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春原さんのうた

杉田協士監督最新作『春原さんのうた』第26回釜山国際映画祭正式出品決定

杉田協士監督劇場映画最新作『春原さんのうた』の第26回釜山国際映画祭アジア映画の窓部門正式出品が決定し、ポスタービジュアル&杉田監督のコメントが到着した。

前作『ひかりの歌』が、口コミなどの評判により全国各地での公開へとつながった杉田協士監督の長編第3作『春原さんのうた』。
本作は、作家・歌人の東直子による第⼀歌集『春原さんのリコーダー』(ちくま文庫)の表題歌「転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー」を杉田協士監督が映画化。撮影を飯岡幸子(『うたうひと』『ひかりの歌』『偶然と想像』)、照明を秋山恵二郎(『花束みたいな恋をした』『きみの鳥はうたえる』)、音響を黄永昌(『不気味なものの肌に触れる』『VIDEOPHOBIA』)が務めた。

先日行われた第32回マルセイユ国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門では、日本映画史上初のグランプリ、俳優賞(荒木知佳)、観客賞の三冠を受賞。
そしてこの度、本作が10月6日~15日まで行われる釜山国際映画祭 アジア映画の窓部門に正式出品が決定した。
今後は、第69回サン・セバスティアン国際映画祭 サバルテギ・タバカレラ部門、第59回ニューヨーク映画祭 カレンツ部門への正式出品が続々決定している。

春原さんのうた

ポスタービジュアル

●杉田協士監督コメント
ちょうど昨年の今ごろにこの映画を撮影していました。どこかでいつか上映される日が来ることを願っていました。いまはその未来にいます。
私自身がどうして映画作りを続けているのかを改めて考えることがあります。私はただファンなのです。
『春原さんのうた』という映画を作ることを口実にして、原作の東直子さんや撮影の飯岡幸子さん、主演の荒木知佳さんや新部聖子さんをはじめとして、その仕事を側で見ているだけで私がしあわせな気持ちになる人たちに相談することからこの企画は始まりました。
私の役割は一番の特等席でみなさんの仕事をたのしく見ることです。このような贅沢なことが他にあるだろうかと思います。
そして私はいつも、ほらみなさんすごいでしょうと周りの人たちに言って回りたい気持ちになるのです。
ですから釜山国際映画祭というとても光栄な場所でこの映画が上映されることも本当にうれしいです。合わせて今回は国内版ポスターもお披露目できることになりました。
私はいつも鈴木理絵さんの写真にも篠田直樹さんのデザインにも感動します。そして今回の題字は書道家でもある荒木さんが特別に書いてくれました。世界一のポスターです。『春原さんのうた』がこれからたくさんの人たちに出会っていけるように私もできる限りのことをつづけていきます。

春原さんのうた

杉田協士監督

映画『春原さんのうた』

あらすじ
美術館での仕事を辞めてカフェでのアルバイトを始めた沙知(24)は常連客から勧められたアパートの部屋に引越しをする。そこでの新しい生活を始めた沙知だったが、心にはもう会うことの叶わないパートナーの姿が残っている。

出演:荒木知佳 新部聖子 金子岳憲 伊東沙保 能島瑞穂 日髙啓介 名児耶ゆり 北村美岬 黒川由美子 深澤しほ 安楽涼 大須みづほ DEG 徳倉マドカ
清水啓吾 吉川愛歩

原作短歌:転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー(ちくま文庫『春原さんのリコーダー』より)
原作:東直子
プロデューサー:髭野純
アソシエイト・プロデューサー:川村岬
音楽:スカンク/ SKANK
イラスト:カシワイ 題字:荒木知佳 デザイン:篠田直樹 英語字幕:長谷川美樹 / AC・クロフォード
国際映画祭コーディネート:槻舘南菜子
国際広報:グロリア・ゼルビナーティ 配給・宣伝:イハフィルムズ 宣伝:平井万里子
製作:Genuine Light Pictures/ねこじゃらし
2021/Japan/Color/Standard/DCP/5.1ch/120min
© Genuine Light Pictures
公式Twitter:@haruharasanno

2022年1月よりポレポレ東中野ほかにてロードショー

 

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