児童相談所の光と影を描く社会派映画『ほどけそうな、息』予告編解禁
小野花梨主演、小澤雅人監督映画『ほどけそうな、息』(8/16公開)の予告編が解禁となり、コメントも到着。本作は、児童相談所の光と影を描く社会派ドラマ。
傷ついた子ども。壊れゆく家庭。
ほんの少しでも、わたしたちが、できること。
カスミ(小野花梨)は、新卒で児童相談所に入職して2年目の児童福祉司。仕事の進め方には疑問を抱きながらも、職務を全うすべく踏ん張っている。
カスミは、苦しんでいる子どもたちと、その子供たちを傷つけてしまっている親たち、どちらとも向き合わないといけない。多忙な職務に追われ、プライベートの時間が無くなり、精神的にも苦しい日々が続くこともあるが、カスミは児童福祉司として、受け持っている家庭と懸命に向き合っている。
もちろん、各家庭にはそれぞれの事情があるし、カスミには理解できないことも多い。
それでも、傷ついた子どもや壊れゆく家庭に寄り添うことはできる。
ほんの少しだけでも、私にできることがある。
予告編&コメント
●小澤雅人監督
私は長年、児童相談所を舞台にした映画を作りたいという思いを胸に秘めていました。なぜなら、私が今まで作ってきた子ども虐待や社会的養護に関わる映画の制作過程で出会った児童相談所の職員の方々の姿と、何か事件が起きると一方的に批判されるような、表面的な児童相談所のイメージが大きく乖離していたからです。
映画を作るにあたっては、何人もの児童相談所の職員さんに取材させていただき、そこで知ることができた現実、問題点や課題を映画に反映させつつ、40ページほどにもなった取材ノートを主演の小野花梨さんにもお渡ししました。小野さんにとっては大きな負担になったかもしれませんが、小野さんなりに消化していただき、等身大の若手児童福祉司を見事に演じてくれています。
児童相談所を舞台にした「誰にも頼ることができない」人たちの物語、そして小野さんはじめキャストの皆さんの素晴らしいお芝居を是非劇場で観ていただきたいです。
●小野花梨
この役を演じるにあたり、監督から児童相談所のリアルを取材した膨大な資料をいただきました。
日常的にどんな業務を行っているか、どんな事例があるか、やりがいを感じる事や辛いと感じる事、様々な生の声を参考に私自身も色んなことを想像しながら撮影しました。
大変な役ではありましたが、必ずこの映画に救われる人がいると信じて演じさせて頂きました。
社会全体で考えるテーマだと思いますので、一人でも多くの方に届くことを祈っています。
映画『ほどけそうな、息』
STORY
児童相談所に勤務し2年目のカスミ(小野花梨)。赤ちゃんを母親の元から引き離して一時保護したり、親たちに理不尽に怒鳴られたりする日々。疑問を感じながらも、上司や同僚のサポートもあってなんとか踏ん張っていた。そんなカスミは一時保護された9歳の女の子、ヒナ(佐藤璃音)のケースを受け持つ。ヒナの父、トオル(古山憲太郎)は仕事で留守にしがちで、母のシノブ(月船さらら)はお酒の問題を抱えていてネグレクトが疑われたが、二人とも反省している様子だった。
しかしある日、カスミはつい感情的になり、シノブの信頼を失ってしまう。果たしてカスミはシノブの信頼を再び得られるのか。ヒナは両親のもとに帰ることができるのか・・・
出演:小野花梨 月船さらら 行平あい佳 水石亜飛夢 飯島珠奈 橘ゆかり 古山憲太郎 佐藤璃音 須川啓太 川口紗弥加 赤間麻里子 高川裕也 斉藤陽一郎
監督:小澤雅人
脚本:小澤雅人 齋藤萌
撮影協力:東京都福祉保健局少子社会対策部
制作プロダクション・配給:マグネタイズ
製作:Foster Care Promotion Project マグネタイズ
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
©2022「ほどけそうな、息」製作委員会
公式サイト:hodokesouna-iki.jp
公式Twitter:@hodokesouna
9月3日(土)よりポレポレ東中野にて劇場公開
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