鳴海唯

【インタビュー】大河ドラマ出演決定の俳優・鳴海唯「24歳のありのままの私を全力で見せています!」『1st写真集 Sugarless』

8月17日に発売された「鳴海唯 1st写真集 Sugarless」。NHK連続テレビ小説『なつぞら』でドラマデビューし、俳優として活躍中の鳴海唯に、写真集に込めた想いや「どうする家康」で大河ドラマデビューとなった意気込みを聞いた。

本写真集は、カメラマンには川島小鳥氏を起用。個人書店や屋台、島、小学校など、様々なシチュエーションで鳴海唯の明るく元気な「素の表情」が引き出された。また、今回の写真集では水着、ランジェリー姿を初披露。これまでにない、大人の表情を含め、鳴海唯の魅力が凝縮された1冊になっている。

鳴海唯 インタビュー

■“ちょっと曖昧で未熟者の大人”な私。

‐写真集を出すことになったきっかけと決まったときのお気持ちをお聞かせください。

鳴海唯
玄光社の皆様から声をかけていただいたのがきっかけです。いつか写真集を出せたらいいなとは思ってはいましたけれど、いざお話をいただいたときは「私でいいのか?」って思いました。

鳴海唯

鳴海唯

‐ご自身でも出したいと思われていたんですね。

鳴海唯
はい。他の方の写真集を見るのが好きなのもあって、私自身の目標のひとつでもありました。
“鳴海唯”という一人だけの作品として出すというのは、俳優というお仕事という中でもなかなか無いので、この機会で、ファンの方へ恩返しできたらいいなと思いました。

‐タイトル「Sugarless」に込められた想いは?

鳴海唯
撮影当時は24歳なんですが、そのときの自分の気持を思い返してみたときに、まだ少し大人になりきれない自分がいるなって。数字だけ見ると24歳って大人なんですけど、この写真集にも収められているように、まだまだ駄菓子が大好きだし、小学校を訪れておちゃらけてみたり、小さい頃に好きだったものが今でもずっと好きで、子どもの頃の“心”が今も同じぐらいあるし、それを忘れたくない自分がいるんです。
そういう、大人なんだけど、大人じゃないみたいな、24歳の私は“ちょっと曖昧で未熟者の大人”だなと思ったんです。
以前の私は砂糖たっぷりのカフェラテを飲んでいたんですけれど、今ようやくシュガーレスのカフェラテを飲むようになって、その先はというとブラックかなと。でも今の私はまだブラックは飲めなくて、砂糖が入っていないミルクたっぷりのカフェラテが大好きなんです。
そういう意味で、シュガーレスというのは中間的な位置で、子どもでもないし大人にもなりきっていない24歳の私を表しているなと感じて「Sugarless」というタイトルにしました。

‐そのタイトルは撮影中にはもう頭の中にあったのでしょうか?

鳴海唯
なかったです。撮影が終わって、出来上がった写真を見て、大人っぽい写真もあれば、子どもっぽい写真もあるなって感じて、それから今の自分に投影させてタイトルを思いつきました。

‐確かに写真集を拝見すると、その両方がありますね。

鳴海唯
ありがとうございます。そうなんです。大人にも子どもにもどちらにも振り切っていない感じが出ているなって思います。

鳴海唯

■川島小鳥さんの写真は親近感が湧くんです

‐カメラマンの川島小鳥さんは鳴海さんのご指名だったとか。

鳴海唯
そうなんです。ずっと大好きなカメラマンさんで、いつかご一緒したいと思っていました。
今回の写真はたくさんの私のわがままが詰まっているんですけれど、そのひとつとしてカメラマンに川島小鳥さんをお願いしました。実現したときはほんとうに嬉しかったです。

‐鳴海さんの思う小鳥さんの写真の魅力は?

鳴海唯
小鳥さんの写真はユーモアが溢れています。ポーズや画角についてもそうですけれど、なんだかクスっと笑えちゃうし、どこか懐かしい気持ちにもなる。とても親近感の湧く“絵”だなと思います。
私自身、レトロなものが大好きなので、そういう意味でも小鳥さんの写真は私にとってどストライクで好きなんです。

鳴海唯 1st写真集「Sugarless」

収録カット

‐小鳥さんとの撮影はどうでしたか?

鳴海唯
ただ歩いていたり、はしゃいでいるところを一歩ひいてカシャッって撮ってくれるような、そういうカメラマンさんとの相性が良いなと自分で感じているので、小鳥さんはまさにそういう方。気づいたら最高の瞬間を写し取ってくれていました。

‐たしかに小鳥さんの写真は、何気ない日常を切り取ったイメージがあります。

鳴海唯
そうですね。被写体があまりカメラを意識していないような写真というのが小鳥さんの魅力のひとつかなと思っていて、その理由が今回ご一緒させていただいてわかりました。とても穏やかな空気が流れている方なので、撮影も穏やかで、私もナチュラルに居ることができました。

鳴海唯

■わがままをたくさん詰め込んだ

‐先ほど、わがままをたくさん詰め込んだとおっしゃっていましたが、小鳥さんご指名以外にはどんなことを?

鳴海唯
九州や駄菓子屋さんなど、行きたい場所もそうですし、チャイナ服や水着のストライプの柄や、大好きな古着などの衣裳です。そういったことを私から提案させていただきました。

‐以前のインタビューで、通販よりは、実際にお店で買うのが好きで、中でも古着屋めぐりが好きだとおっしゃってましたね。

鳴海唯
そうなんです。そういった自分の好きなものを詰め込みました。

‐撮影全体を通して印象に残っていることは?

鳴海唯
九州地方の食のレベルが高すぎることに衝撃を受けたかもしれないです。
東京だと事前に口コミ評価を調べがちですが、九州では、ふらりと入ったお店でもご飯が美味しくて。甘い醤油をつけていただく刺身定食がとても美味しかったし、とんこつラーメンや屋台のおでんとか。あとは、長崎名物のトルコライスやカステラ。全部がとても美味しかったです。

鳴海唯

■お気に入りカット

‐今この瞬間、鳴海さんが思うお気に入りカットは?

鳴海唯
福岡県の能古島(のこのしま)で撮ったこの2枚がお気に入りです。
ボーダーでデニムのこの衣裳が好きで、休日でこれを着てるんじゃないかっていうぐらい自分っぽい衣裳で、青の衣裳に黄色のパイナップルアイスが映えていてかわいいなって思うからです。

‐写真集の出来栄えはいかがですか?

鳴海唯
100点満点です!自分の写真集に自分で点数を付けるのは恥ずかしいですけれど、この写真集を見てくださる方は、きっと見たことがない鳴海の表情をたくさん見ることができると思います。そういう意味では100%楽しんでいただける1冊になっていると思います。

鳴海唯

お気に入りカット

■大河ドラマ出演決定!

‐連続テレビ小説「なつぞら」以来のNHKドラマとして、大河ドラマ「どうする家康」への出演が発表されましたが、これについての意気込みをお聞かせください。

鳴海唯
大河のスタジオ撮影は、連続テレビ小説と隣同士なので、あの場所に足を踏み入れた瞬間、数年前の「なつぞら」撮影当時の頑張ったなっていう記憶が一気に蘇ってくる感じでした。同時に、当時の緊張感も一気に身体の中に広がってきて、「やばい!頑張らなきゃ!」って、改めて気が引き締まる思いでした。
こんなにも多くの方々が注目して観ている作品ってなかなか無いですし、今の私は以前より絶対に成長しているはずだという気持ちと緊張感で撮影に臨みました。

鳴海唯

‐鳴海さん出演シーンは9月半ばだそうですが、写真集発売から間もない時期でタイミング的にもいいですね。

鳴海唯
そうですね。大河で私を知ってくださった方が、写真集も手にとってくださることがあれば嬉しいなって思います。

‐オフの日の好きな過ごし方は?

鳴海唯
最近は、とても簡単にできて健康的で美味しい料理にハマっています。料理家の長谷川あかりさんが、SNSに10分でできる料理を載せられていて、それを作ることがよくあります。ラジオを聴きながら。

鳴海唯

■24歳という期間限定の私のありのままを全力で見せています!

‐今後まだ機会があれば写真集を出してみたいですか?

鳴海唯
またこうやって喜んでいただける機会を作れるなら今後も出してみたいなと思います。ファンの皆さんの反響次第ですけれど(笑)

‐写真集の最後に、長崎県島原市の大三東(おおみさきえき)駅でのカットがあり、黄色いハンカチがたくさん登場しますがこれは?

鳴海唯
黄色いハンカチに願い事や目標を書いて吊るしたら願い事が叶うと言われている場所です。

‐最後に写真集の見どころ含めたPRメッセージをお願いします。

鳴海唯
今まであまり見せてこなかった素の鳴海を見ることができます。24歳という期間限定の私のありのままを全力で見せていますので、私の人となりをこの写真集を通して知ってもらい、楽しんでいただけたら嬉しいです。

鳴海唯

鳴海唯(なるみ ゆい)プロフィール
1998年5月16日生まれ 25歳 兵庫県出身。趣味・特技は運動全般。好きなものは洋服、水族館、駄菓子、お笑い。
NHK連続テレビ小説『なつぞら』でドラマデビューし、雑誌「POPEYE」ガールフレンド特集の表紙を飾り注目を集め、現在、THE 突破ファイルの警官役や 舞台演劇番組イベント生配信ドラマ「あの夜で会えたら」への出演のほか、Nintendo Switch「超探偵事件簿 レインコード」「クラレ」「JCB カード」「若築建設」「レバテック」など多数のCMにも出演する。

鳴海唯

鳴海唯

■撮り下ろしフォトギャラリー

[写真・インタビュー:三平准太郎]


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鳴海唯 1st写真集「Sugarless」

鳴海唯 1st写真集「Sugarless」

表紙

定価:3,300円(税込)
発売日:2023年8月17日(木)
仕様:A4 正寸/128頁
撮影:川島小鳥
発売・発行:株式会社玄光社
©川島小鳥/玄光社

 

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