椎名零監督新作映画『ここ以外のどこかへ』の制作支援クラウドファンディング開始
2021年6月池袋シネマ・ロサ「新人監督特集vol.7」にて映画『グラデーション』が劇場公開され、注目を集めている新鋭監督の一人、椎名零監督が、現在制作中の自主映画『ここ以外のどこかへ』の制作支援クラウドファンディングが2021年8月29日より「Motion Gallery」にて開始された。リターンとして、お名前クレジットをベースに、さまざまなコースが設定されている。
本作は、「ステイホーム」が叫ばれるコロナ禍において、家にいられない、いたくない人々のための物語で、主演キャストとして、辻本りこ、森本あおがクレジットされている。
■クラウドファンディング実施概要
プロジェクト名:コロナ禍を舞台に複雑な親子関係を描く自主映画 椎名零監督最新作「ここ以外のどこかへ」制作支援プロジェクト
プラットフォーム:Motion Gallery
目標金額:350,000円
実施期間:2021年8月29日~10月15日
URL:https://motion-gallery.net/projects/shiinagumi_2021
●椎名零監督 コメント
映画を撮ろうと思う時、私は常に「いまこの瞬間にしか撮れないもの」を追い求めています。それは時代を象徴するような物事だったり、変わりゆく街の風景だったり、その時々での自分の置かれた状況に依拠するものだったりします。
ではコロナ禍が長引く現在における「いまこの瞬間にしか撮れないもの」とは何なのかと考えたときに、コロナによって浮かび上がった社会のひずみ、その皺寄せを受けている人々の暮らしから目を背けることは、私の選択肢にはありませんでした。
今の私にとっての「いまこの瞬間にしか撮れないもの」であり、「撮りたいもの」であり、「撮るべきもの」。それがこの「ここ以外のどこかへ」です。
前作で劇場デビューを果たした私にとって、劇場公開作品であることを念頭に置いて製作するのはこれが初めての経験です。
よりクオリティの高い作品を、より多くのお客様のもとへ届けられるよう、どうか皆さまのお力をお貸しいただければと思います。
毎日、自分のすべてを賭すような気持ちで撮影しています。応援のほど、よろしくお願いいたします。
映画『ここ以外のどこかへ』
あらすじ
「ステイホーム」が叫ばれるコロナ禍において、家にいられない/いたくない人々のための物語。
コロナを理由に母親に外出を禁じられ、何ヶ月も外に出ていない「ひかる」。
日々飲み歩き男を連れ込む母親に悩まされ、家に居場所がない「みおな」。
ある夜家を飛び出したひかるは偶然みおなに出会い……。
リアルタイムな現代を舞台としながらコロナ禍を生きる人々、その中でも親子関係に問題を抱える人々に焦点を当て、「コロナ禍での暮らし」「親子関係」という全世代にとって普遍的なテーマを描く作品。
キーワード:コロナ禍、母子関係、家庭環境、毒親、ネグレクト、ヤングケアラー、過干渉、束縛
みおな:辻本りこ|ひかる:森本あお
みおなの母:小夏いっこ|ひかるの母:大石菊華(おおいわきっか)
かつ兄(みおなの母の友達):渡部直也|みおなのバイト先の店長:茶依(ちゃえ)
ひかるの兄:谷口昌英|怪しい男:寒川祥吾
監督・脚本:椎名零(『グラデーション』監督)
撮影・照明:逵真平(『自転車は秋の底』監督)
撮影期間:2021年8月~9月
2022年1月完成予定。2022年内の劇場公開目標
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。