【少女歌劇団ミモザーヌ インタビュー】「生きている!」って感じること【夏公演2024】
11歳~20歳の少女たちで構成される少女歌劇団ミモザーヌ。8月4日に開幕を迎える、夏公演2024『ジャングル・レビュー ~Living~』の見どころについて、いわむらゆきね、ちばひなの、さかもとりるは、みつふじまりんの4人に話しを聞いた。
少女歌劇団ミモザーヌ インタビュー&撮り下ろしフォト
■夏公演2024『ジャングル・レビュー ~Living~』の見どころ
‐皆さんが思う、夏公演2024『ジャングル・レビュー ~Living~』の見どころをそれぞれ紹介してください。
みつふじまりん(13/5期生)
今回初めて動物を演じるので、今までと表情の作り方が違っていて、メンバーそれぞれの表情に注目して見てほしいです。
さかもとりるは(17/3期生)
今回は新しい題材ということで、楽曲も新しいものが増えたので、それをどのように自分たちで作っていくかというのを考えながら頑張っているので、そこが見どころだなと思っています。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
昨年の冬公演から積み重ねてきたものをこの夏公演で発揮できたらなと思っています。そして、今回の夏公演は、1幕目のミュージカルパートでは、メンバー全員が舞台にいるという初の試みに挑戦しています。そのため、より集中力が必要になりますし、今まで以上にレベルアップした姿をお見せできるかなと思ってます。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
ミモザーヌの特徴のひとつとして、日本舞踊やフラメンコなど、いろんなジャンルのものを一つの公演でお見せするっていうのがありますが、今回は更に、ジャズ、昭和歌謡、初挑戦の詩吟など、これでもかというぐらいにたくさんのジャンルのものをお見せするので、そのバラエティー感を楽しんでいただけたらなと思います。
■少女歌劇団ミモザーヌの魅力
‐みつふじさんは、一番下の5期生として、この1年間活動してきて、楽しかったことや大変だったことがあれば教えてください。
みつふじまりん(13/5期生)
一番印象に残っているのは、入ってすぐに参加した春合宿です。そこで基礎を固めるレッスンがとても大変だったというのと、同時に、合宿メンバーと一緒に過ごす時間がたっぷりあって、お話もたくさんできたのがとても楽しかったです。
‐見守る側の先輩として、そんな5期生の成長をどう感じていますか?
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
すごいメキメキと成長してるなと思います。5期生が入ってきた最初は、リズム感もあまり無いし大丈夫かな?って正直思ったんです(笑)
ちばひなの(17/1期生・副団長)
今だから言える話なんですけど、5期生が入ってすぐの合宿のとき、みつふじさんはレッスン中に寝てたんです(笑)
レッスンでは、地味なことをずっとやり続けるので、最初のうちはやっぱり飽きてしまったりして、集中力が中々もたなかったからだと思います。
でもこの1年で、ミモザーヌの舞台に対して前向きになっているのを感じるので、そこはすごい成長を感じます。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
技術面でももちろんそうですけど、意欲がすごい上がって、それが技術の向上につながってるなと思いますね。振り付けの覚えもすごい早くなったし。
みつふじまりん(13/5期生)
振り付けの覚えは、基礎のレッスンの時に、なかなか覚えられなくて踊れないことが多かったんですけど、最近ちょっとずつ覚えるのが早くなってきて、踊れるようになってきたので、自分ですごく嬉しいなと思っています。
‐3期生としてのさかもとさんは、これまでの活動を振り返っていかがですか?
さかもとりるは(17/3期生)
3期生は本当に個性がバラバラで、みんな違う方向を向いてる感じがするんですけど、それを一番年上としてまとめるのはとっても大変なところがあります。みんな光っているものを持っているので、そのそれぞれの個性を活かせたらいいなと思って、頑張って構成とかを考えたのが、1月のニューイヤーパーティーでした。でもとても難しくて、改めて先輩方の偉大さを感じました。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
たしかに、3期生は“個”が強くて、それぞれの世界観というのをちゃんと持っている。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
不思議ちゃんが多い(笑)
ちばひなの(17/1期生・副団長)
そう、りるはも含めてね。
さかもとりるは(17/3期生)
(笑)
‐1期生として最初からミモザーヌの活動をしてきたいわむらさんとちばさんは、改めてミモザーヌの魅力をどう感じられていますか?
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
初期の頃は、歌いたい!踊りたい!っていう気持ちだけがあるただの子供たちでした。
でも、今は、それぞれの得意なことややりたいことが形となってきて、ミモザーヌの中での自分の立ち位置など、俯瞰的な目で見れるようになってきていて、それがグループの魅力向上に繋がっていると感じています。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
10代の少女たちの成長を見ることができるところだと思います。
私たちの成長を見守っていただいて、お客さん自身が何か自分も挑戦してみようとか、明日も頑張ってみようとか、そういう希望や勇気を持てる見せ方ができる劇団だなって思っています。私たちならではのパフォーマンスを、これからももっともっと研究してやっていきたいなって思っています。
■夏公演の稽古で頑張っていること!
‐今後の夏公演の稽古で、ここを頑張っているという点があれば教えてください。
みつふじまりん(13/5期生)
今回、ウサギを演じますので、ウサギの習性とか見た目とかを調べて今まとめています。楽曲については、それぞれの楽曲の雰囲気に合わせた表情を、いろんなレパートリーとして表現できるように頑張っています。
さかもとりるは(17/3期生)
私も同じくウサギを演じますので、どういう表情を作ったらいいのかYouTubeで映像を見たりして研究しています。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
私はフラミンゴを演じるんですが、今までの公演でも「情熱フラミンゴ」っていう楽曲でパフォーマンスをさせていただいたことがあったんですけど、お芝居としてフラミンゴを演じるのは初めてなので、今まで以上にフラミンゴのことを調べたりとか、自分の身体でどう見せたらフラミンゴっぽく見えるのかとかを研究しています。
‐フラミンゴは1本足で立つので、体幹がより必要そうですね。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
そうなんです。パフォーマンスでも片足っていうのが多いので、これまで積み重ねてきた基礎がより活きてくるなと思っているので頑張っています。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
今回たくさん動物が出てくる中で、私は唯一人間のハンターの役なんですけど、もちろん銃なんて持ったこともないので、狩猟や銃に詳しい方が見たときに、「ぜんぜんハンターっぽくないんやけど?」って思われたら申し訳ないし、作品を壊してしまうことになるので、本当のハンターに見えるように銃の持ち方含めて、俊敏に動いて、ハンターらしくなれるように頑張りたいなって思っています。
あとは、唯一の人間として物語の中でもキーになってくる存在で、私の感情の揺れだったりとかが物語を動かしていくので、そういう感情表現とかセリフの言い回しも大切に意識してやっていきたいなと思っています。
‐第2幕は昭和歌謡やジャズがあり、ピンクレディー、中森明菜、山本リンダ等の歌も披露するそうですが、40年も前の昭和歌謡の魅力についてどう思われていますか?
ちばひなの(17/1期生・副団長)
今の曲と比べて、歌詞の内容が直球的だなと感じています。リズムもとても乗りやすいですね。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
一度聴いたら耳から離れないキャッチーなメロディも特徴的ですよね。
そういった昭和歌謡の魅力を、私たちを通して、お客さんの心に残せるように頑張りたいなと思っています。
みつふじまりん(13/5期生)
私はミモザーヌに入って初めて昭和歌謡に触れたんですが、歌詞の内容が大人っぽいのも魅力の一つだなと思ったので、今回の公演ではそういう大人っぽさも表現できるように頑張りたいなって思っています。
さかもとりるは(17/3期生)
私はこれまで耳馴染みがあったんですが、今流行っている曲には無い魅力があるなって感じますし、今回、自分たちの公演として直接その楽曲に触れて、歌って踊れることが嬉しいですね。
■「生きているなぁ!」って実感するときは?
‐今回の夏公演のタイトルに「Living(生きる)」が含まれていますが、皆さんが普段、「生きてるなぁ」って実感するほど楽しいこと(あるいは悲しいことや感動すること)ってなんでしょう?
さかもとりるは(17/3期生)
私は歩くのが好きなんですけど、何時間も歩いている時に生きてるなって感じます。最初のうちは楽しいだけで歩いてるんですけど、だんだん足が重くなってきたりとか、もう疲れた、休みたいって思うようになると、それが生きてるなっていう風に感じます。
みつふじまりん(13/5期生)
私は、ご飯を食べる前にいただきますっていう時のワクワク感が、生きてるなって思います!
‐ちなみに好きな食べ物は?
みつふじまりん(13/5期生)
オムライスです。もともとはケチャップライスが苦手で食べられなかったんですけど、お母さんに作ってもらってから食べられるようになって、最近はオムライスが好きになりました。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
私が生きてるなって感じるのは、運動など身体を動かして「しんどい!」ってなった時です。ダンスとか、走ったりとか、何かスポーツしたりとかして汗をかいて息切れしたり、楽しいって思っている時に「生きてる!」って。
‐それこそミモザーヌの稽古をしているときとか?
ちばひなの(17/1期生・副団長)
そうです。最初の頃は辛いって思ったこともありましたが、今はもうそれが楽しくなってきて、だからこそ続けられていますし、生きている!って感じるのとイコールなのかなって感じます。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
私は、すごくどんくさて、よく青あざを作ったりもするんですけど、それを見た時に、「あ、生きてるわ!」って思ったりします(笑)
‐ミモザーヌの公演が終わってお客さんの反応を感じるときなんかは?
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
多くの人に支えられて、今生きているんだ!って感じますね。
■この夏やってみたいこと
‐夏公演にちなんで、夏といえばこれをやってみたい!というのはありますか?
さかもとりるは(17/3期生)
これはもうずっと言ってるんですけど、海に行きたくて。ミモザーヌに入ってから、どうしても日焼けしちゃいけないと思ったりとか、やっぱり色々美容とかも気をつけてたら海に行けなくなってしまって。でも、今年こそはしっかりと紫外線対策して海に行きたいなと思っています。
みつふじまりん(13/5期生)
この夏は、たくさん遊んで、走り回って、たくさん汗をかくというのをやりたいです!
いわむら&ちば
可愛い~♪
ちばひなの(17/1期生・副団長)
私はバナナボートをしてみたいです!
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
私は今年上京したんですが、ドラマなんかで見た、夏に友達同士やカップルで江ノ島に行くというのに、ちょっと憧れてて。せっかく上京したので、江ノ島に行ってみたいなって思っています。
■それぞれが今後やっていきたいこと
‐皆さん今後の抱負があれば教えて下さい。
さかもとりるは(17/3期生)
私はタレントになりたいって思っていましたが、最近は舞台の楽しさも知りましたし、いろんな活動をして、より多くの人に触れることで、私のこのキャラクターを通して、みんなの生きる元気のひとつになれればいいなって思っています。
‐さかもとさんのキャラクターとは?
さかもとりるは(17/3期生)
基本ポジティブで、笑顔で楽しくいることです。
と思っていますが、どうでしょう?
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
そうだと思います!
ちばひなの(17/1期生・副団長)
ミモザーヌの太陽担当で、いつもニコニコしています!
さかもとりるは(17/3期生)
だそうです(笑)
‐みつふじさんはいかがですか?
みつふじまりん(13/5期生)
私はお芝居をするのがとても好きなので、そのお芝居を通して、お客様の心を動かせるような俳優さんになりたいなと思います。
ちばひなの(17/1期生・副団長)
私はミモザーヌを卒団したら、映画やドラマなどの映像の役者のお仕事をしたいと思っています。そう思うようになったきっかけが、(ミモザーヌ総合演出の)広井王子さんにお勧めしていただいて観た、吉高由里子さんが主演されている映画『きみの瞳が問いかけている』です。
それまでの私の中では、お芝居とは、セリフを喋って動いてっていうイメージがあったんですけど、吉高由里子さんの瞳の演技にすごい惹かれたんです。それを見てから私も喋り方だけじゃなくて、そういう細かい仕草だけで感情を伝えられるような表現者になっていきたいなって思うようになりました。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
私も俳優として活動していきたいなと思っているんですけど、今大学で、映像でのお芝居の勉強をしています。そしてミモザーヌでは、舞台演劇のお芝居の勉強。どちらが自分に合っているのかは、まだ模索中なんですけど、でもやっぱり演技をしたいっていう根本には変わりはありません。
俳優を目指すきっかけは、私の場合は、安藤サクラさんのお芝居を見た時です。単に綺麗なだけでなく、ここまで心を素っ裸にして演技をする俳優さんを初めて観たという体験をしたんです。安藤さんの映像を見ただけで涙が出てくるというか、私もこんな表現者になりたいなって思ったので、既成概念とかそういうものに囚われずに、自分の表現を突き詰めていきたいなって思ってます。
■人間と動物の「生きる」とは違う?
‐最後に代表して、いわむらさんから今度の夏公演の見どころ含めてPRメッセージをお願いします。
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
ミモザーヌの公演はいつも2幕構成になっていますが、今回は、1幕はジャングルレビューということで「生きる」ことをテーマにした動物たちがたくさん出てくる舞台になってます。フラミンゴ、シマウマ、ウサギ、サル、黒ヒョウ、そして、私が演じる1人のハンターが登場して、人間の生きる、そして動物の生きるは何が違うのか、それとも同じなのか?といういうことをテーマにしています。
そして2幕は、ポップス、昭和歌謡、ジャズなど、ほんとに色とりどりな楽曲を盛り込んだミュージックバラエティーショウとなっています。
1幕と2幕は全然カラーが違いますし、メンバーのいろんな表情を見てもらえる公演になっていますので、そういった点にぜひ注目してもらえたらなと思っております。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[写真・インタビュー:三平准太郎]
■プロフィール
いわむらゆきね(18/1期生・団長)
大阪府出身、趣味:映画鑑賞、パン屋巡り
舞台:劇団そとばこまち45周年記念公演「贋作写楽」(禿役・ダンサー出演)
映画:「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」出演
ちばひなの(17/1期生・副団長)
大阪府出身、趣味は髪のケア、動物を可愛がること(犬2匹とチンチラと同居中)
CX「ワイドナショー」ワイドナティーン出演
舞台:劇団そとばこまち第126回公演「和製吸血鬼伝」ダンサー出演
週刊プレイボーイ「俺のグラジャパ!アワード2023 」選出
美少女図鑑「美少女百選2024」掲載
さかもとりるは(17/3期生)
埼玉県出身、趣味:映画・ドラマ鑑賞、コスメ集め
舞台:LIVEDOG主催 ガールズ演劇公演「YELL」出演
みつふじまりん(13/5期生)
大阪府出身、趣味:バレエ、パワースポット巡り
少女歌劇団ミモザーヌ 夏公演2024『ジャングル・レビュー ~Living~』
2幕で構成され、第1幕はジャングルを舞台にした動物たちの「生きる」をテーマにした舞台、第2幕は昭和歌謡やジャズ&ポッ プスのミュージックバラエティーショウとなり、ピンクレディー「サウスポー」、中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」、山本リンダ「どうにもとまらない」、映画「Dream girls」より「One Night Only」など、数々の名曲を披露予定。
「白虎隊」では剣舞・詩吟に挑戦する。また、オープニングでは今までレッスンを積み重ねてきた日本舞踊の披露も予定しており、盛りだくさんな内容となっている。
出演:少女歌劇団ミモザーヌ
総合演出:広井王子
<大阪公演>
■日時:
①2024年8月4日(日) 11:30開場/12:30開演
②2024年8月4日(日) 15:30開場/16:30開演
■場所:YES THEATER
(大阪市中央区難波千日前11-6)
<東京公演>
■日時:
①2024年8月17日(土) 11:30開場/12:30開演
②2024年8月17日(土) 15:30開場/16:30開演
場所:ニッショーホール(旧ヤクルトホール)
(東京都港区東新橋1-1-19)
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