ってるだけだから」と返し、場を和ませた。
映画公開前の反響について聞かれると、水上はSNSなどをあまり見ていないため、「これから公開していくにあたってそういったご意見がすごく楽しみ」だと述べた。
山下は、試写会に来場した宮舘ファンからのSNSコメントが特徴的だったと報告。宮舘のファンはメッセージの語尾に薔薇の絵文字を添える習慣があるため、「『火喰鳥怖かった🌹』みたいな、なんか怖いのか怖くないのかよくわかんない感想が多くて」と語った。
宮舘も自身のファンが薔薇をつけることを認め、今回の映画の怪異現象専門家という役柄でも「薔薇をつけることになる」と話した。
宮舘は、Snow Manのメンバーであるラウールや、今朝出演した「ラヴィット!」のMC・川島明が映画を見たいと話してくれたと、身近な人からの反応を明かした。
特集トーク1:怪異現象を徹底解明
トークは映画のテーマである「怪異現象」に移り、登壇者自身の体験やSNSに寄せられた体験談が紹介された。
水上は、以前、同級生と共に先輩だと思った人に「お疲れ様です」と声をかけたところ、その先輩はまだ帰宅していなかったという怪異体験を話した。
山下は、最近「家の電化製品がめちゃくちゃ壊れる」という現象が多発していると明かし、エアコンが2台、お風呂場の電気、さらにはルンバまで動かなくなったため、「多分本当にやばいやつです、これは」と怖がり、「だからめっちゃ塩まいてます」と自前の厄払い対策を話した。
宮舘は、自分が「何か食べたいな」と心で思ったものが、次の日などに差し入れで届くという出来事を挙げ、「念が全面的に出てしまっているものなのかな」と自身の強い思念を強調した。
続いて、SNSで寄せられた「怪異か怪異じゃないか」の判断を迫るエピソードが紹介された。
1.「お風呂でシャンプーをしたか、体を洗ったのか、記憶がさっぱり消える」というエピソード に対し、山下は「めちゃくちゃ分かります」と共感し、洗いながらどこを洗っているか分からなくなり2周目を始めることがあると話した。
しかし、水上と宮舘は「疲れだと思いますね」「休みが必要だと思います」と判断し、「怪異不認定」となった。
2.「金縛りにあって手を引っ張られ、気がついたら仏壇の近くに立っていた」というエピソード に対し、山下は金縛りは脳の現象であり「怪異じゃない」と冷静に分析したが、宮舘は仏壇の前という状況を重視し、「何かしらのメッセージ」だと主張。
水上も最終的に「怪異だ」と同意し、見事?「怪異認定」となった。
3.「信号待ちで見た、体が透けて奥の建物が見える犬が、横断歩道に差し掛かったところでふっと消えた」というエピソード について、山下は「幽霊は信じている」と述べ、水上が「こういうことはきっと世の中にたくさんあると思う」と話すと、最初は否定的だった宮舘も「水上くんがそういうならあり得ることなのかも」と一転、肯定した。結果、このエピソードも「怪異認定」された。
特集トーク2:思念の籠った私物を紹介
続いて、映画の重要なキーワードである「念(思いを込めること)」にちなみ、キャスト陣が「思念の籠ったプライベートの品」を紹介した。
水上は、ボールペンを披露した。これは彼にとって「大変な時期」に購入し、以来4〜5年間にわたって文字を書き続けているものだという。
芝居の発見やメモを書き残す際に使用しており、何度も紛失したものの、必ず手元に戻ってくるため、「失くしたくないなって思っていたから、必死に探したりした」結果、今も大切に使い続けていると語った。
山下は、水色のタオルを披露した。タオルには「みづき」と刺繍されており、幼少期にお母さんが刺繍を入れてくれた唯一手元に残っている思い出の品だと説明した。
山下は「枕にいつも敷いて寝ています」と明かし、死ぬまで持っていたい大切なものだと語った。
宮舘は、自身の台本カバーを披露した。ワニの皮でできており、彼が好きな高級ブランドで「一生もの」として購入したものだという。宮舘はこの台本カバーがきっかけで、撮影現場で二人と話すようになり「距離が縮まった」と語った。また、このカバーを今後も様々な作品で使用することで、「もっと擦り切れる味を出したい」という思いも込めていると話した。
大ヒット祈願:火喰鳥おはぎと試念の儀式
イベント実施日の9月23日が「秋分の日」であることにちなみ、ご先祖を敬いおはぎを食べる日本の文化に合わせて、大ヒット祈願として「火喰鳥を模したおはぎ」がステージに運び込まれた。
巨大な火喰鳥型のおはぎが登場すると、水上は「どこにお金かけてんですか、これ!?」と驚き、宮舘は「世界一危険な鳥が・・・」とコメントし、そのリアルさに盛り上がった。
続いて、宮舘演じる北斗総一郎にちなんだ「試念の儀式」が執り行われることとなった。大ヒットの「念」を込めるため、宮舘が手をかざすと、水上と山下も自ら巻き込まれ、3人でシンクロしたポーズで「念」を注入した。
儀式が無事完了した後、フォトセッションを挟み、登壇者たちは大ヒットを願って火喰鳥おはぎを「喰う」こととなった。
水上が「どこを食うのが正解なんだろうね」と尋ねると、最終的にフォークでガブっと顔の部分を試食した。
山下は“火喰鳥おはぎ”の首部分を抜き取り、火喰鳥のくちばしをガブリ。
水上は「美味しい」、山下も「このくちばし、最中になってて美味しい!」と和菓子としての出来栄えを称賛し、大ヒット祈願は大成功に終わった。
最後のメッセージ
最後に、登壇者から映画公開を心待ちにするファンへメッセージが送られた。
山下美月は、SNSのコメントなどでファンが作品を楽しみにしている様子が「私たちの励みになっている」と述べ、「面白い映画が作れたっていう自信はすごくあるので、ここからぜひ公開まで皆さん楽しみに待っていてくださったらいいなと思います」と結んだ。
宮舘涼太は、本作が「単独で言うと初出演映画」であったことに触れ、「キャストスタッフ一丸となって、念を送り、頑張って作り上げた映画です」と作品への思いを語った。
そして、「メッセージ性の強い映画になっていると思いますので、見た後に気持ちの変化だったりとか、自分の色々な思いを人に伝えようという感覚になれる映画だと思っている」とメッセージを送った。
水上恒司は、本作を「先読み不能ミステリー」と位置づけ、昨今の考察系作品が溢れる世の中に対して「そういったことがあるからこそ、こういう映画になっている」のが大きいと強調した。
また、キャストで初めて試写を見た際、通常は重苦しい雰囲気になりがちな試写室の外が、今作では「面白かったね」と皆で言い合えるような和やかな雰囲気になったとエピソードを披露した。
水上は、この作品が「世の中に対してどんな反応を示していくのかっていうのはすごく楽しみにしております。ぜひ楽しみにしておいてください」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。
■フォトギャラリー
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- 宮舘涼太(Snow Man)
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- おはぎ製・火喰鳥
- おはぎ製・火喰鳥
[記事・写真:三平准太郎]
映画『火喰鳥を、喰う』
《INTRODUCTION》
原浩による〈第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〉大賞・受賞作『火喰鳥を、喰う』を実写映画化。10月3日(金)より全国公開される。
監督を務めるのは、『超高速!参勤交代』シリーズや、『空飛ぶタイヤ』(18)、『シャイロックの子供たち』(23)などを手がける本木克英。
脚本は『ラーゲリより愛を込めて』(22)や『ディア・ファミリー』(24)などの林民夫が手がける。
主演には、本作が映画単独初主演作となり、映画『死刑にいたる病』(22)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(23)など数々の話題作に出演し、出演作品が目白押しの人気実力派俳優・水上恒司。
ヒロインには、乃木坂46の元メンバーで、女性ファッション誌「CanCam」専属モデルを務め、俳優業でも多方面で活躍の場を広げる山下美月。二人は初の本木組の参加となり、次々と不可解な出来事に襲われる久喜夫婦を演じる。
更に、共に怪異の謎を探る超常現象専門家の北斗には、Snow Manメンバーとして絶大なる人気を誇り『映画 少年たち』(19)以来本木監督とは再タッグ、映画単独初出演となる宮舘涼太。
豪華最旬キャストと共にかつてない驚きが待ち受けるミステリーを創造した。
《STORY》
信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と夕里子(山下美月)の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届く。
最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。
その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった―
- メインカット
- 場面写真1
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- 場面写真8
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- 場面写真10
- 場面写真11
出演:水上恒司、山下美月、森田望智、吉澤健、豊田裕大、麻生祐未/宮舘涼太(Snow Man)
監督:本木克英
脚本:林民夫
原作:原浩『火喰鳥を、喰う』(角川ホラー文庫刊)
主題歌:マカロニえんぴつ「化け物」(トイズファクトリー)
配給:KADOKAWA、ギャガ
企画・制作:フラミンゴ
制作プロダクション:アークエンタテインメント
© 2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
本予告
2025年10月3日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
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