【インタビュー&撮り下ろしフォト】パフォーマンスユニット“円神”が目ざす未来とは?
様々なジャンルで活動する9名が、“歌×ダンス×芝居”を融合させた新しいパフォーマンスショーを展開するユニット「円神(ENJIN)」。2020年にデビュー、今年3月に1stライブツアーを行った彼らの1stアルバムが9月7日に発売されることになり、聞き所やグループとしての目標などを聞いた。
円神 インタビュー&撮り下ろしフォト
■まずは自己紹介
瀧澤翼(たきざわ つばさ、19歳、水色)
瀧澤翼、19歳、最年少でリーダーです。
中本大賀(なかもと たいが、21歳、黄)
次に若い中本大賀、21歳です。
山田恭(やまだ きょう、石川、21歳、青)
まだまだ若いピチピチの山田恭です。愛され担当で、料理もします!
昨日は月イチでやっている番組(cookpadLive)で、とうもろこしのイカ焼き焼きそばを作りました。
中谷日向(なかたに ひゅうが、大阪、23歳、紫)
中谷日向、23歳です。美容担当です。
草地稜之(くさち りょうの、東京、24歳、ピンク)
今日から君のプリンス、草地稜之、24歳です。
中林登生(なかばやし とうい、大阪、24歳、緑)
中林登生、24歳です。円神のお兄さん担当です。
宮里ソル(みやざと そる、沖縄、24歳、赤)
宮里ソル、24歳です。自分の担当はわかっておりません。迷走中でございます(笑)
山田恭
無人島キャラ。無人島のサルだよね。
宮里ソル
そう、サルです!
熊澤歩哉(くまざわ ふみや、福島、25歳、オレンジ)
熊ちゃんこと、熊澤歩哉です!ゲームとアニメが好きな2.5次元担当です。
A.rik(えーりっく、沖縄、28歳、黄緑)
最年長、28歳のA.rikです。
■配信シングル「We are ENJIN」はメンバーの個性が伝わるように。
-6月15日にリリースされた配信シングル「We are ENJIN」は、2020年12月5日リリースの配信1stシングルの「ENJIN」と繋がっているようにも感じましたが、改めて“We are”と付けたこの楽曲に込めた想いは?
中林登生
1stシングルの「ENJIN」はまず、グループとしての自己紹介の意味を持った曲で、「We are ENJIN」は、メンバーひとりひとりにフィーチャーして、メンバーの個性が伝わるようにした楽曲です。
瀧澤翼
歌詞の中に、メンバー9人の名前が入っていて、それがラストサビに繋がる展開になっています。
中本大賀
その歌詞のことは告知せずにリリースしたんですが、すぐにファンの方たちもそれに気づいてくれて嬉しかったです。
瀧澤翼
MVでもそれぞれの名前がしっかり強調される構成になっていてそれも話題になりました。
-「ここから上がるだけ、天下を獲りに行くんだ」や、「こっから To the top 円神」など、どちらの曲にも、グループとしての意気込みを感じる歌詞がありますね。
中本大賀
そうです。そもそもですが、円神全体として、そういう意志を込めた楽曲が多くて、僕たちがこれを歌うことで、(聴いてくれる人も)一緒に頑張っていこうという気持ちになってほしいと思っています。
■円神 1stアルバム『O(オー)』
-9月7日リリースの1stアルバム『O(オー)』について、タイトルに込めた想いは?
宮里ソル
このタイトルは、いろいろ候補があった中から、自分たちで決めました。
瀧澤翼
そう、まず一文字というわかりやすさが大前提としてあるんですけど、円神の“円”の意味と、数学のグラフで言う“O(オー)”の原点(Origin)という意味、そしてこの原点がもっともっと大きくなるという願いも込めています。
1stアルバムとして、円神の第一章を締めくくるにふさわしいタイトルなんじゃないかと、メンバー満場一致で決めました。
-『O(オー)』はどんなアルバムになりますか?
熊澤歩哉
「We are ENJIN」含めて新曲が5曲入っているんですけど、ぜんぶ違ったジャンルの曲調になっています。
僕が個人的に気に入っているのは「Highway In Blue」という、今までの円神にはなかったオシャレな雰囲気の曲で、きっとみんな好きになってくれるんじゃないかなと思っているので、ファンの方の反応が楽しみです。まだ振りはついていないので、どんな感じのダンスになるのかなというのも楽しみにしています。
今までの円神の良かった部分と、今日まで成長してきた新しい円神が良い感じでミックスされています。
▼円神のこれまでの楽曲が繋がって完璧な円に。
草地稜之
アルバムリード曲が「Perfect Circle」という新曲で、これは円神のこれまでの軌跡ということで、これまでの円神の楽曲のタイトルが入っているんです。
歌詞を初めて読んだ時に、「なんか見覚えがあるな」って思って、よおく見たら「これまでの楽曲のタイトルだ!すげぇ!」って思いました。
中林登生
軌跡を辿った上で、「みんなでいざ一緒に行こう!」という歌詞の内容になっているので、円神の第一章の集大成にふさわしいアルバムのリード曲になっています。
山田恭
とにかく爽やかな曲で、僕ら円神の9人だからこそ歌える曲だし、僕らの色が出ている曲でもあると思います。
瀧澤翼
この曲は、今のボーイズグループが出す曲としては異色かなと僕は思っています。
最近は、ヒップホップ系やEDMなかっこいい曲など、ビートが多い曲が多いので、僕らのアルバムのリード曲もそういうものになるのかと思っていたんですが、それらとは違う路線の「Perfect Circle」がアルバムリード曲となって、これは僕ら円神にしか出せない魅力、僕らだからこそ成立する曲だと思っています。
各々の歌声の個性も出ていますし、聴いた人が「円神ってなんか新しいな」って思ってくれたら嬉しいです。
-「Perfect Circle」というタイトルに込めた想いはありますか?
瀧澤翼
アルバムタイトルにちなんだというのもあるんですけど、円神のバラード曲、かっこい曲、ハチャメチャでわちゃわちゃした曲とかいろんな曲があって、これら全部を合わせて繋がって、Perfect(完璧)なCircle(円)になった曲が「Perfect Circle」です。
いろんなジャンルの曲がある中、その中心にある曲で、円神をギュッと凝縮して、これまでの集大成としての曲になります。
■不安もあったけどプラスに捉えて楽しむようにした
-2020年6月、まさにコロナ禍の真っ最中での円神プロジェクト始動となったわけですが、いろんな活動制限が多い中、みなさんはどういう想いでこれまで続けてこられましたか?
宮里ソル
コロナ禍っていつ終わるかわからないし、アフターコロナの未来のことってぜんぜんわからないってまず感じてます。
円神を結成してから、声出しありのライブってやったことがないし、当初はキャパも半分でしたし、その当時は不安でいっぱいでした。
中林登生
本来ならデビュー直後って忙しくなると思うんですけど、僕らの場合は(コロナ禍の影響で)空きの時間が多くなってしまい不安が大きかったんですが、円神結成前から、メンバーそれぞれの活動に対してのファンの方々がいてくれたので、それが大きな支えになっていました。そういうファンの存在のおかげで、僕らはこれまで頑張ってこれました。
山田恭
コロナ禍をマイナスに捉えるんじゃなくて、プラスに考えて、メンバー同士でZoomで何度も話し合ったり、ライブでは手拍子やプラカードを掲げるなどの工夫をしたりしました。
もちろん、最初はダイレクトにダメージを受けていたんですけど、今はもういつ終わるかわからないコロナ禍なので、プラスに考えるようにしています。
中本大賀
たしかに不安はあったけど、誰もマイナスには捉えてなくて、コロナ禍でどうやってライブを楽しむめるステージを作り上げるかを考えるのは、コロナ禍だからこその楽しみだと思います。たとえば「We are ENJIN」という曲は、みんなが声を出さずに楽しめる振り付けもあって、そういうのは以前なら誰も思わなかったことです。
中林登生
みんなでZoom会議、よくやったよね~
全員
したね~!!
中林登生
世間もまだコロナ禍をどう乗り越えるか誰もわかってない中、僕たちはどうやっていくのか、いろいろ意見を出し合いました。できること探ってました。
草地稜之
あと、シンプルにメンバーの仲を深める目的もありました。当時は結成直後だったし。
瀧澤翼
そうやって交流を深めていったよね。
■ツアーはとても大切だと思った
-2022年は3~6月と「FIRST LIVE TOUR~nonaport~」「Anniversary LIVE ~Second CIRCLE~」とやられてきて、お客さんの反応はいかがでしたか?
草地稜之
さっき、大賀が言ったとおり、声を出さないなりの僕たちの盛り上げ方をライブに取り入れてやったんですけど、お客さんはもちろんマスクしているんですが、マスク越しにも笑顔が見えるくらいとても盛り上がってくれました。
中本大賀
ツアーをやって、各都市を僕たちから会いに行くことで、MU3E(ミューズ=ファン)の皆さんも、近いから行きやすいと喜んでくれたし、地方にもMU3Eの皆さんがいるということを僕たちも改めて気づけたので、そういう意味でもツアーの存在はとても大きかったです。
山田恭
とにかく全公演無事に終えられてとても安心しました。
-お客さんの反応で手応えは感じましたか?
宮里ソル
ツアーを通してファンが増えた気がします。その集大成が6月15日の「Anniversary LIVE ~Second CIRCLE~」(@Spotify O-EAST)で、チケットも完売となって、一気に円神の輪が広がったなと感じました。友だちが友だちを呼んでくれたり。
中本大賀
やっぱり会いに行くって大事だよね。
宮里ソル
うん、ツアーってとても大切だなと思った。
-ちなみに、円神として、初めてのファンとの直接の出会いの場は?
中本大賀
1周年ライブの「Anniversary LIVE ~First CIRCLE~」(2021年6月15日@LIQUIDROOM)です。
瀧澤翼
逆に言うと、1周年までファンの方に会えなかったってことだよね。
僕ら円神のモットーは、ファンの方と一緒にステージを作り上げていくことなんですが、ツアーを通してファンの方と会える機会が増えてくることで、それを実感しています。
草地稜之
だから早く歓声を出せる状態になるといいですね。新曲の「Perfect Circle」もそうですが、コール&レスポンスが多いので、それでお客さんと一緒に盛り上がりたいです。
山田恭
キャーっ!っていう歓声がほしいよね。
全員
ほしいよね!
中林登生
俺ら、ちゃんと経験したことないからね。
山田恭
お客さんの歓声も大切なひとつの演出ですからね。
-特に最初に登場した瞬間や盛り上がった時の最高潮の歓声はいいですよね。今はまだお客さんも必死に我慢されていると思いますけど。
草地稜之
でも、興奮の気持ちが溢れているのは感じました!
■最年少リーダーとして当初は悩んで泣いたことも。
-瀧澤さんは投票の結果リーダーということですが、リーダーとしてどういうことを心がけて活動されていますか?
瀧澤翼
最初は、リーダーという責任を負いすぎて悩んだ時期がありました。
全員
(笑)
瀧澤翼
最年少なので、どうやって何を伝えようとか考え込んでしまったからです。この部屋(インタビューしている部屋)で泣いたこともありました(笑)
でも、みんなから「そんなに背負い込まなくて大丈夫だよ」って言葉をかけてくれたので、今は気楽に自分のペースでみんなをちょっとずつ引っ張っていこうかなと思っています。
中本大賀
ある時からリーダーとしての姿勢が変わったもんな。
瀧澤翼
そう、今は、リーダーだけどリーダーと思いすぎないというテンションでやっています。
-他の皆さんから見て、瀧澤さんの印象は?
中林登生
最年少なのに、とにかくしっかりしている。なんなんですかね?この人生3周目感は?(笑)
山田恭
ライブのMCも翼がよくしてくれるんですが、それでけっこう助けられてます。自分が言葉が出なくなった時に助け舟をだしてくれたり、ありがたいなって思います。
宮里ソル
言葉がどんどん出てくるのはほんとにスゴイと思う。
中本大賀
締める時は締めて、でもプライベートの時は年齢そのまんまだったりして、そのギャップがすごくいいなって思います。
瀧澤翼
なんか、嬉しいですね(照)
-瀧澤さんは元々そういうキャラクターだったんですか?それともリーダーになって変わりましたか?
瀧澤翼
元々は、練習で笑いが起こったらイヤだって思うぐらいクソ真面目だったんです。「なんで笑いが起きるの?今は練習だよ」って感じだったんです。
そういう僕が悩んでいた時期に、みんなが言葉をかけてくれて、そのおかげで性格も変われたと思います。僕が円神のリーダーをやって良かったと思うことは、みんなに性格を変えてもらったことで、それがとても嬉しいです。
真面目じゃなくなったってわけじゃないんですけど、やる時はやるし、抜くところは抜くというメリハリができるようになりました。
中谷日向
どういたしまして(笑)
瀧澤翼
ありがとうございます!
■瀧澤翼はダンスリーダーとしても。
-新曲の振り付けを皆で合わせる時は、それぞれお互い、どういうコミュニーケーションを取りますか?
宮里ソル
ほんとに細かく打ち合わせします。そして、いざここを揃えるという最終決定は翼がしてくれます。
瀧澤翼
はい、ダンスリーダーとしての役割もあります。
中林登生
そういう中、細かいところに気づいてくれるのがA.rikです。
A.rik
たとえば角度や高さなんかが気になることがあります。そういう時はまず登生(とうい)に伝えて、登生から全員に伝えてもらってます(笑)
僕が言うのと登生が言うのとでは説得力が違うので(笑)
中林登生
僕は声がデカイから(笑)
■「トラブルメーカー?ムードーメーカー!」
-9人の中でいちばんのムードーメーカーはどなたですか?
全員
ムードーメーカー?トラブルメーカーなら・・・
山田恭
トラブルメーカー?いやムードーメーカー!
って歌詞が(「We are ENJIN」に)あるんです。
全員
(笑)
瀧澤翼
今ので誰がムードーメーカーってわかったと思います(笑)
-なにかエピソードはありますか?
中林登生
エピソードしかないよね(笑)
練習中も3秒も集中してないんですよ。常にふざけてるんです。
草地稜之
さっき翼が「なんで練習中に笑いが起きるんだ?」って言ってましたが、大抵は山田のせいです。
中林登生
たとえば、誰かが歌ってたら全部ハモリにきたりとか。
山田恭
そういう些細な事ばかりなんですけどね(笑)
瀧澤翼
彼の周りにはいつも笑いが起きています。
-では、いちばん頼りになるメンバーは?
全員
登生かな。
中林登生
俺か?
宮里ソル
サブリーダー的な安心感があるよね。
-最後にこの中で一番変わってるな?って思うメンバーは?
全員
みんなそれぞれ変わってるけどね(笑)
宮里ソル
A.rikが手芸が趣味だったり。
中谷日向
いつも一人だけ意見が違うは大賀だったり。
中本大賀
やめろや!
瀧澤翼
良い意味でも悪い意味でもね。
全員
(笑)
草地稜之
みんなそれぞれ変わってると思います(笑)
■“円神”が目ざす未来
-ズバリ、“円神”が目ざす未来とは?
宮里ソル
こういうグループになりたいというのはあります。それは全然メンバーが集まらないグループ。
それは良い意味の話で、メンバーそれぞれが活躍して自分自身の活動を確立させてるからこそのことだからです。
それぞれの仕事があるからこそのことなので、そうなることはとても嬉しいと思います。
将来は、「なんとかスケジュールを合わせて集まった各伝説の人たち=円神」というのが良い形かなと思います。
10年後には、ドームライブのその日だけみんなが集まるという。
瀧澤翼
アメリカとメキシコとアフリカから向かってます!みたいな。
草地稜之
アフリカから来るのは恭だよね。
中本大賀
A.rikは宇宙から向かっている!とか。
全員
(笑)
中林登生
まずは日本武道館に行きたいね!
-最後にファンの方へ、アルバム『O(オー)』のことを含めたメッセージをお願いします
瀧澤翼
1stアルバム『O(オー)』は、円神のいいとこ取りなアルバムとなっていますし、聴いてくれればファンじゃない人も円神の虜になることは間違いないと確信しています。
これからもどんどん進化していく円神を見届けてくれたら嬉しいです!
■円神 – Perfect Circle (Official Video)
■撮り下ろしフォトギャラリー
[インタビュー・写真:三平准太郎]
円神(エンジン)プロフィール
様々なジャンルで活動する、A.rik (エーリック)、草地稜之、熊澤歩哉、瀧澤翼、中谷日向、中林登生、中本大賀、宮里ソル、山田恭の9名によるパフォーマンスユニット。「歌×ダンス×芝居」が融合した新しいパフォーマンスショーを展開。
メンバー、スタッフ、そしてファンの皆様。夢を目指す9人が、“エンジン”全開に、出逢った“縁”を繋ぎ、円を描き“円陣”を組んで、ファンの皆様と共に新しいステージや楽曲を生み出していく。それが“円神-エンジン-”。
円神Official HP:https://enjin-official.jp/
▼公式プロフィール写真
1stアルバム『O(オー)』
発売日:2022年9月7日(水)発売
初回限定盤
円神のこれまでの軌跡をまとめた64Pフォトブックが付属した三方背スリーブケース仕様。
We are ENJIN / Far away / Peace Summer / TREASURE / Say Your Name / ENJINに加え、円神Debut Stage「nonagon〜始まりの音〜」にて披露された未発売曲「スマイル」をボーナストラックとして含む全11曲収録
初回封入特典 : トレーディングカード (メンバー9名ソロ+全員絵柄 合計10種よりランダムで1枚封入)
※初回限定盤同梱のトレカと通常盤同梱のトレカはそれぞれ絵柄が異なります。
UMCK-7177 – 初回限定盤 [CD+Photobook] / ¥3,500 (税込)
通常盤
We are ENJIN / Far away / Peace Summer / TREASURE / Say Your Name / ENJINを含む全10曲収録
初回封入特典 : トレーディングカード (メンバー9名ソロ+全員絵柄 合計10種よりランダムで1枚封入)
※初回限定盤同梱のトレカと通常盤同梱のトレカはそれぞれ絵柄が異なります。
UMCK-1722 – 通常盤 [CD] / ¥2,500 (税込)
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