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歩けない僕らは

宇野愛海、落合モトキ 映画『歩けない僕らは』SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019ジャパンプレミア

歩けない僕らは

佐藤快磨監督/宇野愛海/落合モトキ

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019、国内コンペティション部門正式出品短編作品『歩けない僕らは』のジャパンプレミア開催。キャストの宇野愛海、落合モトキらが登壇した。

Fresh Wave International Short Film Festivalではワールドプレミア

先月香港の第13回Fresh Wave International Short Film Festivalでワールドプレミアを行った映画『歩けない僕らは』は、開催中のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019の国内コンペティション部門に正式出品され、本日ジャパンプレミアを行いました。

本作は、岩井俊二プロデュースの連続ドラマ「なぞの転校生」、 映画『罪の余白』ほかで女優として活躍中の宇野愛海(なるみ)、『桐島、部活やめるってよ』「おっさんずラブ(2016)」の落合モトキ、NHK連続テレビ小説「なつぞら」門倉番長役の板橋駿谷、『空(カラ)の味』主演で第10回田辺・弁慶映画祭の女優賞を受賞した堀春菜、PFFアワード2016の観客賞受賞作『ヴァニタス』主演の細川岳、「いだてん~東京オリムピック噺~」の門田宗大、『運命じゃない人』の山中聡、本年逝去し、本作が遺作の1つとなった佐々木すみ江が出演し、回復期リハビリテーション病院の新人理学療法士と、彼女を取り巻く人々を描く作品。
監督は、初の長編映画『ガンバレとかうるせぇ』(出演:堀春菜、細川岳)がPFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞をW受賞し、釜山国際映画祭ニューカレンツ・コンペティション部門に正式出品された佐藤快磨(たくま)。

映画『歩けない僕らは』メインビジュアル

映画『歩けない僕らは』メインビジュアル(落合モトキ/宇野愛海)

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 ジャパンプレミア

ジャパンプレミアには、キャストの宇野愛海、落合モトキ。そして佐藤快磨監督が登壇。
Q&Aでは、現役の理学療法士の観客の方から、「新人の理学療法士さんの最初の挨拶の手順にのっとってぎこちない感じで患者さんに接する感じだとか、担当を変更させられた時の感じがすごくリアルで、心が痛くなりました。」と感想があり、佐藤監督は「回復期リハビリテーション病院を題材にということで、約1年ほど栃木の病院に通わせていただきました。療法士の方に監修についていただき、ご相談しながらだったんですけれど、回復期リハビリテーションは、国で決められた入院の日数が決められている」とのことで、それを反映したストーリーにしたと話しました。

映画『歩けない僕らは』

佐藤快磨監督

「登場人物たちがこれから歩んでいく感じに光があるように感じ、素敵に思えた」という感想を述べた観客からの「実際は動くのに、左半身が動かないお芝居をする上で、どういったことを意識したか?」という質問に対して、落合モトキは「僕も撮影前にリハビリテーションの施設に行かせていただいて、生の現場と患者さんを見させていただいて、言い方は悪いですけれど、観察をさせていただきました。自分の身近な親戚にも下半身が半身付随の人がいるので、見て、演じさせていただきました」と回答しました。

映画『歩けない僕らは』

落合モトキ

医療従事者で20年ほど働いているという観客からは、「理学療法士さんの1年目の葛藤というのがすごくよくわかって、私もまだ悩みながら仕事をしているので、色々考えながら拝見させていただきました。仮題は『嘘とホームラン』というタイトルだったけれど、変えた理由は?」という質問があり、監督は、「最初は、遥がなぜ理学療法士を目指すようになったかという、遥と遥の彼氏の野球部時代の回想シーンがあったんです」と制作のエピソードが語られました。

映画『歩けない僕らは』

宇野愛海

男性の観客からは、「人の心の患部にぐりぐり手を突っ込むような映画だった。ラストシーンが印象的だった」との質問に、佐藤監督は「最初ラストは全く違うラストだったんですけれど、取材中セラピストの方が、『回復期リハビリテーションというのは、大切なのは、歩けることではなく、歩いて何をするかっていうことを一緒に考えていくことなんです』と聞いたときに、なんて仕事だ!と思った。患者さんは障害の残り方もそれぞれ違う中で、療法士さんは答えのない毎日を送っていて、そこにやり甲斐を持っていらっしゃって、それを聞いたときに僕の考え方がすごく作為的に思えてしまって、」ラストを変えたと話しました。

次回の『歩けない僕らは』のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019での上映は、7/19(金)11:00より映像ホール。
Q&Aには、宇野愛海、堀春菜、佐藤快磨監督が登壇予定。  

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019(第16回)
会期:2019年7月13日(土)~7月21日(日) <9日間>
会場:SKIPシティ(埼玉県川口市上青木3-12-63)
内容:国際コンペティション、国内コンペティション、特集上映、関連企画、イベント等
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
公式サイト:www.skipcity-dcf.jp

コンペ作品1回券:当日券800円
コンペ作品3回券:当日券2100円
※満員の際及び開演後の入場はお断りする場合がございます。
※当日券は各上映会場にて、開場時間(10:40)より販売します。
※自由席/定員・入替制

映画『歩けない僕らは』

【STORY】
宮下遥(宇野愛海)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合モトキ)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)と田口リーダー(板橋駿谷)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

出演:
宇野愛海 落合モトキ
板橋駿谷 堀春菜 細川岳 門田宗大
山中聡 佐々木すみ江
監督・脚本・編集:佐藤快磨(『ガンバレとかうるせぇ』、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』、『きっとゲリラ豪雨』)
プロデューサー:登山里紗  撮影:加藤大志  撮影助手:勝亦祐嗣  照明:高橋拓  録音:吉方淳二  音楽:田中拓人
衣裳:馬場恭子  ヘアメイク:橋本申二  ヘアメイク助手:西田美香  助監督:葉名恒星  制作部:福島成人、原田親  スチール:西永智成
協力:医療法人社団友志会、十一合同会社、MotionGallery、独立映画鍋、ニューシネマワークショップ、アクターズ・ヴィジョン、栃木県フィルムコミッション、栃木市
©映画『歩けない僕らは』
公式サイト: www.aruboku.net
Twitter:@uno_narumi_proj
facebook: www.facebook.com/unonarumiproject

2019年劇場公開予定

映画『歩けない僕らは』

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