【監督・キャストインタビュー】「特大エンターテイメントを目ざした」映画『ドブ川番外地』
7月10日より、池袋シネマ・ロサにて、『ドブ川番外地』の上映が開始された。本作は、池袋シネマ・ロサの新人監督特集Vol.7のラストを飾り7月23日まで上映する。大阪の西成地区をメインに撮影され、自らも大阪出身の渡邉安悟監督と、本作で重要なバイプレーヤーの警官役を務めた笠野龍男に話を伺った。
映画『ドブ川番外地』は、大阪芸術大学の卒業制作として制作された作品。人と人との繋がりが希薄になった現代に叩きつける、異様な迫力を持った青春映画。
渡邉安悟監督の実体験も投影されたという本作は、ひきこもりの少年・増村辰巳(演・北垣優和)が、謎の浮浪者・土川士郎(演・藤田尚弘)やその仲間たちと出会い、彼らと生きることから始まる物語。今回のインタビュー取材に応じてくれた笠間龍男は、主人公の辰巳に大きく関わる警官役として出演している。
新人監督特集上映Vol.7 映画『ドブ川番外地』
劇場:池袋シネマ・ロサ
上映期間:7月10日(土)~7月23日(金)
渡邉安悟監督、笠野龍男インタビュー
■撮影時期や場所
-映画『ドブ川番外地』はいつ頃に撮影した作品になりますか?
渡邉安悟監督
撮影は2016年の7月から翌年の1月まで、合間合間に中断を挟みながら撮影しました。大阪芸術大学の卒業制作作品になります。
-撮影場所はドヤ街として有名な西成地区がメインだったのでしょうか?
渡邉安悟監督
撮影は大阪の西成地区がメインというか、ほぼそこです。
笠野龍男(警官 役)
東京で言うと、山谷みたいな場所になりますね。漫画の「あしたのジョー」の世界です。
■キャステイングについて
-本作で警官役の笠野龍男さんのキャスティングについて教えて下さい。
渡邉安悟監督
笠野さんにはオーディションで入っていただきました。そのオーディションで僕がこだわっていたのが笑顔でした。オーディションに参加された全ての俳優さんに笑ってもらって、笑顔が素敵な人を選びました。その場で笑ってもらった時の“ニカッ“とした笑顔がすごく良かったんです。また、声でキャストを決めることが多いのですが、声もとても魅力的でした。
-今も笑顔が素敵ですね。笠野さんは、オーディションでのキャスト選出のポイントについて、気づいていらしゃいましたか?
笠野龍男
全く知らなかったです。オーディションのポイントが笑顔だったことは今初めて聞きました。
-オーディションでは、どのように笑顔の指示を出したのでしょうか?
渡邉安悟監督
ただ、本当に「笑って下さい」と指示しただけでした。直球で言った際の皆さんの困惑の反応も含めて、見ていた感じです。
笠野龍男
オーディションの終わりの方、最後に「ちょっと笑ってもらえますか?」と言われて笑ったのを思い出しました。
笑うのはやはり難しいです。慣れていなかったり、笑顔の表現方法を持っていないと、怒るより難しいんじゃないかと思っています。だから笑顔って大事だと思います。
渡邉安悟監督
主演の北垣優和くんには、結構「笑って」と指示したと思いますが、現場では笠野さんには「笑ってください」とは言っていないですね。
笠野龍男
作品への出演を終えての感想ですが、やって良かったと思います。主演も当然良い役ですが、本作の警官の役は僕の中では代表作だと思っています。監督は、登場する場面をたくさん作ってくださいましたし、助演的な感じでやらせていただいたんで、僕にしたらもう、本当に良かったと思っています。
■製作のきっかけと物語完成までの経緯
-『ドブ川番外地』を作ろうと思ったきっかけについて教えてください。
渡邉安悟監督
この作品の前までずっと、僕は習作(練習のための作品づくり)のようなものばかり撮っていました。一度、大学の授業で撮った作品の講評会で、面白いと言ってくれる人も何人かいたんですけど、いずれにしてもお話がわからないって言われたんです。
それで一度振り返って、「自分はどういう話を作りたいんだろう?」、「自分の中に何があるんだろう?」って考え始めた時に、今回のお話が思い浮かびました。
-渡邉安悟監督の実体験も投影されているといったコメントも拝見しました。
渡邉安悟監督
僕の実体験の部分の話としては、僕は同世代の人たちよりも上の世代、兄たちと遊んだり、兄の友だちと旅行することが多かったんです。その人たちが、本当に急に次々と突然亡くなることが何回か重なりまして、そのことが自分にとって、すごいショックな出来事でした。
僕は大学に入るまでほとんど人と話した記憶がなくて、大学に入ってやっと友だちができました。大阪芸大って、いろんなタイプの陽気で変な人がいて、動物園みたいなところでした。
言うならば、劇中の土川っていうキャラクターは、その集合体というか、いろんな人の個性を繋ぎ合わせて構成されていると思います。そこを含めて実体験と言った部分になります。
-そうすると、引きこもり青年の増村辰巳は、ご自身でもあったという感じでしょうか?
渡邉安悟監督
キャラクター的には自分を投影した感じです。脚本家と二人でずっと話し合いながらお話しを作っていきました。物語は、まず、主人公・辰巳と彼と向き合う浮浪者・土川が思い浮かんで、その後で笠野さんの警官役だったり、いろいろな役が思い浮かんで出来上がっていきました。
-浮浪者・土川の将棋の棋士という背景はどこから来たものなのでしょうか?
渡邉安悟監督
当時、自分の中で将棋にハマっていたというのがまずあります。漠然と将棋を使いたいということだけがあったときに、ロケハンで西成にいったのですが、そこで実際に将棋を指している人たちがいたんです。路上でダンボールで作った将棋を指しているその絵面が強烈に印象に残りまして、そこから実際に物語に取り込んでいきました。今、考えると、撮影時も将棋の駒をダンボールにしても良かったかもしれませんね。
笠野龍男
赤井英和さんが、賭け将棋を生業とした“真剣師”で『王手』という映画に出ていますが、その舞台に近くて、昔から有名なところですし、今でも将棋倶楽部がたくさんありますよね。
■「長編でずっと出続けられることに憧れて応募した」
-笠野さんに質問です。脚本を初めに読んだ時の感想はいかがでしたか?
笠野龍男
面白い役だなと思いました。無頼の役っていうのは好きでいいなと思ったので、応募させてもらいました。
僕は学生映画に出るのが初めてで、しかも長編映画も初めてでした。バイプレーヤーの僕たちなんかは、少しのタイミングしかスポットが当たらないので、長編でしかもずっと出られることに憧れて応募した部分もあります。
-笠野さんが演じた警官をどういった人物として捉えて芝居に活かしましたか?
笠野龍男
地元のどうしようもない奴らのことをそんなに好きでもないんだろうけど、それでもどこかで愛していたのかなっていう、好きと嫌いの狭間を行ったり来たりしながら、あの地域にずっといる警官だったんだろうなと思いました。
浮浪者たちに囲まれながらずっと過ごしつつ、どこか、この街が好きなんだろうなとか仲間意識が強いだろうと思っています。公務員ではないというか、あんな警官はいないだろうといった感じですね。
-笠野さんが演じる警官が脚本の中でどんどん出番が増えていったという話がありましたが、どのように出番を増やしていったのでしょうか?あの警官は駐在期間が長くて、街と人を見続けている感じがありますね。
渡邉安悟監督
あの警官の存在が自分の中で、どんどんと大きくなっていきました。もともとの脚本だと、後半の役割はまた別のキャラクターだったと思います。それがなくなって、笠野さんの警官のシーンが増えていったんです。
土川の過去を知る人たち・知る人のイメージが大きくなっていった感じで、本当はその役割は別のキャラクターとしていたのですが、それを警官役に委ねていきました。
■渡邉監督の演出について
-撮影時に渡邉監督からの演出のエピソードはありますか?
笠野龍男
渡邉監督からは、「そこをもう1回」という指示だけで、「こういう感じで、ああいう感じで」と言われたことは一度もないですね。渡邉監督との仕事では、僕に任せっきりにしてくれていましたね。
渡邉安悟監督
そう言われるとそうですね。
笠野龍男
僕は仕事をするときに、最初に僕の中で精一杯イメージを膨らませるんですが、それを渡邉監督に受けとめていただけたから、こういう感じでよかったと思っています。
渡邉安悟監督
人物が魅力的でキャスティングしているので、その時点でお芝居はばっちりだと思っています。カット割りを考えるのが好きなので、動線だけはしっかりとさせています。伝えたとすると、とても微妙な部分なんですけど、「ちょっと今は抑え気味で」とかですね。
笠野龍男
確かに、そういったことしか言われた記憶がないです。
渡邉安悟監督
自分で1回体を動かして、ここはこういうふうにやって欲しいって言ったのを覚えています。この動作はこうやって欲しいとか。
■「さすがディープな街。撮影中に絡まれた」
-撮影時のエピソードについて教えてください。
笠野龍男
エピソードと言えば、警官役だったということもあって、撮影中に2回絡まれました。小道具のピストルを持っていかれそうになったりしました。
渡邉監督は店内にいらしたと思いますが、飲み屋の前で酔っ払いに、「ポリかっ!」って叫ばれて、助監督たちから「隠れて!隠れてください!」って、言われたことが、2回ありました。さすがディープな街だよね。
-劇中でもいろいろと奪われるシーンがあって大変だったのでは?
笠野龍男
いろんなものを盗られましたね。自転車を盗られたときはちょっと面白かったり、自分でも好きだなと思っています。確か撮影初日いきなりでテンション上がりましたね。
渡邉安悟監督
まだどうなるか全くわかっていないクランクインの日ですね。
笠野龍男
これからのことが全くわかっていないのに、「持っていかれるんや」と思って、自分が演じる警官ってこういう役なんだなって、その時に全貌がわかった気がしました。
-撮影に入るまでは全貌はあまり明かされていなかったんですか?
笠野龍男
ここまでコミカルだとは思っていなかったですね。
渡邉安悟監督
真面目な感じでしたからね。
笠野龍男
“主人公を思い、犯人を見つける”といった気持ちがあったので、そちらが優位なのかと思っていました。それが逆によかった・正解だったと僕は思っています。
渡邉安悟監督
自転車を奪われるシーンもそうですけど、その当時、がむしゃらに、その場の思いつきを採用する方向ですすめていて、自転車が奪われる予定じゃなかったのですが、あそこはワンカットでやっちゃえってなりました。
渡邉安悟監督
あと、裏設定として、警官の自転車の後ろにつけてる白い箱なんですが、あれはダンボールで作っているんです。カットによってはダンボールだってバレやすいところがあるんですけど、僕らの中の裏設定で、あれは一度誰かに盗まれて、警官自ら代わりに段ボールでそれっぽく作ったものを取り付けてる、ということにしました。
■実はファンタジー作品?
-作品紹介の中に、「ファンタジー」という書かれていて、夢と現実というか、そのはざまで揺れ動く感じが含まれているような気がしましたが、そのあたりの狙いはあったのでしょうか?
渡邉安悟監督
意識してやったと思います。いわゆるリアリティをこの作品ではあまり考えずに、映画ならではのケレン味というか、出鱈目な感じを楽しもうと思って、現場で結構めちゃくちゃにオーバーなシーンを作りました。編集の段階で、もうひとつのパターンを作りたいというものがあったと思います。
-振り幅がすごいあったのは、それが影響しているんですね。
渡邉安悟監督
後半はファンタジー色強めですね。
■「初長編映画は大変だった」
-卒業制作で初長編映画だったわけですけど、長編に取り組んでいかがでしたか?
渡邉安悟監督
めちゃくちゃ大変で難しかったけど楽しい撮影で、思い出深いです。
長編を撮った難しさを一番実感したのが、現場よりも編集の段階でした。長編ならではの編集をしなくちゃいけないというか、すごい悩みながら、自分が撮ったのが長編なんだということを強く感じました。
卒業制作展に間に合わなかったので、編集から完成までに1年ぐらい余裕がありました。2017年にできて2018年の映画祭から出そうと思っていたので、結構長い期間かけて悩みに悩んで編集しました。
■力強い画づくりのヒミツ
-作品の画の力強さを感じました。渡邉安悟監督からの指示や、カメラマンに関する話はありますか?
渡邉安悟監督
僕のこだわりの部分もありますし、もちろんカメラマンの中條くんが優秀ということもあります。彼はいろいろなところで撮影している人で、僕の後輩です。ある映画を観て、いいなと思って声かけて、参加してもらいました。
僕のカット割りがベースで撮影するんですけど、二人で話し合って、その都度、中條くんがアイディアを持ってきてくれて、それを採用して撮りました。
また、今は照明について結構考えるんですけど、当時の僕はあまり意識していなかったので、そこをものすごく話し合って考えて撮った記憶があります。夜のシーンが多く、とても暗い中で撮っていたので、照明の準備待ちがありましたね。
笠野龍男
照明が命というところがありますからね。光作りが大変だったと思います。
渡邉安悟監督
大学の機材では足りない部分があって、だからこそいろいろ考えてやらなくちゃいけないことがあって、随分と時間がかかりました。
■監督が語るここだけの話
-劇中の店内に貼られていたライブの告知ポスターに、「溝川 ヘドロ・メタン」と書かれたイベントのポスターが貼られていましたが、これには何かエピソードはありますか?
渡邉安悟監督
もともと予定していた最初の脚本はとても長くて、五つぐらいのエピソードをつなげるものでした。その話の一つに、漫才師が出てくるんです。その名前が「溝川ヘドロ・メタン(ドブ川ヘドロ・メタン)」でした。
ただ脚本を進めていく中で消えてしまったので、せめてポスターの中では登場させたいと思ったんです。これは僕と脚本家しか知らないことです。
-お面をかぶった子供たちのシーンに、ある作品(二十世紀少年)のオマージュを感じました。
渡邉安悟監督
もしかしたらそれはあるかもしれません。
笠野龍男
僕もそう思いましたね。
渡邉安悟監督
お面的にもあの作品(二十世紀少年)っぽいところがありますね。お面は、美術部が何個か用意してくれて、その内で僕が選んでポーズはその場でやってもらいました。原作を読んでいたので、どこかでもしかしたらそういった気持があったのかもしれませんね。
■「俳優さんの笑顔を大事にして撮った」
-最後に見どころやお好きなシーン、そしてお客様へのメッセージをお願いします。
笠野龍男
僕の好きなシーンは、やはり自分のシーンです(笑)
主役の北垣くんが橋から去っていくシーンがあって、後から見送り、煙草を一本渡すんですけど、自分の中ではちょっと泣けるなって感じです。息子みたいな感覚っていうのかな、このあと語り合っていくんだろうなっていうのを見る後ろ姿が好きです。
渡邉安悟監督
好きなシーンはラストシーンですね。バタバタのシーンやアクションシーンが多い中、子どもが登場するっていうのもあるんですけど、ラストシーンはすごい落ち着いて撮影できました。
西成からは少し離れた淀川区で撮ったんですが、ピーカンの中で撮影しようと話し合って、ラストシーンだけで4日ぐらいかけて撮っているんです。詰め詰めで撮っていることが多かったので、その撮影はすごい心にゆとりがあって撮れました。シーンも充実していて、良かったなと思います。
笠野龍男
主人公の不幸なところから始まる物語ですが、僕としては大阪の人情劇だと思っています。いわば、ドタバタした新喜劇みたいな感じだと思っていて、笑いながら泣いたり、泣きながら笑ったりする、そういうお芝居だったと思っています。
不幸を背負っているんですけれど、結局、笑って行こうぜっていう、みんなそう言う人たちばかりでした。そこが一番いいなと思いました。また大阪弁であるところが大事で東京とは違うなっていうイメージがありました。関西でしか撮れない映画だと思います。
渡邉安悟監督
『ドブ川番外地』は、引きこもりの青年・辰巳と浮浪者然とした男・土川の交流を描いた作品です。特大エンターテイメントを目ざしました。
俳優さんの笑顔、顔がほころぶ一瞬とか、そこをとても大事にして撮ったので、主人公の笑顔が取り戻される瞬間を観ていただきたいです。それぞれの俳優さんがとても個性的で、魅力的に描けたと思うので、その辺りの力強さを感じて欲しいと思います。
[写真・聞き手:金田一元]
映画『ドブ川番外地』
INTRODUCTION
人と人との繋がりが希薄になった現代に叩きつける、異様な迫力を持った青春映画『ドブ川番外地』は、大阪芸術大学の卒業制作として制作され、度重なる困難を乗り越えて完成された大作だ。
本作は、監督自身の実体験を誇張し、ファンタジーを織り交ぜながらエンターテイメントとして仕上げたという。青春の痛みと疾走、そして希望を描いた映画でありながらも、学校はほとんど登場しない。絶望の中で言葉を失った青年・辰巳は、街を彷徨い歩いた果てに、浮浪者の土川やその仲間たちと出会い、彼らと生きることになる。世間の誰からも忘れ去られ、家も持たぬ彼らは、地図に番号すら振られない「番外地」のような存在といえるだろう。
監督は、自らも大阪出身の渡邉安悟。そ の 活 劇 性 に 満 ち た 画 面 展 開 や 泥 臭 く も 鋭 い ユーモア、異様な迫力を持ったキャラクター造形からは、後に修了した東京芸術大学大学院映像研究科の教授・黒沢清のスピリッツも感じさせる。
大阪南部特有の土着的な風景を一切の妥協なく捉えた本作の撮影は、『温泉しかばね芸者』(18)や『羊と蜜柑と日曜日』(21)の新鋭・中條航。印象深い造形の美術を手掛けたのは、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門グランプリ受賞作『ED あるいは(君がもたらす予期せぬ勃起)』(17)や『空はどこにある』(20)の畠智哉。
主人公・辰巳を演じたのは、本作で第 19 回 TAMA NEW WAVE で主演男優賞にノミネートされ、『 銀魂 2 掟は破るためにこそある』(18)にも出演した注目の若手・北垣優和。彼と向き合う浮浪者・土川役に、ストリートダンサー「GM ENGIN#9」としても知られる一方、俳優としてもマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』(16)などに出演した藤田尚弘。その他、『つれづれ』(20)や『蛾の光』(20)など様々なインディーズ映画で注目される笠野龍男や、異色パフォーマーとして知られるひと:みちゃんなど、個性溢れるキャストの面々も印象的だ。
STORY
親友の自殺を機に引きこもりとなってしまった青年・増村辰巳。5年ものあいだ家族との交流も断ち、無為に生きていたある日、ついに家を飛び出した辰巳は、独り、夜の街を彷徨う。その果てに出会ったのは、謎の浮浪者・土川士郎とその仲間たちだった。
大酒飲みで無軌道な乱暴者の土川は、なぜか周囲に対して辰巳を自分の息子だと偽り、以来、辰巳と土川の奇妙な生活が始まる。しかし、実は土川にも、隠された過去の秘密があり…
出演:北垣優和 藤田尚弘 笠野龍男 真弓 吉良雪花 石上亮 宮崎純平 ひと:みちゃん 上村いずみ 南野佳嗣 西出明 森谷泰子 渡邉安悟 南浦博
監督・編集:渡邉安悟
脚本:宮崎純平、渡邉安悟
撮影:中條航 照明:新甫悠祐
制作:小川真穂、山田唯弦 音楽:前田佳佑
2018/日本/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/DCP/82min
©ASATO WATANABE FILM
池袋シネマ・ロサ公式サイト:cinemarosa.net
予告編
7月10日(土)~7月23日(金) 池袋シネマ・ロサにて 2週間限定レイトショー
■受賞歴
-国外-
第27回レインダンス映画祭 新人監督コンペティション部門ノミネート
カメラジャパン・フェスティバル2019上映
Asian Pop-Up Cinema 2020 Season 11 オンライン上映
-国内-
カナザワ映画祭2018「期待の新人監督」入選
第4回湖畔の映画祭 長編コンペティション部門 入選
第19回 TAMA NEW WAVE コンペティション ノミネート
福井映画祭 12TH 長編部門 入選
第5回No Limit 映画祭 入選
第15回JCF 学生映画祭 学生映画アワード部門 長編グランプリ
第5回新人監督映画祭 フォアキャスト部門 入選
第30回東京学生映画祭 東学祭コンペティション部門 入選 うえだ城下町映画祭 第17回自主制作映画コンテスト 入選
「Third Window Films」選出日本映画ベストテン 第3位
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