FODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』

【インタビュー】服部樹咲「新鮮すぎる感覚がとても楽しかった」ドラマ「GOTH」

配信&放送中の堤幸彦原案・監督によるFODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』。沖縄市コザを舞台に描かれる青春グラフィティに出演する服部樹咲に本ドラマの撮影について話を聞いた。

本ドラマはフジテレビが制作する完全オリジナル作品。企画はSKY-HIが2021年から温めていたもので、「今、この瞬間にしか切り取れない彼らの姿を残すことは使命」だとすら思ったと語るほど、10代のリアルなエネルギーを描くことにこだわった。

主演は、BMSG所属の10代のRUI、TAIKI、KANON。オーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」を控える3人にとって、今回が初のドラマ出演となり、主題歌も担当する。
3人は、今回、沖縄県沖縄市の繁華街・愛称「コザ」を中心として、42日間泊まり込みのオールロケに挑戦。演技に真剣に向き合い、互いに意見を出し合い高め合ってきた。

服部樹咲演じるアオイは、家庭環境のトラウマから居場所を求め那覇へやってくるが、そこで出会った友人ナギサが疾走。ナギサを探しにコザへやってくる。

服部樹咲インタビュー&撮り下ろしフォト

‐5年前に映画『ミッドナイトスワン』で内田英治監督と一緒にインタビューさせていただきましたが、その時の服部さんは初めてのインタビューということでした。

服部樹咲(アオイ 役)
そのときは全然喋れてなかったと思います(笑)

‐もうひとつの大きな変化として感じるのは、身長がすごく伸びましたよね?今もまだ伸びていらっしゃるんですか?

服部樹咲
あの頃よりはだいぶ伸びました。今はもう止まってると思います。

FODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』

服部樹咲

‐さて、ドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』は、10代のリアルなエネルギーにこだわった物語となっていますが、同じ10代として服部さんはどう感じられましたか?

服部樹咲
これまでは、年上の先輩の方々とご一緒することが多かったんですけど、今回は同じ年齢や年下の方と共演できたことがまず嬉しかったです。
物語そのものも楽しいですし、RUIくん、TAIKIくん、KANONくんの3人と、そしてedhiii Boiくんと出会えたこともとても嬉しかったです。現場では、まさしく男子高校生という、彼らにしか出せない空気感がちゃんとあって、今しか撮れないものを撮れたのがすごいと思いますし、そこにアオイ役として出演できたことは、貴重だったしとても嬉しかったです。

FODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』

‐物語は沖縄市のコザ地区が舞台となっていますが、沖縄ロケで印象に残っていることは?

服部樹咲
沖縄での撮影は、私が中学卒業前に撮った短編映画『おかあの羽衣』で一度経験があります。そのときの平一紘監督は、今回のドラマでの監督さん(3話・4話)ですし、またご一緒できたのがとても嬉しかったです。
そしてさらに、スタッフさんにも『おかあの羽衣』のときとご一緒だった方がたくさんいたんです。沖縄を中心に撮影活動されている方々で、もう会えることはないかもと思っていただけに、ほんとうに嬉しかったです。

‐堤幸彦監督からは、アオイ役についてどういう演出がありましたか?

服部樹咲
言葉を言い間違えたりとか、アオイのちょっとバカっぽいところなど、そういう細かい演出はリハーサルの段階で決まってて、堤さんワールド全開のセリフや動きも細かく演出してくださいました。だからとてもやりやすいですし、現場でも、本番の最後の最後まで堤さんはアイディアを考えられていて、こういうセリフを言ってみたらということが多かったです。

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アオイ(演:服部樹咲)

‐堤監督は、現場でセリフを変えることがあるというのはよく聞くお話ですけど、今回も同様だったということですね。

服部樹咲
はい。変わっていました(笑)

‐ちなみに、アオイというキャラクターをどう捉えて演じられましたか?

服部樹咲
アオイの登場は、ナギサ(演:新垣李珠)という急に消えちゃった女の子を探しているところからで、落ち込んでいる感じではあるんですけど、本人のキャラクターは、漢字を読み違えたり、ちょっとおバカちゃんだけど、愛されるようなキャラクターなのかなって思います。

‐第一話の登場シーンでは、泣いていましたね。

服部樹咲
はい。その泣き方も変わっていて、普通、女の子が外で泣く時あんな泣き方はしないじゃないですか。まさにアオイのキャラクターを表している登場シーンです(笑)

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‐トリプル主演のRUIさん、TAIKIさん、KANONさんとは、現場ではどんなコミュニケーションをされましたか?同年代として仲良くなれましたか?

服部樹咲
撮影現場で、すごく仲良くなりました。撮影が始まった当初は、マネージャーさんも沖縄にいて、それまでは夜ご飯もマネージャーさんと一緒だったんですが、ある時、マネージャーさんが東京に帰ってしまったんです。
そうしたら、彼らが「樹咲ちゃん1人で寂しいでしょう」ということで、一緒にご飯を食べに行ったところから始まって、台本練習もみんな一緒にするようになって、それから仲良くなりました。

FODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』

田中未来(演:TAIKI)/瀧田拓郎(演:RUI)/真田洋司(演:KANON)

‐やっぱり同世代だなっていう感覚もありましたか?

服部樹咲
私は男子高校生とあまり喋ったことがなかったんですけど、“ザ・男子高生”みたいな雰囲気の3人の中に、自分が1人飛び込んで、新鮮すぎる感覚があって、とても楽しかったですし、同時に懐かしくも感じました。中学生の時の気持ちを思い出して。

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‐2020年に『ミッドナイトスワン』で映画デビューされてから、もう5年経ちました。服部さんご自身にとっても、10代の半分以上を俳優として活動されてきたわけですが、これまでを振り返って、ご自身で成長を感じたことがあれば教えてください。

服部樹咲
14歳のとき『ミッドナイトスワン』でデビューしてから、演技に対する貪欲さというか、色々学びたいという気持ちが日々強くなってきました。
俳優のお仕事を始める前までは、映画やドラマの作品を観ることは多くなく、詳しくもなかったんですけど、高校生になった頃ぐらいから、どんどんと作品を観るのが好きになって、1人で映画館に行くのも楽しみになりましたし、演技に対する気持ちは確実に変わりました。

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‐そういう服部さんは、オフの日やリラックスタイムではどういう過ごし方をするのがお好きですか?

服部樹咲
最近、犬を飼い始めたので、家にいるときは犬とずっと一緒にいるんですけど、でも基本的には外に出かけるのが好きです。散歩がてらちょっと遠いところにあるカフェやカラオケに行ったり。
あとは、英語の勉強にも力をいれています。

FODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』

‐最後にご自身の役どころ含めて、このドラマの見どころをご紹介ください。

服部樹咲
アオイもそうですけど、登場人物みんなが本当にキャラが濃くて楽しいです。
コザの人たちの方言もそうですし、沖縄のヤンキーたちが私はすごいお気に入りで、堤監督ワールド全開のコザならではの空気感と、コメディやミステリーなど、いろんな楽しい要素と共に、ここにしかない青春ドラマになっています。

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■撮り下ろしフォトギャラリー

[インタビュー&写真:三平准太郎]

服部樹咲(はっとりみさき)プロフィール
2006年7月4日生まれ。愛知県出身。映画『ミッドナイトスワン』(20)ではヒロインを演じ、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。『三菱UFJニコス』『meiji』などのCMに出演、ファション誌ではDIORやPRADAなどを着用するなど、女優だけではなくモデルと活動の幅を広げている。月9ドラマ『競争の番人』(フジテレビ)に出演。主演短編映画も多く、2023年11月配信のDMM.TVオリジナルドラマ『EVOL』でトリプル主演の1人を、2024年10月に公開された『BISHU~世界でいちばん優しい服~』では長編映画初主演を務めた。

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《INTRODUCTION》
ドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン〜GOTH〜』はSKY-HI企画・堤幸彦監督で送る“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”です。
本ドラマはフジテレビが制作する完全オリジナル作品。企画はSKY-HIが2021年から温めていたもので、「今、この瞬間にしか切り取れない彼らの姿を残すことは使命」だとすら思ったと語るほど、10代のリアルなエネルギーを描くことにこだわりました。本作のフラッグシップとなったのは、2000年に社会現象を巻き起こした堤幸彦監督の『池袋ウエストゲートパーク』。SKY-HIが“堤幸彦監督のような方に撮影してほしい”と模索する中で、なんと本人にたどり着き、堤幸彦がオファーを快諾。そこにフジテレビが手を挙げ、ついに本作が始動しました。

主演は、BMSG所属の10代のRUI、TAIKI、KANON。オーディションプロジェクト「THE LAST PIECE」を控える3人にとって、今回が初のドラマ出演となり、主題歌も担当します。また今回、沖縄県沖縄市の繁華街・愛称「コザ」を中心として、42日間泊まり込みのオールロケに挑戦。演技に真剣に向き合い、互いに意見を出し合い高め合ってきた3人の醸し出す空気感や、言葉では表現できないメッセージをぜひ、本作でお楽しみください。

物語のメインとなる登場人物は、3名。見たもの全てを記憶する能力を持ち、繰り返される毎日に飽きて那覇市の高校からコザにあるゴヤ高校に転校してきたタクこと瀧田拓郎(RUI)、タクを追いかけて那覇からコザにやってきた、猿並みの運動神経を持つ喧嘩負けなしの空手の達人、ミックこと田中未来(TAIKI)、中学からコザに引っ越してきたゴシップ好きの情報屋、ヨウジこと真田洋司(KANON)。さらに、幼い頃から神童と呼ばれ、不良集団「中山コザ連合」のボスの弟 ビームくん役にはBMSG所属のラッパーedhiii boi(エディボーイ)、パパ活で恨みを買いヤクザに追われ、亡くなった友人の復讐を果たすため東京からコザへやってきた本作のヒロイン、アオイこと佐藤葵役に、映画『ミッドナイトスワン』でデビューを飾り、初挑戦とは思えない演技で好評を博した服部樹咲。タクの父父親・瀧田広樹役と叔父のアンガマ役を、映画やドラマ出演のみならず、脚本家・演出家としても幅広く注目を集める池田鉄洋が一人二役を演じるほか、那覇の怪しげなマンションで客引きをしているオババ役には、俳優として活躍する一方で声優としても多数の作品に出演する戸田恵子が演じるなど、実力派・個性派キャストが揃いました。

コザという“特異性”や“カオティックさ”が混在する街で、タク・ミック・ヨウジの3人を中心として巻き起こるただの青春群像劇という枠では収まりきらない、コメディあり、ミステリーあり、アクションありの、まさに“チャンプルードラマ”が幕を開けます。

出演:RUI TAIKI KANON
edhiii boi 服部樹咲 池田鉄洋 戸田恵子 ほか

監督・原案:堤幸彦
監督:平一紘(3話・4話)/池辺安智(6話・7話)
脚本:池田テツヒロ
脚本協力:平一紘
企画:SKY-HI
エグゼクティブプロデューサー:下川猛
プロデューサー:鹿内植/坂上真倫
ラインプロデューサー:松永弘二
制作協力:ネクストヒーローズ沖縄
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
企画協力:BMSG
制作著作:フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/goth/
公式X:https://x.com/goth_foddrama
配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/8062
配信:2025年4月18日(金)配信スタート 毎週金曜日21時最新話配信

 

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