【完全レポート】4年間の劇場上映新記録に草彅剛、感謝!高3になった服部樹咲は涙で振り返る。映画『ミッドナイトスワン』ロングラン最終上映 御礼舞台挨拶
2024年6月25日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『ミッドナイトスワン』ロングラン最終上映 御礼舞台挨拶が行われ、草彅剛、服部樹咲、内田英治監督が登壇。2020年9月公開から、4年に渡って劇場公開し続けたことの喜びの想いと感謝を語った。
ロングラン最終上映 御礼舞台挨拶【完全レポート】
■高3になって、身長も高くなった服部樹咲が4年ぶりに、草彅剛と揃って登壇!
‐日本アカデミー賞最優秀主演男優賞の草彅剛さんです。
草彅剛(凪沙 役)
こんにちは!皆さん、ありがとうございます!本日は皆さんの人生の貴重な時間をこの『ミッドナイトスワン』の185週に費やしていただきまして、こんなに満員御礼、僕満足、1本満足なんですけれども。いやぁ、185週も経っているのに、 こんなに満員の映画っていうのは本当にもう稀に見ないですよね。指で数えても無いと思うんですけど。
今日は、テレビ(の取材)も入ってるということで、若干空回り気味のつよぽんなんですけれども。テレビが入ると、面白さが半減しますので、満足しない私ですが、どうか今日は、皆さん、楽しんでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします!
(会場拍手)
‐そして新人女優賞を受賞しました服部樹咲さんです。
服部樹咲(桜田一果 役)
皆さん、ありがとうございます。こんにちは、服部美咲です。お久しぶりです。
4年経ってまだこんなに『ミッドナイトスワン』が愛されているっていうことを、今こうやって満席の劇場を見て実感しています。本当にまさかこんな長い間愛されるものになるなんて、当時は夢にも思わなかったので、すごく嬉しく思います。
皆さん、今日は楽しんでいってください。よろしくお願いします!
‐そして、優秀監督賞、優秀脚本賞も受賞しました内田英治監督です。
内田英治監督
ありがとうございます。撮影からすると5年経ったんですけど、あの頃はちょっとね、誰も応援してくれないなどという…
草彅剛
あの頃はテレビの方もいらっしゃらなかったですしね。
‐そんなことないです!
草彅剛
えっ?
大丈夫ですか?生放送じゃないですよね?(汗)
‐生かもしれません
草彅剛
生なの?どっちなの?
(会場笑)
‐大丈夫です(笑)
内田英治監督
でも、皆さんに4年間も応援していただいて、本当にありがとうございます。
感無量でございます。
(会場拍手)
‐撮影からあっという間の5年ということですが、今振り返ってみていかがですか?
草彅剛
はい、もう全部覚えています、やっぱり。もう本当に頭のシーンから最後の・・・あっ?ネタバレになるか?
でも、185週にもなるとネタバレないですかね?どうなんですかね?185週を迎えての舞台挨拶って経験ないですからね。どんなテンションでやればいいのか。
(客席に向かって)今日初めて観る方っていらっしゃいます?
(客席で男性が一人挙手)
草彅剛
あっ、いる!!ありがとうございます!!
ネタバレになっちゃうとこだった!あぶねぇ!!ちょっと言っちゃったもん。
(初見だという男性客に向かって)えっ?遅くないですか?(笑)
(会場笑)
草彅剛
今日初めて観るんですか?そういう方もいるんですね。なんか、185週も(上映を)やってて・・・。
え・・・何回も舞台挨拶をさせてもらってるので、もう当たり前のように皆さんが見ているのかなと思ったけど、初めてなんですね?
男性客
はい
草彅剛
じゃぁ、ネタバレダメですね!
‐でもほぼぼぼもうストーリーはご存知じゃないですか?
男性客
いえ、知らないです。
草彅剛
知らないですよね。だって観てないんですから。
あの頃の撮影とか言っちゃったら(内容が)わかっちゃうからダメですよ。
‐では耳を塞いでいただいて
(会場笑)
草彅剛
でも、貴方様(=初見の男性客)に言いますけど、(撮影当時のことは)全部覚えているんですよ。最初のシーンから。
樹咲ちゃんもこんなに大人になられて。僕よりも背が高くなって。
服部樹咲
そうですね(笑)
内田英治監督
高校3年生!
服部樹咲
そう、今高校3年生で、来月18歳になります。
草彅剛
18歳になるの?
服部樹咲
成人になります。
(会場拍手)
草彅剛
あの頃も大人っぽいシーンがあったけど、でも、もう本当に完全に大人になられて、 もうね、もう本当に嬉しいですよ。
服部樹咲
ありがとうございます!
草彅剛
樹咲ちゃんにもらった、迷彩柄の皮のパッチワークでできたヌイグルミ、家の見えるところに飾っているので、毎日見ている。だから、今日会えて嬉しいですよ。
ほんとに、良かったよね。
だって、樹咲ちゃんの初めての映画だったんだよね。
服部樹咲
そうですね。
草彅剛
それを監督は撮られてね。どうですか?監督。こんなに長く愛される映画になって。(MCの武田祐子に向かって)武田さん、私が仕切ってますけど。
(そして再度監督の方を向いて)樹咲ちゃんのデビュー作ですよ。
内田英治監督
初めて(オーディションに)来た時のこと、今だに覚えてます。演技なんかやったことないっていう中学1年生で。
草彅剛
オーディションの裏話で、監督はオーディションで樹咲ちゃんをお選びになったんですけど、ドアを開けて入ってきた瞬間から、もうこの役は・・・
内田英治監督
そうですね。(オーディションの部屋に入ってきた)1歩目で決めました。
服部樹咲
1歩目?ほんとですか?
草彅剛
(ここで初見の男性客に向かって)(樹咲ちゃんが)バレエをやるって言っていいですか?
(会場笑)
草彅剛
1歩目で。あぁ、そういうのもあるんでしょうね。役の巡り合わせって。
監督がこの映画の脚本をお書きになられたんですよね。
内田英治監督
そうです。書きました。
草彅剛
すごいですね。どんなグルーブ感なんですか?
内田英治監督
でも、逆にやりやすいです。やっぱり他の方が書いた脚本だと緊張しちゃいますから。(脚本の意図を)傷つけちゃいけないって。
草彅剛
なるほど。自分で書いたものだから。それがよかったすよね。(この作品は)デリケートな部分もあるじゃないですか。トランスジェンダーの主人公で。
僕もほんとにドキドキしながらの初挑戦だったんですけど、監督が自分で書かれた熱い想いみたいなものが、言葉を超えたところを僕も掴めたので、ほんとに良い経験をさせていただきました。
内田英治監督
覚えています。衣裳合わせの段階で既に草彅さんが“凪沙”になっていてビックリしました。
草彅剛
普段、僕はあんまり台本を読まないんですけど、この作品はちゃんと読み込みました。最初に読んだ時、涙が溢れてきて、なんの涙かよくわからなかったんだけど、自分が流した涙を観客の方に伝えたい作品だと思ったので。うん。
‐お話中すみません・・・
草彅剛
何?僕ばっかりしゃべってる?樹咲ちゃんにもしゃべってもらいますか?
‐(マスコミに向かって)フラッシュを焚いてのスチール撮影はいったんご遠慮ください。
草彅剛
樹咲ちゃん、好きな食べ物は何?
服部樹咲
野菜、野菜が好き!
内田英治監督
韓国語で!
草彅剛&服部樹咲
(韓国語会話)
内田英治監督
これ、ずっと続くんです。裏でもずっと。
(会場笑)
‐今の会話を訳していただいていいですか?
草彅剛
韓国が好きで、(韓国人の)友だちもいらっしゃるそうです。
服部樹咲
ドラマを観て、友だちも。
草彅剛
ビックリして、さっきも楽屋でずっと韓国語で。
でも、私が忘れちゃった!
(会場笑)
草彅剛
しかも、(韓国語の)発音もめちゃめちゃネガティブ!
服部樹咲
ネイティブ!?(笑)
草彅剛
(固)・・・
ネガティブは暗くなっちゃうか(笑)
(会場笑)
草彅剛
ネイティブ、ネイティブ!
すごいよね!
(韓国語)どれぐらいで覚えたの?
服部樹咲
(韓国語)2、3年ぐらいで、喋れるようになりました。
草彅剛
2、3年で!(客席の皆さんは)何を言っているかわからない。僕満足、1本満足!
ほんと、すごいですね。趣味も、大人になって韓国語も覚えて、もう世界に羽ばたいてほしいね。
服部樹咲
頑張ります!
草彅剛
スワンのようにね。
(会場拍手)
草彅剛
(監督を見て)樹咲ちゃんなら絶対にいけますよね?
内田英治監督
(笑顔でうなずく)
草彅剛
(樹咲ちゃんの)このオーラで、世界に羽ばたく大きなスワンになっていくわけですね。白鳥のようにね・・・
うまいことを言ったようで普通かな(自虐)・・・
服部樹咲
(笑)
草彅剛
やっぱり(取材に)テレビが入っているから緊張してるのかな?(苦笑)
ね、監督。今日(の監督の衣裳)はブラックで決めてますね。
内田英治監督
ありがとうございます。
草彅剛
ブラックスワンですか?『ブラックスワン』っていう映画、ありました?
内田英治監督
ありますね。
草彅剛
ナタリー・ポートマンさんの?
内田英治監督
そうですね。
草彅剛
(監督の衣裳は)スワン繋がりで。『ミッドナイトスワン』は夜のスワンで、『ブラックスワン』とちょっと近いです?
内田英治監督
そうですかね(苦笑)
草彅剛
ネタバレになっちゃうから言えないけど、最初のカットが好きですよ。
(初見の男性客に向かって)でも言っちゃっていいですか?東京のレインボーブリッジが見えるシーン。
何度も #追いスワン していただいた方も改めて。いろんな東京のカットってあるじゃないですか。凪沙の新宿の方に近づいていくカットとか、あそこは大変でしたよね。
内田英治監督
(服部樹咲を指して)この人が鳩がダメで。覚えてる?
服部樹咲
え?覚えてないです。
内田英治監督
新宿アルタ前の撮影で、鳩がダメで座れないんですよ。
服部樹咲
そうでした(苦笑)
草彅剛
(初見の男性客に向かって)ネタバレになっちゃうから耳を塞いでいてください!
服部樹咲
確かにそうでした。でも今は(鳩は)大丈夫です。
草彅剛
大人になったね。
鳩が基準だね。鳩がダメな段階ではまだ子供なんだね。
服部樹咲
そうですね(笑)
あと、野菜も好きになりました。
草彅剛
(撮影)当時は嫌いだった?
服部樹咲
食べれなくはなかったんですけど、好きになりました。
草彅剛
おぉ!韓国語も、鳩も、野菜も!トリプルパンチだね!
服部樹咲
そうですね(笑)
草彅剛
すごいですね。監督、またなんか撮ってくださいよ!
内田英治監督
ええ、是非!
(会場拍手)
‐樹咲ちゃんの成長も著しく、私達も見守っていましたけども、ここまでロングランが続いたのも、今日会場に来てくださった皆さんをはじめ、多くの方々が応援してくださったからだと思います。特にSNSでもたくさんつぶやいていただきました。ほんとにありがとうございます!
草彅剛
ありがとうございます!
(会場拍手)
‐草彅さんもつぶやきましたよね?
草彅剛
つぶやいてますか?
‐つぶやきましたよね?
草彅剛
そうですね。やっぱりそういうところでどんどん言っていかないと、広まらないので。やってますよ!
‐『碁盤斬り』も。
草彅剛
『碁盤斬り』もやってますよ!
今は、映画を観終えたら、個人が発信できるのでいいですよね。ダイレクトに感情を覗き見できるしね。いい時代になりましたね。
‐それを実際に見て、皆さんはどういうお気持ちになられましたか?
草彅剛
この作品を観て、何かを感じてくださる方がほんとに多くて、ほんとに嬉しい限りでしたよね。
内田英治監督
そうですね。いろんな方からお手紙をいただいたり、あと、香取慎吾さんが僕のところに来て、目をキラキラさせて「剛くんは(撮影現場で)どうでした?」って。
草彅剛
慎吾ちゃんは、すごく感銘を受けてくれて、自分が演技をするのを辞めようかと思うぐらいつよぽんが良かったと。
内田英治監督
現場の草彅さんの様子をすごい聞いてこられたんですよね。
草彅剛
現場の僕はどうでした?何をやってました?
内田英治監督
現場でみんなが忙しく動き回っている真ん中に常にいらっしゃいましたよね。
草彅剛
邪魔だって?(笑)
内田英治監督
ベッドに座っていらっしゃいました。
草彅剛
凪沙のこじんまりとした部屋だったんですけどね。樹咲ちゃんは現場でどうだった?何か覚えていることはありますか?一緒に「ハニージンジャーソテー」を食べたりしましたけど。
服部樹咲
そうですね。私はやっぱり公園のシーンが一番思い出に残っています。でも実は、あんまり覚えてなくて。自分が楽しかったこととか、なんとなくの現場の雰囲気は鮮明に覚えているんですけど、スタッフさんの動きとか、監督のディレクションとか、自分のことで精一杯だったので、見れなかったのが惜しいなって。でも初めて(の映画撮影)だったから仕方がないんですけど。
草彅剛
周りが見えなくて。
服部樹咲
そう、だから、大人になった今、もう一度監督の現場に入ってみたいなと思いますし、草彅さんとも演技したいです。
草彅剛
(当時は)自分に集中していたんだよ。いいんだよ。余計なものが見えない、見ないで、自分の役と向き合っていたんだよ。素晴らしいよ。
服部樹咲
ありがとうございます。
草彅剛
うん、とても素晴らしい。またお仕事したいよね。違う役でね。
服部樹咲
したいです。
草彅剛
僕も、樹咲ちゃんが一果を演じてくれたから、ほんとに凪沙になれてさ。
服部樹咲
こちらこそ、ありがとうございます。
草彅剛
あの狭い部屋でさ、何度も何度も凪沙の苦しい過去とか、そういうのに、一果が寄り添ってくれることによって、どんどん心が開いていく感じとか。ほんと撮影しながらも、芽生えてくるものがあって。
服部樹咲
ありがとうございます。私も、凪沙さんの部屋で、ソファに座られている草彅さんをずっと見てきたので、凪沙でしかない草彅さんとお芝居ができたこと、ほんとにあの時にしかできなかったなと思って、すごく嬉しいです。
草彅剛
そうだね。お互い、その時にしか表せない表現ができて、皆さんがこうやって、たくさん感動していただいて、とても幸せな経験だったね。
監督、ありがとう!!
内田英治監督
ありがとうございます!
草彅剛
樹咲ちゃんとの思い出を話してたら、グッときちゃうね!
内田英治監督
僕も今、当時を思い出しちゃって、グッときました。
あの部屋のシーンは、モニター室でスタッフみんなが泣いていて、プロデューサーを筆頭に、涙をボロボロ流してて。ほんとに2人の共鳴する演技に。ほんとにありがとうございました。
草彅剛
ほんとにこの『ミッドナイトスワン』があって、僕がいるので。樹咲ちゃんもそうですけど、ほんとに映画っていうのは自分の人生において、とても大きなものなので。凪沙がいなかったら、もちろん今の自分ではないと思うし、凪沙、『ミッドナイトスワン』という作品に出会えたから、今の最高の自分に・・・自分で最高って言っちゃった(照笑)
そう、気持ち的にも、グルーブ的にも最高の自分になっていると思うんですよ。
一果、凪沙と、監督がほんとに良い役に巡り合わせてくれたおかげで、この4年間とても幸せに生きられています。
内田英治監督
ありがとうございます。
(会場拍手)
‐改めて、この3年9ヶ月の異例のロングランの上映を振り返った今、どんな気持ちでしょうか?
草彅剛
(3周年の)記念舞台挨拶を僕が一人、代表してやったときには、なかなか経験できることじゃないので、作品というのは、しのぎを削るというか、シビアな世界で、どんどん新しい作品もあるし、忘れられていってしまう作品もその中にあるのかもしれないし、こうやって人々の心の中に、ずっと絶えず185週という長い時間、ちゃんと皆の心の中にあるんだなと思うと、こういう仕事をしていて、何よりも幸せだなって感じます。
どうですか、樹咲ちゃん。この長い時間。
服部樹咲
(撮影)当時は、夢みたいな、実感もわかずに頑張ってたんですけど、今となると、この間ふと思ったのが、女優としては『ミッドナイトスワン』がデビュー作なんですけど、バレエで言うと、(私にとって)集大成みたいな。自分にとって・・・(泣)
(会場拍手)
草彅剛
もうねぇ、樹咲ちゃんはバレエのシーンもほんとうに大変で。初めての映画出演で、バレエの先生も来て、踊りもやらないといけなかったから。もう世界中のプロのバレエダンサーが見ても、きちんと踊れるレベルで。監督、毎日大変でしたよね。
内田英治監督
コロナで(撮影が)中断しちゃって、間が空いた中で、彼女がずっとやってきた練習がストップしちゃったから、それがすごい苦しくて。
草彅剛
ずっと気持ちを繋ぎ続けるのは大変だったよね。
服部樹咲
そうですね。幼い頃からバレエをやってきたんですけど、この作品に出て、皆さんが素敵だったとか、綺麗だったとか、そういう感想を聞く度に、このためにバレエをやってきたんだなって思えるし、救われて・・・(泣)
草彅剛
うーん、良かったね。
(会場拍手)
服部樹咲
いつもバレエの話をすると泣いちゃうんです・・・
草彅剛
監督だって、バレエの話をして泣かせてたもんね。
泣かせてたってことないけど、今、そういう言い方をすると問題になりますからね。冗談です。
でも、監督と作り上げていく(一果という)役を、僕は身近で見させてもらったので。監督はもう一果の親みたいなものじゃないですか?現場での一番の理解者で。
内田英治監督
そうですね。今日ほんとに4年ぶりに服部さんと草彅さんとお会いして。お二人は僕にとって大切な俳優さんだと改めて思いました。
樹咲ちゃんとも、また大切な作品でいつかご一緒したいなと思っています。
草彅剛
ここぞという、満を持して!
(会場拍手)
内田英治監督
草彅さんとも、これぞという作品で・・・
草彅剛
これぞ!じゃなくていいですよ!ちょっとした役でもいいですし。
内田英治監督
あ、そう?
草彅剛
はい。これぞということで呼んでもらって、あまり大した役じゃないこともあるんで、ちょこちょこ小出しにしていった方がいいですよ。
‐どんな作品でまた巡り合うことになるのか楽しみです。
草彅剛
未来が広がりますよね!
■最後にメッセージ
‐最後に草彅さんに締めのご挨拶をお願いいたします。
草彅剛
無理です。締められませんよ!
185週もやって、監督も一果ちゃんもいる中で、なんという言葉を皆さんに投げかければいいのか戸惑っている次第ではありますが。
どうしますか、これねぇ。
こんなに長く愛されて、続けられる作品っていうのが、僕の人生で無いもので、どういったことを言えばいいのかなって最後、思うんですけど。
どうしましょうかねぇ・・・
自分でも信じられないんですよね。凪沙という役を僕がやったんだと思って。今となってしまえば。もう5年も前ですし。何か自分の中に、自分も知らない何かっていうのが、もしかしたらあるのかもしれないなと。それはすごく素敵なことで、凪沙を思うと。
なので、自分の可能性とか、自分の未来とか、諦めないでもらいたいなっていうか、そんなことを言いたいですね。そんなことを凪沙を通じて思いましたね。
なので、今、困っていることとか、ちょっとあれ大変だなって思われている方も、自分すら知らない良い自分が必ず眠っていると思うので、乗り切れるチャンスは必ずあると思うので、この映画を観て、前向きになっていただけたらいいなと、僕らも思いますので、ほんとに今日までこの『ミッドナイトスワン』を愛していただいて、ありがとうございます!ですし、これからもよろしくお願いします!
ありがとうございました!
‐ありがとうございました。劇場では今日が最後になりますが、配信ではまだまだ続いております。
草彅剛
そうですね!ありがとうございます!
■フォトギャラリー
[記事・写真:三平准太郎]
■4年前の思い出
関連記事
映画『ミッドナイトスワン』
あらすじ
故郷を離れ、新宿のニューハーフショークラブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。
ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。
常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
出演:草彅剛
服部樹咲(新人) 田中俊介 吉村界人 真田怜臣 上野鈴華
佐藤江梨子 平山祐介 根岸季衣
水川あさみ・田口トモロヲ・真飛 聖
監督/脚本 内田英治(「全裸監督」「下衆の愛」)
音楽:渋谷慶一郎
配給:キノフィルムズ
(C)2020Midnight Swan Film Partners
60秒版予告編
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。