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映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

W松坂で舞台挨拶混乱!?映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

2025年4月23日、有楽町朝日ホールにて、映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会が行われ、寺尾聰、松坂桃李、松坂慶子、佐藤栞里、副島淳、三宅裕司、石倉三郎、齋藤飛鳥が登壇。(フォト&動画)

舞台挨拶レポート

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ライブシーンは“寺尾聰のバンドそのもの”!?松坂桃李は「贅沢な時間でした」と明かす

寺尾の16年ぶりの映画主演作ということに加え、豪華キャストの集結や音楽と家族の絆が織りなす心温まる作品の雰囲気など、情報解禁時からSNS上でも注目度の高かった本作の完成披露試写会がついに開催!この日初めて観客にお披露目となった。

待ちに待った大勢のファンの歓声の中登場したのは寺尾聰、松坂桃李、佐藤栞里、副島淳、齋藤飛鳥、三宅裕司、石倉三郎、松坂慶子の8名の作品を彩るキャストたち。
寺尾は「心を込めて作った映画です。と、よくみんな言うんですけども、本当に心を込めて作った映画なんです。特にこの映画は、このチームワークです。こんなに素敵な仲間と一緒に映画が作れたのがこの上無い喜びです。」と、隣にならぶキャスト一同を見渡し晴れやかな表情をみせ「あとひと月でスタートです。よろしくお願いします。」と丁寧にお辞儀をした。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

寺尾聰

息子の雄太役を演じた松坂桃李も寺尾に続き笑顔を見せ「寺尾さんもいま仰ったように、本当にこのチームワークで、愛情を込めて作りました」と力強くコメント。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

松坂桃李

三宅は、撮影現場で佐藤が三宅のサンダルを履き違えてしまったエピソードを明かして会場に笑いを誘い「その辺から雰囲気が温かくなりました。寺尾さんと石倉さんを中心にまあいい雰囲気で、待ち時間もいろんな話をしました。」と先ほどから触れられる“チームワーク”の良さについて明かした。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

三宅裕司

石倉は「この映画は文学です。見事なものでございます。」と簡潔に自信を見せ、その理由として「私も映画が好きでこの世界に入りましたけれども、この映画くらい涙腺が緩んだことはありません。寺尾聰もすごいんですよ。彼でなかったらこの映画が成り立たなかった理由もすごくよくわかります。」とこれから映画を観る観客にアピールした。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

石倉三郎

本作はイギリスで起きた奇跡の実話をもとに描かれた作品。
出演オファーが来た際や脚本を読んだときの感想を問われた松坂桃李は「この作品が扱っているテーマというものが他人ごとではないと思いました。老いや病気みたいなものは人それぞれ、満遍なくやってくるものだと思いましたし、それをこの登場人物の親子が、軽やかに受け止めて、前向きにそして色んな可能性を秘めながら希望につなげていくという、その姿に心を打たれて、この作品に参加させてもらう意義というものを強く感じました。そして何より、寺尾さんとご一緒出来るのであればやらせていただきます!という気持ちでした。」と、出演を決めた当時の思いを振り返る。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

そんな松坂桃李の熱烈な告白を受けた寺尾も「僕はいつもシナリオを読む前にまず一番最初に、どなたが中心になって、どなたの映画になるのか?を聞くんです。その時に『松坂桃李さんです。』と名前を聞いて、だったらちょっと前向きに考えようかなというのが一番最初のスタートでした。年を重ねてきますと疲れも多くなるので、出来るだけ楽しい、芝居をしていてとてもいい気持ちになれる俳優さんと仕事をしたいなと思うのです。松坂桃李と親子が出来る、そして松坂慶子さんと夫婦が出来る。最高の俳優たちに囲まれてこの映画が出来たのが非常に嬉しく思います。」と、松坂桃李同様に、決め手の一つは今回家族を演じる松坂桃李と松坂慶子だったことを明かした。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

その寺尾の言葉にMCの後呂有紗が「松坂さん、いかがですか?」と尋ねると、同じ姓の松坂慶子と松坂桃李の2人が同時にマイクを持って答えようとし、お互い発言を譲り合う一幕が。
それを見た寺尾は手を叩いて大笑い。
松坂慶子によると、同じ姓のため、現場では下の名前で呼ばれるようにしていたそうだが、この舞台挨拶では思わぬ混乱となり、会場内も笑いに包まれた。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

松坂桃李/寺尾聰/松坂慶子

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

そして先に答えることになった松坂桃李は寺尾の言葉に対して「勿体ないお言葉です。」と恐縮しきりの表情を見せながらも「寺尾さんとは何年も前に、寺尾さんが主演の作品に少しだけ参加させていただいた瞬間がありまして、そしていつかはちゃんと共演したい、がっつりとご一緒したいという思いが自分の中でありました。今回親子役ということ形でそれが実現できたのが何よりも嬉しくて、夢のような時間でした」と充実した撮影を振り返った。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

同じく寺尾から熱い信頼を寄せられた松坂慶子も二人との共演を楽しんだと言い「脚本を読んで自分で想像するんですけど、実際にそのシーンの撮影になると『こういうな間なんだ』『こういう風に自然に』と、演じていて感じることがとてもある。すごく楽しかったです」と明かすと、寺尾は「本当にいい家族です」と、改めて三人で作り上げた家族の雰囲気に自信を覗かせた。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

また寺尾や松坂桃李、そして三宅・石倉とも共演シーンの多かった佐藤は、「本当に毎日が楽しい現場で、友達が増えたなと思えてとても嬉しいです」と現場を振り返りつつ「私自身本当に大切な、大好きな作品になったので、今日からその思いを共有できる日になるんだと思うとすごく嬉しいです。」と笑顔を見せた。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

佐藤栞里

そんな佐藤と夫婦でバーを営むダニエル役の副島は、「身長195cm、アフロを入れると2m10cmで、隣の齋藤飛鳥さんとの身長差がエグいことになってます」と、場内を沸かした後、本作の撮影前のことを振り返り、錚々たる役者陣に加わることに緊張をしていたことを明かし「この世界に自分が参加させてもらえるというのが本当に光栄でした。初日はド緊張で迎えたのですが、皆さんが温かく迎えてくださって本当に素晴らしいチームだなと。桃李さんが話しかけてくださったり、寺尾さんもシーンとは関係ない話でも盛り上げてくださって、本当に裏でもそのままというか。シーンで演じているそのままの温かさが繰り広げられていたので、一日一日が僕の財産になりました。」と尊敬と感謝を込めて撮影を懐かしんだ。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

副島淳(中央)との身長差に改めて驚く齋藤飛鳥(左)

オファーを受けた際、既にほかのキャストが決定していたという齋藤は「絶対に参加したいと思える、本当に素敵な皆さんが集まっていらっしゃったので、早く完成した作品が見たい!という気持ちで撮影に参加していました」とコメント。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

齋藤飛鳥

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

そして寺尾演じる哲太の元バンドメンバーで寺尾の歌唱シーンにも参加した三宅は「僕は本当に音楽大好きですから。この作品は親子愛や夫婦愛もありますが、そこにこんなにうまく音楽が関わっているという本はなかなかない。そういう意味では寺尾さんしかいないんじゃないかなと台本を読んだときに思いました」と語り、寺尾自身のライブにも何度もゲスト出演するほどの仲である石倉も「寺尾聰のバンドそのものでしたよ」とそのシーンに太鼓判を押す。
そして監督が観客役のエキストラに特に指示を出さなかったようだとの裏話も明かし「エキストラの人たちは幸せだったでしょうね。寺尾聰のライブをずっと観れるんですから。臨場感があって観客もだんだん乗ってくるんですよ」と注目のライブシーンについて明かした。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

三宅裕司/石倉三郎

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

寺尾聰/松坂慶子/三宅裕司/石倉三郎

そして車内で隣に座り誰よりも近くで寺尾の歌を聞いていた松坂桃李は「本当に贅沢な時間でしたね。特等席でした!」と力説すると、それに応え「デュエットが本当に楽しかったのよ~!」と当時を思い出したのか本当に楽しそうな表情を浮かべた寺尾。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

松坂桃李はデュエットで歌う曲を全て覚えて撮影に臨んでいたというエピソードを明かし、暴露された松坂桃李は「覚えていきますよ!それはもちろん!」とタジタジになりながら、ここでも和やかで息ぴったりな親子の空気感を滲ませた。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

最後に、公開を心待ちにしている観客やファンに向けて、寺尾と松坂から思いのこもったメッセージが贈られた。
息子・雄太を演じた松坂桃李は、「ようやく皆さんにお届けできるというのが本当に嬉しくて仕方ないです。どう受け取るかは皆様次第なので、あとは皆様の感想でこの映画は完成すると思っていますので、感じたまま皆様の言葉で、たくさん感想の言葉を届けてくれると嬉しいです」と熱いメッセージを届け、寺尾は「楽しんで観ていただけたらなと。げらげら笑うところもあるだろうし、ちょっときゅんと来るところもあるだろうし、その全部をひっくるめて楽しんでいただけたらと思っております。ぜひよろしくお願いします」と作品に込めた想いを語った。余韻に包まれながら、イベントは大きな拍手とともに幕を閉じた。

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

映画『父と僕の終わらない歌』完成披露試写会

■フォトギャラリー

[写真:山田健史/動画:三平准太郎]

映画『父と僕の終わらない歌』

《INTRODUCTION》
2016年、イギリス。YouTubeに投稿された1本の動画が、世界中を感動させたー。
ドライブの車中で楽しそうに歌う父と息子。助手席に座り、抜群の歌唱力で伸びやかに歌い上げる父テッド・マクダーモットは、アルツハイマー型認知症を患っている。この動画は同じ境遇にある世界中の家族に感動と希望を与え、再生回数は6000万回以上を記録。
さらにこれがきっかけとなり、父テッドは80歳にしてCDデビューを果たし、イギリス最高齢の新人歌手となった。
この奇跡の実話をもとに、日本を舞台に、横須賀に生きる父と息子に置き換え、それぞれの愛と葛藤、家族や友人たちに支えられながら、アルツハイマーの父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を、再び叶えようとするまでの感動の物語を描く、『父と僕の終わらない歌』が、5月23日(金)に公開!
 
《STORY》
かつてレコードデビューを夢見たものの、息子・雄太のためにその夢を諦めた父・哲太。
横須賀で楽器店を営みながら、時折地元のステージで歌声を披露しては喝采を浴びてきたユーモアたっぷりで人気者の哲太は、ある日、アルツハイマー型認知症と診断されてしまう。
全てを忘れゆく父を繋ぎ止めたのは、彼を信じ支え続けた息子、強く優しい母、強い絆で結ばれた仲間、そして父が愛した音楽だった――。
大好きな歌を歌う時だけ、いつもの父さんが戻ってくる。父さんの夢は僕ら家族の、皆の夢となって再び動き出す―。
 
出演:寺尾聰 松坂桃李
  佐藤栞里 副島淳 大島美幸(森三中) 齋藤飛鳥
  三宅裕司 石倉三郎 / 佐藤浩市(友情出演) / 松坂慶子
 
原案:『父と僕の終わらない歌』サイモン・マクダーモット著 浅倉卓弥 訳(ハーパーコリンズ・ジャパン)
監督:小泉徳宏
脚本:三嶋龍朗 小泉徳宏
音楽:横山克
撮影時期:2024年3月~4月(クランクアップ済)
製作幹事:日活 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
制作プロダクション:ROBOT
制作協力:EPISCOPE
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「父と僕の終わらない歌」製作委員会
公式サイト:https://chichiboku.jp
ソニー・ピクチャーズ公式X:https://x.com/SonyPicsEiga
 
特報映像
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2025年5月23日(金)全国の劇場で公開!!
映画『父と僕の終わらない歌』

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