衝撃の菜々緒ポーズから10年。菜々緒写真集『DIVINE』発売記念記者会見

2023.03.19

衝撃の菜々緒ポーズから10年。菜々緒さん10年ぶりの写真集『DIVINE』2023年3月21日の発売を記念し、3月18日に都内にてトークショー＆サイン入り写真集お渡し会が開催され、イベント後には記者会見も行われた。

記者会見レポート

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ドラマ「忍者に結婚は難しい」での勇姿も記憶に新しい菜々緒が、待望の写真集「DIVINE」の発売を記念して、記者会見に登壇した。クロスした美脚から顔を覗かせる“菜々緒ポーズ”で衝撃を放ってから10年目、2冊目の写真集となる今回は、発売前から重版が決定。その期待の高さに応えるように、人として、女性として、美しくしなやかに成熟した姿で魅せる。

菜々緒

この日は裾にスリットの入ったチューブトップの黒いタイトなドレスで登場。美しいデコルテを露わに、洗練された雰囲気をまとい、「この10年で色んな壁にもぶつかったけれど、それを乗り越えた、今の自分を届けられることがすごく嬉しい」と喜びを口にした。

「SNSなどを通して、ファンの皆さんからもまた写真集を出さないのかという問いかけがあり、いつか出したいと思っていたんです。そんなときに、フォトグラファーのMat（Badboi）と出会って、この人に撮ってもらいたいと思いました。30代も半ばにさしかかって、自分の体や心と向き合ってきた中で、今の自分を残したいと思ったこのタイミングでやろうと決意しました」

自ら名づけたタイトル「DIVINE」には「神聖な／神から授かった」という意味がある。自身の大好きな屋久島で撮影し、豊かな土地と自然の恵みを存分に受け、大地と融合して女神のように神々しく艶やかな肢体を披露している。

「屋久島に身を置かせていただくだけでもパワフルな影響を受けましたし、神秘的な場所の力を借りて、自分が素に戻るような感覚で、日々撮影させていただきました。色んな表情を一枚一枚お届けできてるのではと思いますし、手に取ってくれた皆さんがどの写真を好きか、本当に気になります。結構「攻めた」写真が多いので、年齢の小さなファンの皆さんは、大人になったら楽しんで欲しいですね（笑）」

お気に入りの一枚を聞かれて「選ぶのが困るぐらい、どれも見ていただきたい」と悩みながらも、敢えて選んだとっておきの一枚は、水着で浜に仰向けに寝そべった見開きのワイドな一枚。

「初日に撮ったもので、その日はずっと雨がパラパラ降っていのですが、ちょうどサンセットのときだけ晴れて綺麗な夕陽が出たんです。屋久島に「迎えられている」感じがしましたし、来てくれてありがとう、ここで撮ってくれてありがとうという土地の雰囲気を感じながら撮れた一枚です。体のラインが綺麗に見えているところも気に入っていますね。普段は黒い衣装が好きでよく着るんですけど、水着や小物やアクセサリーもカラフルなので、そういう意味でも今まであまりお見せしたことのない私を見ていただけるカットになっているんじゃないかなと思います」

お気に入りカット ©「DIVINE」菜々緒／講談社

圧巻なのは、壮大な自然の一部として見事に調和している、全角度どこから見てもパーフェクトなボディ。さぞかしストイックに鍛えて仕上げたのではと思いきや、野生の動物のようなナチュラルな体型が理想だったと明かす。

©「DIVINE」菜々緒／講談社

「激しいワークアウトやトレーニングはそんなに得意ではないので、体型維持としては日々歩くなど、シンプルに体を動かすことを意識しています。特に『DIVINE』に関しては、食事制限をして作り込んだ体よりも、素の自分に近いナチュラルな体型を目指していました。ワイルドな自然の中で、自分も野生的な体でいたいと思ったので、野菜やフルーツを中心にした脂肪があまりつかない食事を心がけて、野生の動物のような体を意識しました。撮影中は、高いところや岩場など普段なかなか行かないような場所でも撮ったので、心も野生的な気分になっていたかもしれません（笑）」

この記者会見に先がけては、写真集を先行予約したファンに向けて、発売前の写真集に直接サインをして手渡すお渡し会も開催。抽選で選ばれた200人と一足先に触れ合った。

ファンと交流する菜々緒

「個人でイベントを開くこと自体が10年ぶりだったので、自分のファンの方々が本当に素敵な人たちであることを肌で感じられて、涙を堪えつつもらい泣きしてしまいました。10年前の写真集を持っていてくださる方や、初めて出演したドラマから応援していると言ってくださる方もいて、とても嬉しかったですね。今後はファンの皆さんと会える機会を増やしていきたいです」

『DIVINE』の撮影前には、10年前の写真集もあらためて見直したという。その上で、新作ではさらにパワーアップした菜々緒に会えることを、自ら約束する。

©「DIVINE」菜々緒／講談社

「今だに“菜々緒ポーズ”を真似してくださる方もいるのは素直にありがたいです。あのポーズは、写真集撮影の前日に自転車で転んでしまって、傷やアザをいかに隠しながらできるかと考えて編み出したポージング。私の人生ではピンチがチャンスになったり、ネガティブなことがいい方向に向かうきっかけになったりすることがあるので、まさにその代表作のような作品ですね。でも今回は、前作よりだいぶパワーアップしたどころか、前作を遥かに越えた自分をお見せできると思います。私自身の人間としての成長が、表情の一つ一つにも刻まれていると思うので、一人でも多くの皆さんに手に取っていただければ、すごく嬉しいなと思っています」

言葉の端々に、有意義な10年を過ごしてきた充実と自信が滲む。「DIVINE」はまさに、そんな菜々緒の「今」がうかがえる一冊となっている。