最優秀新進女優賞・早瀬憩「新垣結衣さんのおかげで役として居れた」第16回TAMA映画賞授賞式【完全フォトレポート】

2024年11月30日、パルテノン多摩大ホールにて、第16回TAMA映画賞授賞式が行われた。本記事は、そのうち、最優秀新進女優賞を受賞した俳優・早瀬憩（『違国日記』『あのコはだぁれ？』）の受賞スピーチを特集。

受賞スピーチ【完全】レポート

この度は、「最優秀新進女優賞」に選んでいただきありがとうございます。

『違国日記』という大切な作品で、このような素敵な賞をいただけてとても嬉しいです。

‐不慮の事故で両親が亡くなり、叔母の高代槙生（こうだい まきお）に引き取られる中学生・田汲朝（たくみ あさ）を演じる上で意識されたことは？

 

朝は、両親を事故で亡くして、最初は孤独感を抱いていたんですけど、それから槙生ちゃんと出会って、共に生活をしていくなかで、移り変わっていく朝の心情というものを特に意識して演じていました。

‐叔母のまきおさんを演じた新垣結衣さんとは現場でどのようなやりとりがありましたか？

 

新垣結衣さんが演じている槙生ちゃんを見て、私も現場で朝として居れたので、ほんとうに感謝しています。

現場でもいつも優しく見守ってくださっていて、お芝居の相談をしたときにも一緒に考えてくださっていて、本当にたくさん助けていただきました。

‐特に好きなシーンは？

 

ほんとにたくさんあるんですけど、朝が槙生ちゃんに書いた詩を見せるシーンのような、家の中での２人の何気ないやり取りを描いたシーンが、すごく温かい気持ちになれるので好きです。

 

‐終盤のライブシーンでの熱唱が話題になりましたが、いかがでしたか？

 

ライブシーンを撮るまでに、ほんとうにたくさんの方に助けていただいたので、とても感謝しています。このシーンは、朝の気持ちと自分の気持がリンクして精一杯歌えたシーンなので、私にとっても思い入れの強いシーンです。

‐最後に今後の抱負や映画のご予定があればお願いします。

 

まずはいただいたお仕事ひとつひとつに真摯に向き合っていきたいなと思います。そしてやっぱりお芝居が大好きなので、息の長い俳優になれるよう努力していけたらと思っています。

そして今後、公開を控えている作品もありますので、是非そちらも皆様に観ていただけたら嬉しいです。

本日はありがとうございました。

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[記事・写真：三平准太郎]