
【インタビュー】新谷ゆづみ「子どもの頃は変わった発想の工作が好きでした」ドラマ『今日のさんぽんた』
現在、放送・配信中のドラマ『今日のさんぽんた』で、主人公のりえ子を演じる新谷ゆづみ。出身地の関西弁そのままのセリフで、柴犬のポン太と繰り広げる日常が魅力の本ドラマの撮影秘話について話を聞いた(読者プレゼントあり)。
ドラマ『今日のさんぽんた』は、小学館「ゲッサン」連載中の田岡りきによる同作名のマンガを実写化した作品。
飼い主のりえ子と柴犬・ポン太は、今日も日課のお散歩へ。しかし、能天気でちょっと抜けてるご主人様に、ポン太は色々と思うところがあるようで…りえ子のボケに、ポン太が心の中でツッコむシュールなお散歩コメディーが繰り広げられる。
柴犬・ポン太役(声)を、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、硬派な役から個性的な役まで演じられる俳優として数々の話題作に出演し、映画・テレビ・舞台を中心に活動している安田顕が演じる。
飼い主のりえ子役は2014年に「ちゃおガール2014☆オーディション」で準グランプリ、2016年より成長期限定ユニット・さくら学院で活動し、2019年に卒業。同年に映画『さよならくちびる』で女優デビュー、2022年公開映画『麻希のいる世界』で映画初主演を務める新谷ゆづみが演じる。
新谷ゆづみ インタビュー&撮り下ろしフォト
■ユニークな想像をするところは似ているかも
‐りえ子というキャラクターをどんな女の子だと捉えて演じられましたか?
新谷ゆづみ(りえ子 役)
見た目は素朴で、ちょっとダサいTシャツを着ていて、内面もたぶん普通の女の子。でも人見知りなところがあるので、だからこそ自分の世界観があって、いろいろ空想しながらポン太と戯れる時間が大事な時間になっている子です。
そんなに社交的じゃないかもです。
‐康介(演:越山敬達)との距離の詰め方を見ていてもそんな感じがしますね。
新谷ゆづみ
そうですね。なんか怪しい感じになっていますし(笑)
‐りえ子は自分が考えていることを言葉にすることが多いですが、新谷さんもメモの習慣が長く続いていると以前お話されました。そんな新谷さんから見て、りえ子との共通点を感じられたことはありますか?
新谷ゆづみ
そうですね。価値観はそんなに遠くないのかなという印象です。それこそ、他の人じゃ想像つかないような変なことを思いついたりとか、ちょっとユニークな想像を膨らませるところは似ているかもしれません。
りえ子は、「W散歩」と称して、2本のリードを使って、みっちゃん(演:瀬戸琴楓)と一緒にポン太の散歩をしたり、「全自動犬吸いマシーン」を想像したり。
私も小学生の時、自分で工作をするのがすごく好きだったんですけど、お母さんに「よくそんなものを作れるね」と言われるような不思議な発想のものを好きで作ったりしていました。
そんなことを想像しても、実際にやってみようって普通はならないことをやってみたりする感性が小さい頃の私にあったような気がします。
‐例えばどんなものを工作されたんですか?
新谷ゆづみ
段ボールとかお菓子の空き缶とかをとにかく捨てないでと、日頃からお母さんに言っていたんですが、ある夏のお中元で届いたとても綺麗な緑色の段ボールで、自分なりに試行錯誤しながら、お手製のコロコロを付けたキャリーバッグを作ったことがあります。空き箱と空き缶を集めて、ドラムセットを作ったこともありました。
そういう、自分で発想して形にするみたいなことを小さい頃よくしていました(笑)
たぶん、りえ子もそんなことをしてそうだなと思ったりもしました。
■セリフの関西弁は私が生まれ育った地域のことば
‐このドラマは、エピソードによって時系列が前後する構成になっているので、新谷さんは中学生だったり高校生だったりしますが、年齢が違う設定をどう演じ分けられましたか?
新谷ゆづみ
年齢が若ければ若いほど、天真爛漫でピュアな感じを出したいので、セリフの言い回しを変えるというよりは、気持ちの中で意識するようにしてほしいと監督さんからお話がありました。
あとは、髪型も相まって、頑張って中学生になりました。気持ちだけは(笑)
‐大阪出身の私としては、りえ子の関西弁のイントネーションは近畿地方の南部っぽいように聞こえました。新谷さんは和歌山ご出身だそうですが、りえ子のセリフのイントネーションは新谷さんの素でしょうか?それとも方言指導はありましたか?
新谷ゆづみ
いえ、私が生まれ育った地域の関西弁をそのまま話しています。逆に他の関西弁がわからないのもありますし、私がふだん話していた関西弁をそのままセリフに落とし込みました。
‐原作の田岡りきさんも和歌山出身だそうで、すごい偶然ですよね。
新谷ゆづみ
そうなんです。本当にびっくりしました。こんな偶然ってあるんだって。
■完璧な“拒否柴”を演じたのこちゃん
‐完成発表イベントでは、ポン太役の(柴犬の)のこちゃんの名演技に驚かされましたが、のこちゃんとのお芝居でハプニングなど印象に残っていることがあれば教えてください。
新谷ゆづみ
雨が降ったあとの散歩シーンで、のこちゃんが濡れちゃうからと、スタッフみんなで地面を一生懸命拭いてくださって、更に熱で乾かして、その熱さが冷めるまで待ってから「さぁ撮ろう」ってなってました。そういう雨の日が続くと大変でしたね。
‐のこちゃんは、完成発表イベントで登場したときのように、撮影現場でもおとなしかったですか?
新谷ゆづみ
そうですね。吠えたところも見かけなかったです。でも、甘えたくなると、クゥーン、クゥーンと鳴くときがあって、それが本番中、私がのこちゃんの前でセリフを喋り続けているときだと、のこちゃんがいったん落ち着いてから撮影再開しようかということが何回かありました。
でも、のこちゃんは、柴犬特有のツンデレなところがあるので、甘えたいときと、今はそうじゃないというときは、「今は構わないで」というオンとオフがはっきりしているんです。
‐なるほど。でも、飼い主さんはもちろん、皆さんにもとても従順なのこちゃんの様子が完成発表イベントでも垣間見れましたが、そんなのこちゃんが劇中、完璧な“拒否柴”を演じるシーンがありますね。
新谷ゆづみ
あのシーンはほんとに奇跡的ですね。雨が降るかもしれない中、りえ子が無理やり散歩に連れ出そうとリードで引っ張っても、1ミリも動かないお芝居をのこちゃんがしっかりとやってくれて感動しました。
‐のこちゃんって、いろいろな状況判断をしっかりできていて、今周りが期待しているのをちゃんとわかって行動しているのかな?と、完成発表イベントでも感じました。
新谷ゆづみ
はい、素晴らしいです。
■最後の別れは泣いちゃいました
‐新谷さんのご実家で犬を飼われているということで、ときどき会いに行かれるそうですが、新谷さんご自身はこれまでペットを飼ったご経験はあるのですか?
新谷ゆづみ
自分で飼ったことはないです。私が小さい頃、祖父母が犬と猫を飼っていたんですが、私はあまり記憶になくて。その頃から、両親は「私達も犬を飼いたいね」と言っていたんですが、ずっと実現しないままでした。
ですが、私達子どもがみんな巣立ってからは、両親は二人きりで寂しくなって、最近、ワンちゃんをお迎えして、今はもうメロメロになっています。
‐それで、新谷さんもご実家までワンちゃんに会いに行かれると。
新谷ゆづみ
はい、撮影が終わってのこちゃんロスになっているのを癒やしてもらいに。とても可愛いです♪
散歩もしました。
‐ということはこのドラマの前は、犬の散歩は、個人的にはあまり経験されていなかった?
新谷ゆづみ
はい。ワンちゃんとの散歩はあまりしたことがなかったので、のこちゃんとの撮影で、だいぶ鍛えられました(笑)
‐のこちゃんは賢いから、散歩もやりやすそうですね。
新谷ゆづみ
はい。テンポも合わせて歩いてくれますし、とても散歩しやすかったです。
‐撮影は1ヶ月余りだったそうですが、クランクアップを迎えて、最後、のこちゃんと別れるときは、やはり寂しさはありましたか?
新谷ゆづみ
すごく寂しかったです!クランクアップの瞬間は、ちょっと泣いちゃいました。
撮影が終わってホッとした安心感と、これまで、のこちゃんとみんなで一緒に撮影を頑張ってきたことが思い返されて、今日でお別れだと思うと寂しくなって。
でも、今日の完成発表イベントで久しぶりにのこちゃんに会えて、しっかりとエネルギーチャージできました。
‐のこちゃんは、新谷さんのことを覚えていてくれましたか?
新谷ゆづみ
覚えてくれているような気がしました!・・・覚えてくれていたらいいな(笑)
■行ってみたいパラレルワールド
‐劇中、りえ子は、どの年齢で登場するときも、たとえ季節が冬であっても、ガリガリ君のソーダアイスをよく食べてますが、新谷さんご自身が好きなアイスはなんでしょう?
新谷ゆづみ
私もよくアイスを食べます!なかでもパナップとピノが大好きです。パナップはぶどう味が大好きです。でも雪見だいふくも好きかなぁ♪
‐バニラ系がお好きなんですね。
新谷ゆづみ
好きですねぇ
‐冬でも食べるんですか?
新谷ゆづみ
食べます!!
‐そこもりえ子と似てますね。
新谷ゆづみ
一緒ですね(笑)
‐そして、りえ子は大人への一歩という思いで、苦手なブラックコーヒーに挑戦しようとするシーンがありますが、新谷さんはコーヒーは?
新谷ゆづみ
私はコーヒーは好きなので、撮影の合間とかでも飲むことがあります。
‐劇中、りえ子は、雨に濡れないために傘をさすというのは大昔から変わってないことに憤慨し「雨に濡れない技術が発達したパラレルワールドがあったら行きたい」と言うシーンがありますが、これにちなんで、もし新谷さんがこういうことができたら嬉しいなっていうパラレルワールドに行けるとしたら、どんなことですか?
新谷ゆづみ
東京から実家まで一直線の道があるところです!
‐それはどこでもドアみたいなものじゃなくて?
新谷ゆづみ
じゃなくて、東京の家から実家まで一本の道路が繋がっていて、車に乗ったら一度も曲がらずに一直線で行けるような世界がいいです。
‐なるほど。私も自宅から学校や会社まで一本で繋がっている地下鉄があったらいいのにと思ったことがあります。雨に濡れなくて済むし(笑)
新谷ゆづみ
そう!わかります!!私もそれは小さい時によく考えました(笑)
‐最後に本ドラマの見どころ含めたPRメッセージをお願いします。
新谷ゆづみ
何か事件が起こるわけでもなく、ポン太とりえ子のほのぼのとした日常を切り取った漫画が映像化したドラマです。原作の田岡先生が、漫画の優しい雰囲気がそのまま再現されましたとおっしゃってくださったので、漫画の世界観を是非映像でも楽しんでいただけたら嬉しいです。ホッコリしていただきたいですね。
‐延々と観ていられるドラマだなと感じました。
新谷ゆづみ
1話、1話が短いので何回でも観られると思います。
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【インタビュー&撮り下ろしフォト】#新谷ゆづみ「子どもの頃は変わった発想の工作が好きでした」
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■撮り下ろしフォトギャラリー
- ポン太(のこ)/新谷ゆづみ
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- 新谷ゆづみ
[インタビュー・写真:三平准太郎/ヘアメイク:タカダ ヒカル/スタイリスト:小林美月]
新谷ゆづみ(しんたに ゆづみ)プロフィール
2003年7月20日生まれ、和歌山県出身。
2014年に「ちゃおガール2014☆オーディション」で準グランプリ。2016年より成長期限定ユニット・さくら学院で活動し、2019年に卒業。同年に映画『さよならくちびる』で女優デビュー。主な出演作は映画『麻希のいる世界』、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、『ゆとりですがなにか インターナショナル』、『ナミビアの砂漠』、『静かなるドン2』、ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』、『警視庁・捜査一課長』など。
2024年は劇場公開が7作品と、注目を集める新鋭女優。
関連動画
ドラマ『今日のさんぽんた』完成発表イベント
ドラマ『今日のさんぽんた』(全8話)
《INTRODUCTION》
ドラマ『今日のさんぽんた』は、小学館「ゲッサン」連載中の田岡りきによる同作名のマンガを実写化した作品です。飼い主のりえ子と柴犬・ポン太は、今日も日課のお散歩へ。しかし、能天気でちょっと抜けてるご主人様に、ポン太は色々と思うところがあるようで…りえ子のボケに、ポン太が心の中でツッコむシュールなお散歩コメディーが繰り広げられます。
今回、柴犬・ポン太役(声)として、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、硬派な役から個性的な役まで演じられる俳優として数々の話題作に出演し、映画・テレビ・舞台を中心に活動している安田顕に決定しました。飼い主のりえ子役は2014年に「ちゃおガール2014☆オーディション」で準グランプリ、2016年より成長期限定ユニット・さくら学院で活動し、2019年に卒業。同年に映画『さよならくちびる』で女優デビュー、2022年公開映画『麻希のいる世界』で映画初主演を務める新谷ゆづみが演じます。飼い主りえ子と柴犬ポン太との心が通じているような通じていないような…絶妙な掛け合いにご注目ください。
また他キャストには康介役で2023年BS-TBS『天狗の台所』にてメインキャストのオン役を射止め、2024年初主演映画『ぼくのお日さま』で第49回報知映画賞新人賞、第46回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、第79回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。俳優の他、EBiDAN NEXTでのアーティスト活動や「ニコ☆プチ」でメンズモデルを務めるなど幅広く活躍中の越山敬達。みっちゃん役にはSeventeen専属モデルを務め、2025年3月公開予定の映画『35年目のラブレター』に出演の瀬戸琴楓。葵役には朝ドラ『虎に翼』に出演、映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』では主演を務めるなど、話題作に多数出演の円井わん。以上の個性豊かな実力派のキャスト陣が揃いました。
《STORY》
柴犬ポン太は、飼い主のりえ子と今日もお散歩へ。
しかし、能天気でちょっと抜けてるご主人様に、ポン太は色々と思うところがあるようで…
りえ子のボケに、ポン太が心の中でツッコみます。
SNSでも話題のお散歩コメディー!!
- 場面写真
- 場面写真
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- 安田顕(ポン太 役)
出演:安田顕(声)/新谷ゆづみ/越山敬逹/瀬戸琴楓/円井わん/のこ(犬)
原作:田岡りき「今日のさんぽんた」(小学館「ゲッサン」連載中)
監督:小山亮太/益山貴司/國領正行
脚本:益山貴司
音楽:小山絵里奈
主題歌:やまもとはると「散歩道」(Amuse)
企画・プロデュース:森谷 雄(アットムービー)
プロデューサー:鹿内植/森本友里恵(アットムービー)
制作プロダクション:アットムービー
制作著作:フジテレビ
60秒スポット
配信:2025年2月21日(金)FOD配信スタート 毎週金曜日20時に2話ずつ最新話配信
放送:2025年2月22日(土)CS放送スタート 毎週土・日曜日11時~11時30分最新話放送
毎週水曜24:25~フジテレビでも放送中
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